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final-finalのレビュー・評価・感想

トップガン マーヴェリック / Top Gun: Maverick
7

父と子の物語も描かれた作品

1986年に公開され大ヒットした前作から時を経て、主演のトム・クルーズもプロデュースに名を連ねる『トップガン マーヴェリック』。前作に続き大ヒット、往年のファンだけでなく新たなファンも獲得している。
前作では若いエリートパイロットとして描かれていたマーヴェリック・ミッチェル(トム・クルーズ)が、今作では若いトップエリートパイロットを教える教官として戻ってくる。集められたパイロットたちは、課せられた命がけのミッションを少ない時間と最新とはいえない戦闘機でこなさなければいけなかった。パイロットたちの中にはかつて自分と一緒に戦闘機に乗り、訓練中の事故で亡くなった親友の息子も含まれていた。
「伝説のパイロット」としてマーヴェリックのことを知ってはいるが、老いぼれとバカにする若いパイロットたち。訓練を通してマーヴェリックに徹底的にねじ伏せられ、その実力を目の当たりにしていく。そんな中ミッション遂行の時期が早まり、実際に出撃するパイロットを選ぶ指示がマーヴェリックに言い渡される。
息を呑む戦闘シーンだけではなく、亡くなった親友の家族とのエピソードなど、ヒューマンドラマとしても見逃せない。
前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたヴァル・キルマーが、今作では海軍最高司令官役で再び登場している。役と同じく病を押しての登場はトム・クルーズからの熱いオファーのためだったという。

スーパーの女
10

潰れかけたスーパーを立て直すお話

1996年上映の邦画で、監督は伊丹十三です。
<あらすじ>
潰れかけたスーパー「正直屋」の専務である五郎は、ライバル店への潜入調査中に、スーパーが大好きな花子と再会する。
スーパーに関する知識が豊富な花子に五郎は驚き、「正直屋」で一緒に働こうと誘った。
二人は潰れかけの「正直屋」を繁盛させることができるのか…。

<個人的な感想>
2時間ほどの映画ですが、話のテンポの良さ・キャストの演技力が素晴らしくあっという間に見終わりました。
また、抑えるべきポイントとして、この映画は食品の偽装問題も取り扱っている点です。
花子は「正直屋」で働くと、古い揚げ物をもう一度揚げて売り直す、魚のリパック、肉を赤い蛍光灯で照らして変色をごまかす。などの偽造を目の当たりにします。
花子は「商売はお客様に正直じゃないといけない」とみんなを説得して、少しずつお店を変えていきます。
この偽装問題は、2000年代に入ってからニュースで取り上げられるようになり、世間を騒がしていたが、この映画は1996年にこの題材を取り上げていた先見の明がある作品になります。
この映画はスーパーマーケット「サミット」の全面協力など、業界を挙げてこの映画作成に取り組んでいたので、当時のスーパーの実情が学べるのもポイントとなります。

ジュエル / ジュエル・キルヒャー / Jewel Kilcher
8

透明感のある大自然を思わせるシンガーソングライター

自然を感じさせるような透明感に癒される、アラスカ出身の女性シンガーソングライターです。

デビュー前は車を住みかとし、ストリートやカフェでライブをしていたという、非常に苦労した人です。
そんな貧しく孤独な生活から生み出されたジュエルの音楽には、人々の心を救う力があり、1994年のデビュー作『Pieces of You』は広く受け入れられました。

歌唱法においても、模索を続けた上で自分の歌い方を見つけており、努力を惜しみません。
その歌声はときに可愛らしく、ときに深みを帯びて響きます。

ジュエルが生まれ育ったアラスカの大自然を思わせるような、カントリーを基調とした澄んだサウンドも特徴のひとつです。
特に1995年の『Spirit』にはその特徴がよく表れていて、広々とした大地で歌っているかのような印象を受けました。

それから、2001年の『This Way』ではロックサウンドを取り入れ、2003年の『0304』ではエレクトリックな音にも挑戦するなど、非常にシンプルだったファーストアルバムから、音楽性の幅を広げていきます。

しかし、2005年の『Goodbye Alice In Wonderland』からは実験的な精神は影を潜め、オーソドックスなバンドサウンドがメインとなり、解放されて伸び伸びとした印象に。

