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vqvqのレビュー・評価・感想

Vaundy / バウンディ
10

独特のリズムとくせになる低音と高音の使い分けが心に刺さる!

癖になる音楽とそれにマッチする低音とほど良い高音が一気に聞き手を音楽の世界に連れて行きます!vaundyは男性シンガーソングライターで、「東京フラッシュ」や「不可幸力」といった人気曲や、ドラマでも主題歌として使われた「花占い」など作成した曲数は少ない者の既に才能を遺憾なく発揮している。vaundyの特徴として低い声と高音といってもそこまで高くはないのだが癖になる高音の使い分けが心を揺さぶる。サビにくるまでは基本的に低い声を出し、サビとなると癖になる高音でテンションを一気に上げてくれる。楽曲のリズムと歌詞の世界観がなんと言っても最高で、米津玄師やRADWIMPS、BUMP OF CHICKENを好きな方ならハマるのは間違いない。私のオススメとしては「怪獣の花唄」と「世界の秘密」である。「怪獣の花唄」は最高のイントロから始まりサビで一気に上がるというvaundyの特徴がそのまま出てる最高の曲である。「世界の秘密」は優しい唄でvaundyの世界観と独特の歌詞が心を落ち着けてくれる。すべての曲が最高なのは当たり前でアルバムの「strobo」の曲を一つでも聴けば気付いたらアルバムの曲全て聞いてしまっているだろう。

鋼の錬金術師 / ハガレン / Fullmetal Alchemist
10

生涯で1番自分でハマった作品

私が小学5年生の時に流行っており、ハマりました。
主人公の兄エドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリック。
2人の兄弟愛と無垢な母親愛にとても感動したと共に、生き様のカッコ良さに惚れ込みました。
若くしてこの世を去ってしまった母親を何とか取り戻そうと、禁忌とされる人体錬成を行う。
禁忌とされる意味を身を持って知ることとなる2人。
多くを失い、手放した2人が全てを取り戻す為に旅にでる。
旅の為、情報収集の為に最年少で国家錬金術師へ。
そこで与えられた鋼の称号。
資格を得て旅へ出る2人。
立ち寄った町では様々な人々と触れ合い、その中で垣間見る軍絡みの町の問題。
非道な行いにエドワードが解決に動く。
見事解決し、町の復興に貢献する。
その後も勉強の為に訪れた国家錬金術師タッカー宅で触れ合う家族の空気に束の間の心の安らぎを得るものの、国家錬金術師資格を失わない為に成果を残したいタッカー氏が起こした行動。怒りと無力を2人が襲う。そこに現れる国家錬金術師のみを狙う連続殺人鬼。思い知らされる戦闘力の差。
様々な戦闘、新しい敵、軍の本質、本当の敵。
1つ1つの物語が最終的に繋がり合う爽快感、キャラクターの人柄のカッコ良さ、本当に読んで感じて欲しいです。

大乱闘スマッシュブラザーズDX / スマブラDX / スマデラ
10

任天堂オールスターバトル

ニンテンドー64からSwitchでも続く人気シリーズの、ゲームキューブで発売されたバージョンです。

本作ではゲストキャラが出現せず、マリオやアイスクライマー、メトロイドなどの任天堂人気作品からの出演がプレイアブルキャラクターの全てを占めています。例外と言えば、敵として登場するメガクッパやマスターハンドくらいでしょうか。

シンプルに見えて高度な操作が可能なシステムはやりがいを感じさせ、ジャンプしてから即座に前後どちらかの地面に向かって空中回避を行うことで無敵時間を得つつ、普通に動くよりも高速で走り回ったり、ヒット数の表示されないバージョンでありながら連携による確定コンボがあるなど高度なテクニックは探せば探すほど見つかります。

ミニゲームやアドベンチャーステージも豊富で、中には難易度の高いものも散見されます。
キャラクターはゲーム開始直後はほとんどが開放されておらず、プレイ状況に応じて開放されていきます。その条件はプレイ時間や対戦数などがあり、楽しんでプレイし続けていれば開放されるもののそれを目当てとしてするには根気が必要な印象を受けます。

ゲームキューブ用コントローラーの操作性の良さも相まって、かなり快適に対戦を楽しめる名作です。

チーズ・イン・ザ・トラップ
8

映画にしか出せない表現

本作は、ドラマをリメイクした韓国映画です。ドラマでは、パク・へジン、キム・ゴウン主演のラブコメで、キム・ゴウンを有名にした作品としても有名でした。本作では男性主人公はドラマと同様にパク・へジン、女性主人公は韓国の視聴者の投票で最も票が集まったオ・ヨンソになりました。
容姿端麗、秀才のユ・ジョンと苦学生で真面目なホン・ソルのラブストーリーが主軸になっており、他の人が見ている時は優しく振る舞い、2人きりだと冷たかったユ・ジョンがホン・ソルを好きになった理由や急に優しくなった理由も映画ならではのタッチで描かれています。また、人を選んで接したり表面上の付き合いをせざるを得なかったジョンの悲しい過去も描かれています。ジョンの過去を知っている姉弟はジョンに対して恨みがあったようですが、ソルとの交流を通して不器用ながらもわだかまりが溶けていきます。その過程が人間らしく描かれています。
また、普通の恋愛映画では描かれないようなお互いの気持ちのすれ違いも細やかに描かれていて、ジョンやソルをとても身近な存在に感じられて、感情移入もしやすい作品です。ただの恋愛映画では終わらない、様々なことを考えさせられる作品ですし、見終わった後には心が温かくなる作品です。

皇帝ナポレオン
10

是非男性にも読んで欲しい漫画

歴史上の偉大な皇帝ナポレオン、その生涯が描かれた少女漫画です。ザ・少女漫画といったイラストと、ナポレオンという文字に、おや、と思うかもしれませんが、少女漫画としての恋愛と、歴史漫画としての史実を見事に融合させた作品です。史実は史実として丁寧に描かれているので、ナポレオンの生涯、恋愛、友情、そして革命期のフランスやヨーロッパの動きを追っていく贅沢な楽しさがありますので、女性だけでなく男性にもおすすめしたい漫画作品のひとつでもあります。ナポレオン自身や絵の煌びやかさとは違い、泥臭く、また現実的な出来事は、ページを開くごとに「これがナポレオンの歴史なんだ」という思いと、「時代を超えての人の普遍性」も感じることができます。有名な絵画のイメージのナポレオンですが、輝かしい皇帝の姿から、徐々に衰え髪は薄くなり体格も段々太っていくその過程もきっちり描かれていき、1812年ロシア戦役でナポレオンを破ったロシアの皇帝アレクサンドル1世の、まさに少女漫画の王子様そのままの美しい姿は、より一層残酷にナポレオンの時代の終わりを突き付けてきます。物語序盤の、これから台頭していくナポレオンからは想像出来ないその姿に、何とも言えない史実そのままのナポレオンの最期が描かれます。少女漫画の括りではありますが、男性にも、歴史に詳しくない方にもお薦めしたい作品です。