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thanatosのレビュー・評価・感想

夏目友人帳 / Natsume's Book of Friends / 夏友帳
10

1人の少年と妖のほのぼの物語

主人公の「夏目貴志」は幼少期から他の人には見えない妖が見えてしまう少年だ。見えない物を1人怖がっていたため周りから変な目で見られ、虐められてきた。
そんな居場所のない貴志を救ったのは、白い獣のような姿をしている1匹の妖「斑」だ。別の姿はまんじゅうのような猫の姿をしており、通称「ニャンコ先生」と呼ばれている。貴志が危険な目に遭う時は、なんだかんだ言いながらも助けているいい妖だ。

貴志は親がいない為、家を転々としている。物語の中で貴志がお世話になる家の藤原家もまた、優しい人たちだ。暖かい言葉をかけたり、家の中でトラブルを起こしても怒らなかったり、貴志もきっと嬉しいのかなと思う。
貴志は心優しく繊細な少年のため、様々な妖から好かれる。その中に小狐の少女がいる。少女は貴志に助けられ、ついに人間に化けて1人で電車に乗って貴志の元に行くお話もあった。

このアニメはまた声優さんのお芝居の良さも現れている。夏目貴志を演じる神谷浩史さんは、貴志の細かな心情や表情を見事に演じきっており、視聴者の心にもジーンとくるものがあった。
斑、ニャンコ先生役の井上和彦さんもまたすごい。両方のキャラクターは正反対の役なのに見事に演じきり、こちらも視聴者が感動するような見事な芝居をするのだ。
このご時世の中、癒されることは少ない。そんな時に見るべきアニメなのがこの『夏目友人帳』である。

マディソン郡の橋(映画)
9

マディソン郡の橋は何年たっても色あせず

私が初めてのこの映画を見た時は、まだ若いころで私の恋愛というよりも、親世代。私の母親と重なって、全く理解も共感もできませんでした。ちょうどその頃私の両親が離婚をして、私達姉弟は母と一緒に母の恋人の家で新しい生活が始まったばかりだったからかも。映画を見た後も、「最後の最後にも裏切ったね」と、どこまでも理解できなくて、あまり好きな映画ではありませんでした。あれから25年くらいの年月がたち、再びこの映画を見る機会があり、あの時「おばさんとおじさんの不倫」と、いやらしく思っていた映画だったのに、いつの間にか、主人公の彼女よりも私の方が年上になっていたことに驚き、そして「もし今の私にこんな事が起きたら…?」と、思わず笑ってしまいました。
この25年で私も色々な恋愛を経験して、結婚して、子育ても終わり、「マディソン郡の橋」を改めて観てなんとなくですが彼女の気持ちがわかるようになったのは成長したのでしょうか。多分…私の母が亡くなってしまったことが、私を少し成長させてくれたのかもしれません。

母の遺品整理の時に初めて知った事が多かったこと。
そんな事が、この映画の始めに出てくる、大人に成長した子供達の気持ちとも重なり、また母として家族の為に一生懸命に愛情を持って生きてきた気持ちと、子供としての気持ちと両方の気持ちがわかるようになったからかもしれません。母親と言うのは、いつでも「完璧な普通の人」だと思っていたのです。家族の幸せだけを考えているだけのような。そんな事全くないのに。

25年経ってから見て作品の情景が目に浮かんで色々と考えさせられました。
この映画は、見る人(夫側から見たり、娘や息子の立場から見たり)によっても賛否両論があると思います。「不倫はいけない」のは当たり前のことです。
それでも「人を好きになる・愛する」という気持ちはどうしようもないこと。
ずっと、ずっと隠してきたのに、最後に子供達に伝えてしまう…「裏切りだよ!」と思って好きではなかったこの作品。
25年という私の時間が、映画の中の音楽・自然の風景が重なって色々な気持ちになりました。切ないような不思議な気持ちに。

