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syoku01のレビュー・評価・感想

RE:BORN
10

凄いアクションを見たいならこれを観るべき!!

数々のアクション映画が邦画・洋画に存在しますが、この映画『RE:BORN』はその中でも頭一つ飛びぬけてる。
ストーリーとしてはかつて特殊傭兵部隊に所属していた主人公が、あることで部隊を自らの手で壊滅させる。その後はある少女と石川県加賀市でコンビニ店員として慎ましい日々を送っていたとき、主人公の周りで殺人事件が起きていきそれがかつての部隊の上官で、主人公はそのかつての上官と上官率いる部隊と戦う……というお話です。

この映画、特筆すべきはアクションである。
主人公・敏郎の役を務める坂口拓が織りなすゼロ・レンジ・コンバット(零距離戦闘術)と呼ばれる格闘術を駆使して出されるアクションは他の映画では観れない素晴らしいものです。
ゼロ・レンジ・コンバットは本来、戦場で使うことを想定して作られた実戦戦闘術で、同映画内で出てくる稲川義貴先生が創設したものであります。

映画内では素手でのアクションはもちろんですが、ゼロ・レンジ・コンバット特有の肩甲骨を利用した身体操作・ウェイブを利用して相手を自在にコントロールして、相手を投げ飛ばして戦ったり、銃・ナイフといった武器としての認識が強いものから、スコップ・植物の蔦・鎌といった日用品をも武器として戦うのは圧巻の一言。リアルなアクション映画が観たい人には絶対オススメできる作品です。

Undertale / アンダーテイル
10

優しく温かい物語

地上から隔絶された地底世界が舞台の物語だ。
プレイヤーはモンスターたちの住む地底世界に落ちてしまった『ニンゲン』の子供を操作し、様々なモンスターと出会い、地上に帰るための冒険を繰り広げていくというストーリーだ。
本作のキャッチコピーは、『誰も死ななくていいやさしいRPG』で、必ずしもバトルでモンスターを倒す必要がない点がシステム上の大きな特徴だ。

戦闘でモンスターを倒す事も可能だが、話しかけたり等、様々な行動により、戦闘せずに終わらせる事も可能だ。
戦闘は一風変わっており、一般的なRPGのコマンド選択式のバトルに、シューティングゲームのような要素を組み合わせた物となっている。
この戦闘で取った行いにより、ゲームは3つのルートに分岐する。

地上から地底世界に落ちてしまった人間の子供は、あるモンスターによって危機に陥ってしまう。それを助けたのは、ヤギのような姿の、トリエルという女性だった。
トリエルは人間の子供に地底世界での生き残り方を伝授し、自宅に招き、実の子供のように接する。
しかし、人間の子供は地上に帰らなければならない。トリエルと別れ、人間の子供は様々な個性的な住人達と出会い、彼等と交流をしながら地上を目指す。

この世界の住人達は皆ユニークでいて、そして心優しい。
それ故に『あるルート』ではプレイヤーにとって非常に辛い選択をしなければならなくなる。この『あるルート』だけはどうしてもクリア出来ないというプレイヤーも多数存在する。

どのルートも至る所に涙を誘うシーンがある。是非、全ルートクリアを目指して欲しい。

スピッツ / Spitz
10

変わらないの中にこそ光るバンド

スピッツというバンドが国民的バンドになってから、もう四半世紀以上も経つなんて誰が思うだろう。それくらいスピッツというバンドの威力は今も衰えてはいない。2021年でデビュー30周年を迎えるこのバンドは、音楽性の違いだとかメンバーのスキャンダルとかで脱退や解散をしていない唯一のバンドではないだろうか。
ボーカルの澄んだ歌声。激しいけれど、繊細なギターサウンド。リズミカルだけど、歪んだ音のベース。まっすぐで心地いいドラム。
スピッツというサウンドはこの4つのピースが合わさってはじめて完成するのだ。
ボーカル・草野マサムネが作る妖しくて繊細な楽曲はデビュー当時から変わらず、聴くものの魂を揺さぶる何かがある。
デビュー当時から変わらない。
そう、スピッツは変わらないバンドなのだ。
変わらないという言葉は悪い意味に聞こえるかもしれないが、この変わらなさがスピッツの一番の魅力だと言える。
今、世界は大きく変わろうとしている。
目まぐるしく変わる世の中についていこうとしている私たちが少し滑稽に見えるくらいにスピッツは「変わらない」を突き通している。変わる事に疲れた。そう思った時はスピッツを聴いてほしい。変わろうとしている者の体と心を、変わらないバンドサウンドがソッと寄り添ってくれるだろう。

