役者とか設定はいいんだけど…。
すごくごちゃごちゃしている映画でした。これは現実だろうか、それとも妄想かどうかわからず、話についていけないところがありました。こういう話の着ぐるみってウサギが多い気がします。ドニー・ダーコもそうでしたし、なにかあるのでしょうか。なんとなくウサギは不気味ってことなのかもですが、この映画のウサギはそんなに怖くなかったです。ラストもわかりにくくて、多分こういうことかな?と思う程度でした。映像も暗くて、何が起きているのかよくわからないところがありました。あと、キリコさんが最初から病んでる感じだったけど、この話なら普通に明るい女性として描いて、実は彼女の方が狂っていたって感じにした方が良かったのではないでしょうか。弟が悪夢で狂っちゃってそれを助けるために奔走したけど、実は…みたいなほうが、どんでん返しっぽくていいです。設定は面白いのに、暗くてよくわからなくて残念でした。父役の香川照之さんは相変わらず雰囲気があって、やつれ具合がいいし、良かったです。満島ひかりさんの演技も好きなので、もうちょっとどうにかならなかったかなと思っちゃいます。