幸せにも色々な形があるのだと。

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
10

念能力の多様性が魅力的!漫画「HUNTER×HUNTER」

「HUNTER×HUNTER」は、バトル漫画としても高い人気を誇っています。そのバトルシーンには、緻密な設定や戦略性の高さ、そして驚きの展開が盛り込まれています。
まず、キャラクターの念能力に注目です。作品に登場するキャラクターたちは、それぞれに独自の念能力を持ち、その念の性質や使い方によって戦闘が展開されます。例えば、主人公のゴンは強化系能力者で、肉体的なパワーやスピードが強化されます。また、彼の相棒であるキルアは変化形と呼ばれる念能力者で、標的の頭上から稲妻のように電撃を放つことができる落雷(ナルカミ)や、自分の肉体に電気の負荷をかけることで、限界を超えた反射速度を自分に強制する神速(カンムル)という能力を持ちます。このように、キャラクターたちの能力が多彩であるため、それぞれが戦いの中で輝きを放つことができます。
また、戦闘における戦略性も見逃せません。たとえば、相手の能力を読み取り、効果的に戦うための作戦を練る場面が多く登場します。また、戦いの中で互いの能力の特徴や制限を理解し、相手を上回るための戦術を編み出すこともあります。そのため、戦闘シーンには、戦略性の高さが感じられます。
さらに、「HUNTER×HUNTER」のバトルは、驚きの展開が多いことでも知られています。戦闘中には、予想外の事態が起こり、それによって戦闘の流れが変わることがよくあります。また、キャラクターたちの能力には、想像を超えるような制限や隠された力が存在することがあるため、戦いがどんな結末を迎えるのか、読者をワクワクさせる要素もあります。
以上のように、「HUNTER×HUNTER」のバトルは、多彩なキャラクターたちの能力設定、戦略性の高さ、そして驚きの展開によって、読者を引き込んでいます。バトル漫画のファンであれば、ぜひ読んでみることをおすすめします。

Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ
10

幻想的で美しい王道RPG

王道なオープンワールドRPGですが完成度が高いです。Play Station4の中でも最高峰のグラフィックで描かれていてその幻想的な風景はとても美しく一見の価値ありです。
日本の対馬を舞台としていて有名な歴史的事件「蒙古襲来」その中の「文永の役」を基軸にしています。
難易度は三段階から選べます。戦闘はタイミングを見計らっての受け流しや敵の武器に合わせた型の切り替え、敵のガード不能攻撃は回避するなど慎重に見極められれば難しいものではありません。独特なのは戦闘前条件を満たした時に選択可能な「一騎打ち」です。タイミングが合えば敵を一撃でき、防具によってはスキル強化も含め最大五人まで連殺可能になります。スキルの習得はメインストーリーやサブストーリーをクリアすることによって「冥人の噂」が広まり技量が溜まるというシステム。またフィールド内には温泉や稽古台が何箇所もありこれをクリアすることによって体力や気力の最大値を上げることができます。
「フォトモード」も搭載されておりフィルターやズーム機能はもちろん、風向きや雲の位置、時間、天候、表情なども調整することが可能です。
本作はミニマップは存在せず代わりに「誘い風」というものがある。目的地を設定しタッチパッドをなでれば方角を示してくれます。
本編とは別で「冥人奇譚」というオンライン協力型マルチプレイも実装されたのでフレンドと一緒に遊ぶこともできます。
グラフィック、演出、音楽全て素晴らしいので是非一度はプレイしてほしい作品です。

怪物事変 / Kemono Jihen
9

泣けるメインストーリーに、コメディでスパイスを。

現代において妖怪・人外物の作品はたくさんありますが、その中でも「怪物事変」は特に面白い作品だと思います。
まず登場キャラクターに嫌悪感を抱くことがなく、全てのキャラに親しみを感じます。ストーリーは主人公が両親に再会するために、そのきっかけとなるであろう石を全て集める、というものなのですが、その端端でコメディな描写が多々あります。家族に会いたい、愛する人を守りたい、友達や大切な人ために戦う、などといった心が揺さぶられるメインストーリーに、キャラ同士の感情豊かで賑やかなコメディっぷりは、読んでいてとてもバランスがよいです。田舎暮らしで世間を何も知らない主人公 夏羽(かばね)が、いろいろな人たちと出会い触れ合うことで外の世界のことや人の感情などを学び、知っていく様子を読んでいても心がとてもほっこりします。これはおそらく主人公や仲間たちの年齢や見た目が若い子が多いため、親や姉、兄になった感覚で彼らの成長や活動を見守っているような感覚に陥るからなのでしょう。
漫画では作者の画力も高く、ストーリーももちろん面白いですが、イラストを見ているだけでも飽きません。アニメ化もされた作品なため、みなさんの目に触れる機会も多くなったと思います。ぜひ一度、手に取ってみてください。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
8

難解すぎて「わけがわからないよ」。でも難度も噛みしめて味わえる良作。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』は『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編] 始まりの物語 』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[後編] 永遠の物語』の続編に当たります。
鹿目まどかが円環の理になってもなお魔法少女からエネルギーを回収しようとするキュウべぇは、魔女になりかけの暁美ほむらを使い、円環の理を観測、制御、利用しようとします。無事他の魔法少女との協力によりキュウべぇの企みは阻止され、暁美ほむらが円環の理に回収されるところで物語は急展開を迎えます。暁美ほむらは円環の理から人間の鹿目まどかを引きはがし、宇宙の法則を書き換え、鹿目まどかと普通の暮らしをしようとするのです。
果たして暁美ほむらの行ったことは、暁美ほむらのエゴで悪いことだったのか?それとも鹿目まどかの意思を尊重した良いことだったのか?
ファンの間でこの物語の解釈の議論は絶えません。
人が生きる上で誰かを愛したり、あるいは誰かと対立したりすることは避けられません。それが中学生の少女達ならなおさらです。魔法少女から神や悪魔にまでなってしまう彼女たちですが、その中身はどこまでも人間です。『始まりの物語」『永遠の物語』を通じて描かれてきた、己の中の葛藤や他者とのすれ違いに一定の結論を出していく魔法少女たちを見る事が出来ます。
まどか☆マギカファンであれば、ぜひ鑑賞してこの作品群の奥深さを感じて欲しいです。