そして2015年『Picking Up The Pieces』で原点回帰をするようにシンプルなサウンドに落ち着きます。
まるで断捨離をしたかのような清々しさがあり、様々な経験を通過してきた力強さが歌声にみなぎっています。

このように、様々なトーンのアルバムをリリースしているジュエルですが、その根底にある透明感はいつでも失われず、輝きを放っています。
子供向けにリリースされたアルバムですが、『Lullaby』も聴いていて落ち着くので、大人にも子供にもオススメです。

トイ・ストーリー4 / Toy Story 4
6

3で終わったのに

トイ・ストーリーのキャラクターたちが大好きなので、もう一度、ウッディたちに会えたのは嬉しかったです。3の最後で新しい子どもと出会って、新しいおもちゃたちとも仲良く遊んでいたので、その続きでみんなの遊びが見れて楽しかったです。ですが、トイ・ストーリーは3で終わったのに、やらなくていいやつだったかなと思います。それに、ボーを主役にしたので、いつもの仲間があんまり目立たなかったのが残念です。とくに、嫌だと思ったのは、ウッディが家を持たないという結末です。ウッディは昔から仲間を大切にしていたし、おもちゃたちのために働くのは、ウッディらしいとは思いました。でも、遊園地で働くなんて。ボニーはどうなるのかと思いました。ウッディは子どもとの関わりを大切にしている人なのに、自分は家を持たなくていいんかいと思います。ボニーと仲良く遊んでいくんだと思っていたので、悲しいです。でも、3を見たときにボーがいなくて、ウッディがかわいそうと思っていたので、ボーと再会できたのはいいかなと思いました。やっぱり、友より、愛が大事なのかな?そりゃあ、結婚して生活変わる人も多いし、ピクサーは大人でも見れる深い話なので、こういう結末しかなかったのかなと思いました。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

どんどん展開が変わっていくので飽きない!

進撃の巨人といえば、変わった風貌の巨人が作中に現れるので子供にも人気の作品。しかし、話が進むにつれてどんどん子供には理解できない内容になっている。最初はただ巨人が暴れて街を壊すという、いわば子供でも好きそうなゴジラのようなストーリーに近いのだが、実は巨人というのは国の秘密兵器であり、他国を攻撃する為に作られたという設定なので、話は難しい政治的な内容になっていく。大人でもやや理解できない難しい言葉もたくさんでてくるので、初期のような単純な漫画ではなくなっている。巨人なんてまさに非現実的な話だ、実際にはありえないと思って読んでいたが、どんどん伏線が回収されるにつれて、国と国同士のぶつかり合いや人種差別から起きる戦争といった、現実にもよくあるリアルな話へと進んでいくのがとても深くて良い。まさかあの子供に大人気の巨人が、ここまで難しい話へと発展していくのは予想外だったし、また愛着あるキャラクターまで一瞬で死んでしまうので、常に飽きない内容なので続きがとても気になってしまう。巨人が暴れているイメージのインパクトが強いので意外かもしれないが、戦争映画や、歴史映画、または風刺作品が好きな人には是非オススメしたい。

ZORN / ZONE THE DARKNESS
10

[日本の名盤]ZORN/MY LIFE

my life/ZORN
この楽曲は数年前、ZORN氏の別楽曲に引き込まれ出会った作品です。

ラッパーZORNは筆者が長年追いつづける大好きなHIPHOPアーティストの1人。
アルバムが発売される度に即買いし何度もリピートを繰り返します。その人生に深く共感し、何より家族を愛している姿が1人の人間としてかっこいい、私の憧れの存在です。
さて、ZORN氏の名曲 my lifeですが、彼自身がアンダーグラウンドで様々な困難や葛藤、どん底を経験しながらも死にものぐるいで掴んだ平凡(幸せ)を、絶妙なライミングとゆったりとビートに乗せたフロー、パンチラインの応酬で表現するこの楽曲。

いくつかのラインを紹介。

昼休憩は嫁の弁当 俺より朝早くありがとう

娘達の声おかえり 暖かいごはんまたおかわり

金ピカのチェーンなんか持ってない
高級車にだって乗ってない
けどそこに誇り持ってたい。

60Wの栄光さ 全然金なくても
成功者

今週日曜どこへ行こう?その日の為6日を生きよう

洗濯物干すのもHIP HOP

これらのパンチラインからもわかるように月から土まで毎日仕事に精を出し、帰宅すれば愛妻と愛娘が居る。そんな何気無い平凡(幸せ)に感謝と愛を表現する。世間が抱くラッパーへのイメージとは良い意味で対極にある表現での楽曲。

