mihoko10226@mihoko10226

mihoko10226
mihoko10226
@mihoko10226
15 Articles
19 Reviews
0 Contributions
0 Likes
mihoko10226

mihoko10226のレビュー・評価・感想

夫婦以上、恋人未満。
8

夫婦以上恋人未満の魅力、注目すべき点

まず、夫婦以上恋人未満のおおまかなあらすじを説明します。冴えない男子高校生の薬院次郎は授業の一環として夫婦実習という行事を通して、性格が真逆の存在である、ギャルの渡辺星と一緒に暮らすことになります。最初は嫌がる二人でありましたが、夫婦としての親密を高めればペアを交換できることを知り、お互いがなりたい人とペアになるためにしぶしぶではあるが、夫婦生活を始めるのでした。最初は点数を稼ぐためにファーストキスやハグなど様々な取り組みを通して、時にはギクシャクし、時には喧嘩することもあるなかで、だんだんと二人がお互いのことを知っていきます。この漫画の最大の魅力は、登場人物たちの心情の変化の表現です。特に主人公の次郎は自身の気持ちが自分でもわからなくなる場面があり、その状況を自分と重ねあわせることで漫画の世界に入り込むことができます。また、もう一つの魅力は情景描写です。登場人物たちの心情に合わせた、天気などの表現が詳しく描かれており、人物の感情を引き立たせます。少しネタバレをすると主人公の次郎は次第に星のことを好きになっていくのですが、その過程が本当に人間味があって、これは読んでみないとわからないと思います。本当におすすめなので、是非読んでみてください。

浜田省吾
10

老いれば老いるほどいい声になるシンガーソングライター

広島県出身のシンガーソングライター、浜田省吾さん。
私は28歳ですが、母の影響で小さい頃から省吾さんの歌を聴いています。そして親子でライブに行きます。66歳なのに1回のライブで4時間弱も歌っておられ、才能や努力や人間性すべて本当に尊敬します。
【省吾さんの曲について】
曲の内容も甘い恋もあれば切ない恋、家族、戦争、孤児、環境問題等さまざまなジャンルがあり、特に社会問題に関しては考えさせられます。若いときの歌声はハリと勢いがありそれも良いのですが、66歳になった今の声がとっても渋くていい歌声です。男性NO1!と思っております。メジャーな曲は「JBOY」「マネー」などですが、わたしが1番好きな歌は「FATHER」です。「FATHER」は曲名の通り父の歌ですが、世の中のお父さん達を応援する歌です。お父さんは毎日会社に行くのが当たり前と思っているお父さんが満員電車での出勤姿や会社で怒られていてしょんぼりしている姿など普段見せない姿が想像でき、あらためてお父さん”ありがとう”という気持ちになります。省吾さんは結婚はされていますがお子さんはいらっしゃらないため、この曲をかけることがすごいなと思いますし、聴き手の立場に立った目線だからこそ魅力があるのかなと思います。

BIGBANG / ビッグバン
8

BIGBANGの曲を聞けば必ず盛り上がる!

BIGBANGを皆さんにオススメしたい理由は、本当にどの曲でも盛り上がる!そして、ファッションや曲調などでコワモテな印象を持つ方もいるかもしれませんが、テレビやコンサートなどで見せるメンバー全員の喋りの可愛さ!歌を歌っている時はとてもかっこいいのに喋れば可愛い!このギャップがとてもたまりません。
その中でも1番好きなメンバーがG-DRAGONというBIGBANGのリーダーです。ラップ担当なんですが、作詞もでき、BIGBANGの曲は全てと言っていいほどG-DRAGONが作詞してます。有名どころで言えば、fantastic babyやBANG BANG BANGなどアップテンポの曲。でもバラードも最高です。last danceは、BIGBANGのメンバーが兵役へ行く前の最後の曲です。この曲は韓国語バージョンでしか出ていませんが、この思い出は忘れないよ、ファンのみんな待っていてね、という想いが伝わってとても感動します。
ほとんどのコンサートに行っているのですが、1番感動したのはLAST DANCE the finalです。メンバーのT.O.Pさんが兵役へ行って、1人メンバーが少なかったのですが、その分代わりに他のメンバーが歌ったりT.O.Pさんの声が入ったり。「あぁこのコンサートが終わったら2年間BIGBANGを見ることができないのか」と、殆どのファンが涙したコンサートです。
しかし2年後には、メンバー達が兵役から帰ってきます。残念ながらメンバーの1人は脱退という形になりましたが、これからも彼らを追っていきます。兵役から戻り一皮むけた新しいBIGBANGを見るのが楽しみです。皆さんもBIGBANGの曲やコンサート映像を視聴してみてください!