欅坂46 / 櫻坂46 / Keyakizaka46 / Sakurazaka46
8

自分の孤独と向き合い強くなれる

欅坂46は好き嫌いの好みがはっきり分かれるアイドルグループだと思います。
ダークな部分もあるため、嫌いだと思った人はとことん嫌いになるはずです。
しかし、欅坂46の曲は歌詞に共感できる部分が多く、その魅力を知ってしまったらなかなか離れることはできません。

デビュー曲の「サイレントマジョリティー」をどこかで耳にしたことがある人は多いかと思います。
"君は君らしく生きていく自由があるんだ"というメッセージ。これが欅坂46の世界観の始まりでした。

"大人たちに支配されるな"
"既成概念を壊せ!"
"普通でいることって何だ?"
"ここで悪目立ちしてよう"

反抗的とも思える歌詞。
大人への反抗が多い歌詞は「若者向けだ」と言う人も多いです。
しかし、私はそうは思いませんでした。
誰にでも若い頃に「普通でいること」を押し付けられた経験があるのではないでしょうか?
私はその時の気持ちを思い出し、欅坂46の歌詞に共感し、勇気をもらいました。
そして何より、欅坂46の歌詞に出てくる"大人"は本当にただ成人しただけの大人なのでしょうか?
自分らしさを押し殺し、周りに合わせてみんなが「カラスは白だ」と言えば自分も「白だ」と言うような、ずるくて可哀想な人間のことなのではないかと私は考えました。
なので、欅坂46の曲はいろんな年齢の人に聴いてほしいです。そして、自分の気持ちと向き合ってみてほしいと思います。

欅坂46の曲が好きか嫌いか?
実際に曲を聴いてあなた自身で判断してみてください。

スイス・アーミー・マン
4

偽らない自分の、本当の生き方

無人島での遭難生活に絶望したハンスの前に、まるで多機能ナイフ……アーミーナイフのように様々なことができる死体のメニーが現れる。そんなところから物語がはじまります。
遭難した無人島、迷い込んだ深い森……絶望的な状況にありながらも美しい情景の中で、二人の遭難生活は続きます。その生活はまさに奇抜。しかしどこか懐かしい、子供のころに過ごした夏休みのような自由さがあります。自分の好きなことをして、気の合う仲間たちと騒ぎ、何にも縛られない……そんな生き方がずっと続けば良いけれど、現実ではなかなかうまくいかないもの。自分の好きなことが他人にとって不快なものになってしまうことだってある。人に受け入れてもらえない孤独感はまさに無人島での遭難生活にも似ています。ハンスとメニーもどうやら現実での生きにくさを感じているようです。彼らの感性に共感できない部分もあるかもしれませんが、それもまたご愛嬌。親しい人にしか伝わらないノリが微笑ましくもあります。
誰しも抱えているような葛藤を、奇想天外な遭難生活で描いた作品です。笑いのツボが外れてしまうと退屈かもしれませんが、非現実を生きるハンスとメニーのきらきらとした表情が心に残ります。

sumika / スミカ
8

ファンみんなが家族。私のスミカとなるsumika

sumikaは2018年メジャーデビューを果たした日本のロックバンドです。ボーカル・ギター・ドラム・キーボードの四人組。珍しくベースがいません。きっかけは一人暮らしを始めたばかりのころにみたYoutubeのミュージックビデオでした。そのとき聞いたのは「MAGIC」と「Lovers」でした。MAGICを聞いたときはとっても元気の出る音楽だなあと思い、一人暮らしを始めたばかりでテレビもなく、ホームシックになっていた私の心を明るくしてくれました。Loversを聞いたときも、ミュージックビデオも明るく幸せな内容となっており、とても心が暖かくなり、一人の時間を救ってくれました。そこからsumikaが好きになり、ライブに行ったり、CDを買うようになりました。
sumikaのライブでは観客を家族のように接してくれます。どんなに辛い世の中で生きてこようとも、自分たちのところにいつでも戻っておいで!あなたを幸せにします!と普段なら恥ずかしくて言えないような言葉を届けてくれます。音楽はもちろんですが、歌っている、演奏しているメンバーみんながとても心の優しい人たちなのだとライブに行けば絶対にわかります。こんなアーティストを好きになってよかったと心から思えるアーティストです。1曲でも気になったら、ぜひ一度ライブに行って、聞いてみてほしいです。あなたの人生を絶対に明るくしてくれます。

アカギ〜闇に降り立った天才〜 / Akagi
10

天才ぶりを発揮する知能戦が見所!

