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nousagiのレビュー・評価・感想

ぐらんぶる / Grand Blue
10

憧れ!?のキャンパスライフ!

1人親元を離れ、最高のキャンパスライフを夢見る主人公北原伊織。親から紹介された家で最初に出会ったのはなんと美女!?ダイビングスーツを着た姿を見て、どこかで見たような印象を受けた伊織だったが、その後の光景に落胆する…。裸でどんちゃん騒ぎしているむさ苦しい男衆!!!伊織はすぐさま見てないフリをし、扉を閉めた。しかし、男衆に捕まってしまい連れ込まれてしまう。伊織が調子に乗り暴れるように酒をガブ飲みし、ふと気がつくと隣にはいとこの千紗がいた…。伊織は慌てて千紗に久しぶりと声をかけるが、伊織の姿を見た千紗の態度はひどく冷たく、虫を見るような目で伊織の事を見るのだった。これから伊織は千紗の信頼を取り戻すことが出来るのだろうか!?
大学初日、ガイダンスがある伊織は二日酔いで出席していた。隣の席には美女が座っていて、いきなり2人きりで飲み会のお誘いを受けた!!!というところで目が覚めた伊織はパンイチで大学の正門前に寝ていたのだ。実は前日の夜、むさ苦しい男衆に酒を飲まされ、記憶を飛ばしながら大学初日のことを気にしていた伊織のために、先輩たちがパンイチで伊織を捨てて行ってくれたのだ!?
そんな伊織が出会った美女とダイビング、そして心優しい!?野郎達!酒とノリであふれる最高のキャンパスライフが描かれている作品!

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
10

単なる推理ものではない

「名探偵コナン」は、タイトルからも分かるように、探偵が主人公の作品です。
次々と起こる難事件を主人公のコナンが解決していく作品です。
読者は、コナンの推理を楽しんでいくわけですが、この作品はそれだけではありません。確かに、犯人は誰であるのか、どのようなトリックを使ったのかを考えながら漫画やアニメを楽しんだり、コナンの推理に関心したりというのが一番なのですが、それ以外にも大きな魅力があります。それは、恋愛です。
原作者の青山さんがこの作品を「殺人ラブコメ」と言っているように、登場人物たちの恋愛も見どころとなっています。コナン(新一)と蘭だけではなく、小五郎と英理、服部と和葉、高木刑事と佐藤刑事、などたくさんのカップルが存在します。それらの人物たちの恋愛模様も楽しむことができるのです。彼ら彼女らの関係性を見て羨ましくなったり、応援したくなったり、じれったくなったりすることでしょう。
また、作品を通して様々な知識を身につけることができるというのも、この作品の魅力です。コナンはもちろんですが、頭の良い人物が数多く登場する作品であるため、様々なことを知ることができます。暮らしに役立つ豆知識から専門的なことまで様々です。作品に触れるだけで知識が増えるというのも、この作品をオススメできる大きな理由です。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
7

おなじみドS男子♪

のだめには天才的なピアノの才能があるのに、トラウマがある。玉木宏演じる千秋への一途な恋心ゆえに、そのトラウマを克服しようとする成長ストーリー。
現実に、イケメンでドSなのになぜか冴えない女子を好きになってくれて、お片付けをしてくれてご飯を作ってくれて、時々デレてくれる男子がいるのかどうかは置いておいて見ると、とにかく玉木宏版ドラマは素敵。上野樹里演じるのだめのしゃべり方がうざすぎることは我慢して、見る価値はある。瑛太、水川あさみ、福士誠治、向井理と豪華メンバー。
クラシック音楽がテーマなので、流れる音楽を聴きたくなるのも見どころ。現実にうんざりして、「こんなイケメンいないかな」と妄想したい人にはオススメ。「のだめやかましいわ!」と思う人には向いていないだろう。
小出恵介演じる“体は男子で心は乙”の真澄との三角関係は笑える。
全体的にドタバタコメディ。韓国でもドラマ化されていて、主役は人気のチュオンだけど、悩めるパク・ポゴムが食っている感じ。韓国版の方が言葉が分からないこともあって、のだめのうざさがちょっと減って面白いと思った。興味ある方は、そちらもオススメ。
コミックは1巻のみ読んだが、いつか全部読んでみたい。

Angel Beats! / エンジェル ビーツ
9

笑いあり、感動あり

舞台は死後の世界。現実で死を遂げた少年少女たちが自分たちの運命に立ち向かう話である。

主人公は現実で死を遂げて記憶喪失の状態で転生される。目覚めると、そこには天使と呼ばれる少女と戦うグループ「死んだ世界戦線」がいた。彼らは一人一人現実で壮絶な過去を持っており、その過去(トラウマ・後悔)から解放されたときに死後の世界から消えるというストーリーだ。

