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tomandlaverのレビュー・評価・感想 (2/2)

ホワイトハウス・ダウン
6

タイトルなし

2013年8月に公開された「インディペンデンス・デイ」でおなじみのローランド・エメリッヒ監督によるアクション大作です。
ホワイトハウスが謎のテロリストによって占拠され、偶然シークレット・サービスになるための面接試験を受けに来ていたため事件に巻き込まれた警官のジョン・ケイルはホワイトハウスの見学に来ていた娘を救うため、テロ組織に狙われる米大統領を守りながらテロ組織に立ち向かう事になる一方で最悪の事態を避けるためホワイトハウスに空爆命令が出てしまう…!
実際にホワイトハウスが選挙される~みたいな事件が起きたらそれこそ世界規模の大混乱になり、シャレになりませんが、本作は娯楽に徹したアクション映画となっていて、全体的に面白く仕上げています(洋画らしく会話の中に度々ジョークを挟んできますし笑)。
また、敵に占拠された施設内でただ一人立ち向かうスタイルは「ダイ・ハード」シリーズを彷彿とさせますし、(主人公ケイルも途中でそれっぽいタンクトップスタイルになっていますす笑)、実際に起きたらかなりまずいであろうホワイトハウス敷地内でのカーチェイスなど終始アクションシーンで突っ切ている感じがあります(笑)。
また、インデペンデンス・デイ(劇中でも名前が出ている笑)でも見られたエメリッヒ監督のアメリカ万歳!なテンションは本作でも健在なのが判りやすくアピールされています(笑)。

斉藤和義 / Kazuyoshi Saito / せっちゃん
10

素敵な斉藤和義さん。

私は斉藤和義さんが大好きです。

斉藤和義さんの曲はすべてとても良い楽曲ばかりなのですが、特にオススメなのが「ウェディングソング」や「歩いて帰ろう」「ずっと好きだった」です。
ウェディングソングという曲においては、最初から胸にジンと響いてきます。
歌詞だけを目で追ってみても、とても素敵な詩。
ただ読んでいるだけでもぐっと涙がこみ上げてきそうなのに、曲が加わるとさらにじわっとアツくなります。
アコギの音と斎藤さんの歌声がとても甘く響きます。
感動します。

それから歩いて帰ろうという曲は、あの有名な子供番組ポンキッキでも流れていた曲で有名です。
この曲は斉藤和義さんがデビューしたての時に、音楽会社に早く曲を作れよと急かされてそのフラストレーションから出来た曲だそうです。

斎藤さん自身への応援ソングとして書いた曲だということだそうなのですが、日々の生活の中で慌ただしく過ごしていて、私も共感できるので元気を出したい時によく聞く曲です。

ずっと好きだったという曲は、若い頃の初恋の思い出せるような曲。
こんな素敵な男性に片思いされていた女性は、さぞかし素敵なんだろうなぁ。と妄想もしてしまいます。

年を重ねても素敵な斉藤和義さん。
ライブではエロトークを連発するとして有名です。
ついたあだ名も「せっちゃん」それはなぜかというと、せっ○○が好きだからだそうで(笑)