麻雀を知らない中学生が、ある日をきっかけに麻雀と出会い、その才能を開花させていく物語です。
麻雀を知っている人も、知らない人も思わず惹き込まれ、知らない人はやってみたくなるような、スリル溢れる知能戦!現実に打つならこう考えるだろう、というリアル感も忘れず、かつ主人公アカギの天才的打回しが鮮やかです。相手の心理状況を読み切った上の作戦は、思わず何度も見返してしまうほど知略が張り巡らされています。
ストーリーは初めての麻雀対戦で才能を開花させる竜崎との対決編。そこから竜崎に代わり大打ちとして登場する格上の打ち手・矢木を倒すアカギの伝説の始まり。より大きな舞台で奇跡的な勝利を手にする市川編。ここは、合理性を徹底重視した天才市川に対し、合理性を打ち砕くアカギの相手を心理を読み切った作戦が非常に見所です。その後に高レートの麻雀で巨額の金額を掛け対戦する浦部編。ここも見所が多くアニメの中でもおすすめの箇所です。強気、けれど手堅く打つプロの浦部に対し、じっくりと観察し、相手の打ち方を見切った上でのあり得ない作戦を繰り出すアカギ。最後に、アニメでは昭和の怪物と呼ばれた稀代の先見性と運を併せ持つ、殺人鬼となってしまった鷲巣を相手にする最終編へと続きます。また、古谷さんのナレーションがアニメにスリルと興奮を添えてくれています。麻雀の解説をしながらも、物語の緊迫感を失わせないナレーションは惚れ惚れしてしまいます!麻雀を知らない人も思わずしたくなる、そして博打をしたくなるような、何度見ても面白いアニメです。

Detroit: Become Human / デトロイト ビカム ヒューマン
10

まるで操作できる映画。リアルな演技と無数のストーリー分岐がたまらない

2038年のデトロイトを舞台に進行する、3体の主人公の物語。デトロイト市警に配属された、捜査補佐アンドロイドのコナー。家事手伝いアンドロイドのカーラ。そして、画家の身の回りの世話をするマーカス。彼らは「アンドロイド」という機械でありながらも、ゲームが進むにつれ人間のような自我や感情を持つ「変異体」へと進化を遂げ、時に人間に対して人間を主張したり、敵意をむき出しにしたりします。それだけならば今までのゲームと変わらないかもしれませんが、Detroit:BecomeHumanの素晴らしいところは、とにかく物語の分岐が細かいところ。ある主人公のストーリーの結果が、本人の物語だけでなく、他の主人公にも影響を与えることが多いです。そのため、同じDetroit:BecomeHumanをプレイしているはずの人同士でも、「そんな場面見たことないよ!」と、全く別のゲームをやっているような結末に至ります。まるで、プレイできる映画のようです。そして、登場人物たちの演技の繊細さとリアリティも素晴らしい点。実際に俳優たちが演技した動きや声をゲームに反映しているので、本物の人間ドラマを見ている気分になります。結末によっては、主人公でさえ死んでしまうこともあり、感情を揺さぶられるゲームです。

バイオハザード5 / Biohazard 5 / Resident Evil 5
8

バイオシリーズでは珍しい2人プレイが魅力

バイオシリーズの中で人気の高いバイオハザード4のシステムを踏襲していて、ストーリーの面白さ、操作性、ゲーム性の高さのどれをとっても高水準の良作です。
ストーリークリア後のやりこみ要素も沢山あり、ガチ勢でなくても長く遊んでいられると思います。
やりこみ要素の内容としては、タイムアタック、フィギュア集め、無限武器の開放、トロフィー集めなどがあります。
また、これまでの作品と大きく変わるのはマルチプレイが可能になっている点です。画面を2分割にして、クリスと彼の相棒であるシェバを操作して物語を進めていきます。ps4版であればオンラインでマルチプレイも可能です。バイオハザードのドキドキ感を友人や恋人と共感できるのはこれまでのバイオにない画期的なシステムです。派生作品を除いてマルチプレイが可能なのは5と6だけですので、ホラーが苦手でやってみたいけど中々プレイする勇気がでないという方は、誰かと一緒にマルチプレイでバイオハザード5をやってみてはいかがでしょうか。ちなみにバイオハザード6もマルチプレイが可能ですが、これまでのバイオハザードと違って アクション性に力を入れており、これまでのバイオハザードとは少し毛並みが違うので、まずは5のプレイをお勧めします。