最初の方に描かれている特に何も思わない行動が、伏線となっていて最後に伏線回収がされています。
ここまで完璧なアニメは今まで見たことがありません。笑いや友情、恋愛、憎しみ、感動など、どの面から見ても面白いです。

個人的には第5話が一番笑うことができました。
最終話ではとても感動し、涙が止まりませんでした。面白いアニメは何度も見れるものですが、見るたびに感動してしまうため、繰り返し見ることができませんでした。

少し残念だと思ったのが、過去が明らかになったのは主要キャラクターの一部だけでした。もう少し他のキャラクターの過去も見てみたいと思いました。
アニメの内容から外れますが、オープニングやエンディング、アニメ内で流れる曲はとてもいい曲でした。調べたところ、一部の曲はLisaさんが歌っていました。

ストリートファイターV / ストV / スト5 / STREET FIGHTER V
9

格闘ゲームの王道ここに極まれり

私は元々格闘ゲームをするタイプではなかったのですが、ひょんなことからストリートファイターV(以下ストV)を始めてみました。始める前の知識は『波動拳・昇竜拳』を芸人・猫ひろしのネタで知っているくらいで、ほぼ何も知りませんでした。

いざ初めて見るとコレがなかなか難しくて、対戦うんぬんの前にコンボというコマンドを入力して攻撃を出すということが中々できないのです。私が不器用なタイプだからというのもありますが、安定してあの『波動拳』を出すのに3日はかかったと思います。

そんなわけで1ヵ月くらいコンボの練習をしていました。そのあたりから「そろそろネット対戦をしてみるか」と思い立ち、やってみたのですが全く勝てませんでした。ランクマッチという同じくらいの実力の人と対戦ゲームモードなので、ある程度は戦えるかと思ったら皆さんかなりお強い。とはいいつつも、物凄く面白くて毎日のようにやるようになっていきました。

徐々に負けばかりではなく勝ったり負けたりできるようになり、格ゲーの醍醐味であるとされる「読みあい」というものの楽しさも分かってきました。ネット対戦なので全く知らない人とデジタル空間で1対1でやりとりをするのですが、対戦している内にまるで会話しているような感覚にさえなるのです。

『波動拳・昇竜拳』しか知らずに始めたストVでしたが、今ではすっかりハマってしまいました。

ヲタクに恋は難しい / ヲタ恋
7

ヲタクじゃなくても楽しめる作品

タイトルからヲタクの方向けの作品という印象を受けますが、アニメや漫画に全く詳しくなくても楽しむことができます。また、恋愛要素も強すぎないため、恋愛映画が苦手という方でも楽しめます。
ミュージカル映画の様に、出演者の方がたくさん歌って踊るため、ミュージカルを見ているような感覚になります。帰りに口ずさみたくなるようなキャッチーな曲も多いです。
特に、桃瀬成海役の高畑充希さんの歌とダンスは必見です。ミュージカルにも出演することが多い歌が上手な女優さんであるため、歌にもダンスにも安定感があります。また、二藤宏嵩役の山崎賢人さんも歌って踊ります。山崎賢人が歌って踊っているところは他の作品では中々見ることができないと思います。さらに、賀来賢人さんと山崎賢人さんはヲタ芸も披露されています。クールな役が多い印象の山崎賢人さんのヲタ芸や変顔は貴重だと思いますので、山崎賢人さんファンの方にはぜひ見てほしいです。
さらに、福田組作品には欠かせない賀来賢人さんやムロツヨシさん、佐藤二朗さんが脇を固めていて、クスクス笑えるシーンがふんだんに盛り込まれています。恋愛要素は少なめですが、成海が宏嵩の家に行って一緒にゲームをするシーンはキュンキュンします。ヲタク要素、恋愛要素、ミュージカル要素、コミカル要素と様々な要素が詰め込まれているため、様々な方が楽しめる作品となっており、一見の価値ありです。

天国と地獄〜サイコな2人〜
7

タイトルなし

ある日、ひょんなことから互いの魂が入れ替わってしまった女刑事と連続殺人鬼?の攻防の日々を描いたミステリーサスペンス

綾瀬はるかが演じるヒロインの望月彩子は、幼い頃から正義感が強く、生真面目で、小学校の頃にクラスで濡れ衣を着せられた過去があってからは「理不尽を通さない世の中にしよう」と固く決意して警察官となった。警視庁捜査一課の刑事となってからも、持ち前の正義感と生真面目さを大いに発揮して、事件捜査に日々まい進していた。

また、高橋一生が演じる連続殺人鬼?の日高陽斗は、ベンチャー企業「コ・アース」の社長であり、知的で人に優しく、社員にも慕われる好人物であった。

そんな二人はある日、はずみで歩道橋の階段から共に転落、日高の所持していた不思議な石の力によるものか、なんと互いの体がチェンジしてしまった、ここから二人の熾烈な入れ替わり生活が始まる。