何気無い毎日への感謝と家族への愛を持つことは、実は1番かっこいい男の条件なのかもと思わせられる、心揺れる名曲です。

ソマリと森の神様
8

ソマリとゴーレムの関係

この作品は異世界のファンタジー物語では無く、「現実にある社会と日常の世界」を描いています。それは「社会と人」そして「人と人」との関係性です。
その関係性とは大きな枠組みである「社会の世情」と小さな枠組みの「家族と友人や共同体」です。
それぞれが異世界の物語でありながら、現実社会は比喩として描かれるのが作品の中心となっています。
そこで私が思い浮かべたのは社会学者マーク・グラノヴェッターが提唱した「強い紐帯」と「弱い紐帯」という概念です。
強い紐帯とは親友や家族といった親密な社会的な繋がり、弱い紐帯とは知り合いという意味です。
この物語においては「ソマリとゴーレム」「旅先で出会う者達」がそれにあたります。
強い紐帯と弱い紐帯が織りなすドラマに、背景となる「差別と偏見」と「戦争」という文化的、社会的な世情が絡んでいきます。
その中心として描かれていると感じるのは「ゴーレム、そして、父となる」物語であるというところです。
ゴーレムは異形の中でも特殊な存在です。
普通の異形は人と同じ様に感情を持ち、家族も友人もいて、そして共同体の中で暮らしています。
けれどもゴーレムは違います。
ゴーレムは「森の精霊」であり「森の守り神」であるからです。
「個」として生きるものではなく「象徴や機能」としての存在です。
「神」として森の生態系と秩序を守る役割が課せられた存在です。
人とも他の異形とも基本的に交わることはしませんし、中立な立場を取っています。
その為に余分な感情も持ち合わせず、合理的な思考、ある意味AIの様なアルゴリズムで存在していましたが、ソマリとの邂逅で大きく舵を切ることとなります。
これはある意味「禁」を破る行為です。
何故そこまでしてゴーレムはソマリの為に自分の残された時間を使おうと決心したのか?
本人自身も合理的で論理的な答えは出せていません。
それはソマリによって本来自分には持ち合わせていないそして自ら否定していた「情動」が生まれたからです。
後のエピソードでゴーレムは語ります「(ソマリが怪我をした時顔の筋力を歪め眼球が潤んでいくその表情を見ていると思考回路が乱れた。)(胸に手をあて)主にここが落ち着かない、私はソマリにもうあの顔をして欲しくないと思った。」と。
これはゴーレムが「父親」になった瞬間ではないでしょうか?
人は家族を持った時、子供を授かった時に大きく自分の役割の舵を大きく切ります。
それは人間の場合は意思の問題だけなく、遺伝子やホルモンであり、責任であったりしますが、ゴーレムはそんなシステムは持ち合わせてはいません。
実際に初めはソマリを森から出て行く様に突き放しもします。
「外のものには干渉してはならない、あれは管理対象ではない。」
「追跡を中止して森から離脱せよ。」と。
そこで「では何故」という疑問がおこります。
ソマリはゴーレムをお父さんと呼んでしつこく離れようとはせずに付き纏います。
その時幼いソマリには計算も打算も見えて来ません。
未知の森で危険を犯してまでゴーレムを追いかける合理的判断もありません。
ソマリがゴーレムに魅せる屈託のない笑顔には人の本能が窺えます。
ソマリがゴーレムを見て即座にお父さんと呼んだのは、子供としての性が何かを受け取ってそう呼ばせたものではないでしょうか?
