BanG Dream!(バンドリ)のネタバレ解説・考察まとめ

『BanG Dream!』とは『月刊ブシロード』で連載されたガールズバンドがテーマの漫画、およびイラスト連載をもとにしたメディアミックスプロジェクト。小説と漫画が同一世界観となり、これらを原案としてアニメ、ゲーム、漫画の作品が展開されている。最大の特徴は、声優たちが実際にリアルバンドを結成し、ライブ活動を行っている点。「Poppin'Party」「Roselia」「RAISE A SUILEN」「Morfonica」「MyGO!!!!!」の5つのバンドが、声優ユニットとして活躍している。

『BanG Dream!』の概要

『BanG Dream!』(バンドリ!)とは、『月刊ブシロード』で連載された漫画作品、およびイラスト連載をもとにしたメディアミックスプロジェクト。高校生がガールズバンドを結成し、バンド活動を通じて少女たちが成長する物語である。
物語の展開は、小説『BanG Dream! バンドリ』と漫画『BanG_Dream! 【星の鼓動】』が同じ世界観を共有している。これら2つの作品は、後に制作されたメディアミックス作品の原案となっており、同じ設定が踏襲されている。2月28日、愛美のワンマンライブで『BanG_Dream!』のメディアミックス作品の展開が初公開。公式では、「『BanG_Dream!』時代」という表記で、その頃の作品展開が示されている。

2017年1月からテレビアニメ『BanG Dream!』シリーズの放送が開始。アニメの他にもアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』、コミカライズ作品『コミック版 BanG Dream!』『BanG Dream! ガールズバンドパーティ! Roselia Stage』『RAiSe! The story of my music』が発売され、同じ世界観や設定に基づいて連動したストーリーが展開されている。
各シナリオ陣が協力してストーリーを進めており、それぞれのメディアでストーリーを補完しながらシナリオが展開されている。すべてのメディアを追うことで、シナリオを楽しむことができる。
『BanG Dream!』と他の作品との最大の違いは、声優たちが実際にリアルバンドを結成し、本格的なライブを行っていることである。
「Poppin'Party(ポッピン パーティ)」、「Roselia(ロゼリア)」、「RAISE A SUILEN(レイズ ア スイレン)」、「Morfonica(モルフォニカ)」、「MyGO!!!!!(マイゴ)」という5つの声優ユニットがリアルバンドとして活動している。

原案は著書に『リレキショ』、『100回泣くこと』、『デビクロくんの恋と魔法』などの作品がある小説家の中村航。バンド経験者で、バンドの解散がきっかけで会社を退職して小説家に転向したという経歴を持つ。ストーリー原案の『コミック版 BanG Dream! バンドリ』、『BanG Dream! よんこま ばんどりっ!』の連載、楽曲の作詞などに関わっている。

『BanG Dream!』のあらすじ・ストーリー

Poppin'Partyの結成

主人公の戸山香澄(とやまかすみ)は高校1年生で、幼い頃から星空を見上げていた際に聴こえた「星の鼓動」のようなキラキラとドキドキするものを探し続けていた。
ある日、質屋で見つけた星形のギター「ランダムスター」に惹かれ、それを購入する。
このギターがきっかけとなり、同じ高校に通う山吹沙綾(やまぶきさあや)、花園たえ(はなぞのたえ)、市ヶ谷有咲(いちがやありさ)、牛込りみ(うしごめりみ)と出会い、ガールズバンド「Poppin'Party」を結成する。
香澄たちの音楽を通した仲間との絆を深める青春ストーリーが始まる。

それぞれのバンドの成長の過程

2017年放送の第1では、Poppin'Partyの結成から初めてのライブまでの道のりが描かれる。
香澄たちはそれぞれの悩みや葛藤を乗り越え、バンドメンバーとして成長していく。
2019年放送の第2期では、Poppin'Partyの他にも「Afterglow」「Pastel*Palettes」「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」といった4つのガールズバンドが登場し、それぞれの個性や魅力が描かれる。
また、Poppin'Partyは自分たちのオリジナル曲を作ることに挑戦し、他のバンドとの交流も深めていく。
2020年放送の第3期では、新たなガールズバンド「RAISE A SUILEN」と「Morfonica」が登場。6つのバンドがそれぞれの目標に向かって奮闘する。
Poppin'Partyは、自らの夢である「BanG Dream!」というイベント開催を目指し、さらなる飛躍を目指す。

『BanG Dream!』の登場人物・キャラクター

Poppin'Party

戸山香澄(とやま かすみ)

CV:愛美
誕生日:7月14日、クラス:1年A組15番

リズムギターおよびボーカル担当。好きな食べ物は白米とフライドポテト。猫耳のような特徴的な髪型をしており、雨に濡れても崩れることはないほど堅い。
性格は文化祭実行委員に立候補するなど行動的でポジティブ。そのため、周りにいる有咲たちを巻き込むこともしばしば。また、スキンシップとして相手に抱きつくことが多々ある。付属中学に通う明日香という妹がいる。

