ワルキューレ(マクロスΔ) / Walküre

「ワルキューレ(Walküre)」は、テレビアニメ「マクロスΔ(デルタ)」より誕生した、架空の女性5人組音楽ユニット。アニメーション作品内以外でも、各キャラクターの声や歌を担当する声優・歌手による実在するグループとしても活動していた。2016年の「マクロスΔ」放送時から活動を始め、その人気からテレビアニメ放送終了後もグループ単体で新曲をリリースしたり、単独ライブ等を行なっていた。通常であれば、テレビアニメから誕生したユニットというのは、アニメ本編終了と同時にユニットとしての活動も終了することがほとんどである。しかし、最後のステージという気持ちで臨んだ2017年の2ndライブを観た「マクロスΔ」の生みの親である河森監督の心を動かし、劇場版アニメによる続編の制作が決定、活動継続に繋がった。デビューシングル『一度だけの恋なら』は配信ランキングにて宇多田ヒカルを抑え一位に輝き、その後リリースされたファーストアルバム『Walküre Attack!』はオリコンデイリーチャート最高1位に輝いたうえ、第31回日本ゴールドディスク大賞において「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。その後年に1回程度の勢いで単独ライブを開催し、海外でもライブビューイングを行うなど活躍の場を拡げていたが、2023年の単独ライブを最後とし、8年間に及ぶ活動にピリオドを打った。

ワルキューレ(マクロスΔ) / Walküreのレビュー・評価・感想

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ワルキューレ(マクロスΔ) / Walküre
10

瞬間完全燃焼?5人が奏でるハモリパートに注目?

「ワルキューレ」はテレビアニメ『マクロスΔ(デルタ)』から誕生した、5人組の戦術学術ユニットである。2014年に情報が公開され、2016年から正式に活動を開始した。

厳しいオーディションを勝ち抜き、1名の歌手と4名の声優で結成された5人の歌姫が紡ぐ楽曲は多岐に渡る。
歌謡曲をベースにポップな曲からバラード、パワフルなアップテンポの曲など、難易度の高い曲を彼女たちはライブでもパフォーマンスを落とすことなく行った。
複数の作家構成によって生まれた難易度の高い曲を、単独ライブで何度も歌いこなす圧巻の歌唱力には脱帽するほかない。

特に、ワルキューレがほかのユニットと異なるのは5人各自の歌唱力を生かした多彩な「ハモリ」である。
デビュー曲の「一度だけの恋なら」を作成した時点ではもともと歌手であるJUNNNAとヒロイン役の鈴木みのりの2人をメインボーカルとし、残りの3人はバックコーラスがコンセプトであったため、初期は2人が引き立つような楽曲が多かった。
しかし安野希世乃・西田望見・東山奈央の歌唱力が想定を上回っていたことから方針が変わり、3人がメインの楽曲や5人それぞれのソロ曲を引き立てる3~4のハモリパートの追加、戦いを想起させる掛け合いのような曲が増えていったのである。

その歴史の転換点が、「絶対零度ノヴァティック」である。「一度だけの恋なら」と「絶対零度ノヴァティック」は『マクロスΔ』のオープニングに使用されているので、あなたがワルキューレに興味を持ったのであれば、1度見てみることをおすめする。1度聴いたら最後、彼女たちの歌声の虜にならない保証はできない。

ワルキューレ(マクロスΔ) / Walküre
10

アニソンの枠も突破した「ワルキューレ」の魅力。

アニメ『マクロスΔ』に登場する、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」。アニメやアニソンの枠のみではなく、アーティストとしても中毒性の高い曲が多い彼女達の魅力について紹介していきます!

まず「ワルキューレ」の概要ですが、歌手と声優ら合計5名のユニットです。メンバーは「JUNNA」「鈴木みのり」「安野希世乃」「西田望見」「東山奈央」の豪華メンバー5人で編成されています。
メンバーがそれぞれソロで歌手活動も行っているため、全員歌唱レベルは高く、特にメインボーカルJUNNAさんの特徴のある声量と歌唱力が曲に迫力を持たせています。
しかし、JUNNAさんだけでなく、共にメインボーカルを務める鈴木みのりさん、安野希世乃さんのハモリや西田、東山さんの可愛い声、5人それぞれで役割があり曲を盛り上げるのがワルキューレの特徴です!

そして彼女たちの曲ですが、アニソン・挿入歌とは思えないレベルで1曲1曲がカッコイイ、中毒性が高い事が大きな魅力です。
代表曲をいくつか挙げると
扇情的な曲調、歌詞のある「いけないボーダーライン」
OP曲かつ刺激的なサウンドの多い「1度だけの恋なら」
難易度の高い5人のハーモニーがくせになる「絶対零度θノヴァティック」
等が有名ですが、どの曲もサビの激しさやカッコよさが凄いし、最後のサビでもう1段階盛り上げてくれるので中毒性が高い。

この中毒性ですが、彼女たちの歌唱力だけでなく、携わっている作詞・作曲者が豪華な事も1つの要因です。
SMAPの「ダイナマイト」や「SHAKE」を作曲したコモリタミノルさん、Kinki Kidsの「Misty」や「カナシミブルー」を作曲した堂島孝平さん。J-POPに有名な曲を提供した方々が作曲した曲なので、アニソンだけでなくJ-POPも好きな方々に刺さりやすい曲になっています!

アニメ放送終了後もライブや新曲をリリースし、アニメの枠から飛び出て活動するワルキューレ。5人の息の合った歌唱とカッコイイ曲調にハマれると思うので、是非皆様も聴いてみてはいかがでしょうか?