SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARIは日本の4人組バンド。略称はセカオワ。
メッセージ性のある歌詞にファンタジー感のある音を合わせる音楽性で、独特の世界観を築き上げている。
他に類を見ないバンドスタイルで、音に対するこだわりと共にファッション性に対する評価も高い。
4人で共同生活を行うなど、その生活スタイルも注目されており、音楽のみならず多角的な影響力を持っている。

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the Worldのレビュー・評価・感想

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様々な色があり魅力的

SEKAI NO OWARIは日本のミュージシャンでジャンルはポストロック。様々な観点から世の中を見ているような、怒りや優しさ、醜さや美しさといった相反する曲を作り出す、そんなアーティストです。私は高校生の時にこのミュージシャンに出会いましたが、大人や世間に対する批判的な意見や怒りのような曲や歌詞にとても魅力を感じ、惹きつけられました。周りの友人も同じように感じており、みんなでSEKAI NO OWARIの曲を楽しんだこと、かけがえのない友人ができたことなど、思い入れの強いバンドです。
楽曲については、「illusion」という曲の「テレビで放送されている爆弾が降る民族紛争は音声も映像も調整された戦争」という歌詞に衝撃を受けました。それまででも戦争の過酷さなど理解しているなんて思ってはいませんでしたが、そういった時代の勉強や映像、また現代でのニュースを見てセンチメンタルになったりしていました。そして本当の戦争の過酷さや状況など分かった気になってはいけないと感じさせられたのです。それと同時に、報道したり教育したりしている大人の中にも戦争を分かった気になっているという人が多いことにも気づくことができました。
この様な考え方ができるようになったのも、SEKAI NO OWARIの音楽との出会いがあったからこそだと考えています。

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SEKAI NO OWARIのおすすめ曲5つ

デビュー10周年を経過し、幾度も全国ツアーを行う人気バンドSEKAI NO OWARI。
メンバーはNakajinさん、Fukaseさん、Saoriさん、DJ LOVEさんの4人。メンバー全員が幼稚園〜高校の間に出会った幼馴染で、かつてはライブハウスを自作してルームシェアしていたのは有名な話です。
そんなSEKAI NO OWARIのおすすめの曲を5つをまとめてみました。

1.「RPG」
こちらは映画クレヨンしんちゃん『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』の主題歌として2013年にリリースしています。当時のSEKAI NO OWARIはメジャーデビューはしているものの今ほどメジャーではありませんでした。
奇抜な曲調もあれば、社会情勢を独自の視点で歌った曲もある。そんなバンドが、子供向け映画の主題歌?と筆者は最初この事実を知った時、嬉しいと同時に困惑しました。「大丈夫?」というのが、正直な気持ちです。
ではなぜ起用されたのか。それは、監督の娘さんがSEKAI NO OWARIの曲を自宅にて歌っていたからとのこと。それを聞いた監督が存在を知り、オファーに至ったとのことです。
そんなRPG、実はメンバーのFukaseさんとSaoriさんの喧嘩から生まれたというのも有名です。
バンド存続の危機ほどの喧嘩をした2人。幼稚園からの知り合いで、小さな喧嘩から大きな喧嘩までよくしていたそうです。今はかなり落ち着いたそうですが。
そんな2人が、喧嘩をして、Saoriさんが東京から1人で京都へ行ってしまいます。実はSaoriさんの実家は大阪とのこと。ひょっとしたら関西方面へ行って、ご家族に会いに行くのも1つだったのかもしれません。
そんなSaoriさんを喧嘩相手のFukaseさんが1人でSaoriさんを迎えに来ます。そして仲直りをして東京に帰り、SaoriさんがRPGのサビの部分を書きます。

「空は青く澄み渡り 海を目指して歩く 怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない」

これをメンバーにメールで送ったと言います。するとFukaseさんがSaoriさんに言います。
「Saoriちゃん、これすごくいいよ」と。そしてサビに応えるかのように、Fukaseさんも歌詞を書きました。

「煌めきのような人生の中で 君に出会えて 僕は本当によかった」

こんなことを思える人と中々出会えませんよね。RPGの歌詞には色々な思いが詰まっているそうですが、元は喧嘩から生まれた曲。最近では本人たちの口から「これは歌詞でお互いを罵倒している」とまで言っていただけあり、色々な隠しワードも込められていることでしょう。

2.「MAGIC」
こちらはHawaiian6というバンドの曲が元になっています。Hawaiian6の「MAGIC」が大好きというFukaseさん。そして昔から、元ある曲を全く違うアレンジにして歌うことが好きだったという背景から、2014年にリリースしています。もちろんきちんと事情を話し、リリースの許可をHawaiian6に頂いているそうです。
元のHawaiian6のMAGICは全編英語ですが、SEKAI NO OWARIのMAGICは全編日本語です。Hawaiian6のMAGIC英語を翻訳しても、SEKAI NO OWARIのMAGICとは一緒の意味にはなりません。
なので、前述した「アレンジが好きだった」というFukaseさんの経験や思いを元に、SEKAI NO OWARIバージョンとして作ったものという感覚です。
こちらはメンバーもすごくお気に入りという雰囲気がよく伝わってくる曲で、ライブの「顔」とも言える一曲になる時もある程です。
個人的には、過去いろいろなことがあったFukaseさんが

