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まつり3128
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まつり3128

まつり3128のレビュー・評価・感想

ほろ酔い道草学概論 インドアな私が酒と街歩きにハマるまで
10

酒飲み女子のゆるゆるアルコールタイム ほろ酔い道草学概論 インドアな私が酒と街歩きにハマるまで

今回ご紹介させていただくのはzinbei先生がお書きになった漫画、
「ほろ酔い道草学概論 インドアな私が酒と街歩きにハマるまで」です。

内容としては、職場の先輩後輩である2人の女性主人公、「政宗」「秋川美穂」が日本各地を回りながら美味しいお酒に舌鼓を打つ…というものです。
まず、牧歌的な絵の可愛さでどこか優しい気持ちで読めるほか、作中に出てくるお酒や地名は全て実在するので読者の想像力や思い出をより掻き立てやすい構成になっております。
お酒の漫画というのは今現在様々な作品が存在していますが、この漫画はその中でも「散歩」と「美酒」それぞれにスポットライトを当てているのが大きな特徴です。
そのためお酒の知識以外にも、各地域のちょっとした観光名所や隠れた散歩スポットなど、街歩きとして使うこともできるガイドブックとしての側面も持っております。
「うまい酒とエモい散歩は学問だ」と帯に書かれているのですが、実在のお酒と土地を題材にしたこの作品はフィールドワーク的な要素もありますし、どことなく指南書を読んでいる気持ちにもさせられますし、それでいて作中に漂うゆるーい雰囲気は疲れた現代社会の一服の清涼剤になるでしょう。
ぜひみなさんも、ホンワカした絵とうまい酒と道草を本書で味わって現代社会の喧騒から少し離れてみてください。

セルビアン・フィルム / A Serbian Film
4

血を見たい人には勧めたくない

元AV男優が妻と息子と平和な暮らしをしているが、金銭的に苦しくなったために家族のためにAVの世界に復帰することになる話でした。初めは全部のシナリオを把握しておらず、監督の命じられるままに演じていましたが、そのうちに馬用のバイアグラを打たれたり、女優と思い込んでいた相手を殺してしまう、そしてそのこと自体記憶があいまいになり後になり、その事実を知る、などえぐい設定がたくさんありました。いろいろな禁忌を打ち破ろうとしたのか、それとも監督の趣味なのか、血まみれシーンや子どもとの性交シーンもあり、気分が悪くなる人がいるだろうと思います。主人公は、金のために仕方なくオファーに応じ家族との生活を守ろうとしますが、人道的に問題があり、主人公は逃げようとします。そしてそれを監督が楽しむように逃げまとう主人公にドラッグを打ち続け、最終的には家族と性交する羽目になります。土佐袋をかぶせられて相手は誰だかはじめはわかっていませんでしたが、妻と子どもを犯してしまったという主人公の絶望感はひどく感じることができました。最後は家族で心中しますが、それでも家族の絶望シーンを撮影しにやってきたスタッフに大変な嫌悪感を覚えました。

機動戦士ガンダム / Mobile Suit Gundam / 初代ガンダム / ファーストガンダム / First Gundam / Gundam 0079
8

ガンダムの世界、原点とは

伝説的アニメシリーズ「ガンダム」の第一作です。視聴したことが無くてもなんとなく知っている、という方も多いと思います。前情報ゼロという、完全ネタバレ無しの状態での視聴はほぼ不可能な作品だからこそ、これまでテレビなどで見知った知識を当てはめながら楽しめます。「殴ったね!」「坊やだからさ」など、名セリフ、名シーンに出会えるとテンションも上がります。モビルスーツやニュータイプなどの独特の用語や世界観も魅力の一つです。
ロボットアニメという事で多数の人型ロボットが登場しますが、主人公が乗るガンダムを始めとする正統派にカッコイイロボットから、どうしてそうなった?と首を傾げたくなるようなコミカルな機体など種類が豊富です。そのどれもが悲惨な戦争の中で活躍する様はロマンを感じずにはいられません。ロボットだけではなく、戦争の渦中にある一人一人の生き方にも心を打たれます。とても現実的な、一筋縄ではいかない人間関係の描写はじわじわと胸に突き刺さり、単純な英雄譚や戦争物語とは違った展開を見せてくれます。しかし最終局面で「帰る場所がある、こんなに嬉しい事はない」というアムロの姿は、人間の根本にある素朴な心を感じさせてくれます。一度は聞いた事がある「ガンダム」というアニメの、本来の姿を知れば知るほど、何故愛されるているのかが分かると思います。

