Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Life is Strange』とは、主人公「マクシーン」ーー通称「マックス」が、ある日を境に手に入れた「時間を巻き戻す力」を使って数々の悲劇を回避しようとするアドベンチャーゲームである。
制作元「DONTNOD」。提供元「スクエアエニックス」。
対応機器はsteam版の他、PS4/PS3。
日本語字幕と日本語吹き替え版も販売中。

『Life is Strange』の概要

「Life is Strange」とは、フランスのゲームスタジオ「DONTNOD」が開発し、提供元スクウェア・エニックスで発売されたゲームである。
テーマは、時間を巻き戻してより良い未来を選択し直しても、長期的には悪くなってしまうかもしれない「カオス理論」の一つ「バタフライ効果」である。「バタフライ効果」とは蝶が羽ばたくと遠くで竜巻が起こるかもしれないということだ。
主人公の少女マックスが時間を巻き戻す力を使って悲劇を回避しようとしても、結果的に悪くなってしまうパターンなどが描かれる。
「Life is Strange」は多くのゲーム賞を受賞し、ユーザーからは多数のストーリーを絶賛する手紙が開発元のDONTNOD Entertainmentに届いたと言われている。
現在steam版とPS3/PS4版で発売中(パッケージ版はPS4のみで、他はダウンロード版)。現在は日本語字幕と吹き替え版も発売している。
「Life is Strange」はエピソード1から5にかけて販売されている。
少女マックスは相棒クロエと共に失踪した少女レイチェル・アンバーの手掛かりを探そうとする。その過程で数々の未来に通じる選択肢が現れる。彼女の未来がどう描かれるのかはプレイヤーの選択次第である。

『Life is Strange』のあらすじ・ストーリー

物語はアメリカ・オレゴン州にある架空の田舎町、「アルカディア・ベイ」を舞台にしている。
主人公は五年前に地元アルカディア・ベイから去った少女マックス(本名マクシーンだが本人が嫌ってるため)。彼女は五年ぶりに町に戻り、現在はブラックウェル高校の写真学科に通っている。そんなある日、授業を終えた彼女は女子トイレで青い蝶の写真を撮っていると、後にトイレに入ってきた男女二人の争いに遭遇する。マックスは影からそれを覗く。
争いが次第にエスカレートして男性は銃で女性を撃つ。それを見ていたマックスが手を伸ばした瞬間、時間が巻き戻って授業だったときに戻ってしまう。彼女は自分が時間を巻き戻す力を持ったことを理解すると、トイレで女性が撃たれないように細工して命を救う。
その後、あの時トイレで銃に撃たれていた女性はマックスのかつての親友、クロエだと気づく。
クロエは失踪した女性レイチェル・アンバーの手掛かりを探していた。
レイチェルはマックスが「アルカディア・ベイ」を去った後、クロエの心の支えになってくれた新しい親友だった。その失踪した親友を探したいクロエの真剣さを理解したマックスはクロエと共にレイチェル・アンバーを探すことになる。
しかし、その過程で、マックスに数々の難題が降りかかる。

5つのエピソード

エピソードは1から5まであり、個別に販売されている。
以下、エピソードは1から5まで話がつながっているが、エピソードごとによってテーマが違ってくる。

1: サナギ(Chrysalis)

五年ぶりに地元の田舎町「アルカディア・ベイ」に戻ったマックスはブラックウェル高校に写真を学ぶために通っていた。ある日トイレで男女二人が口論の末男性が女性を射殺する現場を見かけた以降、マックスは時間を巻き戻す力を手に入れる。時を巻き戻したマックスはもう一度女子トイレに行き、非常ベルを鳴らして女性の死を阻止する。その後、その女性はマックスの親友だったクロエだと判明する。

2: 時間切れ(Out of Time)

五年ぶりに会った親友クロエ。クロエはマックスがいなくなった後にできた親友レイチェル・アンバーの行方を追っていた。マックスはクロエと共に失踪中のレイチェルを追うことになる。
一方、マックスのクラスメイトであるケイトはあるナイトクラブでドラッグを盛られて、いつの間にか誰彼構わずキスをしてしまう姿をビデオに撮られていた。しかもそれを拡散されてしまい、それ以来いじめを受けていた。精神をやられていたケイトはついに自殺を行おうとしますが、マックスはそれを阻止しようとする。