アンダーカバー/炎の復讐
10

アメリカ製クンフー映画の最高傑作!

「市民を犯罪から守る自警団」の美名に隠れ、市の支配を企む悪の秘密結社に闘いを挑む元警官を描いたアクション映画。
主人公のジェフ・ウィンコットはカナダ出身で「トロント・トルネード」の異名を取るほどのテコンドーの達人で相棒役のカレン・シェパード(元全米女子カラテチャンピオン)と共に香港映画にも決して見劣りしない格闘アクションを披露してくれる拾い物。
特に本作のアクションコーディネーターでもあるジェフ・プルートや坂本浩一がジャッキーを始めとする香港クンフー映画のファンという事もあるのか、かなりそれらを意識したアクションの構築に腐心しており、今までのハリウッド製の格闘映画では見られなかった「かなり痛そうな」スタント等も楽しめる。
中でも見ものは「自警団の入団試験」と称したシーンで、観てもらえれば分かるがジャッキー・チェンの「少林寺木人拳」の名シーンでもある「木人突破」をほぼ再現したかのような突破戦にはクンフー映画ファンならば必ず熱くなるに違いない。そういった作り手の「拘り」が詰まりに詰まった作品ということで、一人でも多くの人に観てもらえれば…と願ってやまない作品なのである。

コードギアス 反逆のルルーシュ / Code Geass: Lelouch of the Rebellion
10

ドキドキの反逆物語!

主人公のルルーシュが、世界一の大国やその国を守るために戦う強力な騎士たち、更には幼なじみであり親友のスザクまでもを敵にまわして、それでも弱者が虐げられない優しい世界をつくるために奔走する姿にとてもハラハラドキドキする作品です。
一度決めた目標のためならどんなことでもしてしまうルルーシュは、反逆者ゼロとして様々な反乱を起こしていきます。そのなかで沢山の人を殺していく様はもはや悪役のようにすら感じられ、物語の中盤ではルルーシュのしていることは本当に優しい世界に繋がるのだろうかと不安に思うことすらありました。そんな中、ついにルルーシュが優しい世界をつくろうと決意した理由である妹のナナリーにもその手を振り払われてしまい、ルルーシュは自分がしてきたことへの意味を見失いかけます。それでも優しい世界をと手を伸ばし続けたルルーシュは、最後には自分を犠牲にして世界から憎しみの連鎖を絶ちきり、そうすることでようやく世界は優しい方向へと歩み始めるのです。
ルルーシュの波乱万丈な反逆し続ける人生を描いたこの物語は、次の展開が読めずいつもハラハラしてしまいます。だからこそ面白く、早く続きが見たいと思わせるような作品です。