風雲児たち
8

幕末を描く超大作。そのスケール、分かりやすさは大河を超え、大海原と例えても良いレベル

幕末を描くために関ヶ原の戦いから物語を始める事で、各藩が幕末に何故その選択をしたのかが分かりやすくなっている。
この手の漫画は堅苦しさから読むのを躊躇うかもしれないが、キャラクターも肖像画をコミカルにしたものであり、ギャグも多く使用されており読みやすい。また連載自体も40年以上経っており、ギャグの内容も当時の時世を反映したものであったり、新たな事実が発見される事もあり、長期連載ならではのエピソードも多い。
隠れた名作としてファンも多く、正月の特別番組で解体新書の翻訳の件が三谷幸喜の脚本で実写化した事がある。この超大作を大河ドラマで観てみたいと思う。教科書では単語として覚える項目も、何故そのような経過になったのかを点ではなく線でとらえる事で、登場人物が生き生きと動いている。例えば黒船来航、桜田門外の変、生麦事件、エピソードを挙げればキリがない。教科書では取り上げられくとも、歴史に名を残している人物や歴史の分岐点となったエピソードも多く、この漫画を通じて日本史全体に興味を持つかもしれない。自分はこの漫画から歴史に興味をもち、高校の日本史の点数が飛躍的に伸びた。歴史の入り口として皆様にも勧めたい。

デビル メイ クライ 5 / Devil May Cry 5 / デビクラ5 / DMC5
10

アクションゲームとしてとても完成されています。

デビルメイクライは最高にかっこいいゲームです。アクションゲームとしてとても完成されています。

メインキャラクターの3人である、「ネロ」、「V」、「ダンテ」を操作しストーリーを進めていくことになります。どのキャラクターにも個性があり操作感覚は全く違います。
ネロは義手を使った派手なアクションが売りとなっています。また自身の武器である「レッドクイーン」と呼ばれる武器には独自の要素があります。それは技の直後にタイミングよくボタンを押すと強化が入ります。タイミングはシビアですがやり込み要素として非常によいです。
Vはテイマーとしての要素が強いです。3体の召喚獣がいます。飛行獣のグリフォン、ネコ型の獣シャドウ、大型獣のナイトメア。特殊ゲージを消費することで大型獣のナイトメアを召喚することが可能です。ナイトメアの攻撃アクションは派手で爽快感があります。V本人は戦闘力が皆無なのでなかなか難しいキャラクターでもあります。
ダンテには戦闘スタイルの切り替えができます。剣主体のソードマスター、銃主体のガンスリンガー、トリッキーな動きが可能になるトリックスターガード主体のロイヤルガード。このスタイルをうまく使いこなすことがダンテを操作するには必要です。やり込みがたくさんの今作ぜひ遊んでいただきたいです。

FIFA 19
10

サッカー好きの人へ

私はこのゲームのシリーズを5年ほど購入しています。このゲームの特徴のひとつとしては、搭載されているチームが非常に多いことです。欧州5大リーグはもちろん実名で搭載されていますし、それらの2部リーグなども搭載されています。また、オーストリア、スイス、オランダなどといった中堅リーグも搭載されており、中国、日本、韓国、オーストラリア、サウジアラビアなどのアジアのリーグも存在します。また毎週実際に行われる試合の結果により選手の能力にも変化が現れます。
このゲームで私がおすすめしたいのはキャリアモードです。このモードは自分が監督になってチームを率いたり、ひとりの選手となってキャリアを進めることができます。また、ひとりの選手としてキャリアを始めた場合、引退後に監督としてキャリアを進めることができます。小さなクラブを率いて少しずつ強くなってビッククラブを倒すも良し、いきなりビッククラブからキャリアをスタートさせ、豊富な資金を使って、夢のチームを作るも良し。現実では起こりそうにもないことを自分次第で起こすことができます。
このシリーズのゲームを遊んでしまったらほかのシリーズのサッカーゲームを遊べなくなるほど面白いゲームです。

湯を沸かすほどの熱い愛
10

新作が待ち遠しい監督がまたひとり増えた

原作モノや続編があふれる今、オリジナルでもこれほど胸にガツンとくる映画を作れるのだと証明する力作。奇をてらわず、どっしりとした王道のファミリー・ドラマを描き上げている点、スタッフもキャストも実に肝が据わっている。

“大衆浴場”という絶滅危惧の文化は本作の象徴ともいえよう。多くが「しょうがない」と簡単に諦めてしまうところを、本作のお母ちゃんは絶対に諦めない。自らの死期を悟るや否や、自分の望むことすべてを、がむしゃらなまでに成し遂げようとする。その意地と根性が伝播し、人の心を裸にさせる。そうやって裸になった心と心をしっかりと繋いでいく。ある意味この人は“歩く大衆浴場”だ。