女性からするとなんだそれは。と思うような部分ではあるのですが、なぜかそれが魅力の1つ。
私の大好きな斎藤和義さん。
アーティストとしてとてもオススメいたします。

いぬやしき / Inuyashiki
10

新宿、見知った街が弾けていく衝撃

佐藤信介監督は「GANTZ」や「図書館戦争シリーズ」、「アイアムアヒーロー」などでスピード感あふれるアクションを多々撮っている人です。
今回はひょんなことから宇宙人に身体を改造されてしまった高校生・獅子神(佐藤健)と、ガンを宣告された余命いくばくもない初老の男”犬屋敷(木梨憲武)”の二人が人類の存亡をかけて、そして家族の命を懸けて壮絶なバトルを繰り広げる、という物語です。
アクションが展開される舞台は東京、新宿ですが、見知った街が尋常でない力で破壊されていくシーンは、もしそこに自分がいたら、と思うと怖さが倍増します。
普通の、日常の空間が壊れる怖さとでも言いましょうか。
世の中のあらゆる不幸を背負い、存在そのものが人類の中の異物のようになってしまった獅子神と、彼の行いを止めて、娘の命を守ろうとする父親としての犬屋敷の攻防戦は、木梨憲武さんの見事な老けメイクとメカニカルな体の融合というギャップによってむしろリアルさを増していくのです。
この作品で不思議な魅力を放っていたのが獅子神を助ける少女を演じた二階堂ふみさんでした。
どちらかというと存在感の濃いイメージの女優さんでしたが。
この作品の中では見事にそのオーラを消して、普通の女子高生、でも結構苦労している女の子、というイメージを作り上げていて、最初は彼女とは気づかないほどの変貌ぶりでした。それだけでも一見の価値あり、です。

Minecraft / マインクラフト / マイクラ
10

なんでもできる世界

私がMinecraftというゲームを知った当時は、ゲーム好きの人が知っているくらいだったが、今じゃ近所の子供達や、ゲームに詳しくない友達とすら話ができるくらいにまで認知度が上がった。
そんなMinecraftは本当になんでもできる。家・町・都市を作ったりは勿論、謎解きや脱出ゲームなども出来てしまう。作っている人を見かけたときは、そういう遊び方もあるのか、と感動したものだ。
スキンと呼ばれる主人公の見た目を変えることで、また違った遊び方もできる。別の人物になって、あの世界を冒険することだって出来るのだ。一人でも、また友達とでも、つい時間を忘れてプレイしてしまう。何時間やってもやりつくすことが出来なくて、次から次へとやりたいことが増えてくる。
ネザーと呼ばれる世界で、強い敵と戦うのも楽しい。物作りもできて、敵とも戦えて、武器も強くできて、本当になんでもできてしまう。遊び尽くせないほどに。Minecraftにはエンディングというものが存在しない。物語のようなものもない。だからこそなんでもできてしまうのだろう。なにをするのも自由で、なにをしないのも自由だ。自分のしたいようにしたいことだけをできる世界で、まったりとできるゲームなんてなかなかないだろう。

S.W.A.T.
10

市民を守る警察たちの最後の砦にして最強のチーム、SWAT

映画「SWAT」はどんな一般人や視聴者でも、「あのたまに映画やニュースで出てくる武装した警察の特殊部隊はなんだろう?」と思ってる方も多いと思います。そこでオススメしたいのがこの作品です。この作品では警察の特殊部隊とはどんなものか、どんな編制や構成で出来ているのか、どうやってSWATに入れるのか、SWATはどんな訓練を受けているのか。というのが分かりやすくクライムアクションとして面白く描かれている作品です。
実際に、冒頭のコンビニ強盗の一部シーンは本物のアメリカで起こった残虐なコンビニ強盗事件を映しております。そしてまるで本物かのような作中のSWATのマシンガンやアサルトライフルや装備やグレネードやどんな壁もこじ開ける大型ハンマーも登場します。やはり見どころなのは、ホンドウという元SWATがもう一度SWATチームを立ち上げるため、様々なエキスパートやスペシャリストをスカウトして、その新チームで練習や訓練、練習ミッションなどをこなし、SWATの入隊テストにみんな合格して活動していくのですが、この映画「SWAT」は二部構成となっており、第1章は新チームのSWAT結成までの話。第2章はそのSWAT部隊が逮捕された麻薬王の刑務所への護送という任務なのですが、その犯人がかなりのアメリカ全土に幅をきかした麻薬王なので麻薬王は「私を逃がしてくれた人は莫大な賞金をやる」と生放送の中継で話して、アメリカ全土の犯罪組織やギャング、ヤクザや暗殺者、はたまたは警察官内部まで麻薬王を解放して賞金をもらおうと、護送しているSWAT部隊に襲い掛かります。麻薬王の護送をしている7人SWAT VS いつどこで襲い掛かるか分からない無数の犯罪組織の攻防戦がかなりの見どころです。SWATならではのマインという爆弾を使った知識や特殊な訓練も見どころです。個人的には主人公らが飛行機を使ってのSWATの入隊テストが面白いと思います。