Maroon 5 / マルーン5
10

ぜひMaroon5を聞いて欲しい

Maroon5はアメリカ合衆国で結成されたバンドです。世界のトータルのセールスで1億1000万枚を記録していまるポップグループです。
なんといってもこのバンドの一番の特徴はボーカルのアダム・レヴィーンの高音の歌声です。男性の歌声とは思えないようなハイトーンの綺麗な声が特徴です。またついつい口ずさんでみたくなってしまう頭から離れない爽快なメロディーもたまりません。アメリカでの人気はもちろん、昨年には日本でライブを開催するなど、日本でも絶大な人気を誇ります。
まず聞いて欲しい曲はYouTubeでも現在再生回数29億回を叩き出しているSugarです。Maroon5という歌手は知らなくてもこの曲のサビなら聞いたことがあるという人は多くいるかもしれません。一度聞いたらやめられないテンポ、メロディー、高音の歌声はハマること間違いなしです。洋楽を聞いてみたいと思っている人にもオススメです。他の曲も何度かグラミー賞を受賞しており、どの曲を聞いてもアクセントが効いていてアダムの高音がピッタリな曲です。またギターの音も素晴らしく何度か聞いているとすぐになんの曲か分かるようになり、胸のゾワゾワがたまりません。ぜひMaroon5を聞いて欲しいです。

ステキな金縛り / Once in a Blue Moon
3

ところどころおもしろいけど…

『ラジオの時間』などの三谷監督作品。
幽霊が殺人事件の目撃証人にって話で面白そうと思ってみたけど、あんまりだった。まず、長い。みていて疲れる。あと、幽霊は落ち武者なんだけど、全然現代的で、今の時代に出てきた違和感もないし、主人公がパッと見、独り言言って見える場面でも、その可笑しさが描かれてなくて、何がしたいんだって感じだった。たしかに西田敏行の落ち武者はキュートでおもしろいんだけど、それは西田敏行の魅力なだけで話自体は別にという感じ。
三谷さんは古畑とかラジオの時間とか好きだったので、とても残念でした。最初に書いたけど、やっぱ三谷映画は年々長くなりすぎだと思う。これもあれもいいシーンだからて入れてるんだろうけど、話のつながりが変で見ていてつらい。あと、話の着地がひどくて、最初落ち武者幽霊はなんか先祖の未練を果たしたくて、裁判への出頭を望むんだけど、結局最後にはその話はうやむやになって、成仏もせず現世にただよっているし、急に主人公が亡くなった父に会うみたいなズレた話がクライマックスになってる。そうなると、落ち武者さん、どうなるのかなてみていた私は、なんか置いてきぼりでなんだよ!て思った。また、そのクライマックスシーンの長いこと。もういいわって思った。とにかく長い作品です。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 / Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales / Pirates of the Caribbean: Salazar's Revenge
10

親子の物語!

タイトルは最後の海賊で、おそろしい亡霊海賊も出てきてそこもおもしろいですが、この作品は「親子の物語」だと思います。父親を助けたい息子、父親に託されたもので人生を切り開いた娘、とても良いストーリーだと思いました。
バルボッサが自分の娘に最後「お前は宝だ」というシーンは最高です。ジャックは相変わらずの活躍ですが、ジャックが身に着けているものがどんなふうに渡されたのかを知ることができて、とてもおもしろかったです。
ジャックが「強いもの」を出し抜き、ひょうひょうとした態度で勝利をつかむ姿はスカッとしますね。誰しも、そういう願望があるのでは?なんて思います。例えば、会社の「強いもの」上司をはむかってもひょうひょうとしていられたら…そんな強靭メンタルの持ち主はそういないでしょうが、あんなふうに自由に生きられたらなぁと憧れます。
「自由」はパイレーツオブカリビアンの中でも共通したテーマかなと思うので、海賊暮らしのようになににも縛られず、自由に生きたいという大人の願望も叶えてくれる、そんな映画だと思います。パイレーツオブカリビアン最後の海賊は、愛らしいサブキャラクターたちの活躍も見逃せません。みんなで力を合わせてパール号を守っていくところが大好きです!

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
9

シリーズの中でも1番面白い

ジョジョの奇妙な冒険は沢山の部があります。私はその中でも5部の黄金の風というシリーズが1番好きです。話の内容を簡単に説明すると、麻薬を街から無くすためにボスや敵と戦うという話です。主人公のジョルノは、街の子供たちなどに麻薬を流すギャングのボスに自分がなって、街から麻薬を無くそうとしています。戦っていく中で色々な敵と出会います。その戦いが私はすごく好きです。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも1番熱い戦いなのが5部なんじゃないかというくらいかっこいいです。そのかわり仲間のために死んでいくメンバーもかなり多いです。しかしみんな必ず死ぬ前に仲間にメッセージを届けたり、仲間を救って死んでいきます。そういうところもすごくかっこいいなと思います。
私は黄金の風のなかで1番好きなキャラクターはブチャラティです。ブチャラティはジョルノのチームのリーダーです。まだ20歳で非常に若いのに大人っぽい考え方や仲間思いの性格が私は大好きです。見た目もかっこよくてお洒落です。ブチャラティは最終的にはボスに倒されて死んでしまうのですがブチャラティはジョルノたちを救うために犠牲になりました。でもブチャラティのおかげでジョルノはボスを倒すことが出来たのでブチャラティの死は決して無駄ではなかったのです。ジョルノはギャングのボスになって麻薬を街から無くことが出来て本当によかったです。きっとブチャラティやほかのメンバーも喜んでいると思います。