見方によっては死にゆく者のエゴかもしれないが、周囲が「彼女に賭けてみたい」と思うのは、この歌舞伎の人情物から飛び出してきたようなヒロインのなせるわざ。宮沢の熱演、お見事。肌にジンジンくるほどの湯加減が、観る者の心をいつまでも心をポカポカと冷まさせない。
「チチを撮りに」が良かったので、本作も期待はしていたが、予想をはるかに超える大傑作。エピソードを積み上げていくなかで、映像から伝わる感情をコントロールするのが格別にうまい監督だと思う。
宮沢りえの役どころは、夫が家出中、娘は学校でいじめられていて、さらに自分は末期ガンを宣告されてしまうという、まさに踏んだり蹴ったりの女性。ところが、持ち前の強さと明るさと愛情で、家族と出会ったすべての人を変えていく。その慈愛ぶりはまるで聖人のようだが、宮沢が実に人間らしく、魅力たっぷりに演じている。
観賞してから何日もたつのに、思い出すだけで涙腺がゆるみそうになるシーンがいくつもある。彼女が出会った人々を愛であたためたように、映画を観た人の心にもきっと「熱い思い」が残るはず。新作が待ち遠しい監督が、またひとり増えた。

バイオハザード RE:2 / Biohazard RE:2 / Resident Evil 2 (2019 video game)
10

バイオハザード2REをやってみて

ラクーンシティーが舞台となるバイオハザード2がリメイクされてバイオハザード2REとなってPS4で発売されました。
PS4でリメイクされただけに映像もかなり綺麗になっており、演出面においてもリアリティーが数倍にも増して恐怖度がかなり高まっててプレイ中はいつ何時も手に汗を握ること間違いなし!PS版にはなかったシナリオも追加されており、PS版の時よりもキャラクター同士の絡みが濃くてストーリー面でも面白くなってた。
今作のゾンビは非常にしぶとく、何回頭を撃ち抜いてダウンさせても起き上がってくるというものでかなり怖いものに。タイラントの外見がかなり変わっておりプレイヤーを恐怖の底に陥れます!リメイク版の方のタイラントの顔があの有名な映画であるエルム街の悪夢のフレディにかなり似てて、かなりグロテスクな外見になっています。登場人物の顔だちや服装も若干変化していましたし、エイダの格好が少し怪しいスパイといった感じがして格好よかったです。拾える弾薬数に限りがあったり敵が全体的に強化されてるのもあって難易度が結構高かったしゲーマーにとってもやり込み要素が高いものとなっており非常に優秀な作品となっています!

BUMP OF CHICKEN / バンプ・オブ・チキン
10

どんな時でも背中を押してくれる

何かで落ち込んだ時や道に迷った時、勇気やヒントを教えてくれる音楽ってたくさんありますよね。少しでも背中を押してくれて前に進ませてくれる、そんな音楽に出会えたらって私自身も感じたことが過去にありました。そんな時に出会ったのが、千葉県出身の幼馴染で結成され2016年には結成20周年を迎えたBUMPOFCHICKEN(以下、バンプ)という4人組ロックバンドです。

このバンドは藤原基央(ボーカル&ギター)、増川弘明(ギター)、直井由文(ベース)、升秀夫(ドラムス)のメンバーで構成されています。相思相愛、とっても仲が良い4人です。
バンプと聞いてまず頭に思い浮かぶ曲と言えば、彼らの代名詞とも呼べる「天体観測」ですよね。実は本人たちはこの曲が爆発的に売れたことについてあまり良い印象を持ってはいないようですが。他にも映画「ALWAYS三丁目の夕日」のテーマソング「花の名」や「メーデー」など多くの代表曲を持ち合わせています。

しかし、私がバンプの良いところを挙げるとするなら、それは背中を押してくれる曲をたくさん創っているということです。特にバンプは、背中を押してくれるだけではなく、辛い現実や目の前でぶち当たってる壁などを否定はせず、それも生きていく上で乗り越える、受け止めなければならないものなんだということを教えてくれます。
心の中で溜まっていた悲しい気持ちを、まるで彼らの音楽が受け皿になってくれるかのような、そんな曲ばかりなんです。
例えば、2004年に発表した「ギルド」や「ロストマン」、2017年の「記念撮影」などは生きていく中で“失ってきたもの”があってもそれを乗り越えて“自分なりに”生きていけばいいじゃないかということを教えてくれたりします。

