ジェームス・ブラウン / James Brown

ジェームス・ブラウン / James Brown

James Brown(ジェームス・ブラウン)とは、アメリカを代表するソウル歌手、ダンサー、音楽プロデューサーである。
ブルース、ゴスペル、リズム&ブルース(R&B)に影響を受け、1955年にデビュー後、数々のヒット曲を放った。ソウルと呼ばれる音楽の代表的ミュージシャンであり、ファンクと呼ばれる音楽を作り上げた。さらに、ダンサーとしてマイケル・ジャクソンなど後進のミュージシャンに大きな影響を与えた。

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ジェームス・ブラウン / James Brownのレビュー・評価・感想

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ジェームス・ブラウン / James Brown
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ファンクの帝王

「ジェームス・ブラウン」。この名前はファンクとソウルの音楽を語る上で欠かせない存在である。彼の音楽はただの曲ではなく、文化そのものを形作る力を持っていた。ジェームス・ブラウンがステージに立つとき、その場の空気が変わる。彼のパフォーマンスは、単なるエンターテインメントを超え、観客に生のエネルギーを直接注入する。

「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」と称される彼のスタイルは、リズムの面で革命的だった。特に「Papa's Got a Brand New Bag」や「I Got You (I Feel Good)」のような曲は、ファンク音楽の定義を形作った。彼の曲はリズムがメロディーをリードするという、当時としては斬新なアプローチを採っており、そのグルーヴは今聴いても新鮮で痛快だ。

また、彼の音楽は社会的なメッセージを多く含んでおり、特にアフリカ系アメリカ人コミュニティにおいて重要な役割を果たした。「Say It Loud ? I'm Black and I'm Proud」は、公民権運動の中で強力なアンセムとなり、多くの人々に自尊心と誇りを持つことの重要性を呼びかけた。

ジェームス・ブラウンの音楽は、時間が経てば経つほどその価値が増すように思える。彼の曲ひとつひとつには、その時代のエッセンスが詰まっており、聴く者にとっては時間旅行のような体験を提供してくれる。
彼の功績は音楽業界にとどまらず、彼自身が文化的アイコンとして、また多くのアーティストに影響を与え続ける存在として永遠に語り継がれるだろう。

ジェームス・ブラウンは単なるミュージシャンではなく、ファンクの帝王として、その王座に君臨し続ける。彼のレガシーは、その熱い魂と不屈の精神を音楽という形で我々に遺していった。ジェームス・ブラウンを聴くたびに、その力強さと情熱を新たに感じることができるのは、まさに音楽の奇跡だ。

ジェームス・ブラウン / James Brown
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キング オブ ソウルブラザー

ジェームス・ブラウンは1960年代〜80年代を中心に活躍したアメリカのミュージシャン。代表曲として「セックスマシーン」「リビング・イン・アメリカ」などがあるソウル・ファンクの第一人者です。
惹きつけるステージパフォーマンス、身体が自然と動き出すサウンド、キャッチ—な歌詞(日本人でも分かる)など、その魅力は一言では言い表せません。
初期のころは「ビウィルダード」や「パパのニューバッグ」などゴスペルやポップスのナンバーでスターの階段を駆け上がります(もちろんこれらの曲も素晴らしい)が、のちにファンクと呼ばれるスタイルを確立し「セックスマシーン」「ソウルパワー」などのスーパーヒットを連発します。以降もヒット曲を飛ばしますが、70年代以降の黒人音楽シーンにも影響を与え多くのラッパーにリスペクトされています。
また周囲を固めるJB's(ジェイビーズ)もとてもお勧めです。JB'sはバックバンドの域を超える存在感を放つヴォーカル&インスト軍団。中でもトロンボーンのフレッド・ウェズリー、サックスのメイシオ・パーカー、ベースのブーツィ・コリンズのディープでソウルフルな音楽は他では聴くことができません。例えればこってり煮込んだ本場のとんこつラーメン!クセが強いのに美味いのです。アルバム「JamesBrown's Funky People1〜3」は強くお勧めします。
2006年に故人となってしまいますがジェームス・ブラウンが音楽界に与えた影響は計り知れません。