エド・シーラン / Ed Sheeran
10

ロマンチックなラブソング

エド・シーランといえば、多くの有名な曲や素敵な曲があり多くの人を虜にしていると思います。私もその一人ですが、王道すぎるロマンチックな歌詞がとてもいいなと思います。
彼はポップな曲やロックな曲も多くありますが、中でもやはりオススメするのがラブソングです。今ではキザ過ぎたり、王道過ぎて避けてしまうような曲をさらりと歌えるのは彼の良さではないかと思います。ゆったりとしたメロディーにやさしい歌声がとても心地よく、恋愛をしたいなと思えたり、リレーションシップにいるときも思い出になる曲があるのではないかと思います。今では恥ずかしいと思える事も曲にする事ですっと入ってきたり、直接はなかなか言えない事も、曲をメッセージとして受け取るといいのではないでしょか。
彼の人柄がよく出ているなと感じる事もしばしばあり、より好きになってしまいます。私のオススメの曲は二つあります。一つ目は「パーフェクト」です。ゆったりとしたメロディーに甘い歌詞がとても良いです。またビヨンセとフィーチャリングしたことでも有名かと思いますが、原曲同様にとてもオススメです。二つ目は「thinking out loud」です。題名を和訳しにくいかと重ますが、歌詞を聞くとうっとりしてしまいます。何度聞いてもドキドキしてしまうような素敵な曲が多いので、ぜひ聞いていただきたいと思います。

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
10

事実とフィクションが織りなす感動作

私が生まれて間もなくクイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーはこの世を去っている。なのでリアルタイムでクイーンというバンドの活動を知らない。それでもこの映画は楽しめるようになっている。
映画に使われているクイーンの楽曲は私のような世代でも聞き覚えがある曲ばかりだし、その名曲の数々を当時、クイーンがどのようにして作ったのかも映画を見ればわかる。
また、やはりエイズに感染し亡くなっていくという事実を持っているフレディの悲劇性が映画に厚みを増している。
この映画は事実を元にしているが、若干のフィクションが含まれているし、わからない部分なんかはバンドメンバーの後日談などで補完しているのであろう。
なので両性愛者といわれているフレディを同性愛者として描かれてるし、バンドメンバーにエイズ感染を告白するのもライブエイドの前になっている。
同性愛者として表現できたのは今の時代だからできたんだろうなと思う。
ライブエイド前にエイズ感染の告白を持ってきたのは映画の構成として大正解だと思う。あの告白の後のライブエイド一曲目「ボヘミアン・ラプソディー」の流れはやばい。歌詞の内容とフレディの心情がリンクする。
没後27年。フレディはこの映画で神格化されたようにも思える。

ウィッチャー3 ワイルドハント / The Witcher 3: Wild Hunt
10

世界一のおすすめゲーム

自由度が高い、広大なオープンワールドのゲームは数多くありますが、それらとは一線を画す作品です。RPGの究極形といって良いでしょう。

このゲームの魅力は、何と言っても選択と結果です。
RPGにはよく、怪物が村を襲っている、主人公が倒す、報酬を貰うという流れがあります。このゲームはその流れの中にいくつもの選択があり、結果がついてきます。
主人公は怪物退治を生業としていますが、怪物を退治するかどうかはほとんどの場合、あなたの自由です。また怪物も、自衛のため・復讐のため・仲間のため・特に理由もない・無差別に襲ってると思いきや深い事情があるなど様々なタイプがいます。
やむを得ない理由があり人を襲った怪物を倒す、倒した扱いにして依頼主に報告する、また倒さず人間側を糾弾するなんて選択も経験できます。
そして、その後にしっかりと結果がついてきます。
良かれと思ってやったことが裏目に出て怪物と人間の双方に悪い結果をもたらしたり、騙された結果無闇に命を奪ってしまったり、その結果大金や物を得たりなど。
怪物に優しいウィッチャー(怪物退治をする主人公たちのこと)であるか、人間に優しいウィッチャーであるか、公平なウィッチャーであるか、金に汚いウィッチャーであるか、全てはプレイヤー次第です。

原作が小説なのですが、出来の良い短編小説をいくつも見ているかのような気にさせてくれます。
どちらかというとアクションよりも話・会話に重きを置いています。

アクションはリアル指向に作られています。
主人公は伝説的なウィッチャーですが、想像を絶するような威力の魔法であったり、怪物を一振りでねじ伏せるような剣術もありません。
主に怪物に有効な霊薬を調合し飲み、怪物に有効な毒薬を作って剣に塗ります。魔法も小規模の炎や1回しか有効でない防御、霊鬼を実体化する陣に留まります。
その様子が、実際に何処かにこんな世界があるのではないか、あったのではないかという気にすらさせてくれます。