またバンプの曲は聴いていると頭の中に映像が浮かび上がってくるのが特徴です。その浮かび上がる光景は聴く人によって違います。自分の中の楽しかった思い出や悲しかった思い出、また自分の中で経験したことがなくても、まるで映画やドラマのようなシーンが浮かんでくるものまであります。
ちなみにバンプが「この曲はこういう曲だ。」と明言することはほとんどありません。聴く人によって感じ方が違うんだということをバンプ自身が認識しているんです。
例えば、2000年に発表された「続・くだらない唄」や「Everlastinglie」、2011年に発表した「ゼロ」などこの辺は挙げればきりがありません。それだけバンプの曲は魅力的なものがたくさんあるのです。 バンプの曲は最高です。是非1曲でも多く彼らの音楽を“体験”してみてください。

神風怪盗ジャンヌ
8

ファンタジー&恋愛好きにオススメ♪

種村有菜さんの作品です。種村さんの作品はお話の内容も、絵も可愛くて好きなのですが、その中でも一番好きなのがこちらの「神風怪盗ジャンヌ」です。テレビアニメ化もされた程の人気で、漫画の内容とテレビの内容が少しだけ異なるので、見たことない方はぜひ両方とも見ていただきたいです!

本作品では、女子高生の主人公・日下部まろんがジャンヌダルクの生まれ変わりとして神の力をもち、怪盗ジャンヌに変身します。そして、天界からやってきた準天使フィン・フィッシュと共に、絵の中に取り付く悪魔を怪盗ジャンヌに変身してチェックメイトし、弱くなってしまっている神様の力を取り戻すというお話です。
しかし、この準天使フィンは、実は魔王の手先だったのです!フィンは元々は純粋な神様の下で働く準天使でした。ある理由で魔王の手を取り、準天使と偽りながらジャンヌと悪魔を回収しているのですが、その成り行きや理由が何とも切なく美しいなと感じて大好きになりました♪
神様と魔王の決戦の時、フィンが神様を裏切り、魔王の手を取った理由が明らかになります!果たしてその理由とは...?
私はこのシーンを見たとき涙が出ました。まだご覧になったことない方、ぜひ漫画で何が理由だったかお確かめください♪
テレビアニメの方はフィンの声がとっても可愛いので、声優さんが好きな方にもオススメです!

謝罪の王様
8

宮藤官九郎作品の中では珍しく、笑いだけではなく『人間の心理』を上手く表現した映画

まず私がこの作品を観た上で率直に感じたのは、脚本を手掛けている宮藤官九郎さんの作品の中では珍しく『人間の心理』について描かれた作品だったということです。
タイトルの『謝罪の王様』だけ聞きますと、まず「謝る」ということは当然連想出来ると思いますが、実際に鑑賞しますと「単純に謝ることが全てではない。謝る上で相手の気持ちや感情、そして心理をどう考え謝り方を工夫するか。」という部分が分かり、想像以上に「この作品は生きていく上でもしかしたら自分の役に立つかも」と、関心すら覚えました。
そして、この映画の主演である阿部サダヲさんはそのテーマを見事に演じ切っていますし、相変わらずキレのある口調や動きが冴えわたっています。
その演技やオーラは想像以上に役にマッチしていてやはり面白いものに仕上がっていました。
もちろん宮藤官九郎さんと阿部サダヲのコンビですから、笑いの要素もたっぷり詰まっています。
なので、明るく楽しい気持ちで観れることは間違いなしです。
謝罪を求める『人間の心理』を分かりやすく、そしてそれに加えしっかり笑いの中に入れてくる作品というのは私はあまり観たことがありませんでしたので、さすが名脚本家&実力派俳優と素直に評価します。
根本的に宮藤官九郎さんの作品は好きなので全て鑑賞してきましたが、また違った見方で観客を楽しませてくれる作品だと思います。

THE3名様
8

何も考えたくない時に観ると気持ちが自然と楽しく前向きになれるような作品です。

私が生活の中で嫌なことがあったり、疲れて何も考えたくないときなどに、何故か観たくなり、観ていると次第に気持ちが楽しくなってくる癒しの作品があります。
それは『THE3名様』という、福田雄一監督の作品です。
この作品のキャストは主にタイトル通り3人の俳優、塚本高史さん、佐藤隆太さん、岡田義徳さんといった某有名ドラマでも共演していた方々です。
主なストーリーは、この3人が真夜中のファミレスでひたすら自分たちの夢や願望などについて喋り続けるという、かなりゆるい、本当に良い意味でもの凄く気楽に観れる作品です。
原作は漫画ですが、私が今回書いているものはシリーズで何本か出ているDVDのお話です。
一本のDVDの中に短いお話が約10話ほど収められている感じです。
因みに「かなりゆるい」と言いましたが、実際にはそれがこの作品の一番の魅力的なところでして、一度ハマったら必ず他DVD作品も観たくなること間違いなしだと私は感じています。
会話している内容がどこかバカっぽくて素直に笑えちゃうんですが、本当にどうでも良いことを楽しそうに、また、ときに真面目に会話している姿に何だか「自分は今色々真面目に考え過ぎているのかな…、もっと気楽に前向きにやっていこうかな」と、ゆるいお話なのに視聴者の心を前向きに癒してくれる効果を感じます。
この作品はかなりお勧めですが、観たことのない方は色んな意味で心のハードルを下げ、暇な隙間時間に何となく観ることをお勧めします。
期待はしない方が絶対に面白く観れると思います!(笑)