「でも僕らは知ってるよ それでも人生は素晴らしいと」

という歌詞を書いたのが本当に響きます。
是非、原曲と聴き比べてみるのも面白いかと思います。

3.「幻の命」
こちらは記念すべきSEKAI NO OWARIの初シングル曲です。インディーズ時代の曲で、2010年にリリースしています。
MVは全身真っ白のパジャマのような衣装を着たメンバー4人が登場します。メジャーデビュー前でメンバーのあどけなさや幼さ(いい意味でです!)が存分に出ている、とても素敵な一曲です。
美しく優しいピアノの音色から始まるこの曲。実はこの曲のイントロはSaoriさんがバンド結成前から考えていたようです。そんな才能が筆者にも欲しかったです。
話はそれましたが、優しいピアノと、無駄のない楽器隊と、それを引き立てるFukaseさんの歌声。「命」を歌う人にとてもふさわしいと思いますが、歌詞は案外残酷なんです。

「白い病院で死んだ 幻の命に 眠れない夜に夢で逢えたらと 蒼い月に祈るんだ」

ボーカルのFukaseさんが作曲していますが、Fukaseさんは自転車に乗りながら歌詞を考えているとのことです。そして、1つの曲で映画1本作れそうなぐらいストーリーを組み立てるとのこと。それだからか、この幻の命という曲は世界観が凄いのです。
ぜひ、MVも併せて聞いていただきたい一曲です。

4.「Habit」
こちらは2022年にリリースしています。この年のレコード大賞を受賞しているぐらいなので、ご紹介しなくても聞いたことある人は多いのではないでしょうか。
作詞を担当したのはFukaseさん。実は作詞をしていた時、コロナワクチンの副作用で熱があったとのこと。そんな朦朧とした中、納期に追われ、必死で考えた結果、あの韻踏みが生まれたとのことです。
エピソードを聞いた時、「アーティストも納期ってあるんだ、人間なんだなぁ」と筆者はどこか他人事でした。

「例えば持っているのに出せないヤツ やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟ったふりして スカしてるうちに不安になっちゃったりするヤツ」
「所詮アンタはギフテッド アタシは普通の主婦ですと」

などなどが点在しています。これを熱の中作詞するのって、普通に素晴らしいですよね。
当初メンバーは「これだけの歌詞にしたんだから、もう見込みはない!ふざけよう!」という気持ちだったそう。それ故、2億回以上再生されているあのMVが完成しました。
しかしメンバーの気持ちと裏腹にHabitは世代を超え国を超え、世界で大バズりしました。
何があるか、わからないものですね。
ちなみに筆者は、あのダンスは踊れません。

5.「銀河街の悪夢」
こちらはスノーマジックファンタジーという曲のカップリング曲で、2014年にリリースしています。
Fukaseさんの少し暗めの声で「行ってきます」と言って家を出る所から始まるこの曲。歩く足音が聴こえながら、街の声や音が同時に聞こえてきます。
「はやくはやくー!」という子どもの声や、「さあどうぞご覧ください」という恐らくスーパーの店員さんの声。自転車の音も聞こえてきます。
そして歩いていくと踏切に辿り着きます。この踏切を前に、何を考えていたのでしょう。
実はこの曲は、Fukaseさんの実体験というか、人生を表した曲です。
世間に公表していますが、Fukaseさんは元々精神疾患がある方です。
学生時代のFukaseさんは医者になりたくて勉強をし、海外留学をします。ところが精神が壊れてしまい、日本に帰国。その後は精神病院に入ります。
何をやっても、忘れてしまう。何をしても、覚えていられない。
そうした葛藤や不安、挫折から這い上がる為、残されていた「音楽」「仲間」これらでバンドを結成するのです。
こうした背景はメンバーはもちろん知っています。だからこそ、この曲を作ったのです。
完成した曲を聞いたスタッフさんは、1度止めたそうです。この頃のSEKAI NO OWARIは、1でオススメした「RPG」をリリースして数ヶ月しか経っていませんでした。「明るい」「頑張る」そのような曲をリリースした次のシングルのカップリング。これからの活動を案じてのことだったのかもしれません。
ですが、それを後押ししたのはメンバーでした。
「Fukaseくんがこれがいいと思って作ったんでしょう、だったら変える必要はないよ」
こうして生まれたのが、「銀河街の悪夢」。
メンバーに、スタッフさんに、そして(烏滸がましいことに)ファンに支えられているFukaseさん。
たくさんの人に支えられて、曲の最後には「ただいま」と明るい声で帰宅します。
MVはありませんが、ライブ映像が公式YouTubeに載っていますので、気になる人は是非チェックしてみてください。

以上、おすすめの曲5つを紹介させていただきました。
他にもたくさん曲がありますので、ぜひ聞いてみてくださいね!