会話に重きを置いているため、洋ゲーなどをやった経験がある方が気になるのは日本語訳だと思います。
オープンワールドで有りがちなのが、まるでgoogleを使った訳がそのまま使われているかのように不自然な文章です。それがこのゲームには全くないのです。

きっと、うまくいく / 3 Idiots
10

インド映画は遠ざけていたが…

はじめてインド映画を視聴したが、私が今まで見てきた映画の中でもかなり上位にくる面白さだった。

まず最高なのが話の途中で唐突に始まるダンスである。インド映画の代名詞ともいわれるダンスであるが、そのダンスゆえに敬遠していた部分はあった。
しかし、この映画を見ればなぜハリウッド映画にはダンスがないのだろうと思うほどに「きっと、うまくいく」の重要なエッセンスになっている。

この映画は、インドの超難関国立大学のインテリ理系学生3人組+ヒロインたちの話であるのだが、私自身理系の大学に在籍していることもあり、多々共感できるところがあった。特に、癖のあるあの学長のような奴は私の大学にも実際にいる。現に自殺するまではいかないまでも、鬱になって辞めていく学生も少なからずいる。そんな冷徹な学長でも自分の娘に子供が生まれるとなると堅物からやさしい好々爺になる。その描写は非常に丁寧で実にハートフルである。

” All is well." これは、私の中でも特別な言葉になった。ランチョの放つアール・イズ・ウェルは何か特別な魔法を持っているに違いない。
ぜひ、私は大勢の人にこの映画を見てほしい。そうすればそれをきっかけにほかのインド映画もみたくなるはずだ。

ONE OK ROCK / ワンオク / ワンオクロック
10

僕にとって欠かせないバンド

僕は大学生になって友達の紹介により ONE OK ROCK(ワンオクロック)というバンドの存在を知りました。今となって感じることはもっと早く知りたかった。
それまで自分自身ロックというものをあまり聞いていませんでしたが、このONE OK ROCK の曲を初めて聞いたときにボーカルのtakaの圧倒的な歌声に引き込まれ、そこからハマってしまいました。
初めてONE OK ROCKのライブに行ったとき、本当に楽しく喉が枯れるほど叫んだのを今でも覚えています。彼らのライブはCD音源を超えます。断言します。
ライブの演出もそうですが、彼らのライブはただただカッコいいんです…。

また歌だけではなく、目標に向かって真っすぐに突き進む彼らの姿であったり、厳しい音楽の世界で戦ってきたからこそ言うことができる重みのある言葉を、時にライブ中にファンに投げかけてくれたりします。その言葉を聞いて僕も夢に向かって頑張ろうと勇気をもらいました。彼らは音楽以外の部分もカッコいいんです。

彼らがこれからのロックバンドを引っ張っていってくれる存在であることに間違いありません。ONE OK ROCK は最高のバンドです。今の僕にとって欠かせないバンドです。
ぜひ1回は聞いてみることをお勧めします。