灰と幻想のグリムガル / Grimgar of Fantasy and Ash / Grimgar, Ashes and Illusions
9

思いがけず秀作なアニメ「灰と幻想のグリムガル」

目覚めたら異世界だった。ラノベによくある始まりですが、しかし主人公のハルヒロはじめ、全員元の世界の記憶もなく、ここがどこなのか、なぜ来てしまったのか、ということも一切説明がありません。ただ彼らはこのグリムガルという世界に来て一生懸命に生きていくだけ。みんなヒーローでも勇者でもなく、ゴブリン1匹倒すのにも、全員でかかっても倒せない。一番しっかりしていてチームのリーダーのマナトの「これは命のやりとりなんだ!」という叫びが胸に響きます。

スカッとするようなアニメではなくて、でもチームのみんなが生きるのに一生懸命で少しずつ成長していく姿に感動します。異世界なのにすごくリアルに感じました。
そのマナトは途中で死んじゃうんですよね。ショックでしたー。涙出ました。しかしそれがさらに新しい出会いを生み、チームにメリイがやって来ます。トラウマを抱え心を開かないメリイ。マナトが死んじゃっただけでも大変なのに、この辺りはハルヒロ頑張れって感じですね。
主人公のハルヒロはほんとにごくごく普通の男の子で、それが逆に親近感もあり新鮮でした。水彩タッチの作画が美しく、空気感が伝わってくるような異世界の風景を見せてくれます。なぜか挿入歌がとても多くて、なにかというと挿入歌が流れてました(笑)地味ですが秀作です。
二期の話が出てこないのが残念です。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
8

Catch up latencyの爽快な中に潜む中毒性

11月7日にリリースされる「Catch up latency」。
アニメ「風が強く吹いている」の主題歌としても起用され、もう知っているよっていう人は多いと思います。
私自身アルバム「Dr.Izzy」でユニゾンの世界にハマった新参者ですが、アルバム「MODE MOOD MODE」ではオーケストラやピアノ、スカなど、バンドだけではない音楽も入り混じった楽しみがありました。だから、新作を聞いて最初は疾走感のある爽やかな曲だけなのかな、と思っていました。
でも、落ちぶれることがないバンドですね。
かっこいいんですよね。メロディアスな前奏から、三人でかき鳴らしている曲の世界観は心をはやし立てられます。

メンバーもラジオにて原点回帰な部分はあるけれど、ちゃんと成長したところを見せることができた新曲になっていると言っていた意味がわかりました。
来年で15周年を迎えるUNISON SQUARE GARDEN,ライブ活動を軸にいいものを作っていく、そして全国へ住んでいる人たちがあるライブ会場へと足を運ぶ、という
彼らのスタンスは変わらず、培ってきたが演奏技術として表れていると思います。

百聞は一見に如かず。
貴方の心の風を吹かせるような一曲になっていると思います。

銀魂 / Gintama
10

何度読んでも必ず笑える、天才的ギャグセンス

よろず屋を営む坂田銀時、神楽、志村新八の3人がメインキャラクター。
江戸は歌舞伎町を舞台に繰り広げられるギャグ漫画。連載がかなり長く続いているが、何巻を読んでも、何度読んでもギャグが面白い!まず登場人物のキャラクターが濃すぎる。「カッコイイ専門」の男性キャラはほぼ皆無、みんな何かしらのギャグ要素を持っている。彼らの過激な掛け合いが面白い。
特に主人公の銀さんは、つかみどころのないキャラクターで、いつものらりくらりとしている。そんな性格と、「よろず屋」という仕事柄どんな仕事も引き受けて様々な人を助けていることから、作中のほかのキャラクターにとても愛されている。
しかし、愛されるだけで終わらないのが銀魂!基本的に銀さんの性格はただのお人好しというわけではなく、ゲスで、下心ばっかりで、向上心もなく、モテない。愛されてるのに、時には主人公と思えないほど思いっきり雑に扱われているのがまた面白い。そんなギャグ色が強い作品だが、それと同じくらいシリアス展開はストーリー性が深い。悲惨な過去や残酷な展開になることも時にはあるため、ギャグシーンで登場人物に愛着をたっぷり持ってしまっていると、シリアスな展開でぐっと感情移入させられてしまう。有名タイトルに恥じない面白さは、自信を持ってオススメできます!