A.I.
10

母親への変わらぬ愛情

冷凍保存されている子供を持つ夫婦。長年、目が覚める様子はない。そんな中、夫の会社で子供ロボットを作っており、ある日突然デイビットというロボットを連れて帰ってくるも、妻は受け入れられず返してくるように話す。だが、妻もどう見ても人間の子供にしか見えないデイビットに興味を示し、デイビットに自分が母親だとインプットし起動する。すると、デイビットは妻を母親だと思い本当の親子かのように過ごす日々が続く。ある日突然、長年目を覚まさなかった息子が目を覚ましたと連絡が入り、息子が家に帰ってきた。そこから息子とデイビットは母親を巡り、ライバルのような関係になり、息子はデイビットに母親に嫌われるような内容のアドバイスをするが、デイビットはそれが本当に受け入れてもらえるとアドバイス通りに動いてしまう。そうしてデイビットに悪意はないも、危ないことが重なり一家はデイビットを手放すことを決意。だが、要らなくなったロボットは壊されてしまうため、森の中に逃がす。ある日母親に読んでもらったピノキオの話を思い出し、ブルーフェアリーに合えば自分も人間の子供になれると信じ、捕まらないように逃げながら人間の子供になるためブルーフェアリーを探す旅に出る。母親に愛してもらうために頑張るデイビットの姿に涙。ただひたすら愛情のため、そこまでできるんだなと感度。

たまゆら
9

元気と優しさをくれるアニメ

アニメ「たまゆら~もあぐれっしぶ~」は、写真が大好きな主人公の女の子が、高校2年生になり、街の人々や新しい人々との素敵な日々を、優しく素敵に描いた作品です。
この作品では、新しく、主人公の女の子が写真部を作って、写真が大好きな3年生の女の子と出会います。
そして、その女の子も一緒に、素敵な思い出の懐かしい人々との再会や出会いと新しい人々との出会い、たくさんの思い出を写真に残していく、素敵なお話がぎゅーっと詰まった素敵な物語になっています。
どのシーンもとても素敵で、友達の住んでいる街に、主人公の女の子と主人公の友達が遊びに行って、友達が増えるお話や、思い出の場所に訪れた主人公の女の子のお父さんの知り合いの人々と出会いまた素敵な思い出が増えるお話や、初日の出に向かって、大声で自分の目標を言った後に自分の気持ちを伝えるシーンや、主人公の両親の思い出の場所で、主人公の女の子が大好きなお父さんに感謝の言葉を伝えるシーンなど、どのシーンも、とても素敵で心に響いて、そして、すごく感動します。
新しいチャレンジを描くシーンは、見ていると元気をもらい、優しさにあふれたシーンは、見ていると、優しくて温かな気持ちになれます。

とびだせ どうぶつの森 / とびだせ どうぶつの森 amiibo+ / とび森 / Animal Crossing: New Leaf
8

のんびりと楽しいゲーム

「とびだせ どうぶつの森」は、自分が村の村長になって、自分だけの素敵な村を作ることが出来たり、季節のイベントなどを楽しむことなどが出来る、のんびりと楽しめるゲームです。
可愛いどうぶつたちとおしゃべりを楽しむことが出来たり、お気に入りの家具を集めて素敵なお部屋を作ったり、魚釣りや虫取り、商店街でお買い物などなど、楽しいがいっぱい詰まっているので、とっても面白いです。
このゲームのおすすめで、すごく楽しいところは、季節のイベントです。
クリスマスやハロウィン、カーニバルにイースターなどのいろんなイベントがあって、クリスマスは自分がサンタさんになってどうぶつたちにプレゼントを配ったり、ハロウィンには仮装してびっくりさせたりして、わくわくがいっぱいです。そのイベントの時にしかゲットできない家具などもあるので、遊んで、集めて、すごく面白いです。
もう一つのおすすめは、家具の色などを変えることが出来るリメイクです。色などを選ぶことが出来て、自分のお気に入りの家具にして、お部屋作りをもっと楽しむことが出来ます。
お部屋の数も、増やせるので、大好きなシリーズの家具を集めていろんなお部屋を作るのも、とっても楽しいです。
楽しいがいっぱい詰まった、面白いゲームです。

薄桜鬼
7

美麗イラストでスチルと攻略キャラ最高!