ガールズ&パンツァー / GIRLS und PANZER / ガルパン / GuP
10

戦車アニメの決定版

女子高生が戦車にのり、大砲を打ち合って試合をするアニメ。
戦車には全く興味がなかったけど、1話目から見ているうちにアニメの世界にのめり込んでしまい、今では家族みんなで見ています。オリジナルビデオアニメのため、本数はまだ少ないのですが、よく考えられたストーリーだなと思います。
舞台は、茨城県大洗。空母の上に町がある設定。廃校になりかけた女子高を戦車道という戦車の武道?を復活させて、試合に勝って廃校を防ぐストーリー。
キャラの濃い女の子が多く、とっても見甲斐があります。1話~6話までが、30分ことの続きのストーリー。途中カットされていた、アンツィオ選。2時間に及ぶ劇場版。そして、40分程度の最終章が、1年に1話オープンされて、5年間かけて公開されていく。自分は、アマゾンプライムで劇場版までが視聴できるため、何度も見ています。それぞれの高校が、世界大戦で活躍した国をイメージされていて、国のイメージと戦車や登場する女の子がピッタリ合っていて、この学校はどこの国をイメージしたんだろう、想像するのがおもしろい。女の子以外にも、包帯を巻いたクマのぬいぐるみのキャラクター「ボコちゃん」も特徴が合って楽しいです。
試合の場面は、戦車に自分が乗っているような感じがして、とってもスケールが大きなアニメになっています。

パシフィック・リム: アップライジング
8

ヒーローショーを見ているようなかっこいい映画

「パシフィック・リム:アップライジング」は前作「パシフィック・リム」の続編映画。
海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士が2人1組で操縦する巨大ロボット・イェーガーで戦う姿を描いており、今作は前作から数年経った世界です。

この作品の一番の見どころは何といってもイェーガー!
前作から数年経っているということもあり機体の種類も増えていました。
機動力が高い機体や鞭を使う機体、3人で操縦する機体など、それぞれに特性があるのもロボ好きにはたまらない設定です。
また、イェーガーと怪獣の戦闘シーンはまるでヒーローショーを見ているような感覚になりました。
ヒーローもののお決まりである戦闘で負けそうになるシーンはもちろん、倒したかと思ったら敵が合体!巨大化!をまさかパシフィック・リムで見るとは思いませんでした。
いい大人ですが、思わず「がんばれー!イェーガー!」と言いたくなりました。

最後の戦いの舞台が日本というところも今作の見どころ。富士山や東京の街がとてもおいしい使われ方をしています。
怪獣に東京の街が襲われるシーンで登場する避難所はエヴァンゲリヲンを思い出しました。
またお台場なのかユニコーンガンダムも登場します。それも良いシーンで堂々と登場します。
ロボットアニメが好きの私にとってはニヤニヤする場面がたくさんありました。

細かい設定やなぜ?と思うところもありましたが、純粋にかっこいい楽しい映画でした。
公開初日に字幕で2回見たので次は吹替を見に行きたいと思います。

DEXTER
10

最高な曲が多い

「The anthem」という曲があるのですが、歌詞がとても共感できるし、何より元気がもらえる曲である。とあるYouTubeの動画で知った曲ですが、現在、DEXTERは解散していて、しかし人気になりつつあります。ぜひ、バイクに乗って聴きたい曲であり、旅のお供として聞いてほしい
歌詞の中に、「呑んだくれて、毎日バカやって。一度きりの人生だ「自分」でいさせてくれ。」っていう歌詞があり、今すぐに駆け出して世界を旅したくなります。曲のテンポや、楽器隊の音がそうさせるのではないかと思います。
初めて聞いたときには、自分の体に電気が走るような感覚になり、この曲の虜になってしまいました。人生に悩んだときにこの曲の歌詞が心に刺さり、自分のやりたいことに向かって頑張れるような元気がもらえる曲。
今現在、仕事に悩んでる人とか、人生に悩んでる人に是非聴いていただきたい曲です!!
この曲の歌詞が、人生を変えると言っても過言ではありませんし、自分自身もこの曲に助けられる、勇気付けられることが多々ありました。
もう一度言いますが、旅のお供には最高の曲であります。聴いてみてください。