彩子は日高が殺人犯であるとほぼ確信しているが、入れ替わったままではむろん逮捕は出来ない、それどころか、入れ替わりを逆手に取られ、日高に言われるがまま、互いの生活はそのまま継続するという事態になってしまった。どのみち、日高には容疑が掛っているので、このまま放っておけば自身が日高として逮捕される可能性があり、日高を容疑者から外すためにも彩子は日高に協力するしかなかった。

信念と正義の人である彩子が、こともあろうに殺人の容疑者の言いなりになって、まるで別世界である社長としての生活を送る様子はとても面白かった、彩子のことを煙たがっていた先輩刑事の川原に執拗に追われるところや、バディを組んでいた後輩の八巻がフォローに走ったりする辺りも上手く花を添えている。

繰り返すが日高は優しい人間である、入れ替わった後もクウシュウゴウを名乗る一連の殺人事件の犯人を守るために奔走した。むろん捕まれば犯罪者となり、これまでの生活も失いかねない、真犯人の指紋が事件現場で採取されたことを知った時に吐き出した「もう駄目だ」は印象的だった。

最後には日高は真犯人や彩子を庇って、連続殺人の罪まで被ろうとする。彩子は彩子で自身が罪に問われかねないことも顧みず、私の正義を守らせてと、必死に日高に本当の事を言うように懇願する。こんな二人が入れ替わり、苦境の中で火花を散らしたところに、この物語の一番の見所を感じました。

大脱走
10

大脱走

いわゆる実録もの、第2次世界大戦を舞台にした、群像ドラマ。連合軍捕虜に、頭を痛めたナチスが、面倒な捕虜を一箇所に集めて監視すれば面倒なことを防げると思い、実行した。しかしながら相手の捕虜の方が、一枚も二枚も上手であった。脱走のプロが集まる者たちが、このまま何もしないわけもなく、着いたその日に問題を引き起こす。日本人の場合と違って白人というか西洋人は我々と考えが違いすぎることに、この映画を見て気付きました。白人のバイタリティーのすごさ、反骨精神の強さ前向きな気持ちの持ち方、白人は個人主義といわれますがいざとなったら集団になっても力を発揮できる人たちなのだと思いました。その中で一番象徴的な人物が、スティーブ・マックイーンふんするヒルツではないかと思います。この男のなんとたくましいことか。逃げて逃げて、何度つかまっても決してあきらめない精神力には映画を見ながら何度も拍手を送ったものか。もちろん他のメンバーの人たちもつわものばかりで、ナチ相手に命懸けで勝負を挑み人間としての尊厳を掛けた戦いをくり広げるさまをナチ相手に挑むのです。この映画の面白さを日ごろ平和だ反戦だといっている人たちに見せたら、なんというか見ものです。

ガン×ソード / GUN×SWORD
7

2つの復讐劇

この作品は『コードギアス』『無限のリヴァイアス』『スクライド』などの監督で知られる谷口悟朗が監督を務めた、”復讐劇”をメインに据えた作品である。
全26話のうち、前半は世界観についての掘り下げがメイン。
一般的なロボット系である操縦可能なヨロイ、主人公であるヴァンが復讐に至る経緯、世界が遠い未来であることの示唆には谷口作品らしいクセの強さが含まれる。
物語の後半はヴァンの復讐対象である通称「カギ爪の男」とその同志であるオリジナル7との戦いにシフトする。
また、物語の途中で同じくカギ爪の男に復讐を目論むレイと知り合うが、相性が悪く時折お互いを利用し合う関係。
ヴァンとレイはお互いに最愛の人をカギ爪の男に殺害されていたのであった。
矛盾するようだがカギ爪の男は「幸せの時」という、人が争わずに済む世界の構築という途方もない夢を見ていた。
しかし対立する者を愛するあまり殺害して泣いたり、同志の死を「そうですか」で終わらせる辺り、感情は壊れていると言って良い。
ヴァンの旅が進むにつれて仲間が増える。
仲間たちは幸せの時を阻止するためヴァンに同行していた。
幸せの時とはカギ爪の男の争わないという意志を惑星中に散布して強制的に従わせるものである事が判明したのだ。
だがヴァンとレイは違う。あくまでも最愛の人を奪われた復讐のためであり、その役を譲るつもりもない。
敵であるオリジナル7から、幸せの時が訪れればカギ爪の男は死ぬと諭されても、ならば早く殺さなければいけないと言う。もはや復讐しか残されていないのだ。
刻一刻と幸せの時が迫る中、どちらの復讐が果たされるのか?あるいは間に合わないのか?
仮に復讐が成ったとして、その生き甲斐を失った2人はどうなるのか?
ぜひとも復讐のあり方というものを見届けてほしい。