新選組という人気かつ競争率も激しく見る目が厳しい題材の乙女ゲーム。新選組を軸に歴史的背景を活かしながらメインキャラとの交流を深めるが、オリジナル要素で羅刹を取り入れたのが目新しい。それによりただの歴史ものの見方から新要素としてストーリーの幅が広がった。
攻略キャラは有名どころの土方・沖田・斉藤・藤堂・原田とオリジナルキャラ風間を加えた6人。なんといっても惚れ惚れする美麗キャラクター達。美麗だけでなく肉付きしっかりの男らしさが魅力なキャラクターに仕上げた絵師さんの力が強力。スチルも戦闘シーンの緊張感あるものから糖度高い甘々イラストまで文句なしです。
キャラクター自体も史実で言われているキャラクター像をうまく取り入れながらも、オリジナルシーンを随所に入れた為どのキャラクターも魅力満載できっとお気に入りのキャラが居るはず。
声優もそれぞれに合った大御所や人気の声優ばかりなのでこの点に関しても問題なしです。
また主題歌も吉岡さんの凛と通る歌声が薄桜鬼のイメージにぴったりで特にOPは何度でも聴きたくなります。
唯一の残念点はヒロインが守られヒロインで言動や心情が綺麗すぎる為好き嫌いが分かれるでしょう。戦いに加わるならもう少し見せ場を作るか、いっそ戦い以外で医療や手当身の回りの面専門で活躍する方が魅力的でした。

君と僕。 / 君僕
10

あの日と未来の大切なこと

この漫画は、幼馴染の4人に日本とドイツのハーフな転校生1人が加わった計5人の男子高校生の何気ない日常を、彼らを取り巻く人々と絡めて描いた作品になっています。日常を描いた物語なので、笑いもあれば感動もあり、読んでいてとても楽しい作品です。また、恋や友情、進路、人間関係、アルバイト、その他諸々、人生で誰もが一度は経験したことのある悩みや話題が含まれているため、どの世代の人でも恐らく共感できるはず。登場人物一人ひとりの個性も豊かで、きっと誰か一人には、自分を投影して読み進めるのではないでしょうか。物語自体は、前巻のネタがあったり、人間関係の流れがあったりは勿論するのですが、お話自体は独立したものが多いので、どこから読んでもそこまで置いてけぼりになることなく、楽しむことができると思います。
また、絵柄もふんわりと優しいタッチで、受け入れやすいものとなっています。作者さん独特の柔らかい水彩でのカラー絵は、見ていてとても落ち着くものです。
そして何より、登場人物の台詞がこの作品で一番オススメしたいところです。各キャラクターがとても大切なことを言っている場面も多くあり、ハッと気付かされることや、心打たれることが沢山ありました。この悩みを抱えていたのは自分だけではなかった、こういうふうに考えたら楽になれたんだ、というようなことも多く、きっと誰かの助けになるような言葉がたくさん散りばめられています。
青春時代、そしてこれからの人生にとって、大切なことに気付かせてくれる素晴らしい作品です。

ミラキュラス レディバグ&シャノワール
10

ディズニーチャンネルで放送している仏韓共同制作CGアニメが超オススメ

舞台はパリ。伝説のミラキュラスという変身アイテムを手に入れた二人の女の子と男の子のお話です。

主人公の女の子はマリエッタ。どこにでもいる普通の高校生です。
ですが彼女は普通よりも少しだけおっちょこちょいで、日々凡ミスばかりしてはクラスメイトのクロエにバカにされています。
そんな彼女が手に入れたのが、伝説の変身アイテム・ミラキュラス。このアイテムを手に入れる事によりてんとう虫のような衣装を身にまとったレディバグに変身する事ができるのです。
ミラキュラスを手に入れる事によって彼女の周りは大きく変化していきます。

そしてもう一人の主人公アドリアン。
誰もが憧れる人気モデルでお父さんは有名なデザイナー。
けれど数年前に大好きな母親を亡くし、学校にも行かせてもらえずに少し孤独な男の子です。
そんな彼はミラキュラスでシャノワールというネコ型ヒーローに変身します。

そして出会う二人。
マリエッタはアドリアンの事が好きで、アドリアンからシャノワールに変身した彼はレディバグに恋をします。
実は近くにいるのにお互いに片思いをしている二人のカッコよく、そして時に愉快なストーリーとクルクルと良く動く表情に動きが大変魅力的なアニメです。

日本では2018年7月にディズニーチャンネルで放送が始まったばかりなのでまだまだフランスや韓国などよりも話数は遅れていますが、その魅力的なストーリーとキャラクターで人気爆発しているようです。

早くCSだけでなく、地上波などで放送されもっと認知度を深めて欲しい良作のアニメ。
それが「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」です。