シティーハンター / CITY HUNTER
7

お洒落なアニメ

子供の頃、何気なく観ていたアニメだけど、大人になって再び観たらお洒落なアニメだと気づいた。大人が観るに耐えうるものという感じで主人公の冴羽獠がとにかくカッコいい。また、オープニングがいちいち手が込んでいて、曲とマッチして毎回オープニング早送りせず観てしまう。全体的なアニメのテーマカラー、メロウな色彩が冴羽獠の扱うマグナムの銃の色にマッチしていてこれがお洒落な雰囲気を醸し出してる。冴羽獠や毎回出てくる美女たちの部屋に必ずかけてある額縁の絵がなんともアートスティックでスナイパー、街の掃除屋と呼ばれる殺伐とした話を癒してくれる効果がある。また、都会的。ビルの建物たちと、人、アート銃とシティハンターを構成する要素に冴羽獠のモッコリが加わってなんとも言えない奇妙な魅力が観るものを惹きつける。アートやお洒落にうるさいフランス人がこのアニメに魅了されついには実写版がフランスで作られて放映され大人気なのも頷けるようなアニメ史上上位に入る作品ではと思う。また、あんなに美女を追いかけ回しているのにかおりや冴子、獠にとって大事な存在であればあるほど一定の距離を置いているのがまた恋愛模様が逆に気になってしまい続きが観たくなる。

パッション・パレード
9

アメリカでのスーパー高校生達の青春と人種問題

日本を舞台にした超能力一族のミステリー「朱鷺色三角」の前シリーズからガラッと変わって、この作品はアメリカンハイスクール青春物語です。
超能力を持つ一族の末裔の高校生・穂津見霖(ほずみりん)は全米No.1コーチと呼び声高いグイド・モレリに見出され、バスケットボールの英才教育を行うキャンプに参加する為、一人渡米しアメリカ合衆国イリノイ州のイーストハミルトン高校に編入する。
そこで生徒会長のジューンや義弟で頭もさることながらあらゆるスポーツの天才キングに出会う。
またキャンプでは初めてのアジア人に白人から嫌がらせされたり、黒人からかわれたり、チームにも馴染めずビクビクしてしまう。練習レベルに付いていけず、つい近付いて来たグルーピーの女にパーティですすめられたドラッグをやってしまったり、ボロボロの精神状態になるものの、生徒会長のジューンの言葉とコーチの言葉から徐々にアメリカでの生活にもキャンプにも慣れて来て、キャンプの黒人ジョーカー達とも仲良くなっていく。
霖が立ち直った頃、日本で猫かぶりしつついい加減な高校生活を送っていた従兄弟(実は異母兄)零も目標をハーバード大学に定め、進学の為に霖のいる高校にやって来る。そこに一番の能力者で霖にしか懐いていなかった小学生の蕾が強引について来る事になってしまう。
夏休みにはみんなでキャンプに出かけ、そこで絡んできた大学生と揉めたり、零に片思いしていた女子がジョーカーといい感じになったり、ジョーカーが犯罪の濡れ衣を着せられ彼の育ったスラムの現状を知ったり、青春とスポーツと恋と人種差別までアメリカの高校生の生活が垣間見れる物語です。クライマックスはバスケでレギュラーになった霖がキャンプ最後にキングと対決する試合が見どころ。またその後、夏の揉め事と人種差別、一族の問題のせいで生命の危機に陥ったり…とにかくドラマティック&ダイナミックな物語です。主人公の恋の行方も良かったですが、プレイボーイだけど一族の呪いで血族しか愛せない零と蕾の未来を予感させるラストも良かったです。
複雑だけど兄弟の絆、ブロマンス的要素も楽しめる本作は少し古い作品ですが、前シリーズと合わせてオススメです。

"E"qual
9

TOKONA-Xの相方"E"qual

2004年に他界した日本屈指のラッパー「TOKONA-X」と同グループM.O.S.A.D(モサド)のリーダー。
名古屋のラッパーと言えば「TOKONA-X」や「AK-69」が注目されるが、”E"qualを押す最大の理由は楽曲制作もこなせるということ。
ラッパーは一般的に楽曲はビートメーカーに依頼するかDJがビートメイカーとして楽曲を制作するかが主流ですが、”E"qualはラッパーとしの才能とビートメイカーとしての才能も持ち合わせています。

ラッパーがビートメイクすること自体はそれほど珍しくはないですが、ラップが良くても曲がダメなアーティス、曲が良くてもラップがダメなアーティストが多い中は”E"qualど「どちらも良い」というのが特徴です。