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世界観が最高

SEKAI NO OWARIは「Habit」のダンスの流行、『クレヨンしんちゃん』の映画に「RPG」が起用など様々なところで目にすることがあるアーティストです。曲名やDJがピエロであることから分かるようにファンタジーな世界観の曲が多く、曲の中に物語があるかのような歌詞です。実際、曲名に眠り姫を使ったり、歌詞にシンデレラを使ったりと物語性やファンタジー感を意識したアーティストであると感じられます。そして、歌詞が一つ一つ美しくて、聞いていてその曲の中に引き込まれてしまいます。
例えば「不死鳥」という曲は序盤に最新型ロボットに恋をし、永遠の命であるロボットとの永遠を望むかのような歌詞ですが、終盤になるにあたって永遠を望むのではなく、一緒にいられる今の時間を大切にしたいという歌詞になり、その心情の変化や「僕らの空を花火が飾り夏が終わる」といった綺麗な締め方など、曲をひとつ聞き終わる度に物語をひとつ読み終えたかのような満足感がある所がとても良いポイントです。またそれらの歌詞を活かすことがうまく、ライブでも巨大な樹を使ったセットがあったり、汽車が走る演出だったりとSEKAI NO OWARIのファンタジー世界に入ったかのような演出であるため、曲が気に入ったらライブも見に行ってほしいです。

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人生初めてのコンサートは夢の世界

ずっと前から心の奥に深く残る歌詞と、少し幻想的な声で世界観へグッと引き込まれるSEKAI NO OWARIが大好きです。セカイノオワリというグループ名は、ボーカルの深瀬くん自身が自らの体調や障害でどん底だと感じた時「今がどん底ならこれからは上がるしかない」という気持ちを込めて名付けたとコンサートのMCで聞いたことにより、彼らの儚げなのに強く聴く側にとどく音楽のパワーに納得しました。
みんなどこかに辛いところや弱い部分はある、でもそれがあるから人の痛みや辛さがわかるといった思いが込められた歌が我々の心の中や脳裏に焼き付いて離れないのは、他人事やフィクションから生まれたものじゃないからだと思いました。何かに囚われ落ち込み悩んだ時、楽しさを誰かと共有したい時、仲間の大切さをより感じたい時、色んなシーンに寄り添ってくれる彼らの楽曲の数々。全員に向けて莫大な思いを込めたものじゃない、「誰かに届いて欲しい、届かせたい」そんな万人ウケではなく1人の心にグッと入り込んでくる物語性がすごく充実した作品。それらに触れることが出来るのが何よりも嬉しいし、周りにおすすめし続けたいです!ストーリー性重視の方に是非聴いてもらいたいです。

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SEKAI NO OWARIの魅力をご紹介!

SEKAI NO OWARIは、日本のポップバンドであり、とても人気のあるグループです。2007年に結成され、メンバー、Fukase、Saori、Nakajin、DJ LOVEの4人で構成されています。彼らの音楽は、独特のエレクトロポップスタイルで、洗練されたメロディー、ポップなリズム、そしてメッセージ性の強い歌詞で人気を博しています。

彼らの代表曲の1つである「Dragon Night」通称「ドラゲナイ」は、全世界で広く愛されている曲の1つで、特に海外での人気が高いです。この曲は、SEKAI NO OWARIのシグネチャーサウンドの1つである独特のエレクトロポップスタイルを表現しており、視聴者を魅了する力強いメロディーとトランシーバーを模して造られたマイクが特徴的です。また、その歌詞には、「自分が正しいと思っていることは相手にとっては違うことがあって、相反する正義はどちらも正しいものだからお互い尊重するべきだ」という考えを伝えるメッセージが込められています。

SEKAI NO OWARIの曲の中でも特に注目すべきは「RAIN」です。この曲は、美しく繊細なピアノの旋律が印象的で、幻想的な世界観を演出しています。歌詞は、降りしきる雨とともに心の中に生まれる様々な感情を表現しており、聴く者の心を打つこと間違いありません。

そして、もう1つのおすすめの曲として「スターゲイザー」が挙げられます。この曲は、エレクトロニックサウンドとオーケストラサウンドが融合した、SEKAI NO OWARIの新しい試みを示しています。歌詞には、「普通の日常」と「刷り込まれた常識」が込められており、そのメッセージ性の強さが印象的です。

SEKAI NO OWARIは、幅広い音楽性とメッセージ性の強さで多くのファンを魅了しています。彼らの曲は、心に響く美しいメロディーと深い意味を持つ歌詞で構成されており、聴く者の心を打つこと間違いありません。