これまで森の精霊、そして守護神として公正で中立な立場であり、天上のものとして羨まれる恐れられる存在であったゴーレムには初めての経験だったのではないでしょうか?
「自分を好きになった人を好きになる」ではないですが、この初めての体験によりゴーレムにこれまでは無かった感情の様なものが芽生え始めます。
ソマリとの邂逅が引き金になり、胸にモヤモヤとしたものが芽生え、そして「この笑顔をずっと見ていたい」という意識が生まれます。
これはシステムや機械が心を持った瞬間であり、精霊、神が人間となった瞬間でもあります。
故に「心を持ったゴーレムがソマリの父親となった」瞬間です。
ゴーレムはソマリが自分がいなくなった森で一人で生きていく事は出来ない故にソマリを両親の元へ返す必要があるという論理的な判断をしますが、これは自分の中で起こった感情に対する言い訳である様に思えます。
異形と人間との戦争で人間が負け、「人間狩り」が蔓延る世界ですし、ソマリも「奴隷」として異形に捕まっていたことから推測するに、ソマリの両親が生きている確率は低いと思われます。
そしてソマリと一緒にいたいという気持ちとソマリを助けたいという気持ちには抗えなくなります。
そんな自分に率直になり自分の残り少ない時間を森の精霊、守護神ではなく、ソマリの守護神(父親)という役割で、在野の強い紐帯の中で生きようと、ゴーレム的いうところの非合理な選択をあえてするのです。
二人だけの旅の中でソマリはゴーレムを本当ので父親として接し、ゴーレムもソマリの父親としての役割を果たそうとします。
ソマリが異形に狙われない様に人間としての身分を隠し常に側に付き添います。
外の世界での生き方の知恵を授けたり、無邪気で好奇心旺盛なソマリに危険を教えたりします。
ソマリが道中離れて行かない様に手をつなぐことも学習します。
数々の危険な事件や事故に遭遇するソマリを救います。
食事も不自由なく与え、怪我や病気にかかれば薬草も調達します。
行き先の地図を買ったり旅の資金が途絶えれば働きにも出ます。
一見あたり前のことの様に見えますが、本来は全てゴーレムには不要なものです。
ゴーレムは食事も取りませんし病気にもなりません、自分一人なら泊まる宿も要りません、本来精霊、神であるゴーレムには外敵もいません。
ですからこれらは全てソマリの為に行っている行為です。
そして極めつけはソマリが異形に捉えれて食べられとした時に、意識が飛んで「戦闘モード」となってソマリの窮地を救います。
ゴーレムはソマリを連れ立ったことにはついては「後悔していない」と語ります。
けれどもソマリとの接し方には「迷い」があるようです。
それを印象的に描かれているのはアリ穴の街の食堂の店主との会話のシーンにあります。
ソマリがゴーレムの望みを叶えようと「夜覚の花」を取りに行き危険な目にあってしまいます。
勝手な行動をしたソマリを叱るゴーレムですが、過労で体調を崩して倒れてしまうソマリの傍らでゴーレムが「私のせいだ…」と店主に心情を吐露します。
そして店長は「完璧な親はいません…」と答えます。お互いに失敗しながら成長していく「それが家族ですよきっと」と諭され「家族」という言葉の意味を噛みしめるゴーレムです。
二人の旅を通じて旅先で出会う者達の家族や親子に、そして共同体の仲間としての在り方を知りながら、「家族の絆」を深めソマリの成長と共にゴーレムが「親」として成長していく。
「ソマリと森の神様」からはそんな物語が読み取れます。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
8

