森田芳光

森田芳光

森田芳光(もりたよしみつ)は1950年1月25日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身の映画監督、脚本家。シリアスなドラマや喜劇、ブラックコメディー、アイドル映画、恋愛映画、ホラー映画、ミステリ映画など幅広いジャンルの作品を手掛けたことで知られる。代表作には『家族ゲーム』、『失楽園』、『阿修羅のごとく』などがある。
森田は日本大学芸術学部放送学科に進学後、自主映画製作を始めて『映画』や『遠近術』、『ライブイン茅ヶ崎』といった作品を制作した。『ライブイン茅ヶ崎』は第2回自主製作映画展1978一般公募部門の入選作品に選ばれている。
1981年に若い落語家を主人公とした『の・ようなもの』で長編映画監督デビュー。1983年には松田優作主演の『家族ゲーム』を公開。この作品はキネマ旬報ベストテン1位など同年の主要映画賞を多く受賞し、新世代の鬼才として広く注目を集めた。
1990年代前半は、シナリオ執筆や競馬エッセイの連載などの活動を優先。1996年に入ると再び映画監督としての活動を始め、様々な作品を発表していったが、2011年12月20日にC型肝炎による急性肝不全で死去。『僕達急行 A列車で行こう』が森田の遺作となった。

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