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SEKAI NO OWARIの魅力

「SEKAI NO OWARI」というグループについて、簡単に紹介させて頂きます。
セカオワの魅力はなんといってもその圧倒的ない世界観にあると思います。
特に「Dragon Night」はまさに中学2年生ぐらいの時に夢見たRPGの世界をそのまま曲として再現したもので、いわゆる「異世界脳」の方々にとってはとてもたまらない世界観の曲ではないでしょうか。「Moonlight」、「Starry Sky」、「FIRE BIRD」などの冒険脳をくすぐる異世界の情景が目に浮かぶような曲です。
ただ、そのロマンあふれる世界観の中にも社会を風刺するような描写が織り込まれたような歌詞が多く、「虹色の戦争」や映画進撃の巨人の主題歌にもなった「ANTI-HERO」など、現代の人間の社会や生き方について考えさせるような曲もあります。心地よいリズムの曲を聴きながら自分の考え方も変わってくるようなことが多いです。

さて、最後にTikTokで大バズりした「Habit」と言う曲について少し書かせてもらおうかと思います。
こちらはダンスが独特でボーカルの深瀬さんも気合を入れて踊っており、あのHIKAKINさんも一緒にコラボするなど社会現象になる位のヒットを見せた曲になります。
しかし、こちらも人間の生き方について複雑に考えられている歌詞となっており、 人から与えられたHabit (習慣癖)などを当たり前のように享受するだけではなく、自分で考えそれがBad Habit(かっこ悪い癖週間)になっていないか疑ってみろよというメッセージが込められている曲になっています。
このように、SEKAI NO OWARIは曲の良さだけではなく、いろいろ考えさせられるものになっていますので曲を聞いてみた後じっくり歌詞の内容について考えるといった楽しみもあります。

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「SEKAI NO OWARI」の魅力

SEKAI NO OWARIは活動を始めて10年が経過する。最新曲はTikTokなどで話題となっている「Habit」だ。そのなかでも特に話題となっているのが歌詞の部分である。「大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど説教するってぶっちゃけ快楽」という部分。SEKAI NO OWARI(以下セカオワと略す)といえば「RPG」など明るい曲で有名であるが、本来のセカオワはより人間の心に深く踏み込んだような曲や歌詞が多い。
「銀河街の悪夢」という曲を聞いてみてほしい。この曲はVoの深瀬がアメリカに留学へ行ってすぐにパニック障害となり、帰国して、精神病院に入院した時の苦しみが曲として表現されている。歌詞として描かれている精神病を治すための治療を魔術として表現し、それは苦しみというものを消すだけでなく、楽しみまで消してしまう。それによって、「僕の身体が壊れていく」と表現している。「RPG」のときの明るい表現だけではなく、深い悲しみや苦しみに寄り添ってあげられるような曲を生み出していることがセカオワの魅力だといえる。
ここでセカオワについて少しでも興味が湧いたのならライブを見に行くことをオススメする。ライブではより一層ファンタジーな世界観を感じながらも、どこか現実や身の回りで起こる儚さについて楽しんだり、感動するような体験を得ることができる。

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SEKAI NO OWARIのレビュー

今回レビューするミュージシャンは「SEKAI NO OWARI」です。「SEKAI NO OWARI」は「セカオワ」の愛称で親しまれ、2013年の映画「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」の主題歌として起用された「RPG」は10万部越えの大ヒットを記録しました。その後、2014年のNHK紅白歌合戦にも出場し一躍大ブレイクを果たしました。
「SEKAI NO OWARI」の中でも人気のある「Dragon Night」は先ほども紹介した様に2014年のNHK紅白歌合戦に出場した際に歌った曲で、戦争や世界平和をテーマにしており歌詞に含まれる「Dragon Night」という部分が「ドラゲナイ」と聞こえることから「ドラゲナイ」の愛称で長く親しまれています。そんな「Dragon Night」ですがリリース後に歌詞の一部が変更になったことも注目されました。
そんな数々のヒット作を生み出してきた「SEKAI NO OWARI」ですが、2019年にはジブリ作品である「メアリと魔女の森」にも楽曲提供したことも話題となり、紅白歌合戦出場後もその人気は止まることを知りません。また、2020年には「この恋あたためますか」にも楽曲提供をしていてますます人気を伸ばしています。
あなたもぜひ「SEKAI NO OWARI」の曲を聞いてみてください。

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独特の世界観に酔いしれることができる

SEKAI NO OWARIはボーカルであるFukaseの世界観を見事に表現しています。戦争や命などをテーマにした社会派な曲も多く、そしてFukaseの魅力的な声でそのメッセージ性を痛烈に訴えかけてきます。SEKAI NO OWARIは歌声を楽しめるし、歌詞もまた楽しめます。SEKAI NO OWARIという風変わりなバンド名は、Fukaseが「世界の終わりから始めよう」というポジティブな感情から名づけられました。DJ LOVEというピエロの仮面を被ったメンバーがいるというのが面白いところです。幻想的で哲学的でエンターテイメント性に富んだバンドです。深瀬氏は精神疾患で悩んだことがあり、そのことが曲の魅力に活きています。唯一の女性メンバーであるSaoriはピアノ担当です。Saoriはルックスが良く男性人気が高いです。Nakajinはリーダーです。始めの頃はFukaseがリーダーでした。SEKAI NO OWARIの名曲たちはYoutubeで数千万再生を記録しています。中でも一番の有名曲である「RPG」は1億再生を突破しています。このように、SEKAI NO OWARIは日本のトップアーティストとして君臨しています。