3: カオス理論(Chaos Theory)

失踪中のレイチェル・アンバーの行方を追っていたある日、マックスは「自分の父が死んでから人生が狂った」というクロエの恨み言を耳にする。
その後、マックスは『写真をフォーカスして写真が撮られた時点にタイムリープできる』という能力を開花させる。
クロエの父親を救おうと過去に戻って父の事故死を回避させたマックスだったが、元の時代に戻ると逆にクロエが事故に遭い、首から下は動かなくなってしまう結果となってしまっていた。

4: 暗室(Dark Room)

事故に遭い、首から下が動かなくなったクロエ。両親はクロエの為に膨大な医療費を支払っている。しかも回復の見込みがなく、余命がわずかだといわれてしまう。
その事情を知っていたクロエはマックスに安楽死を懇願する。
マックスはクロエの父親を救ったせいで代わりにクロエが事故に遭い、過酷な状況に陥る。マックスは苦渋の決断をして、クロエが生き残るために父親が事故死に遭う本来のルートに戻した。
レイチェル捜索を再開した二人は、かつて女子トイレでクロエを射殺した少年ネイサン調べ上げると、彼の親族が所有していた納屋に地下室があることを突き止める。地下室の中にはドラッグを盛られて意識不明だったケイトの写真の他に数々の被害女性の写真もあった。そのうちの一つにレイチェルの遺体写真を見つける。二人は埋葬場所を掘ると、失踪していたレイチェルの遺体が見つかった。
その後、二人は報復のため今夜開かれるパーティーに行き、ネイサンを探したが、ネイサンは見つからなかった。するとネイサンからのメールが届き、指定された場所に行くと、突如マックスは後ろから襲われて倒れる。敵が来たことに気づいたクロエだったが撃たれて即死する。
意識が朦朧とするなか、マックスは真犯人の姿を目の当たりにする。
その人物は、マックスのクラスの先生、マーク・ジェファソンだった。

5: 偏光(Polarized)

マーク・ジェファソンに眠らされ、目を覚ましたマックス。場所は例のレイチェルの写真を見つけた地下室だった。彼女は悲劇を回避するため、写真をフォーカスしてタイムリープする。タイムリープした後、なんとか細工をして元の時間に戻ると、クロエは生き残り、ジェファソンも逮捕される結果となった。
元の時間軸に戻ったマックス。そこでマックスは自身が応募したコンテスト「日常ヒーロー・フォトコンテスト」で優勝してサンフランシスコ行きの飛行機に乗っていた。
一安心したマックスだったが、後に「アルカディア・ベイ」が巨大竜巻に襲われて人も建物も多く被害を受けている情報を耳にする。
マックスは悲劇をなんとか回避しようと、もう一度タイムリープを決意する。

『Life is Strange』のシステム

「Life Is Strange」は移動、「ポイント&クリック」方式のアドベンチャーゲームである。主人公のマックスを操作して人と会話させたり物を調べたりすることができる。
そしてマックスは時間の巻き戻しができるため、会話に失敗しても巻き戻してもう一度会話したり、行動失敗してオブジェクトが破壊されても元の形に戻すなど、プレイヤーが好む方向へと導くことができる。

巻き戻しのタイプ

時間を巻き戻すと、会話に新たな選択肢が現れる場合がある。

時間を巻き戻すと言っても主に2タイプある。

一つは「時間を少し巻き戻す」能力。
主人公が会話失敗したりオブジェクト破壊したりなど、ついさっきの出来事の時間を巻き戻すなどはこれに当てはまる。

一方、二つ目は「写真の撮影時点にタイムリープ」すること。
前に撮った写真をマックスがじっとフォーカスして写真撮影当時の時点にタイムリープすることができる。
ただ、長時間はその場に居続けることはできず、いずれ元の世界に戻ってしまう。
こちらは主にメインストーリーにしか使わない。

mocoron56j1
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@mocoron56j1

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