そんな”E"qualで一番の名作はやはり1stアルバムの「Get Big The Ballers」です。
「Get Big The Ballers」は楽曲の殆どがセルフプロデュースとなっており、彼のビートメーカーとしての才能を堪能できるアルバムとなっております。
ラッパーとしても正統派のラッパーでありながら枠にとらわれることの無いフローや迫力のある声質で他のラッパーと一線を画しています。
フューチャリングを好み客演作品が多いのも彼の特徴とも言えます。
名古屋はHIPHOP豊作地帯なので他のラッパーに隠れてしまった部分もありますが”E"qualは間違いなく日本屈指のラッパーだと思います。

アンコール!!
10

愛のメッセージ

かなり口下手で不器用だけど、ものすごく妻のマリオンを愛しているアーサー。そして、そんな夫を愛している病気療養中のマリオン。お互いを思いやった素敵な老夫婦の物語です。
それぞれの思いを歌で伝えるシーンがあるのですが、マリオンがアーサーに向かって歌った「True Colors」の「私には見えるのあなたの本当の色 それがあなたを愛する理由 だからそれを見せることを恐れないで」、アーサーがマリオンに向かって歌った「Lullabye」の「おやすみ 僕の天使 さあ夢見る時間だよ」という歌詞が情景にぴったりで、涙が止まりませんでした。
愛する人を失った喪失感は計り知れません。殻に閉じこもった人が心を開くのは怖いことかもしれないけど、大事なもののためなら自分を変えることができるのだと感じました。すぐに先が読めてしまうようなベタな流れですが、歌っていいな、仲間っていいな、夫婦っていいな、家族っていいな、と心がじわじわと温かくなりました。こんな夫婦になれたら幸せだろうと思います。一つ残念なのは、邦題の「アンコール!!」ではなく、原題の「Song for Marion」方が良いように感じました。わかりやすいので。

ゾンビランドサガ / ゾンサガ / Zombie Land Saga / ゾンビランドサガ リベンジ / ゾンサガ リベンジ / Zombie Land Saga Revenge
9

一度見たら忘れられない新感覚ゾンビ系アニメ

ゾンビランドサガとはMAPPA、エイベックス・ピクチャーズ、Cygamesの三社が、構想から4年の歳月をかけて作製した最近めっきり減ったオリジナルテレビアニメ。キャッチコピーは『新感覚ゾンビ系アニメ』。
少女たちの願いは一つ『私たち、生きたい。。この時点で生き残るために戦うかと思いきや、一言で言うなら『ゾンビが佐賀でアイドルになる』物語です。これを見た時点で脳内にクエスチョンマークがいっぱい出るでしょう。

この物語は、諸々の事情により不運にも亡くなってしまった7人の少女たちがゾンビとして蘇りアイドルになるというもの。
主人公『源さくら』がいきなり事故にあったり、助かったと思ったらゾンビに襲われたり、実は自分も死んでゾンビになってたりと怒涛の展開からの巽幸太郎(宮野真守)で腹筋崩壊間違い無し!
さくらは幸太郎によって佐賀を盛り上げる「ゾンビランドサガプロジェクト」でアイドルグループのリーダーに。
アイドル活動を通じゾンビとして蘇った彼女たちは過去の自分とも向き合いつつアイドルとしての目標を持つことに…。そして明かされるゾンビランドサガプロジェクトに隠された幸太郎の真の目的とは…。

ゾンビという特異性を生かしたギャグ要素満載のアイドルアニメですが、時に涙を誘う展開があったり、胸アツ展開があったり、佐賀県のご当地ネタが豊富でついつい佐賀に興味を惹かれます。
各キャラの死んだ年代によって言い回しだったり、方言だったり、いろいろな年代に刺さる演出も魅力の一つですし、いろんなパロディネタも多々盛り込まれており何度も見返してしまうことになると思います。
特にご指名で決まった宮野真守さんの『全部お任せ』の演技は必見!ディレクション無しの宮野真守節は圧巻!!
ゾンビものらしく伏線はいっぱいあり、どこで回収されていくのか回収されずに終わるのかも見どころの一つです。

アイドルものには欠かせない音楽も、エイベックスさんが割とガチで頑張ってくれたようでいろんなジャンルがぶっ込まれていてすごい。
主題歌も一度聴いたら耳を離れない、ついつい2度3度と聞いてしまうその名も『徒花ネクロマンシー』。
ゾンビの可能性を広げる革新的アニメです。

コナン アウトキャスト
8

本当の戦争

舞台は紀元前100年くらいだと思います。ヨーロッパかな?アーノルドシュワルツェネッガーの主演映画英雄コナンが元ネタです。(本当)