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唯一無二の世界観

私がお勧めするミュージシャンは「SEKAI NO OWARI」です。
幼少期からの仲良しメンバーで創られたグループです。
ボーカルの深瀬の夢で見た世界や、独特の感性で創られた演出や歌詞はとても魅力的です。
また、ボーカルの深瀬が発達障害をもっているのですが、まわりのメンバーが個性を理解して支えながら活躍されている姿は、同じ子供を持つ親としてとても素敵な関係で、仲間の居場所だなと感じます。また深瀬だけでなくメンバー1人1人に魅力があるからこそ皆から愛されるアーティストなのだろうなと感じます。
私がSEKAI NO OWARIを知ったきっかけは「RPG」という音楽からですが、それからより魅力に引き込まれ過去の音楽はもちろん、経歴など調べていく内に夢中になりました。ボーカルの深瀬は感性の強い方でもあるので、音楽だけでなく最近は映画「キャラクター」に出演したり、絵画を描かれていたり多岐に渡り活躍されています。ほんの数年前までは国内での活動が多かったと思いますが、最近は海外で活躍の場を広げられています。
SEKAI NO OWARIの音楽で、オススメは「Dragon night」「花鳥風月」「マーメイドラプソディー」です。ぜひ一度ご視聴して見て下さい。言葉では表せないSEKAI NO OWARIの世界観を感じて頂けると思います。

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これこそファンタジー!

ファンタジー要素の強い楽曲が多いSEKAI NO OWARI。セカオワと聞くと「ああ、ドラゲナイね」「ピエロがいるんだよね」「初めてアーティスト名聞いた時びっくりしたよ」などの感想を抱くことも多いでしょう。名前やメンバーの見た目だけでなく、もちろん曲もライブ演出もファンタジー要素たっぷりで、見聞きするだけでウキウキと高揚感が高まります。映画やドラマの主題歌としても多くの曲を出しており、何らかの曲を聞いたことのある人が多いことだと思います。
この【ファンタジー】要素の強いSEKAI NO OWARIですが、魅力はキラキラとした曲だけではありません。デビュー曲「幻の命」はしっとりとした曲調でPVも背景、衣装ともに白一色です。歌詞も実体験をもとに作られていそうな絶妙にリアルなものとなっております。音楽番組や街で流れているセカオワを想像している人からすると驚くことでしょう。
ファンタジー要素とのギャップといえば「Love the warz」という曲や「illusion」という曲など、戦争、平和、愛、正義といった重たいテーマのものもあります。テーマも歌詞もかなり重いものですが、キャッチーなメロディーで心を掴まれる人が多いように感じます。ライブ演出でもメンバーが特に力を入れている曲の一つです。
メンバー内の3人が作詞作曲を担当し合い、1曲として完成させるまでに100種類以上ものアレンジを用意することも多いそうで、メンバーがこだわりを持って作り上げた曲だからこそ、惹きつけられる曲、演出になるのではないでしょうか。

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歌詞が深く、独自の世界観を持っている4人組バンド

「炎と森のカーニバル」や「Dragon Night」で一躍有名になった「セカオワ」ことSEKAI NO OWARI。
重厚なサウンドで表現される、独自のファンタジーな世界観はもちろん、聴けば聴くほど解釈を深められる歌詞にも注目です。
ボーカル兼初代リーダーのFukaseが「世界の終わりだ」と感じ、絶望した辛い過去の経験を材料に「それなら終わりから始めてみよう」と名付けた通り、一見後ろ向きで懐疑的な印象の歌詞が多いです。
しかしそのどれもが、普段私達が知らないうちに我慢して飲み込んでいる社会の理不尽さや生きづらさを暴き出し、彼らなりの愛で答えを導いてくれます。
繰り返される単調な日々への刺激や、現実を離れて空想の時間に浸りたい時にオススメのアーティストです。
また、彼らの世界観を忠実に再現するため細部までこだわりぬかれた圧巻のライブステージも見どころのひとつです。
「スターライトパレード」という楽曲では会場の上部にワイヤーで銀河鉄道を模した装飾が吊るされる、など非常に演出も楽しめます。
その一方で、楽曲の演奏中は他のアーティストと違い歓声などが比較的少なく、会場が一体となって落ち着いて曲を聴くのに集中することが出来ます。