高校に入学し、キラキラでドキドキするものを探している中、有咲の家の蔵で真っ赤な星型のギターを見つけ、ガールズバンド結成を目指すようになる。
キラキラとしたポップな楽曲を作詞をし、星の鼓動という謎の音を探していく。

花園たえ(はなぞの たえ)

CV:大塚紗英
誕生日:12月4日、クラス:1年A組

リードギター担当。香澄の幼馴染である。クールでおっとりとした性格で、時々変わった発想をする。食べることが好きで、肉とおしるこが好物。お気に入りのものは、お小遣いを貯めて買った青いギター。家族は父と母と20羽のウサギ。メンバーからは「おたえ」と呼ばれている。

小学生の頃からギターの練習をしており、その腕前はかなりのもの。音楽が好きで、高校に入学してからはライブハウス「SPACE」でアルバイトをしている。そのためSPACEがなくなると聞いた際には有咲の家に理想の花園ランドを作ると言いながら病んでいた。

マイペースでかなりの天然。時折、予想だにしない行動をして周りを驚かせる。SPACEでライブをしたいと言う香澄に対し「無理」と言うも、有咲の家の蔵でライブ(くらイブ)をしたことで香澄たちのバンドに加わることを決める。

牛込りみ(うしごめ りみ)

CV:西本りみ
誕生日:3月23日、クラス:1年A組1番

ベース担当。授業中指名されると緊張してしまうほど、臆病で引っ込み思案な性格。また、中学生の途中まで関西にいたため、気をぬくと時々関西弁が出てしまい、口調もくだけた感じとなる。バンドのムードメーカーである。バンド「Glitter*Green」のギターとボーカルを担当している牛込ゆりは実姉。使用しているピンク色のベースは彼女のおさがりである。
お菓子やぬいぐるみが大好きな甘えん坊で、小柄で可愛らしい見た目とは裏腹に、意外としっかり者である。

入学式当日の香澄の底抜けに前向きな自己紹介を聞いて香澄のことが気になり始める。その後「SPACE」のステージで香澄たちと一緒に「きらきら星」を歌ったことでライブの楽しさを知り、バンドに加わる。チョコレートが好きで常連の「やまぶきベーカリー」ではよくチョココロネを買って食べている。

山吹沙綾(やまぶき さあや)

CV:大橋彩香
誕生日:5月19日、クラス:1年A組

ドラム担当。バンドのまとめ役である。付属中学から持ち上がり。入学式の日に香澄と仲良くなり、良き相談相手となっている。高校に通いながら実家のパン屋「やまぶきベーカリー」を手伝っており、常連のりみとも面識がある。また、小さい妹と弟がおりよく一緒に遊ぶなど仲はいい。家事や料理が得意なしっかり者で、優しくて面倒見が良い性格から、メンバーから頼りにされている。

中学時代は夏希たちとガールズバンド「CHiSPA」のドラム担当として活動していた。しかし、ファーストライブの日に母親が倒れてしまいライブに出られなくなってしまう。そのためメンバーに迷惑をかけたくないとバンドから抜け、病弱な母親の手伝いをするようになる。
文化祭当日、母親が体調を崩してしまったため向かった病院で香澄たちの留守電を聞く。そして母親に「自分にも優しくして」と背中を押され、文化祭のライブに行くことを決意する。その後、香澄たちの演奏中に飛び入り参加し『STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜』を一緒に歌い、改めて香澄たちのバンドメンバーとなる。

市ヶ谷有咲(いちがや ありさ)

CV:伊藤彩沙
誕生日:10月27日、クラス:1年B組

香澄たちとはクラスが異なり、「CHiSPA」の夏希と同じクラス。キーボード担当でバンドの最年少メンバー。お嬢様学校に通うお嬢様で、最初はバンドに興味がなかったが、香澄たちと仲良くなってからは楽しくなってきた。
以前ピアノをやっていたが、中学受験を理由にやめてしまっている。あんこ系のもの全般が好き。趣味は盆栽いじりとネットサーフィンというインドア派で寒いのは苦手。要領がよく、中学生の時から学校を休みがちだが成績は優秀。しかし香澄と出会ってからは休まず学校に通っている模様。また、香澄との約束により昼は外でバンドメンバーとともに昼食を食べている。クラスでの挨拶は「御機嫌よう」と言うなど清楚なイメージで通している。

あまり学校に行っていなかったため友達と遊んだりするなどの学生らしい経験をあまりしていない。そのため、香澄などがお泊まりなどの学生らしいことを提案する度に頰を赤らめて恥ずかしがったり、照れたりするため、沙綾たちによくからかわれている。しかし最近では自分から写真撮影をするなど慣れてきている模様。

毒舌でよく香澄に突っかかるものの、本当は毎日自分に会いに来てくれる香澄と仲良くしたいと思っている。また、キーボードを買ったが香澄が相手にしてくれなかった時は拗ねるなど、素直ではない一面もある。また、沙綾と会った時真っ先に香澄のことを尋ねるなど何かと気にかけている。
香澄のギター「ランダムスター」は、質屋を営む有咲の家の蔵にあったもので、最初は渋っていたが、ギターを大切にする気持ちを感じ、香澄に譲った。

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