NOMELON NOLEMON(ノーメロンノーレモン)の徹底解説まとめ

NOMELON NOLEMON(ノーメロンノーレモン)とは、シンガーソングライター「みきまりあ」と、ボカロPとしても活躍する音楽家「ツミキ」による、2人組音楽ユニットである。2021年に結成され、翌年には楽曲「タッチ」が映画『バイオレンスアクション』の挿入歌に起用されたり、大阪や東京でワンマンライブを行ったりと活動の幅を広げ、注目度が急上昇した。ツミキによる中毒性の高い楽曲と、みきまりあの力強い歌声がファンを惹きつけ、バリエーション豊かな楽曲やライブパフォーマンスでも高い評価を得ている。

NOMELON NOLEMONの概要

NOMELON NOLEMON(ノーメロンノーレモン)とは、ツミキとみきまりあによる、2人組の音楽ユニットである。ツミキがコンポーザーの他、ドラムやギターなどの楽器を担当し、みきまりあがボーカルを務めている。2021年、ツミキのTwitterにて結成が発表され、ラジオ『YOASOBIのオールナイトニッポンX』にて、楽曲「INAZMA」が初オンエアされた。NOMELON NOLEMONは2022年にはフルアルバム『POP』、EP『感覚派』をリリースし、楽曲を次々と発表している。映画『バイオレンスアクション』挿入歌に「タッチ」が起用されたり、エナジードリンク「ZONe」とのコラボに「SUGAR」を提供したりと、タイアップも行っている。
ツミキは、YouTubeで3700万回以上の再生数を記録する「フォニィ」などの楽曲で知られるボカロP、みきまりあは、YOASOBIの幾田りらなどを輩出したユニット「ぷらそにか」のメンバーである。元々知名度のある、ツミキとみきまりあのコンビは、大きな話題を呼んだ。

ユニット名である「NOMELON NOLEMON」は、ツミキが考案したもの。通称「ノーメロ」。綺麗な名前にしたかったこと、名前に縛られず活動できるように、特に意味のない言葉にしたかったことから、このユニット名がついたという。反対から読んでも「NOMELON NOLEMON」となり、回文になっている。

NOMELON NOLEMONの活動経歴

結成と「INAZMA」の発表

2021年8月11日、ツミキのTwitterアカウントにて、「NOMELON NOLEMON(ノーメロンノーレモン)という名前で音楽を始めます」と発表。同日、ラジオ『YOASOBIのオールナイトニッポンX』にて、楽曲「INAZMA」が初オンエアされた。元々は、ツミキがソロプロジェクトとして様々なアーティストとコラボする予定だったが、みきまりあに「INAZMA」を歌ってもらった際、「化学反応が楽しめるものになったな」と感じたのをきっかけに、ユニット結成に至ったのだという。
8月13日、NOMELON NOLEMONとして1枚目のシングル『INAZMA』を配信リリース。8月14日には、YouTubeとニコニコ動画にて、ミュージックビデオも公開された。

11月12日、2枚目のシングルとなる『イエロウ』を配信リリース。同日、ミュージックビデオも公開された。また、アルバム『POP』を2022年に発売することも、併せて発表された。

アルバム『POP』リリース

2022年1月12日、アルバム『POP』発売に先駆けて、収録曲「syrup」を先行配信。1月26日、アルバム『POP』をリリースした。同日、収録曲である「rem swimming」のミュージックビデオも公開された。3月6日、アルバム収録曲「night draw」のミュージックビデオを公開。6月には、初のワンマンライブを東京と大阪で開催することを発表。さらに、楽曲「タッチ」が、橋本環奈が主演を務める映画、『バイオレンスアクション』の挿入歌に決定したことも発表された。
8月、NOMELON NOLEMONとして3枚目のシングル、『タッチ』をリリース。また、エナジードリンク「ZONe」の企画、「IMMERSIVE SONG PROJECT」とコラボした楽曲「SUGAR」が配信された。

9月1日、NOMELON NOLEMONが表紙を飾ったフリーマガジン『Skream!』9月号の配布が始まる。9月4日には、大阪・心斎橋BIGCAT、9日に東京・渋谷WWW Xにて、ワンマンライブ「シャッターチャンス」を開催。同ライブでNOMELON NOLEMONが披露した「SUGAR」と「ウィスパー・シティ」は、ライブ映像がYouTubeに公開されている。9月14日、1枚目となるEP『感覚派』をリリース。10月30日には、EP収録曲「線香金魚」のミュージックビデオが公開された。