お互い40代婚
7

40歳同士の出会いから出産まで

作者のたかぎなおこさんが39歳から43歳の間に出会い、結婚に至り、出産し、三人家族になるまでの怒涛の流れが描かれています。
たかぎさん目線でしか描かれていないので、お相手のおつぐやんが実際どういう気持ちで結婚に至ったのか、それまで結婚していたかなどはわかりませんが、おつぐやんが穏やかほのぼので家事もする優しい人だったからうまくいったのかなーと思う内容でした。特につわりのときや出産のときなどは可哀想に思える場面も…。
結婚して2人暮らしの時はほのぼの生活で楽しそうでしたが、妊娠してからはいろいろと大変そうに感じました。二人も産まれてすぐも不安だけど、自分達がもっと歳を取って子供の体力についていけなくなるのでは…と先々のことまで考えてしまったり…。40代婚は気になるところが変わるんですね。
今まで他にも妊娠・出産のエッセイマンガは読んだことがありますが、妊娠率を上げるための妊活について知ったのは初めてかもしれないです。お金も時間もかかるし、痛いし…大変なんですね。生理は来ていても妊娠する卵子であるとは限らないとは…知りませんでした。
2人がどんどん太っていったのも気になりました。子供のためにも長生きしてほしいです。

ロッキンユー!!!
9

一度でも楽器を触ったことのある人間なら間違いなく青春時代を思い出す傑作

とある高校の「ロック研究会」を舞台に、バンドを始めた少年達の成長を描いた青春ロックドラマです。
やりたいことを見付けたいと切望していた一年生の男の子を主人公に、初めて生の音楽に触れ、歌う喜びを知り、誰かと一緒に演奏する楽しさを感じていく模様が緻密に描写してあります。
物語の中でメンバーが抱える苦悩や葛藤は、楽器を扱ったことのある人ならば、一度は感じたことがあるであろうリアルなモノです。一つ一つのドラマが進行していく度に、目頭が熱くなります。
一作品としては、線が粗かったり、セリフの言い回しにに気になる点があったりしますが、それを補って余りある熱狂度が確かにあります。
等身大で描かれる登場人物の人物像は、誰にでもどこかしら共感出来るところがあり、彼らが成長していく度に、自分自身も成長出来ているような気さえしてきます。
また、演奏パートなどで見ることが出来るダイナミックな動きは臨場感抜群で、実際に存在する曲の歌詞が引用されていることも相まり、絵と文字で構成された世界の中でも、「ライブ感」を肌で感じることが出来ます。
先の展開が気になる秀逸な物語構成、個性豊かなキャラクターなど、音楽にあまり興味が無い人でもきっと楽しめる注目作です。

ずっと真夜中でいいのに。 / ずとまよ / ZUTOMAYO / ZTMY
9

古参という言葉が通用しない勢い

2018年の夏頃にYouTubeを見ていて、ふと見つけたミュージックビデオを気になって再生したのが、このアーティストを知ったきっかけでした。
普段は王道なものから少しマニアックなものまで聴いているのですが、『秒時を噛む』という独特な曲名に惹かれ、再生しました。イントロは心地いいピアノから始まるのですが、とにかく旋律がおしゃれで衝撃を受けました。

ジャンルはロックに入ると思われますが、どこかポップな感じも上手く混ざり合って新しい感覚に浸りました。
ボーカルは女性の方で、リズムにきっちりとハマる歌詞と、優しい雰囲氣の声が特徴的です。声だけで言うと、現在活躍されているアーティストの中で近い声の方もいらっしゃるかもしれませんが、さまざまな音が声と共に響くことで、とても個性的なサウンドを生み出しています。
そして、サビのボーカルの刺さるような高音が、聴いていてとても爽快です。また、細かな部分の歌い方など、表現力も高く、聴いていて飽きません。
また、このアーティストのもう一つの大きな魅力は、ミュージックビデオとの世界観が絶妙にマッチしていることです。『秒針を噛む』からはじまり、現在までに3本のミュージックビデオが公開されていますが、それらは全てイラストで作成されており、曲の世界観が際立っていてとても美しいです。そして、11月には待望のミニアルバムが発売されたので、ぜひ手に入れて聴き入りたいと思いました。