話が進むほど面白くなっていく作品

舞台は大正時代。人を食べる鬼と呼ばれる謎の生物が存在する世界。
主人公はある日、鬼によって家族が皆殺しにされてしまいます。そして唯一生き残ったが妹が鬼になってしまう。主人公は鬼になってしまった妹を人間に戻す方法を探すため、人知れず鬼を狩る鬼殺隊に入る決意をします。そこから主人公は数々の頼もしい味方や恐ろしい能力を持った鬼たちと出会います。
設定はよくありがちな作品ですが、味方の技の表現や、敵である鬼の血鬼術と呼ばれる能力がとてもユニークでアニメを見て思わず原作を買っていしまう作品です。
アニメ制作会社であるUFOtableがとても作品とマッチしていて、演出や作画が他のアニメと比べても群を抜いています。ただの修行の作画でここまで丁寧につくりますか、と感心してしまう出来です。これからもさらなる頼もしい見方や強敵が次々と出現するため、UFOtableがどこまで原作以上のものを生み出してくれるのか期待が高まります。そしてアニメでは原作以上にホラー要素、アクションのすばらしさが強調されていて原作以上のものができているといっても過言ではありません。鬼滅の刃って何?っていう方には是非一話だけでも見てほしいと思います。

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi
10

前向きになれる曲ばかり

30年近く生きてきて、エレファントカシマシの曲を初めてちゃんと聴いたのは2018年の春でした。職場でラジオが流れているのですが、午後の仕事中に「疲れたな、もう帰りたいけどまだ仕事残ってるしな」とぐったりしていた時に、Easygoが流れて、なんて前向きで元気が出る曲なんだろう!と思って、誰が歌ってるのか気になって調べたことがきっかけでエレファントカシマシを知りました。勢いがあって、歌詞も前向きで宮本さんの歌い方も魅力的で、その日の仕事はなんとかやる気を持ち直して終えることができました。家に帰ってすぐにEasygoをダウンロードしたことを覚えています。
まだ、全曲は聴けていませんが、有名な曲で「今宵の月のように」や「悲しみの果て」を気に入って落ち込んだ時によく聴いています。どの曲にも共通して言えるのは、どんなことがあっても前を向いていれば幸せになれるから、良いことがあるからと歌っていることで、曲調が違っても、宮本さんの歌声に想いが乗ってて、とても元気をもらえます。失敗したけど勢いに乗って元気を出したいから今日はこの曲!落ち込んじゃったけど、しっとりとやる気を出したいから今はこれを聴く、という風に気分に合わせてどの曲を聴いても元気をもらえるミュージシャンです。

薄桜鬼DS
8

歴史に沿った異世界混じる恋愛シミュレーションゲーム!

新選組という組織の名前を誰でも一度は耳にした事があるのではないでしょうか。大河ドラマでも話題になった新選組ですが、このゲームはひと味違います。
主人公は特殊な人種、いわゆる吸血鬼の人種に当たる女の子。彼女がふとしたきっかけで新選組に捕われる事から物語は始まります。最初の頃は新選組のメンバーにも警戒され、あくまでも捕虜として新選組に留まっている主人公ですが、彼女の謙虚で真摯な性格から段々と幹部のメンバーが心を開いていく。
あの有名な沖田総司、土方歳三は勿論、他の幹部キャラともドキドキするような恋愛が楽しめます。攻略するキャラクターによって、選ぶ選択肢の質が変わるのも面白いですね。エンディングもバッドエンディングとハッピーエンディングに別れているのは他の恋愛ゲームにも当てはまるところですが、薄桜鬼はバッドエンディングでも、切なく涙が出るようなエンディングを迎えます。思わず名シーンはリピートしてしまうような物語の美しさ。作り込まれた物語は恋愛ゲーム好きな方なら満足できる内容です。
全キャラ攻略を目指すもよし、大好きなキャラクターを見つけて何度もプレイするもよし、大好きなキャラクターのスチル(名場面の画面を保存できる)をコンプリートするもよし、楽しみ方は人それぞれです。作画も美しく、見ているだけで惹き込まれます。新選組という実際に存在した歴史上の人物達と恋愛が楽しめる、とてもわくわくドキドキする物語です。数ある恋愛ゲームの中でも、満足できる作品といっていいのではないでしょうか。是非、一度プレイしてみる事をおすすめしますね。

honey
8

温かみのある映画

映画「honey」は映画館で観ました。初恋の甘酸っぱい感じと、好きな人を守りたいという、とても温かみのある映画でした。
髪を赤く染めた''超''不良・鬼瀬大雅は昔から喧嘩っ早く誰からも恐れられていました。そんな鬼瀬の初恋の相手が同じ学校の女子生徒、小暮奈緒と知り、そこから猛アタックを始め、ついには結婚を前提としたお付き合いをしたいと告白!しかし、奈緒は幼い頃に両親を亡くし親代わりとして自分を育ててくれた小暮宗介のことが好きで鬼瀬の告白を断りますが、鬼瀬の意外な一面、夢を持っていることや人一倍気をつかえるところ、そんな鬼瀬のことを怖いと思っていたけれど実は優しいところに惹かれていき…。「honey」の印象に残っている場面は、2人の想いがすれ違いいったん距離を置いて接するようになったのですが、奈緒が権瓦郁巳に連れていかれ鬼瀬は必死で探し助けるその姿に「本当に好きな人だからこんなに守りたい」という想いにキュンとしました。
私のこの映画に対する評価は10段階中「8」です。主要キャストのみなさんが若手でフレッシュな感じの演技で観てて楽しかったのと、まだJr.だった平野紫耀さんが抜擢されることが凄いなと思いました。そしてこの映画は初恋のすべてが詰まったストーリーになっているので、みなさんも観て初恋のころの気持ちを思い出してキュンキュンしてください!