3ヶ月連続シングルリリースとワンマンライブ

ワンマンライブ「24」より

2022年12月より、NOMELON NOLEMONは3ヶ月連続で配信シングルをリリースすることを発表。12月21日、第1弾として、『透明水曜日』をリリース。2023年1月に、第2弾『ダダ』、2月に第3弾『バッド・ラヴ』が発売された。連続リリース企画が終了した翌日、2月19日に、東京・神田スクエアホールにて、2回目のワンマンライブ「24」を開催したNOMELON NOLEMON。終演後から、24時間限定で視聴できる配信チケットも販売された。同ライブで披露された「moonshadow」と「INAZMA」は、ライブ映像がYouTubeに公開されている。

NOMELON NOLEMONのメンバー

メインメンバー

ツミキ

作曲のほか、ギター、ドラムなどの楽器やボーカルを担当。
1997年8月11日生まれで、ユニット結成を発表したのも自身の誕生日である。大阪府出身。

同名義でボカロPとしても活動しており、代表曲「フォニィ」は、YouTubeで3700万回以上の再生回数を記録している。NOMELON NOLEMON活動前の2021年2月には、『SAKKAC CRAFT』というアルバムもリリースしている。このアルバムをきっかけに、「自分の中の衝動みたいなものを作品にすることに一つ区切りができて、人と一緒に音楽をやりたい」と思い始め、ユニット結成に至ったと語っている。

家族揃って音楽好きで、自身も音楽教室に通い、エレクトーンなどの楽器に触れながら子供時代を過ごしていた。祖母がライブハウスを経営していたため、ツミキ自身もバンドに対して馴染みが深く、自己表現を始めようと思ったのも、バンドの影響を受けてのことだったという。憧れたバンドとしては、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどの名前を挙げている。ツミキが小学生の時、エレクトーンをやめてギターを弾き始める。バンドを組んでいたこともあったという。2017年、20歳の時に制作した「トウキョウダイバアフェイクショウ」をニコニコ動画に投稿すると、初投稿にして殿堂入り(10万再生を記録すること)を果たし、話題となった。以降、ボカロPとしても活動を行う。

みきまりあ

ボーカル、ギターを担当。
2001年12月20日生まれ、東京都出身。

同名義でソロアーティストとしても活動を行う。また、YOASOBIの幾田りらなどを輩出した、ミュージシャンによるセッションユニット「ぷらそにか」のメンバーでもある。みきまりあ個人として、ギターでの弾き語りライブを行ったり、『PARFAIT』、『RAW』という2作のアルバムを出したりと活躍の幅を広げている。

幼い頃から音楽が身近にある環境で育ち、小学生からダンスを習う。バックダンサーを務めたこともあるが、ダンサーの前で歌っている人を見て歌う側に憧れを持ち、歌手の道を志すようになったのだという。「the LESSON」というセミナー型オーディションで、声をかけられたことをきっかけに、ぷらそにかに加入。みきまりあが影響を受けた音楽としては、絢香、aikoなど1990年代終盤〜2000年代頃にデビューしたアーティストの名前を挙げている。

サポートメンバー

れあい

画像右端がれあい

ギター担当。
ボカロPとしても活動しており、ツミキとは友人関係にある。2020年には、れあいがツミキの楽曲をアレンジした「ツミキメドレー Remix れあい feat.初音ミク」を制作し、YouTubeなどに投稿している。NOMELON NOLEMONでは、れあいはサポートメンバーとしてライブで主にギターを弾くほか、楽曲制作の段階などではドラムを担当することもあるという。「タッチ」以降の楽曲、ライブに参加。

れあいは2019年5月、ニコニコ動画に初作品「トロクライメ」を投稿。以降もニコニコ動画、YouTubeなどに楽曲投稿を行う。2022年1月にはEP『レイライン』をリリース。
2023年1月にTwitterに投稿された動画「paisley」では、作詞作曲の他、MVのイラストと動画も自身が手がけ、マルチな才能を発揮している。

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