BLEACH / ブリーチ
10

劇場版BLEACH 一護、ルキアが動いてる感動

原作の大ファンです。映画について賛否両論あるようですが私は大満足です。
ストーリー構成は原作の1巻から7巻にかけての「死神代行編」です。このストーリを映画の尺の中にうまく納めていました。

100数分という時間の都合上、原作にあった話の多くは省かれています。流れを言いますと、一護がルキアに力を渡され死神化します。その後、原作では「死神代行編」らしく、井上織姫や茶渡泰虎などに絡んだエピソードをもってホロウと闘っていきますが、この辺りは全てカットしています。
映画で焦点が置かれるのは、一護の母親・真咲を殺したホロウである「グランドフィッシャー」です。元々、ルキアはグランドフィッシャーを追って現世に来たという設定です。そして、並行するのが死神の力の譲渡という罪を犯したルキアに対する処罰です。
ソウルソサエティから阿散井恋次と朽木白哉が再三、現世にやって来てルキアに警告をします。そこで、ルキアを救うために一護はグランドフィッシャーを倒すことが出来ればルキアを解放するという約束を彼らに突きつけます。話はそこで終わらず、滅却師の生き残りである石田雨竜もストーリーに入ってきます。そして、母親の墓参りの日、ついに一護とグランドフィッシャーが相対します。そして最後は雨竜とのコンビで撃退に成功します。しかしながら、恋次と白哉はルキアを解放する約束を守らず一護を殺しにかかります。力の差は歴然。このままでは一護が殺される、と思ったルキアは白夜にしがみつく一護の手をほどき、一護の刀から霊力を回収して死神に戻ります。その時に短い間だったがありがとう、と感謝の気持ちを吐露します。
その後、一護やクラスメイトの記憶からルキアに関わる全ての記憶が消えてしまいます。しかしながら、一護は教科書に残されたルキアの落書きを見て、微笑みます。これでエンドロールです。最後には『BLEACH 死神代行編』、とタイトルが流れ、続編があるのでは?と感じさせる終わり方でした。

個人的な感想としては、石田雨竜にもう少し焦点を当てて欲しかったな、と思います。映画ではメノスグランデとの闘いがなく、一護とも何となく和解した形だったので少し消化不良だったと思います。
もう一点は、「死神代行編」と銘打ったものの、一護が倒したホロウは実質最初とグランドフィッシャーの二体のみです。もう少し、死神代行としてホロウを倒しまくってますよ、みたいなシーンをダイジェストで流せば、と思いましたがCGなど予算の都合上難しかったのでしょう。この2点を除けば上手くまとまっていたのでは、と感じました。

キャストについては文句なしです。ビジュアルや動き、話し方など概ね原作を踏襲していました。中でも私が賞賛したいのは朽木ルキアを演じた杉咲花さんです。
映画公開前は恋次や白哉は髪型をきちんと作ってるのに、どうしてルキアは原作と違うんだ、と批判が殺到していました。正直、私も髪型くらい似せてくれないか、と思っていました。しかし、映画を振り返ると最も存在感を発揮したのは間違いなく杉咲花さんです。
死神の掟に忠実で、人間と馴れ合えない、でも心の中では友情や信頼を欲している。そんなルキアの心中が見事に演技に現れていました。これを見て、杉咲花さんを批判する人は絶対にいません。また、登場シーンは少ないものの茶渡泰虎の役者さんもイメージにぴったり、と言った感じでした。

最後に私が最も感動した場面を一つ。それは一護が死神化するシーンです。長年、原作を愛してきた私ですのでスクリーンに一護が映り、躍動感あふれる殺陣をこなしているところを見ると、涙が出そうになりました。続編もぜひともやってもらいたいです。