MU LEGEND
6

何をしようか迷っています

前作のMU奇蹟の大地を数年プレイした経験があったので、本作についても抵抗感なくプレイすることができました。
宝石(祝福等)を入手した時の擬音(キーン!)が好きで宝石集めに勤しんでいた記憶が残っています。
本作が開始されたと知りませんでしたが、ネットサーフィンをしていたところたまたま見つけて始めました。
私自身、魔法が好きな性格でビジュアル的にエンファサイザーを選択しました。
序盤から範囲魔法を使うことができ爽快です。
スキルクールタイムが長いことが多少ストレスに感じました。
LV65まではクエストしていくと順調にLVが上がっていきます。
アイテムもLV10の倍数で無料で入手可能なものを使用していけば購入する必要はありません。
序盤はストーリーを読んでいましたが、後半は面倒になり読んでいません。
作業的なLV上げをしていました。
現在はLV69でLV70(カンスト)に向けてクエストを回しています。
ただ作業的になりつつあるのでLV70に達した後、何をしようか迷っています。
ギルドに入るか、毎日のクエストをクリアしていくか…。
これまで3ヶ月程プレイしていますが、他のプレーヤーから話しかけられたりギルドに勧誘されたことは一度もありません。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
8

遊び心とジュマンジ愛が満載の映画。

正直、冒頭で主要キャラの顔ぶれを見た時は、あまりのオーラの無さに「あっ、外れかな」と思った。しかし主要キャラ達がゲームの世界に入ってからは一気に面白くなった。
まず主要キャラ達がゲームの中で、本来の自分とはほとんど正反対の姿に変わってしまうところ。姿は変わっても中身はそのままなので、筋骨隆々のワイルドイケメンが妙にオドオドしていたり、中身小娘のセクシーお姉さんが敵を誘惑しようとして盛大に失敗したり、お腹の出たおじさん(中身は女子高生)がその姿のまま他の男性キャラと良い雰囲気になったりと、ギャップが面白かった。特にキャラの一人一人に付与されている弱点。三つしかない貴重なライフが弱点であるケーキを食べたり、蚊に刺されたりして、いとも簡単に失われていく。このライフが無くなればどうやら本当に死亡なのだが、ケーキを食べて爆死という死因があんまりおかし過ぎてハラハラするよりも、ただただ笑ってしまう。
そんな感じでめいっぱいふざけているのだが、ライフや弱点などの設定を上手く利用してキャラ達が窮地を脱するところなど、よく考えられていて感心した。他にも作品のところどころに前作を彷彿とさせる要素が散りばめられていて、元祖ジュマンジ好きの私は余計に楽しめた。

マルコヴィッチの穴
10

好きな映画を聞かれたらこの作品の名前をあげる

この映画は、初めて観た時には、なぜ人々がジョン・マルコヴィッチなる中年俳優の人生に入り込むことに魅了されてしまうのかが理解できなかった。

しかし、今観ると実感を伴って理解できる。
ネット普及後の社会では、有名人のSNSを夢中になってチェックしたり、ユーチューバーの日常の動画を延々と観ていたりすることが当たり前になってきている。実際のところ、そんなに娯楽性の高いものでもないのに。
そして、人によっては嫌いな有名人の言うことに激怒してわざわざ批判コメントを書き込んだり…。
これらは、ジョンマルコヴィッチの人生を眺めていることの退屈さと、さほど変わらないのではないだろうか。

ニュースで話題の人の噂話、ひいきのサッカーチームを応援するなど、昔からあったことだが、人間は他人の人生の心配に夢中になることで、自分の人生から解放され、自由になれるのであろう。
僕が若い時には、自分の生活が充実していたので、他人にそこまで興味がなく、この映画もピンと来なかったのだ。

しかし、人間はおじさんおばさんになってくると、自分の人生よりも他人の世話を焼くことが楽しくなってきてしまうのだ。そのために、人は歳をとると子供のために生きることに充実感を感じる。