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私の毎日を彩る、4人組バンド

『幻の命』でメジャーデビューを果たした男女混合の4人組バンドです。
ボーカルのFukase、リーダーでギターを担当しているNakajin、ピアノを担当しているバンドの紅一点Saori、そしてピエロのお面を被ったDJ LOVE。彼らの楽曲は様々な表情を持ち、どの楽曲も惹き込まれ、虜になってしまうようなものばかりです。
例えば、ポップで親しみやすく、アニメの主題歌になった『RPG』や、実写版映画の『進撃の巨人』で主題歌として起用された『ANTI-HERO』、『SOS』。地上波ドラマの主題歌として書き下ろされた楽曲も多数あります。
ほとんどのメンバーが幼なじみということもあり、バンド結成からしばらくの間は「セカオワハウス」とも呼ばれる場所でメンバー4人が共同生活をしていたということは世間で広く知られています。
時にはキャッチーで耳に残るメロディーをボーカルのFukaseが軽やかに歌い上げ、また別の曲ではFukaseの柔らかくとても美しい高音の余韻に聴く者を浸らせます。それだけではなく、とても重い歌詞の曲や強い言葉を並べた曲、メンバーの体験を元に制作されたものもあるのです。
そして、彼らの魅力が最も爆発する瞬間はコンサートです。コンサートごとに変化するコンセプトに合わせたとても派手な演出や最高潮の盛り上がりは、彼らの楽曲や彼ら自身の魅力をより増幅させる最強のステージです。

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SEKAI NO OWARI に惹かれるポイント

SEKAI NO OWARIは2007年に深瀬慧・中島真一・藤崎彩織・DJLOVEの4人により結成されたロックバンドです。メンバーは作詞作曲そして主にボーカルを担当している深瀬と小中高で仲の良かった3人で構成されています。メジャーデビューは2011年、INORIというファーストシングルをリリースしました。
SEKAI NO OWARIはロック・バンドとしては少し変わっており、深瀬はボーカル、中島はベース、彩織はピアノ、DJLOVEはDJをしていて構成が独特です。もちろんレコードの時はいろいろな楽器を扱いますが、メインの構成はこのようになっています。曲としては、命や環境に対して深瀬の思いを乗せたものが多く感じられます。深瀬はADHDを持っていて、そのせいで目指していた夢をあきらめることになったり人生に絶望することがあったことが要因となっています。
また、SEKAI NO OWARIはブレーメンという動物殺処分ゼロプロジェクトを行っています。ライブやグッズなどの収益をそのプロジェクトにあて、音楽活動を通して命の大切さを世界に発信しています。このような活動や強い意志のこもった曲が多くの人を引きつけ、海外でも注目され始めています。すこし方向性の違うバンドの曲を聞いてみたいと思っている人には、とてもお勧めできるバンドです!

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引き込まれること間違いなし!独特な世界観

「SEKAI NO OWARI」(通称セカオワ)は、デビュー当時から独特な世界観と強いメッセージ性を持つ曲を作り出している。メンバーはボーカルのFukase、ピアノのSaori、ギターのNakajin、DJのDJ LOVEの4人で、皆それぞれ個性的である。代表的な曲としては、「スターライトパレード」「Dragon Night」「RPG」などがあり、映画の主題歌なども担当している。セカオワの曲は1つ1つにストーリー性があり、歌詞や曲調、PVを通して、セカオワが生み出す独特な世界観を感じることができる。曲のテーマはそれぞれ異なるが、どの曲も、私たちをその曲の世界観へと誘ってくれるだろう。また、セカオワの魅力は曲だけではない。ライブでもセカオワの魅力を存分に味わうことができる。セカオワのライブのセットや構成は曲と同様、とても作りこまれており、ライブを見に来る観客たちを毎回驚かせる。また、グッズの一つとして「スターライトリング」というものがある。これは、ライブ中に遠隔操作によって光ることで会場全体に一体感をもたらし、よりセカオワのライブを楽しむことができる。このように、セカオワには多くの魅力があるので、セカオワについてまだよく知らないという人は、ぜひいろいろな曲を聞いてその世界観を楽しんでほしい。