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club
10

昔のアニメとは思えないくらいのクオリティ

漫画はもちろんのことですが、ドラマ化やゲーム、ドラマCD、書籍など様々なところで人気だった桜蘭高校ホスト部です。アニメの放送は2006年と懐かしのものですが、クオリティは今のアニメにも匹敵すると思います。
上流階級のいわゆるお金持ちが行くような高校・私立桜蘭学院高等部に通う藤岡ハルヒ。お金持ちではなく、特待生枠で唯一の庶民として入学しました。図書館で勉強しようとしましたが、どこの図書館も騒がしくて集中出来ないハルヒは、今は使われていないだろうと考え、南校舎の第三音楽室のドアを開けます。ハルヒもここから自分の人生が大きく変わるとは思っていませんでした。
南校舎の第三音楽室のドアを開けるとそこはホスト部でした。一に家柄、二にお金、財あるものは暇を持ち、暇を持て余した美少年たちが同じく暇な女生徒たちをもてなしうるおわすといいます。そこで、オークション予定だった800万円の「ルネ」の花瓶を割ってしまいます。当然弁償出来ないハルヒは、800万円の弁償の為にホストの犬として働くことに。しかしハルヒが女だということと、美形だったことから、メンバーの一員としてホスト部正式入部。ホスト部のメンバーである須王環を始めとする面々とハルヒによるラブコメは必見です!

ザ・フォーク・クルセダーズ
8

京都発、日本版「フォークソング」の起点となった「フォークル」

フォーククルセダース(略して、「フォークル」)は、加藤 和彦さん、北山 修さん、はしだ のりひこさんで一躍有名になったフォークソンググループです。
昭和42年ですが、「帰って来たヨッパライ」で実質的なスタートを切りました。
加藤 和彦さんと北山 修さんは、それぞれ京都でフォークソンググループを持っていました。
このフォーククルセダースは、学生(加藤さんは龍谷大学 北山さんは京都府立大学)のころから有名でした。
彼らに目をつけたのは、東芝EMIです。
テレビ全盛期に入ったころです。お笑いもまだ未完成で、ミュージシャンと言っても、大手の「渡辺プロダクション」がその多くを抑えていたから、完全な独立系である「フォークル」は、このころ進出してきた大手電機メーカー傘下の音楽グループ企業は、このフォークルをひそかに着眼していました。
東芝EMIは、なんとかフォークルとの専属契約を果たします。
でも、「どうせ売り出すなら、もっと”笑い”とれる人間を、くっつけてみたら?」ということで、同志社大学でミュジシャンをしていたはしだ のりひこさんを加えたトリオでの売り出しを企画します。
加藤さん、北山さんのグルーㇷ゚は、「イムジン川」に代表されるような、差別問題を取り上げたフォークソングを意図していました。
ところが、これではちょっと”暗い”と指摘されて、「帰ってきたヨッパライ」を世間にリリースすることにしたのです。
レコードの早回しとかで出てくる「アンニュイ」な歌声が、当時の若者には、受けました。
「オラは死んじまっただ、、、天国見に行ったダ、、、天国良いとこ、一度はおいで、酒は旨いし、ネエちゃんはキレイだ、、、ワア、ワア、ワア、ワア、、、」このフレーズ、ビートルズの「Ya、Ya、Ya」をもじったものです。
フォークソングにパロデイを加えて、”笑い”とることに徹しました。
果たして、彼らのプロットは、大変成功しました。
ただ、大学生までの「限定ユニット」と約束していたので、わずか1年間で”解散”となってしまいました。
これ以外にも、メンバー間で意思疎通がうまく行かなかったりして、惜しい解散となったのですが、はしだ のりひこさんは、解散後、「はしだ のりひことシューベルツ」とか、「はしだ のりひことクライマックス」で時流に乗りました。
加藤さんは、時代におもねないで、若手発掘に尽力します。サデスチック・ミカバンドで始まり、のちにYMOの登場を成し遂げました。
でも、加藤さんと北山さんは、解散のとき、「心の空白」に悩まされます。はしださんとの別れを悔みました。
そこで、「あのすばらしい愛を、もう一度」という曲をリリースします。これは、「はしだ のりひこさんとの、セッションを、もう一度」ということを暗喩した、パロデイです。
もうちょっとグループ続けたら、もっと受けたのですが、高度成長の時代でした。おのおのが進む道が違ったのです。
北山 修さんは、何とか加藤さんとはしださんとの交流復活を願っていました。
ところが、はしださんは原因不明の低血圧に悩まされていました。
加藤さん、北山さん、そしてアルフィーの坂崎さんで、1回だけ「フォークル再結成」をNHKテレビでやりました。
残念だったのは、加藤さんが借金苦にして自殺したこと、そしてはしださんが「パーキンソン病」で、もう余命がなかったことです。
でも、昭和の40年代を代表する「フォークル」は、今でも斬新なアイデアを出すトリオで、今ではなくなった「フォークソング 日本版」を成功させた最初のグループです。
加藤さん、はしださんの死を悼む人は多いでしょう。
もう一度、あの昭和高度成長期にあった歌と笑いをミックスしたフォークソンガ-のことを知る人は多いと思います。
「冥せよ、早すぎた天才フォークル」、せめてもの追悼として、結びといたします。