キングダム ハーツ / Kingdom Hearts / KH / キングダム ハーツ ファイナル ミックス / Kingdom Hearts Final Mix / KH FM
10

タイトルなし

ゲーム好き、ディズニー好きにはたまらない作品です!!
皆がよく知るディズニーのキャラクターがメインとなってストーリーを進めていくRPGゲームです。
まず、キャラクター1人、1人が凄くかわいいです。
始まり方は独特ですが、ディズニーの代表キャラクターであるミッキーマウスを初めとして、ドナルド、グーフィーが仲間になってついてきてくれます。
戦闘の練習もできるので、ゲームが得意でない方も始めやすくかつ親しみやすいと思います。
ストーリーの内容も映画などで大ヒットしたものなので、実際に自分が体験しているかのような感覚になりとても楽しいです。
更に、各映画の主人公が味方についてくれるので心強さを感じます!
敵のキャラクターも映画の内容と同じように敵キャラクターとして出で来るところも面白いポイントです。
ストーリーの流れの中でディズニープリンセスを救出して、ハッピーエンドもみられるところは男性もそして女性は特に好きになるポイントです!
その間間に独自の友情ストーリーがあり、ストーリー性はかなり精度の高いものになっていると感じました。

EXID / Exceed In Dreaming
10

EXIDのすごさ

EXIDは2014年に韓国でデビュー。
結成当初はメンバーは6名(ハニ、ジョンファ、LE、ユジ、ダミ、ヘリョン)だったが、デビューしてすぐに3人(ユジ、ダミ、ヘリョン)が脱退してしまいました。
そこに、ソルジ(現リーダー)、ヘリンが加入し、現在まで活躍をしております。
デビュー当初は、そこまで人気が出ず一時は解散をメンバー内で考えていたが、EXIDの代表曲になる「UP&DOWN」が発売の約4ヵ月過ぎたにもかかわらず大ヒットした。
その要因としては、ファンが韓国市内で行われたイベントで披露した「UP&DOWN」の動画をサイトにアップした際、多くの人から「このグループの名前を教えてほしい」、「ダンスがセクシー」などの声があがり、彼女たちの代表曲となった。
その後、韓国内の音楽アワードを総なめにしていった。
このようなことは、K-Popでは異例中の異例であり、奇跡としか言えない。やはり、彼女たちの努力によってなしえたことなのかもしれない。
売れない時期、メンバーはバイトをしたりドラマに出たりと個々が必死に頑張っていた。
また、リーダーであるソルジが持病により約2年近く活動休止し4人での活動となってしまったのだが、精いっぱい頑張っていた。
そして今年、とうとう満を持して日本デビューを果たす。
「UP&DOWN Japanese Version」を8月22日にリリースをし、さらにZepp東京でライブを成功させた。
今後の彼女たちの活躍に期待したい。

オーバーロードII / Overlord II
4

次に続けるための伏線がかなりある

冬アニメで3をやるというので、見返しです。
ちなみに私は原作は読んでいません。アニメだけの感想です。
正直な所1の出来は良かった。面白かった。
だけど、2は次に続けるための、つなぎの話っぽくてちょっと残念。
なんか話が回りくどくて、理屈っぽい。
OPもEDもなんかパッとしない。1の時のようにワクワク感がなかったです。
たぶん1ではモモンの活躍するシーンが多かったから、面白かったのかもしれません。
2ではあまりパットしません。最後にちょっと出てきてみたりするぐらいでした。
しかも、戦闘メイドの虫の子が以外に弱かった。
イビルアイに負けてた。
個人的に気になったのはやっぱり、イビルアイの恋心。
何百年生きているのか知らないけれど、最後に顔がちらっと見えるのがよかった。
しかし、声優さんは残念だった。
とにかく今時点では3に期待するしかありません。
あの王女の顔の変化の謎が気になります。
リザードマン編でも伏線があって、すごく気になります。
ちょっと悲しい終わり方だったけど、これからどうなるか楽しみです。
「ぷれぷれぷれあです 2」に関しては、いつもどおりぶっ飛んでいてよかった。面白かった。
株式会社ナザリックの社長の設定は笑えた。
あと、階層主の役職もいい感じでした。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / Captain America: Civil War
7