謎の壁で隔離された「追放の地」で色々な罪で貼り付けの刑にされていた奴隷を、たまたま通りかかった英雄コナンが助ける所から始まります。
つまり主人公は罪を犯した奴隷です。主人公は何も知らない世界で何が出来るのかを確かめながら生き延びていきます。
一応エンディングは追放の地を出てクリアらしいですがそれをする必要はありません。
虫を食べ川の水を飲み石や木で武器を作って動物を狩り服を作り家を建て増築するなど生き延びる事がこのゲームの本筋です。
そしてこのゲームの醍醐味はここからです。
「それをする人が50人いる」という事です。
オンラインで繋ぐと一つのワールドに50人入れます。
50人がともに「自分が生きる為」という目的の為に殺し合います。
公式設定のワールドでは24時間殺し合いが出来るとともに日本時間で言う18時~23時までの間は建物も破壊することができます。
このゲームは電源を落としてもログアウトした場所でキャラクターが寝ているだけなので侵入されれば殺されてしまいます。
安定した生活をしていても家を壊され物を奪われ命まで取られて全てを失い復讐を誓う。そんなゲームです。
殺し合い奪い合いの末に何があるのかはまだ誰も知りません。
全員がこのゲームをやめるまでは…。

はたらく細胞 / Cells at Work!
9

とても勉強になる!体内細胞擬人化漫画!

この作品は、人体を大きな街に、そして、白血球や赤血球などの体内細胞を人間の姿に置き換えて、人体の中で起こる現象と、その時細胞がどんな風に活動しているかをコメディタッチで描く、新感覚な体内細胞擬人化ドタバタコメディ漫画です。2018年夏にはアニメ化もされました。

擦り傷や花粉症、熱中症やインフルエンザなど、人体に起こる様々なトラブルがわかりやすく解説されていて、小さい子にも勉強代わりとしておススメできます。トラブルに慌てふためきながらも、細胞たちみんなで協力して立ち向かっていく姿は、笑えると同時に、胸に熱いものが込み上げてきます。
そして!何より私のおススメが、主人公格である、ドジで方向音痴な赤血球の女の子と、仕事熱心でお人好しな白血球の青年の絡みです。ドジを踏みながらも、精一杯自分の仕事を頑張る天真爛漫な赤血球と、そんな彼女を心配しつつも、好ましく思いながら見守る白血球。37兆個の細胞が住まい、一期一会は当たり前の世界で、2人は不思議な縁で何度も巡り会い、交流を深めていきます。
そんな2人、未だ友達以上には発展していませんが、見ているとほのぼのした気持ちになると同時に、お節介を焼いて2人の仲を進展させたいような、そんな気持ちになります。そんなわけで、はたらく細胞、私のイチオシの漫画です!

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
5

内容が薄っぺらい

ララランドの音楽チームがこの作品に携わっていると聞いて、観る前からかなり大きな期待を抱いていまいたが、何だか内容が薄っぺらくて少し残念でした。
音楽はどれも良かったです。特にThis is meのキアラ・セトルの力強い歌声と、演者を鼓舞させるような壮大な音楽は涙腺にきました。流石ララランドの制作チーム、期待を裏切りません。だけれども、やはり、内容はもう少し厚みがあってもよかったのかな…と思います。
夢を叶えるには多くの犠牲があることは分かっています。しかし、主人公はあまりにも自分勝手なんじゃないかと、口先だけは上手いクズ男なのではないかと、そう思わざるを得ません。
最終的に妻や娘達がショーを観に行って喜んでいる描写がありますが、あのシーンに私は感情移入することができませんでした。あれだけ振り回された後に夫の成功した姿を見てもそこまで喜べないのは私だけでしょうか…。
周りが声を揃えて「面白かった!」と言っていたので期待値を高く見積もり過ぎたのかもしれませんが、スッキリしな終わり方でずっとモヤモヤしています。残念。音楽や美術設定は非常に良かったので、このクオリティを保ちつつもっと内容に深みのあるような作品が出る事を期待します。

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
8

初心者でも楽しめる!やりこみたいゲーマーにもおすすめ!!

操作性は直感的で簡単だと思いました。なので、小さいお子さんでも楽しめると思います。基本は4対4の対戦ゲームなのでオンラインができる環境が必須です。
実力がランクによって決まっているので、明らかな格上の相手と戦うこともほとんどないですし、逆に初心者相手に玄人をぶつけて対戦するなんてこともないです。
自分一人だけ強くても勝てないのがこのゲームのいいところで、チームの協力がないと勝てないです。敵陣に単身突っ込んで負ける等ありがちです。チームプレーがうまくいったときのガンガン攻めれる爽快感はたまらないです。
友達をわざわざ家に呼ばなくても、オンラインで一緒にプレイすることができるので、遠くに住んでいる友達やSNSで知り合った新しい友達と遊ぶこともでき、通話アプリなどを使って、敵の位置を教え合ったり、作戦を立てて戦うこともできるので、勝ちやすくなります。
ゲームバランスの調整を適度に運営側が行ってくれるので、チート級に強いブキがあったりとかは他のゲームに比べて低いと思います。
新ステージや新ブキの追加も適度に行われるので、飽きることなくプレイすることができます。
そういった運営側の取り組みのおかげで、ニンテンドーswitchを持っている2人に1人がこのゲームを持っているようです。

クリーピー 偽りの隣人
10

サイコパス感半端ない!