8

久々にいい映画観た

舞台女優が題材なので、舞台シーンが多かったのですが、映画のスクリーンを通して見るとなかなか迫力があり、実際に舞台にいるような感覚になりました。
漫画の原作があるらしいのですが、ぜんぜん知らずに観ました。原作は結末が違うようですね。

「キスをすると顔が変わる」という題材から、大体の結末は想像できました。まあ、醜い主人公が美しい人の顔を最終的に乗っ取るんだろうな〜と思ってみてましたが、想像通りでした。でも、そう思いながら観ていても、いつ乗っ取られちゃうんだとハラハラしてしまいます。

この作品の本当に伝えたいメッセージはなにか?とも考えてしまいます。

最初は単純に、「醜い顔だけど心は優しい主人公」「顔がきれいだけど心が汚いライバル」的な構図も想像していましたが、それは違いました。
結局誰もが醜く、みな自分本位の考えで生きている印象です。
人間は見た目が醜かろうと美しかろうと、結局はそうなのかもしれません。それが作品で伝えたかったことなのかな?

それと、主人公の演技や他社に認められたいという承認欲求の強さも単純に「すげぇな〜」と思える作品でした。この自分の願望や夢への執念はちょっと見習うべきものなのかもしれません。

夏目友人帳 / Natsume's Book of Friends / 夏友帳
10

優しさがしみる作品です!

夏目友人帳は、主人公である夏目貴志が他の人には見えない、妖という存在が見えることでさまざまな出来事に巻き込まれていくお話です。タイトルでもある友人帳というのは、夏目の祖母のレイコが同じく妖の見える人で、その妖を相手にした際に、打ち負かした妖に名前を書かせ、まとめたものです。この友人帳にある妖の名前は、それがあればその妖を自由に使えるという結構危険なものです。その友人帳は、レイコが若くして亡くなり、遺品として主人公の手に渡ります。そしてその友人帳を巡り、さまざまな妖たちが夏目の元へ訪れます。いろんな事情を抱えた妖と夏目の出会いが感動ものです。

この作品と見所、というか感動するところは、主人公夏目の心境にあると思います。夏目は妖が見えることで人から気味悪がられ、また、祖母のレイコが亡くなっただけでなく両親も早くに亡くなってしまい、親戚の家を転々とするのですが、そこでの扱いも良くないというのは悲惨な状況を生きてきました。そんな中にいたのに、夏目自身があまりグレていないというか、歪んでいないのです。みていただくと良くわかると思うのですが、すごく優しい心を持った少年です。はじめの頃は多少ツンツンした態度をとってはいるものの、誰かが困っているとつい手を差し伸べてしまうような性格をしています。

この作品では、夏目の心の中の声が多く出てきます。その言葉が優しく、心にしみていくものが多いのです。そこが一番見所だと思います。なので私は日常で感動したいと思った時、癒されたい時にこの作品をみています。夏目友人帳は少女漫画ですが、男の人も読めるような内容になっています。アニメでもやってましたので、ぜひ一度見てみてください!