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幼馴染4人の不思議な世界観

この4人組のバンドは、大人から子供まで幅広い人気を誇ります。それはほとんどの楽曲がファンタジックなメロディーとは対照的な刺激の強い歌詞を持っているからだと思います。
4人はみんな幼なじみで仲が良く、2005年から一緒に音楽活動を始め2010年にインディーロックバンドとしてデビューしました。2007年、自主制作で「sekai NO oWARi」というデモを1000枚制作して、初めてのライブも行いましたが、観客は15人しかいませんでした。2010年のデビューの後、バンドはすぐに有名になりました。2011年、レーベルをトイズファクトリーに移して、メジャデビューしました。
少しだけメンバーも紹介したいと思いますが、最初にリーダーのなかじんです。本名は中島真一です。2013年から、ふかせに代わりバンドのリーダーを務めています。多くの楽曲でコーラスを担当していて、多くの楽器を演奏できるためサウンドプロデュースも担当しています。主にギターを弾いていますが、ドラムやピアノなどもできます。
次は、ふかせです。本名は深瀬慧です。彼はSEKAI NO OWARIの初代リーダーでした。ふかせは「世界の終わり」と思うほどの挫折を経験したとき、音楽を始めて、「終わり」から新しい何かを始めてみようという思いを込めて、バンドを名付けました。メンバー内で最も多くの楽曲の作詞を手がけていて、バンドのボーカルです。
次は、さおりです。本名は藤崎彩織です。5歳の時にクラシックピアノを習い始めて、音楽高校と音楽大学に通っていました。そのため、主にピアノを弾いていますが、キーボードやアコーディオンなども演奏できます。また、さおりはライブでステージ演出をしています。
そして、四番目のメンバーはDJ LOVEです。顔が見られないように、ピエロのマスクをかぶっています。サウンドセレクターを務めています。また、他のメンバーたちからは、「LOVEさんはバンドの代表的なマスコット」だと言われています。
最後に語りたいのはバンドのすごい世界観です。ゲームの中の世界に引きずり込まれたかのような感じに間違いないです。ライブはまるでテーマパークのようになっているので、SEKAI NO OWARIの曲を知らない方でも一生忘れられない思い出になるでしょう。

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新たな世界観の創造

2007年から活動を始めたSEKAI NO OWARI(セカオワ)ですが、ボーカルである深瀬さんは過去にいじめを受けた経験があり高校を途中で中退しています。ですが、そんな境遇に置かれた深瀬さんであるからこそ創ることのできた音楽がセカオワには込められています。例を挙げるならば「銀河街の悪夢」という曲では深瀬さんの過去の精神がまいってしまった辛い時の希望を見つけることができた体験などを元に作られており、歌詞一つ一つに重みが感じられ、深瀬さんのような辛い境遇に置かれた人を救うような曲を創られています。また、『INORI』というアルバムにおいて、SEKAI NO OWARIという文字列から通称であるSEKAOWAの文字をとると『INORI』というアルバム名になるなど、曲以外のところにまで深いこだわりを持っており私たちは曲だけでなくセカオワの創る世界観を感じることができます。セカオワの世界観の創造はこれだけにはとどまらず、2013に行われた「炎と森のカーニバル」というイベントでは、イベント制作費に5億円もの大金をかけており、そこからもセカオワの思いを感じることができます。更には、「第82回NHK全国音楽コンクール」では「プレゼント」という課題曲を、また2018年平昌オリンピックでのNHK応援曲「サザンカ」を手がけており、国をあげてのイベントなどの幅広い分野において活躍をされています。

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SEKAI NO OWARIの深い魅力

いつも明るく派手な衣装でメディアに登場するSEKAI NO OWARI。ファンタジーで楽しい世界観のミュージシャンというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、実は彼らの曲には現実的で深く誠実な思いが込められているものが多いのです。そこでいくつか曲とその歌詞の一部を紹介していこうと思います。
1. Dragon Night
"人はそれぞれ正義があって 争い合うのは仕方ないのかもしれない だけど僕の嫌いな彼も 彼なりの理由があるとおもうんだ"
この曲は第一次世界大戦中の1914年12月24日にドイツ軍とイギリス軍が一時休戦をした「クリスマス休戦」が元ネタになっています。この曲を聞いて、一旦相手の気持ちを考えてみると争うほどのことかと考えさせられ、それが平和への道筋になるのではないかと思いました。「相手の気持ちを考えることの大切さ」について考えさせられます。

2. 不死鳥
"不死鳥のように美しい君に いつか終わりが訪れますように 形あるものはいつかは壊れるから 僕は君の手を繋ぐんだ"
この曲は人間の男の子とロボットの女の子が恋に落ちたという物語になっています。女の子はロボットなので人間と違って永遠に生き続けます。男の子は彼女との永遠を願うのですが、逆に女の子は自分が永遠であることに苦しみます。他にも多くの曲で語られている「終わり」というテーマ。「終わり」があることで今が輝くという概念に考えさせられます。

3. 天使と悪魔
"正義を生み出した神様 聞こえていますか あんなものを生み出したから みんな争うんだよ"
自分が正しいと思って主張していることは実際に正しいとは限らない。自分の価値観だけで決まった「正しさ」を一方的に主張するだけが答えではない。誰かと意見を言い合う時にこのことについてよく考えさせられます。

いかがでしたか?彼らのイメージとは裏腹に、曲に深く誠実な思いが込められているのを感じたのではないでしょうか。まだまだ紹介しきれなかった曲がたくさんあるので、他の曲も是非聞いてみてください。