タイトルなし

2016年公開のマーベルコミック原作のシリーズ13作めにして、キャプテン・アメリカを主役とした映画としては3作目にあたりますが、アベンジャーズの続編にもあたるため、多数のマーベルヒーローの登場も見どころとなっています。
本作はタイトルにもなっているシビルウォー(内戦)の通り、アベンジャーズがキャプテン・アメリカを中心としたチーム、アイアンマンことトニー・スタークを中心としたチームの2つに分裂してしまい、ヒーロー同士の激突となる衝撃的な内容となっています。
これにはアベンジャーズの戦いは人類を守るためのものではあるが、戦いの度に甚大な被害を生じてしまい、政府の管理下になることがきっかけで、被害に関して罪悪感を感じつつも管理されては自らの意思で決断できない状況下になる事にキャップが反対し、更には悪の組織に利用されていた親友のバッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)が嫌疑をかけられ、政府に追われている所を庇ったためにお尋ね者になってしまいます。
また、アベンジャーズ前2作でも衝突する事が多かったトニーとの関係も終盤ではある事実により避けれられない激突にまで発展してしまいます。
事件の真相もまた、切なく、正義とは何なのかを今一度考えさせられる作品ではありますが、要となるヒーロー同士の戦いも各キャラクターの特徴をフルに発揮した見どころ満載のシーンになっていて、特に本作で新たに巨大化も披露したアントマンが中々衝撃的でした(笑)。
また、後の「スパイダーマン・ホームカミング」や「ブラックパンサー」の前日譚も兼ねていて、それを踏まえた上で視聴するとまた、奥深くなります。

うなぎ鬼
10

リアルな裏社会

借金まみれだった主人公が、取り立て屋の社長から借金の肩代わりをしてもらう事から話が始まります。主人公の倉見勝は多額の借金があり、取り立てに追われる日々の中、取り立て屋の社長千脇公一に肩代わりをされてから 、その代わり社長のもとで、取り立て屋として働かされます。
見た目はガタイのいい強面の倉見ですが、実は内気で気弱な男で、取り立てするにも苦労しながらやっていました。
そんな中社長から運送の仕事をするように命じられ、それが1往復15万円になる仕事だと言われ、でも中身を見るな気にするな。と言われ不安になる倉見…。中身は1体500万の死体と言われていて…そんな運び屋の仕事をする中、ミキと言う女性と出会い交友する中で倉見はミキに恋愛感情を持ち始め、相手も同じ気持ちだと思い込んでる中、自分は金づるにされていた事をしり、ミキを犯し殺してしまいます。死体の処理を社長にして貰ったが自分が人殺しをしてしまった後悔からは抜け出せずにいる中、殺したはずのミキから連絡があり、謝罪しようと思い会う事になり、そこで会ったのはミキではなく意外な人物で、連れてこられたマルヨシ水産で倉見は真実を知り、取り立て屋からは足を足を洗い、風俗の送迎をします。結婚もして妻のお腹には赤ちゃんが居て、明るい未来が待っていたのにそこに訪問者が来るので話は終わりますが。
読み進めるうちリアルな裏社会が描かれているので、恐怖だけじゃなく色々な感情を織り交ぜながら読み進められます。

ワカコ酒 / Wakakozake
10

細か過ぎるマニアックな描写が最高

26歳OLが、酒とつまみを求めて街中をさすらう物語。
何故そのつまみを頼んだのか、何故そのお酒にしたのか、どんなつまみであるかも細かく書かれており、その食べ方やそのつまみに合わせて飲むお酒の飲み方など、とにかく描写がものすごく細かい。若いOLがちょっと場違いな居酒屋に一人で入って酒を飲み、店員さんも周りのお客も興味津々で見ている姿まで描かれているところもリアルに想像出来る状況なだけに面白い。
また、若い女性なのに選ぶつまみが渋すぎる。
かにみそ、あん肝ポン酢、ニンニクのホイル焼き…。確かにどれも美味しくて惹かれるものであるが、それらをあえて一人で居酒屋でお酒とともにチビチビ食べる姿が、世の酒飲みを自負する若いOLが実は憧れている姿であり、そのなかなか実行に移せないけど一度はやってみたいという欲求を代わりに満たしてくれてる安心感や憧れを感じずにはいられない。次は何を食べるんだろう、何を飲むんだろう、どうやって飲み食いするんだろう?という、どんどん引き込まれて行くところが、この漫画のやめられないところである。
日常の生活の中でありふれたものを題材にしておきながら、日常的にとても出来ないことをやってくれている、非常に魅力溢れる漫画です。