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
10

心に響く言葉が詰まっている

フルーツバスケットには幾度となく泣かされました。なかなか見たことないような設定の不思議な物語ではありますが、一人一人のキャラクターに焦点をあてて物語が進んでいきます。
メインキャラクターの本田透、草摩由希、草摩夾の話もスゴクスゴク良いですが(特に由希君の話は泣けます)透の母の話や、草摩家当主の草摩慊人の話も素晴らしいです!なにより、主人公である本田透(女の子)がすごくいい子で、こんなにマンガの主人公と友達になりたいと思ったことはありません。
最初はよくいる純粋ないい子と言った女の子と思ったのですが、この子に至ってはもう包容力が半端ない。作中でも勿論ほかのキャラクターの支えになるのですが、読み手にも心に染みるような行動、発言をしてくれます。
私は何か嫌なことがあった時に、透君(彼女のニックネーム)の言葉を思い出したりします。そんな、自分のことを二の次にほかの人を支えてあげるような彼女自身にも悩みというか、闇があり、不安定になることがあります。その時は今度は支えてあげなくちゃ!という気持ちになります。私も実際に友達であったなら、透君のピンチとなればすぐに駆けつけると思います。彼女は紛れもなく私の好きな女の子のキャラクターナンバーワンです。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 / こち亀 / KochiKame: Tokyo Beat Cops
8

ベストオブマニアック!時代と共に移り変わるネタの多さにド肝を抜かれる!

長年にわたり週刊少年ジャンプにて連載していたレジェンド級のコメディ作品。
単行本に至っては200巻まで出ており、ファンの年齢層も幅広い。

あらすじはシンプルで、亀有公園前派出所勤務の主人公、両津勘吉(以下両さん)を中心に展開する日常ギャグ漫画である。
主人公の性格は非常に破天荒で荒っぽく怒りっぽい。連載初期のころには一般市民や野良猫にまで発砲するほどの人物である。おまけにギャンブル狂いで勤務中に競馬中継にかじりついていたり、パトロール中にパチンコ屋でさぼるなど、ここに挙げるだけでもとんでもない男であることが分かると思う。
ここまで読んでなぜクビにならないか、と思うだろうがそれにはちゃんとわけがある。両さんを警官につなぎとめているものは圧倒的な検挙率にある。検挙率というのは発生した事故、犯罪に対し、解決した件数のことを指す。つまり勤務態度はめちゃくちゃだが仕事はきっちりこなしているということになる。

上述のように粗暴な両さんだが、生まれが東京浅草ということもあり、人情味あふれる描写も多い。そのせいか連載初期のころには近所のホームレスが派出所にたかりに来て無下にも出来ずに招き入れるシーンもある。両さんがやんちゃで人の温かさも持つ、感情的なキャラクターだったことが長期連載の一因ではないかと思う。

両さんも相当キャラが濃いが、部下や同僚、上司までも一癖も二癖もある人物ばかりである。全員分書いているとキリがなくなるので割愛するが、ここまで濃いキャラばかりでバランスが悪そうに感じるが、それは現代における警察官というきわめて普遍的な舞台設定にあると思う。

連載の期間に警察組織、日本も大きく変容し、連載初期、終盤とでは絵のタッチ、雰囲気とも大きく変わっている。それもまた読者を飽きさせず、長く続けてこれた要因だろう。もしまだ読んだことのない方がいたらぜひ一度読んでみてほしい。
ちなみに200巻のどこから読んでも差し支えはない。逆に1巻から読もうとすると高確率でそろわなくなる可能性がある。しかし本当に多くのキャラクターが登場するため、相関図など頭に入れるのに時間を要するものもある。また初期のタッチはなかなか過激なので最近の単行本でまず読んでみて、作風が合うと感じたら初期作品に挑戦するほうが良いだろう。