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic
9

声優12人による新たな試み

2017年9月4日にプロジェクト始動された12人の人気男性声によるラップコンテンツです。略して「ヒプマイ」とも呼ばれています。
声優がラップに挑戦するという新たな試みが新鮮で人気を博しています。楽曲、歌唱力ともに現役で活躍している人気ラッパーが携わっている作品のため、本格的なクオリティです。楽曲についてだけではなく、アニメ(キャラクター)も人気があります。
ストーリーとしては、イケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュクの4つのテリトリーに分かれ、各々の個性を打ち出しながら、テリトリー・バトルを繰り広げます。ラップ(楽曲)はもちろんのこと、CDドラマ、キャラクターなど、さまざまな要素を含んでおり、ラップ好き、声優ファン、キャラクター(アニメ)ファンなど多様な方面からも注目されています。

宇宙よりも遠い場所 / よりもい / A Place Further Than The Universe
10

21世紀最高のアニメです。

簡単にあらすじを説明すると、4人の女子高生が南極を目指す青春アニメです。
声優陣も豪華でして、水瀬いのり、花澤香奈、井口裕香に早見沙織と、今をときめくメンバーが集結しています。
確かに、絵はちょっとオタク向けかもしれませんが、それで敬遠せずに一度でいいので見てください。最初のころは、ギクシャクしていた4人が一つの大きな目標に向かってがんばりながら、成長していきます。このアニメの一番良いところは、バランスだと思います。ひとつ間違えれば、面白くなくなってしまうかもしれないところを絶妙のバランスで、いろんなことが起きていきます。ちょっとした笑いもあれば大きな感動もある、そして、見た人みんなを幸せに出来るすばらしいアニメです。
このアニメで一番好きな回は、第11話です。このお話は今思い出すだけでも泣くことができるくらい感動します。みなさんは親友のために本気で怒ることができますか。本当の友達とはいったいなんなのか、そういうことを考えさせられます。ただ、この回だけでは泣けないかもしれないので、必ず1話からみるようにしてください。そうすれば、号泣必須です。
またいつかこの4人で旅に出ることを期待しています。

宇宙兄弟 / Space Brothers
8

共感が多い作品

ファンタジーものや、ヒーローものなどの鉄板は、主人公が常人離れしていたりするものが多いが、この作品の主人公の南波六太は凡人ぽい所に共感が持てる。少しネガティブな一面があるが、弟の南波日々人に引っ張られて、宇宙飛行士を目指して、不器用ながらも夢の実現に近づいていくのが、すごく引き込まれる。
登場人物もみんなそれぞれ魅力があり、全員が宇宙を目指しているのに、目指す目的はそれぞれが違い、いろいろ考えさせてくれる。
特に主人公の六太の夢が、シャロンの夢である、月面望遠鏡を自分が月に行って設置するという、普通に考えたら途方もない夢のはずなのに、何故かリアリティーがあり、その夢の実現に応援したくなるのがこの漫画の凄いところだと思う。とにかく、たくさんの困難がある中で不器用なりにも乗り越えていくところは読んでいて、勇気をもらう。
最後にこの漫画の最大の魅力はやはり南波六太と南波日々人の兄弟愛にあると思う。日々人は六太より先に宇宙飛行士になったけど、そんな兄貴を誰よりもリスペクトしているのがわかるし、兄の六太も先を行く弟に多少嫉妬はしているものの、弟がピンチの時には魔法の様な言葉で後押しをしたりする。本当にお互いリスペクトし合っている理想の兄弟だと思うし、この作品の最後は是非兄弟で月面にあってほしいと思える作品。

東京ゴッドファーザーズ / Tokyo Godfathers
8

不思議な運で家族をもう一度結びつける。

あるクリスマスの夜、捨てられている赤ん坊を3人のホームレスが拾うことから物語は始まります。おじさんのギンちゃん、オカマのハナちゃん、家出少女のミユキの不思議な3人組は、拾った赤ちゃんを「きよこ」と名付けます。
夜が明けてきよこを捨てた親を探して東京中を放浪する中で様々な事件が起こります。