ガタカ / Gattaca
9

才能より努力!SFヒューマンドラマ映画

この作品のジャンルはSFに属していますが、どちらかといえば「ヒューマンドラマ」の部類です。この映画は、私の中では3本指に入るくらいの面白さです。実際、某映画評価サイト「Filmmarks」さんでは、古い映画にも関わらず4.0/5.0という高評価を叩きだしており、今もなお愛される不朽の名作です。
この作品は、遺伝子操作によって優れた人間「適正者」と、劣った人間「不適正者」が、区別されてしまう世界が舞台になっています。この世界では、「不適正者」は「適正者」に差別され虐げられて、なりたい仕事にも就けません。
そんな世の中で「不適正者」として生まれてしまった主人公ヴィンセントは、「適正者」として生まれてきた弟と、両親からいつも比較されて暮らしていました。彼には、幼少期から夢があります。それは、「宇宙飛行士になること」です。
彼はそのために、沢山勉学に励み大学をでた後に、NASAの入社試験を受けます。筆記試験、身体試験の成績の結果は、合格点の水準を遥かに超えていましたが、NASAの試験には、もう1つの超えなくてはならない壁がありました。それは、血液検査です。血液検査では、「不適正者」は絶対に受かりません。ですが、彼の意思は誰よりも強く、夢をあきらめませんでした。最後の秘策として、血液ドナーを頼る事にしました。「適正者」であり、足を不自由になり、夢を断たれてしまった陸上の元金メダリストのジェロームを血液ドナーとして協力してもらい、自らの血管を細工して「適正者」として生まれ変わった彼は、再度NASAの試験を受けるのでした。見事、試験に合格して彼は、NASAの社員になることに成功しました。ですが、これからが本番です。血液を常に提供して貰って「適正者」を装っているヴィンセントに対して様々なトラブルが襲いかかるのです。彼は不正をバレずに果たして、宇宙飛行士になれるのでしょうか。そして最後は誰もが、涙する展開が待っています。気になる方はぜひ見て見てください。

ハクソー・リッジ
7

デズモンド・ドスの覚悟と信念の物語

主人公デズモンド・ドスは、熱心な信者である母親に育てられました。父親はアル中で常に酔っては、母親を殴るような人でした。それでも母親は「戦争に行く前の父さんを見せてあげたい」と、言います。父親は戦争で心を蝕まれていたのです。
デズモンドは恋人ドロシーに出会い、幸せな時間を過ごしますが、「国に奉仕したい」と軍隊に入隊を決めます。父親は「お前に出来っこない」と心配します。結婚の約束をして、デズモンドは入隊します。
同じ隊には屈強な訓練兵が揃います。鬼軍曹の元でしごかれながら、訓練をこなしていくのですが、デズモンドは武器訓練を拒否します。「人を殺す」のは信念に反するという理由です。上官たちは「戦争は殺人とは違う」と説得しますが、頑なに拒否をします。そして軍法会議にかけられます。絶対的に不利な中、父親が助けに入りデズモンドは「武器を持たない衛生兵」を認められます。
一通りの訓練の後、デズモンドの隊は戦地入りをします。そこは「ハクソー・リッジ」沖縄の戦地です。断崖絶壁の崖には長くおおきな網が張られており、そこを人が登って行きます。崖の上は戦地です。一進一退の攻防が続きますが、日本軍が総当たりしてきてアメリカ軍は撤退を余儀なくされます。しかし、デズモンドはその場に留まります。大勢の負傷者がいるからです。
デズモンドは負傷者を見つけては、応急処置を行いロープで負傷者を一人ずつ降ろして行きます。一晩で57人もの命を助けました。その中には、敵兵の日本人まで含まれていました。「もう一人だけ助けさせて下さい」と神に繰り返し祈りながら。
デズモンドの「国に奉仕したいが、信念は曲げられないという覚悟が見える作品です。敵国が日本であること、また信仰心が題材であることで理解に苦しむ部分がありますが、多くの命が救われたのも事実です。

ゴブリンスレイヤー / ゴブスレ / Goblin Slayer
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ゴブリンとは…群れをなすもの

同タイトルであるゴブリンスレイヤーとは最弱の敵ゴブリン(子鬼)を狩る冒険者を意味します。
この最弱の敵が群れをつくり人や村を襲い人々は恐怖に落ちる。そんな中、主人公は最弱の敵をひたすら倒す。主人公は最弱の敵を毎日のように倒しているだけなので、周りから蔑まれ、たまたま高ランクになることができたと噂をされ、浮いている存在でした。ただ彼はそのような噂に耳を貸さず、ゴブリン狩りに勤しんでいる。主人公がここまでゴブリンに執着するには理由があるのですが、そこは本編を見ていただきたいと思います。
一言でまとめると主人公がひたすらゴブリンを倒す物語。
主人公の見た目としては鎧姿(あまりいい装備ではないらしい)であるが、主人公は頑なにその装備で討伐に向かう。主人公いわく、動きやすく体に馴染んでいるらしい
ギルドから依頼を受けゴブリン討伐に向かいます。村へ向かったりゴブリンの住処である洞窟に侵入し、ガスで、火炙りで、弓で、魔法で、様々な方法でゴブリンを倒す。
時にゴブリンに反撃されピンチの状況になっても主人公は冷静に状況を把握し、最良の一手を繰り出す 手に汗握る展開もあり、残虐描写がたまにありますが見ていて飽きず次回が気になる作品だと思います。