私は何の気なしに怖そうという感じでこの作品をレンタルしたのですが、想像をはるかに上回った怖さ、なんかもう隣人という存在に対する恐怖感が植え付けられました。これぞサイコパス!というか人間の恐ろしさが詰まっている作品だと思います。そういう作品が苦手な方には到底おすすめは出来ませんが、人間の怖さを味わいたい方には自信を持ってお勧めします。
まず、ある夫妻がメインのお話で、引越しをし新しい家の隣人に挨拶をしにいきます。その時点でなにかがおかしい隣人なのです。別に何をされたでもないのですが、会話のテンポが噛み合わない、感覚が噛み合わない。その絶妙な感じをめちゃめちゃ表現されています。演出も凄いですし、演者さんも凄いと思います。そしてその後どんどん狂っていくのですが、そこは割愛してオチについてです。
オチってめちゃめちゃ大事で、途中が良くても最後がダメだとその作品の総評が下がりますよね。その点で言うと、この作品は私の中で根強い秀逸さを今でも誇っています(事実2回も観てますし)。その理由なのですが、オチが適当でないところ。最近のホラーの邦画で多いのが皆死ぬエンドだと思っていて、それだとなんかあぁなんだ全員殺られたのか。くらいですが、この話は違います。登場人物が全て大変なことになってからまだ続きます。そこがまた良いのです。ホラーの邦画の中では群を抜いて私は秀逸だと思っておりますので、本当にオススメです。

テイルズ オブ シンフォニア / Tales of Symphonia
9

人権問題を考えさせられる作品。やりこみ要素も多いです

異なる種族間の争い、がテーマだと思います。
主人公は誰に対しても平等に接する熱血漢で、多くの仲間が彼に救われています。
この作品は、好感度システムが採用されており、選択肢によって好感度が左右され、エンディングが変わります。
また、とあるキャラルートを選ぶと、とある仲間が裏切り、死にます。
誰のルートに進むかで得られる称号や、アイテムなどが異なるため、すべてをコンプリートしようと思ったら何周もしなければなりません。それを面倒と考えるかは人それぞれですが、クリア後のグレードショップで経験値10倍を選べばあっという間にストーリーをすすめられます。
戦闘は、近年のテイルズ作品と比べるとフリーランがないなど物足りませんが、そこは慣れで何とかなると思います。
戦闘はシンボルエンカウントなので、戦闘回避はしやすいと思います。
戦闘の難易度はそんなに高くないと思います。
称号によってパラメータの上がり方が異なります。
ミニゲームなどもありますが、ミニゲームはあまり面白くないと思います。称号の為に頑張る感じです。
ちなみに、裏ダンジョンはクリアするには2時間程度必要だと思います。途中でセーブができないので、時間がある時しかできません。その点はマイナスです。

遙かなる時空の中で3
10

最強主人公であり、歴史に興味を持つきっかけにもなる

最新のパッケージで主人公が攻略対象のキャラを抱えていることから最強主人公との通り名がついているゲームです。確かにメンタルが他のキャラに比べて強く、諦めない考え方も見習いたいと思えます。また、『遙かなる時空の中で』シリーズで攻略キャラが史実に登場する人物名であるのは初であり、この作品で源平合戦などに興味を持ち始めた人も少なくないと思います。度重なるリメイクや遙かなる時空の中で3シリーズは無印を含めて3本もあることから、強い魅力があると言えます。ストーリーの流れは主人公と幼なじみの兄弟が異世界に飛ばされ、龍神の神子として、八葉として活躍し、怨霊や龍脈の穢れを正しながら、攻略キャラとの恋愛を楽しむものとなっています。よくある恋愛シュミレーションゲームと違い、戦闘があることが大きな違いだと思います。個人的には平知盛・平重盛(銀)兄弟の話が好きで、何度も回想録を見ました。最新のultimate版を購入すればできるので、是非1度プレイして欲しいと思います!さらに、このultimate版からそれまでリメイクされても攻略出来ずにいた藤原泰衡さんも追加購入すれば攻略出来るようになりました。リメイクを重ね、ストーリーや攻略キャラやスチルが増えているので、1度遊んだことのある人でも最新版を購入して再びやりたいと思えるゲームです。

CivilizationⅤ
10

夜の無い世界へようこそ…

CivilizationⅤはcivilizationの文字通り「文明」が主役のゲームです。
プレイヤーは日本やアメリカ、イギリスフランスなど30種類以上の実在する国家の指導者となり、石器時代から現在までの約6000年間で自国を一流の文明へと成長させます。
6000年もの歴史の中でプレイヤーは都市を建設し国民を増やし、狩猟や石器といった古代技術からコンピュータや宇宙開発、果ては核融合のような近現代技術の開発を行いながら、他国を圧倒し時には征服することを目的とします。