事件を通して、3人がホームレスになった理由とか、家族との再会が描かれていて、ものすごいバランスで人々がつながりあっているんです。

ホームレスをしている間はお互いに自分の過去とかを話してこなかったのに、とても信頼しているように見えて、人は新しい絆も作っていけるんだなと思います。
ギンちゃんなんて、仲間にすらホームレスになった理由を自分に都合の良い嘘でキレイな話にしていた。それがわかっても、どうしても憎めない。幸せになってほしいと、心から思う。もちろん、ギンちゃんだけじゃなくて、ハナちゃんやミユキにも幸せになって欲しい。

きよこが捨てられた経緯とか本当の親の元に帰れるまでが、奇跡的な出来事で紡がれています。きよこが本当に不思議な力を持っているんじゃないかと思えるほど自然に。

ホームレスと赤ちゃんが家族の元へ戻っていく再生を描かれているけど、ただの暖かい話じゃない。人間の情けない自己満足とかエゴとかも描かれている面白い作品です。
最後はハッピーエンドなんだけどね。

ラジエーションハウス
7

結構リアルです。

この作品はあまり世間では馴染みのない、放射線技師について焦点を当てた作品です。
私も医療関係者ですが、結構リアルに描かれているなぁと感じました。

医療ドラマや漫画では外科医や救急医などが主人公のものが多いです。彼らが治療する際、現代医学では必ずと言っていいほどX線写真やCT、MRIなど画像検査を行います。言わば医師たちの行き先を照らす役割を担うのが放射線技師さん達ですが、世間からの知名度はイマイチです。そんな病院内でもマイナーな職種に焦点を当てている点が斬新ですね。
この漫画では画像検査の専門的な内容も盛り込みつつ、普段医療に馴染みのない方にも受け入れられるように専門的な内容についても注釈や解説をつけたり、分かりやすく描いています。
そして現代医療において実は身近な問題である、乳がんやAiなど、読んでいてためになる内容も多く含んでいます。
そして、何よりリアルだなぁと思うのは病院内での人間関係ですね。
病院内では様々な立場や職種の方がいます。主人公の経歴は若干特殊過ぎな面もありますが、その職種でその立場であればそう考えてもしょうがないのかなぁ、と考えさせられる点も多くありました。
今までの医療系漫画とは違う切り口から医療を捉えたこの作品、読んで損はないと思います。

日々蝶々
9

二人の関係性が気になる胸キュン漫画

ピュアな恋愛漫画はたくさんありますが、こんなにピュアすぎる二人もいないのでは?と思ってしまう漫画です。
日々蝶々の主人公・すいれんはあまりの美少女過ぎて、男子から嫌がらせを受けたり、ストーカーに遭ったりと今までさんざんな思いをしてきました。次第に無口になり、高校生になって自分の感情をあまり表すことができなくなってしまったのもそのせいです。
幼い頃から一緒に育つあやちゃんは、そんなすいれんを傍でずっと見守ってきた大切な友達です。共学の高校へと進学した二人は、男子生徒からちょっかいを出されて困っていました。そこに川澄という空手部に入っている男子生徒に助けてもらいます。川澄、かなり男前です!
なんとなく川澄のことが気になってしまうすいれん。男の子は怖いというイメージがあるのでしょうね。女の子もすいれんのことを好きになってしまうくらいの美貌です。ちょっかい出されたり、ストーカー被害に遭ってしまうのも無理ないかもしれませんね。そんな中ですいれんは川澄への恋心に気づき、もっと彼の笑顔が見てみたいという気持ちになります。しゃべりたくてもしゃべれない!
読んでいるとちょっとイライラする部分もあるのですが、周りの協力を得て、何とか気持ちを伝えるすいれんは恋する少女!とっても可愛らしい!そんなすいれんに恋しないはずないですよね~。こんなに無口なヒロインがいるのか!と思いました。無口なすいれんと硬派な空手男子・川澄との恋愛に胸キュンです!