この物語の主人公夫婦には、子供がいない。会話によると、経済的理由だという。その代わり、夫は人形に、奥さんは動物に依存することで、自分の人生から逃避している。
永遠の生命を維持するために、他者に憑依し続ける会社社長(元船長)も、結局自分の生きたい人生を生きられているようには見えない(社長はコミュ障のために友達がつくれない孤独を告白するが、後半友達がたくさん出てくるのには矛盾を感じるが)。

自分の人生と向かい合うことから逃げ続け、他者の人生を眺める快楽に夢中になった人間は、どんな末路へ向かっていくことになるのか。
この快楽は地獄でもあることを、最後に思い知らされることになる。

人に、好きな映画を聞かれたら、まず1本目に答えるのがこの作品である。

インベスターZ
7

投資に興味を持ったらこのマンガ!

転職をして圧倒的にお金がない時期がありました。なんとか資産を増やしたくてあがいていたとき、投資を地道にすれば高確率で資産を増やせると知り、目からうろこだった覚えがあります。お金がお金を生む、一見マネーゲームともとられかねない投資というものを扱ったのがこの作品です。
株とかFX(外国為替取引)とか、最近では仮想通貨なども有名ですね。それをこのマンガでは、作品を通して基本的なことから教えてくれています(多少、強引な部分もありますが…)。
単なる高校生が、実は投資によって学校の経営を支えていたなんて、現実にはまずありえないのでしょうが、マンガだから許せてしまいます。ウン億というお金をあっさりと増やしたり減らしたり、普通の家庭だったら離婚のもとになりそうなことを学生がしてます。
途中から女の子のキャラも加わり、色々なことにチャレンジしていきます。もちろんその中で失敗を経験にしたり、将来をじっくり考えたり、人生で大切なことを教えてくれるマンガでもあります。まあ、この作者の女性はあんまり魅力的とは言い難いですが、そこは割り切ってください。
この作品はあくまで、投資が主軸となっているため、好みが分かれると思います。もし株とかどういうものか分からないなど、ちょっと詳しくなってみたいならオススメではあります。

Go!プリンセスプリキュア / ゴープリ / Goプリ / Go! Princess PreCure
9

夢を守る、お姫様たちがかっこいいです。

大切な夢を守る姿を描いたプリキュアシリーズ、アニメ「Go!プリンセスプリキュア」は、とっても素敵な作品です。
最初は、3人の女の子たちがプリキュアになり、悪い敵から、皆の大切な夢を守るために戦います。
そして、途中から、新しい仲間が1人増えます。

可愛らしいドレス姿で、大切な夢を守るために戦う姿が、すごくかっこ良いです。
幼い頃からの夢を大切にして、その夢に向かって一生懸命に頑張る姿。
キラキラと輝く一番になりたいという夢に向かって全力で頑張る姿。
見つかった新しい夢に素直になって頑張っていこうとする姿。
仲間と一緒に素敵なものをいっぱい見つけて憧れていた夢に向かってもう一度頑張る姿、いろんな物語を見ることが出来て、夢を持つことの大切さを教えてくれる、すごく素敵な作品です。
見ていると、とても元気が出てきます。

そして、プリキュアの女の子たちと、そのプリキュアの女の子たちを優しく見守る友達の女の子との友情のお話がすごく素敵で、大好きです。
その友達の優しい思いが、新しいプリキュアの力になるアイテムになったシーンを見たときに、すごく優しくて心温まる、素敵なお話だなぁっと思いました。
夢を応援する、優しい思いの心強さを感じました。

ヒナまつり / Hinamatsuri
8

久しぶりに笑いました

面白いアニメないかな、と探していていたところ、ヒナまつりというアニメを見つけました。ギャグマンガと説明文に書いてあったので見てみました。
ヤクザの下っ端・新田という男が自宅で有意義な時間を過ごしてた時に、超能力少女が天井から降ってきます。その少女がヒナで、それが新田とヒナの出会いでした。卵型のようなものに拘束されて来たため衣服を着ていないヒナは、服をくれと新田に言い、言うことを聞かなければ超能力で新田の大切なツボを割って言う事を聞かせました。なぜ新田の家に来たのかもわからない、何をしに来たのかもわからないというヒナ。
とりあえず住む場所もないヒナは新田の家で暮らし始めました。
新田はいつの間にかヒナの世話係みたいになっていて、今まで夜遊びや女遊び、女性からの連絡もたくさんあったのに無くなり「あれ?なんか違うぞ」と思いヒナの世話をやめたりしました。
ですがヒナは新田と一緒にいる時間が好きみたいで、一緒に遊んでと自分の気持ちを伝えることが出来ました。この感じを見ていると血は繋がっていないが徐々に親子関係になってきてるな、と感じました。
中盤当たりでヒナは新田に家から追い出されてしまいます。ヒナはどうしたらいいかと悩みながら自分なりに考え成長していく姿も見えます。
ヤクザである新田の昇進祝いにヒナはサプライズをしようとしましたが、ちょっと違う感じになってて一番爆笑しました。最終話はしっくりきませんでした。
ヒナと新田の成長や他登場人物の成長も描かれた作品でした。
全体的に笑えるアニメでした。