非常に壮大な内容のゲームですが、プレイヤーには世界の歴史や小難しい知識は必要ありません。何故ならこのゲームの特徴はその扱っているテーマではなく、その驚異的な中毒性にあるからです。
Civilizationシリーズは、海外製のゲームで海外ではその中毒性の高さから一部の間では麻薬に例えられるほどで、実際日本人の中にもうっかりこのゲームに手を出してしまったために社会復帰できなくなってしまった人もいるほどです。
実際プレイしてみるとわかりますがセーブをして終わらせようとしても、ここまでやったら中断しようと思ってもなかなか中断ボタンを押せず次のターンへと進んでしまいます。ゲームくらいでそんなになる訳がないとお思いでしょうか。ですがそう言って抜け出せなくなってしまった人は数知れず。その面白さと奥深さ故に自信を持って100点満点でお勧めしたいゲームではありますがうっかり手を出してしまうとはまりにはまってやめられなくなってしまうかもしれないこのゲーム、プレイするかどうかの判断は皆さまにお任せしたいと思います。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
8

青春バスケ漫画

不良の高校生である桜木花道(主人公)がバスケットボール部に入り、全国大会出場、制覇を目指すという物語です。最初は、好きになった女の子に勧められて入部をしましたが、桜木花道はどんどんバスケの才能を発揮していきました。実際全国大会への出場という目標は叶いましたが、全国制覇はできませんでした。
個性豊かなキャラクターがたくさんいます。主人公の通っている高校だけではなく、他校にもたくさん面白いキャラクターがいます。主人公の同級生である流川楓は、無口なのですが、とてもかっこいいです。そしてバスケの才能も高く、努力家という面を持っています。高校生だけでなく、先生も面白い人がたくさんいます。主人公の友達(仲間)もとても面白いです。水戸洋平はかしこい雰囲気があり、実際に友達に欲しいと思います。
スラムダンクにはたくさんの名言があります。私のオススメは「あきらめたらそこで試合は終了ですよ」という言葉です。これは主人公の学校の顧問の先生である安西の言葉です。これは、スポーツのみだけでなく、どの場面でも使える言葉なのではないかと思います。安西先生のような先生が実際にいたらいいなと何度も思ったことがあります。

ゼノブレイド2
9

粗はあるがそれを含めても最高の作品

ゼノブレイド無印を未プレイだったため、制作発表時は購入する気はありませんでした。しかし、E3でのトレイラーを観て、ひとめぼれいたしました。幻想的な雰囲気に磨き抜かれたキャラクターデザイン、どうみても熱い少年漫画的ストーリー!我慢できずに発売日に購入してしまいました。
まず、第一話時点で熱すぎました。これから明らかになっていくであろう設定を匂わせ、楽曲の盛り上がりに合わせての急展開。最高です。時折入るギャグシーンのノリが古臭くて苦手という意見も散見されましたが、私は楽しく拝見しました。話数が進むにつれて暗く、重くなっていく雰囲気のことを思うとあってよかったと思います。
キャラクターたちのモデリングも素晴らしく、かわいらしいものであったため、ずっとテイルズのようなJRPGを遊んでいるような気持ちでいましたが、間違いでした。七話で思い知らされました。これはゼノシリーズで間違いありません。思い返せばサーペントもメカメカしかった…。テンションを抑えきれず、EDまで一直線に走り抜けました。
キャラクターたちの言葉が胸にすっと染み込むようで、とても感動しましたが、泣くほどではないかな~なんて思っていました。しかし、ED曲が流れ、歌詞を目にした瞬間に大号泣…。本当にいいゲームです。フィールドデザインも素晴らしく、冒険心のワクワクが止まりませんでした。万人受けするものではないと思うので勧めるのは難しいのですが…私は大好きです!!