いぬやしき / Inuyashiki
9

タイトルなし

コミックで人気の作品を映画で観ました。木梨憲武さんのサエないお父さん役の演技が素晴らしかったです。
ミスばかりするサラリーマンの主人公は病気になり、家族に連絡するにも誰からも相手にされず、このままの人生でいいのか考えていました。ある日、このサラリーマンと、長女のクラスメイトの同級生男子が同じ場所で突然の事故にあい、不思議な体に変化しました。
クラスメイトの男子役が「るろうに剣心」の佐藤健さんで、高校生役にしては違和感のない演技力で魅力的でした。
家族や地球の人類を守り、命を救う決心をしたサラリーマンと、人類を滅亡させる憎しみを持った高校生の対決。お二人の演技力もが素晴らしかったですが、それ以上にCG効果・音響や迫力あるシーンが圧巻でした。上空を飛びまわったり、ピストルがなくても人を撃てる不思議な手、そして頭や腕も機械のように変形する姿が笑えました。
都心を次々に殺す高校生に対し、立ち向かおうとするサラリーマン、佐藤健君の方が個人的に好きな俳優さんですが、平和を守り続けようとするお父さん役の木梨憲武さんを応援してしまいました。力の差がありましたが、結果的にはサエないサラリーマンの勝利で終わりました。平和を取り戻しましたが、続編がでる事を楽しみにしたいです。

蒼天航路 / Beyond the Heavens
8

リアルとファンタジーの融合

某まとめサイトでこの漫画が面白いと単独記事があったことから、ネカフェで試し読みしたらはまってしまいました。
皆さんの初めに思い浮かべる三国志の漫画といえばあちらの方だと思いますが(僕もそうでした)僕がおすすめしたいのは断然こっちです。何といっても各キャラが濃ゆい!
基本的に劉備、曹操の2人を軸にストーリーが進んで行くんですが、お互い個性がすごくてどっちも好きになれます。

曹操…押しも押されぬ三国志の大ボス!とにかく全てにおいて完璧人間で、彼の語る言葉一つ一つがこの世の心理みたいに聞こえてきます。
終盤に進むにつれて段々と人間離れしていく様は見ていて圧倒させられます。
劉備…曹操とは対照的に彼は終盤までずっと人間です。
そりゃ多くの人民が付き従うわと思わされる器の大きさで多くの魅力的な部下と一緒に曹操と対峙します。

お互いの陣営の有能な部下たちにもちゃんとスポットが当たっていて、しっかり有能さをアピールし、こんな人物もいたんだ!と読者に思わせたところで壮絶な戦死を遂げていきます(笑)
絵の上手さや、セリフのかっこよさから考えて、横山三国志より蒼天航路を僕個人はお勧めします。
三国志について知っている人もそうでない人も読んでほしい作品です。

スタミュ
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明日もがんばろって思えるアニメ

スタミュはたまたま録画した深夜アニメ。将来、自分は何をやりたいのか、どんな人になりたいのか、分からないつまらない毎日を過ごす私にとって大切なアニメになるとはこの時、知る由もなかった。
スタミュを初めて見た時、天使みたいに綺麗な人が雨の中踊ってる。OPはリズミカルな曲、元気が出る歌詞と共に映像画像が合っているのを今でも覚えている。可愛い男の子がドジして平凡そうな男の子が手を差し伸べるシーン。この時はどんな物語なのかが全く予想が出来ない状態、次の瞬間、ミュージカルぽい曲が流れ始め、ミュージカルぽい歌を綺麗な人達4人が歌い踊り最後に決めポーズがかっこよかった、歌詞の意味が良く分からないけどかっこよかった。それは永遠リピートの始まり、ずーと聞いていても飽きない何だこの中毒性はと後々思い。その後、ストーリーの展開が早かった。だが、一人一人のキャラとの接点、出会いはここから始まったんだと改めて思いました。綺麗な声が出だし、その声の主が平凡そうな男の子、星谷君。彼は歌いながら踊り、くるくると変わる表情からのキラキラな笑顔はとても心に優しく、目の癒しに。不思議と聴いていて元気に、落ち込んでいたけど明日も頑張れると思う。EDは曲の初めが良く、心が自分がスタミュの世界観、思想の虜になるには十分だった。キャラの声が綺麗にはもっていて聴いて心地よかった。スタミュは自分にとって大切なアニメ。何かに迷った時、くじけそうになった時など自分を見失いそうになる前には是非スタミュを観ることをおすすめ。明日も何とかなる、頑張れる気がしてくる、歌劇なのかアイドルなのか、いまだに分からないが、それもスタミュの良さ。