少年ケニヤ

少年ケニヤ

『少年ケニヤ』とは、山川惣治による絵物語、およびそれを原作とする漫画や映画などのメディアミックス作品である。
1951年から1955年まで『産業経済新聞』(『産経新聞』の前身)に連載されており、その大ヒットを受けて漫画化などをはじめとするメディアミックスの先駆けともいえる作品になった。
舞台は昭和16年の英領ケニア。主人公の村上ワタルは日本がイギリス・アメリカと開戦した報を聞き、父親の村上大介と共にイギリス軍の捕虜になるのを避けるためケニアの奥地に逃れるも、そこで父親とはぐれてしまう。ワタルはマサイ族の老酋長ゼガや白人の少女ケートと出会い、父を探すためにアフリカの各地を旅し、大自然や草原の生き物、時には太古の恐竜などと戦うことになる冒険活劇である。
『週刊少年サンデー』にて1961年から1962年に漫画として連載された。1953年にラジオドラマ化、1954年に実写映画化、1961年にはテレビドラマ化、1984年にアニメ映画化と、2度にわたって映画化を果たした。