カスミン
8

主人公春野カスミ目線で探るヘナモンの正体は「異質」な何かと誰かさんたち

2001年10月から2003年にかけて、今でいうEテレに当たるチャンネルで『カスミン』というアニメがやっていました。
一言でいうと、「妖怪の家に居候をすることになった女の子」が主人公です。作中の妖怪は「ヘナモン」という呼称を持ちます。精霊または付喪神のような存在です。
仕事以外は何もできない両親の下、家事能力や根性を鍛えられたカスミは、手違いで人間界で暮らすヘナモンたちをまとめる霞家に住むこととなります。タイトルにもなっている「カスミン」とは、この家に住む龍王(ヘナモンの王)の息子、龍之介に付けられた物でした。
濡れ雑巾、ポット、デジカメなどが命を持ち、人間と似た姿の霞家の面々は皆超常的な能力を持ちます。当主の仙左右衛門が言うように、ヘナモンと人間は長らく交流を断絶するほどに「異質」な存在なのです。
そこに一石を投じるように、カスミの同居が決まりました。元々は仙左右衛門の勘違いが元なので色々と彼から脅しをかけられるものの追い出されることも霞に変えられる(よく言われる脅し)こともありません。
ここで注目したいのが、ヘナモンが何を表しているか、ということです。異質なものと分かり合えるか、手を取り合えるかとの寓話とも取れますが、カスミはヘナモンと接するようになってから色々と初めての経験をします。
これらの体験が、カスミの目から見たヘナモンという「異質な存在」として描かれているようにも思えます。
第2話で、霞家の娘、蘭子が離婚をし、遊び仲間の風神と雷神を呼び出して出かける描写があります。この二人は暴走族風のいでたちで、到着の際には雷鳴と突風を合図に現れるのです。
風神雷神が現れる直前、カスミは蘭子が強がりながらも本音では離婚のことを引きずっているとみて色々話しかけていました。少し歩み寄ろうとした矢先の風と雷です。恐らくカスミはバイカーというものを意識したのはこれが初めてでしょう。雷のような爆音と、風のように百走るバイクはいつの間にか姿を消します。
第2話のラストでは風神が酔い潰れた蘭子を迎えに来させるため霞家を訪れますが、頑固な仙左右衛門は出ず、カスミが自ら風神のバイクに乗り込みました。ここで風神たちのバイクが人間の使うそれとは「異質」であることが分かります。彼らのバイクは空を飛ぶのです。カスミにとっては初のバイクの同乗。見ようによっては、風のように早く、空を飛んでいる錯覚を覚えたとも取れるでしょう。
カスミ第4話でカスミはヘナモンの子供達を集めたヘナモン保育園で保母さんの代わりをします。子供の世話くらいしっかり者のカスミには簡単、ということもありませんでした。カスミも一応小学生なので「子供」ではありますが、更に幼い子のパワーや発想に負けることは多々あります。実際、ヘナモンの子供たちは能力でカスミをからかいました。幼い子たちも小学生にとっては「異質」と言えるのです。かつて自分が幼かったころのことも忘れるほどに。
他にも奇妙なアイテムが登場し、出来事がたくさん起こりますが、概ねハートフルな物語です。絵もかわいらしいディフォルメ系で、ちょっと「異質」な何かと誰かさんたちを戯画化して描くのには丁度いいのかもしれません。

山田くんと7人の魔女
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タイトルなし

以前この作品は、ドラマがとても話題となりましたね。自分も流行るようにドラマは観たのですが、アニメと漫画は今まで興味すら持ちませんでした。ですが最近、アニメと漫画の両方を見てとても感動しました。

ドラマにはドラマのストーリーや役者たちの演技、色々な素晴らしさがあるのですが、同時にアニメや漫画にも異なったストーリーの面白さがありました。

アニメ版の最後の方では主人公の山田くんが儀式を行った代償として、魔女に関わる全ての記憶を忘れてしまったのですが みんなの熱い想いと努力により 記憶を取り戻したという結末でした。

一方、マンガ版では、山田くんの彼女の白石さんが 実は魔女を作り上げた統括的な存在で、山田くんとずっと一緒にいるという願いの代償として 自分が高校を離れたら自分の記憶を全て忘れて、周囲の自分への記憶も全て忘れられてしまいます。
ですが彼氏の山田くんには忘れないでほしいと第7の魔女にお願いして、高校を離れて海外に行ってしまいました。
納得のいかない山田くんは、最初はどうすることもできずに落ち込んでいたのですが、白石さんが卒業手形というものを受け取りに卒業式に戻ってくるという話を聞き、作戦を練りました。
そして決着の卒業式の場面に飛び、白石さんが登校してくるも、やはり全て忘れてしまっている様子。山田くんが必死に話しかけるも全て冷たくあしらわれてしまいます。
痺れを切らした山田くんは「お前が話しかけてこいって言ったのにふざけんな!つまんねえ顔しやがって」と怒鳴りつけます。その言葉に白石さんはやっと反応を示し「つまらないやつなんかじゃない!」と怒り返します。そう、この言葉は入学当初の知り合う前に、2人が交わしていた言葉だったのです。

これには私も『おかえり』という嬉しい気持ちになりました。
そしてここからは11年後に話が飛び、山田くんや周囲の人たちの未来の話に移り、山田くんと白石さんは結婚という結末でした。

アニメも漫画もどちらも素晴らしいストーリーだったのですが、わたしが最も感動したのはマンガでした。後半までは山田くんと白石さんの立場が逆だったというだけで、あまり違いは見受けられなかったのですが、読者の最も期待する『結婚』がマンガにあったのが大きいと思います。

とても引き込まれるファンタジー感に、キャラクター達それぞれの交錯する思いはとても考えさせられるところがありました。