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音楽性の幅があり、たくさんの世界を見せてくれる

SEKAI NO OWARIというアーティストは、2006年に結成されたバンドである。「幻の命」でデビューした頃は、「虹色の戦争」「天使と悪魔」など、社会性のあるメッセージを歌詞に盛り込み、それを明るいメロディーにのせて歌うという、一見すると暗いバンドであった。デビュー曲の幻の命は、暗い歌詞に暗いメロディー、おまけに暗いバンド名だったので、あまり印象は良くなかったのを覚えている。しかし、戦争や平和、いじめや正義についての考え方、価値観については共感することも多かった。本質をついた歌詞が、彼らの魅力だと思った。しかし、徐々に「眠り姫」「RPG」に代表されるような、ファンタジー世界を音楽にしたような曲が増えてきた。初期の音楽性がある程度成功しているにもかかわらず、それにとらわれず、また違う音楽を生み出すのがSEKAI NO OWARIであると思う。「Dragon night」のように、洋楽にアレンジできるような曲も増え、最新アルバムの「Eye」「Lip」では、歌詞が全て英語の曲も多い。海外に向けての音楽も作りつつ、今までのようなメッセージ性の強い「LOVE SONG」や、ファンタジーの要素を持つ「千夜一夜物語」という曲もある。そんな様々な世界観を持つバンドなので、飽きることはないと思った。

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
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世界観がステキです

あのピエロのいるグループです。ピエロさんは、プライベートでも出来るだけピエロのままなんだそうですよ!徹底されていますね。そんなピエロのいるSEKAI NO OWARIですが、好きになったきっかけは、ボーカルのソフトな歌声が気になっていました。炎と森のカーニバルという曲でした。そこで、PVを見たんです。すると、PVはもはや、絵本の中のようで。この曲自体も可愛らしいですが、その可愛らしさがもうファンタジーでした。グループのメンバーが、絵本の中にいるキャラクターのように、打楽器やマイクを持ちながら行進するPVに心を惹かれました。それから、他の曲の音楽をチェックしたり、1度コンサートへも行かせてもらいました。
コンサートでも、細かいところまで拘っていて、ストーリー性の高さを追求しているグループなんだと思いました。コンサートの中で、動物たちがお料理するんですが、その際に実際にステーキを焼くんです。匂いやステーキを焼くジュージューという音も楽しむことの出来る、音楽以外の場面でも楽しめる要素満載のコンサートでした。このグループは、作った音楽に合わせて、PVもとことん、その音楽内容に忠実に沿った映像を作っている印象でした。今後も新しい世界観に期待です。

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
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独特の世界観と幻想的な音楽の調が好き

セカオワの略称で親しまれているこのグループの他とは違う点はなんといってもその音楽が表す世界観にあると思います。とてもポップで可愛らしい音楽であることが多いのですが、歌詞そのものはかなりの確率でとても重たいテーマを取り扱っていて、そのギャップと、私たちが想像しやすい可愛らしさや物語のような親しみやすい調の中の隣り合わせの世界にある問題について向き合う姿勢が、私はとても好きです。
このグループはグループ内で掲げた理想を達成するための努力も魅力的です。ボーカルのFukase がSEKAI NO OWARI の歌が世界に届くように、という意味も込めて多くの英語の歌も出ているのですが、世界に通じるため、という信念を貫いて発音もしっかりやりたいと英会話を習った上で完璧に歌を歌ったり、すでに日本語版でヒットしている曲の英語カバーを自作で出したりと世界に自分たちの曲を届ける努力を惜しまない感じがとても好きです。また、彼らは自分たちを音楽のアーティストではなくエンターテイナーとしての自負があり、ライバルはディズニーランドであると言っていました。音楽だけではなく、ライブ、又はミュージックビデオを見てくれた人たちが心から楽しめる、そんな演出にこだわっていると言っていて、実際ライブの会場もビデオもとても見ていて一つの作品のように楽しめるので、音楽だけでなく目からも楽しめる珍しいグループだと思います。

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
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セカオワのファンタジックに魅力され

歌詞が中二病だと言われるSEKAI NO OWARI。通称セカオワ。中二病と言われても構わない一度聞いたら病みつきになる歌詞のフレーズに音楽。バンドにクラシックピアノとピエロのDJという珍しさ、そしてブラックな歌が多いのに、ボーカル深瀬の声が甘いという絶妙なグループだと私は思う。
最大の魅力は、他のグループにはないファンタジックな世界観があること。ライブに行くと、まるでおとぎの国に迷い込んだ気分になる。最近では、親子でファンになる人も多く、親子席も用意される程、ファンの年齢層も幅広い。
ライブでは、巨大な木がステージになっていたり、ミイラのオーケストラや、動物のオーケストラが出てきたり、ドラゴンがいたり、車でメンバーが登場したりと行く度に驚かされるステージばかりで、何度行っても面白いし、ファンじゃない人でも行ったら楽しめると胸を張っておすすめできる。
音楽性も、とてもレベルが高く、ボーカル深瀬の音域の幅広さや、英語が達者な為、英語の歌詞も発音が外国人並である。そして、サウンドに花火の音や、自分の心臓の音などをミックスしたり、ギターのナカジンが、バンジョーなど様々な楽器に挑戦したりと、音楽1つ1つに個性があり似た曲があまりないことも魅力の1つだ。