孤狼の血
10

正義、人望とは何か

警察と暴力団、合法と違法、前科者と学士様、色んな対比がこの映画の中ではっきりと浮かび上がってくる。特に、中盤から見ているこちら側を煽るように展開を繰り広げる。そんな輪郭がはっきりした物事の中に、終盤見落としていた何かに気がつく。それは、逮捕の決め手となる証拠でもなければ、暴力団の抗争を終焉させる手立てでもない。自分の中にある昔、誰しもが感じたことのある人付き合いの温もりや、昭和の良き時代の思いやり、愛する者への本物の愛、ただそれだけが胸に押し寄せてきました。肩書きや法などといった盾に隠れて、頼って、何者にでもなったつもりか?と、言われているような気がした。大上は、自らを世間一般から見た警察に染めず、あくまでパーソナリティな自分で、言ってみれば素っ裸な自分だけで、向き合っていた。向かうべきところへは、真っ直ぐに。人の目見て、腹割って話す。上が言った通りに動いてしまう下のもの、それが大上には理解することができなくて、怖い存在だった、そして相手にとって自分も怖い存在であった。個人的には、永川がタバコをこれ以上ないくらい吸って、背後に吸い殻を投げるシーンが好きだ。色っぽいし、気合い入れてる永川が、かっこよくも少し滑稽にもみれる。

セブン(映画) / Seven / SE7EN
10

誰も結末を予想できない映画「セブン」

誰も結末を予想できない映画「セブン」について書きたいと思います。
物語はミルズ刑事(ブラット・ピット)と、定年間近のサマセット刑事(モーガン・フリーマン)がコンビを組み、連続殺人事件を捜査する物語です。
この事件は謎が多く、キリスト教の七つの大罪をなぞりながら起きていきます。
その犯行内容は理解が難しく、事件を解決する兆しが見えません。
そのため捜査は迷走し、行き詰まっていました。
ところが、突然、犯人であるジョン・ドゥという男が血まみれの姿で2人の前に現れます。
2人はジョン・ドゥを逮捕し取り調べますが、なかなかジョン・ドゥが犯人であるという証拠が見つかりません。
そして彼とのやり取りで、この事件を解決するため2人はジョン・ドゥの言う通りに、3人で指定の場所へ向かいました。
指定の場所へ到着後、しばらくして一台の宅配便が到着します。
宅配便は小さな小包を届けに来たのです。
届けられた小包をサマセット刑事が、恐る恐る開けてみると、中に悲劇が入っていました。
私は、この事実にショックを受けました。
映画を見て、こんなショックを受けたのは初めてでした。
そして映画は、あっけない結末を迎えてしまうのです。
私は何とも言えない気持ちになりました。
まだ、この映画をご覧になっていない方は是非見てください。
きっと最後まで目が離せないと思います。
そして呆然とするでしょう。

スーパーマリオ オデッセイ / Super Mario Odyssey
10

過去最高のマリオ

ここ最近はゲームをしていなかったのですが、友人から進められて久々にやってみたのがスーパーマリオオデッセイ。
最初に驚くのは映像の綺麗さ。綺麗さをそのまま残したまま捜査画面に映るのには感動しました。
今回のマリオはキャプチャー機能があり、いろいろな敵キャラに帽子をかぶせてマリオとして動かすことができるのが魅力的。クリボーや、ワンワン、キラーといった今までのマリオシリーズお馴染みの敵キャラから、サボテン、マンホール、ファスナーや木、岩、肉など予想外のものにまでキャプチャーできる!あれも、これもキャプチャーできるのでは!?と言った楽しみもあっていつまでも楽しめる!
さらにこのゲームの面白いところは、土管を通るとファミコンの画面になるステージがあるところ。昔のマリオを知っている世代としては驚きと、嬉しさで当時のように楽しめる今までで最高のマリオだと思います。中でもクッパにキャプチャーしたままファミコン仕様のステージを進むときの面白さ、懐かしさと言ったら…。
推奨されているコントローラーの持ち方が、今までの両手で1つのコントローラーを持つのと違い、左右に1つづつ。はじめは慣れなかったけどもゲームを進めて行くにつれてだんだんと慣れていくような仕様になっている気がする。
とにかくオススメのゲームです!