Terraria / テラリア
10

1000円で死ぬほど楽しめるゲーム

2011年に発売された2Dサンドボックスゲーム、Terraria。発売当初はMinecraftのパクリなんて言われたこともあるゲームではある。
しかし、実際の内容としてはシンプルな2Dアクションゲーム、多数のボスに戦うための武器、2Dでも多種多様な素材で建築できる環境と、ゲームとして非常に楽しめる内容となっています。しかも、PCを始めPS3、PS4、Vita、3DSで発売されているため、PCか前記のゲーム機を持っていればプレイすることができます。
更に、PC版に限った話にはなりますが、通常の状態であるバニラで遊びつくしても現在の最新バージョンに対応しているMODが幾つもあるため、MODを追加してバニラ以上に楽しむことができます。
バニラでのプレイでもじっくりプレイすれば100時間以上は余裕で楽しめ、PC版でMODを追加していけばプレイ時間1000時間オーバーでも楽しめます。
そして、ゲームの値段ですが、PC以外なら2500円~4000円、PCなら980円で買うことができます。また、PC版を販売しているSTEAMでは時々50%OFFなどになるセールを行うため、500円以下で買うこともできてしまいます。
騙されたと思って、プレイしてみてください。アクションゲームが好きなら絶対損はしないと思います。

魔法科高校の劣等生 / The Irregular at Magic High School
8

魔法と最強の主人公

『魔法』というものが使われるようになっていくなかで魔法士の育成に取り組む世界のなかで起きる物語です。そのなかで主人公の司波たつやは妹のみゆきと一緒に国立魔法大学付属第一高校に入学します。魔法という才能を持っている時点で天才であるが、第一高校には入学のときから優等生と劣等生に分けられ、明らかな差別がある状態で生活しなければなりません。たつやは劣等生、みゆきは優等生に分けられて学園生活を送ります。このアニメでは、一般魔法が不得意であるたつやが実は、最強である部分がとても魅力的です。劣等生というだけでたつやはなめられていたのですが、たつやが持っている軍事機密レベルの魔法や持ち前の身体能力を駆使して、さまざまな相手に勝っていき、みんなに認められるようになります。妹のみゆきもずば抜けた魔法力で他を圧倒します。加えて、美人なだけでなく、兄のたつやにゾッコンです。ちょっと、たつやがうらやましいです。ただ、主人公が最強なだけでなく、世間的には、凡人扱いされそうなレベルなのに、実際は、神のような力を持っているという点に引かれました。まだ見たことない人は、一度見てほしいです。かなりはまるアニメになっていると思います。魔法の素晴らしさに魅了されてください。

黒崎くんの言いなりになんてならない
8

ジャニーズファンにとって見逃せない黒王子と白王子

小松菜奈の制服姿はとても似合ってるし可愛いし、千葉雄大の金髪姿はとても似合ってる。黒崎君と白河君が赤羽由宇に二人で壁ドンするシーンはとても胸キュンした。由宇が困ってる所はとても見所だなと思った。朝学校に登校する時に主人公赤羽由宇が二人からキスされるシーンは見ててドキドキしたし物語の面白さが伝わる。脇役の人も物語の中ではとても欠かせない存在だなと思う。梶君は中学時代にいじめられてたのは由宇が春美寮で学校を転校してくれる前の自分と重なる過去じゃないかなと感じた。転校してくる前に地味だった由宇は自分が転校先で新しい友達に出会って生まれ変わった所と重なる部分がある。黒崎君と芦川芽衣子がバスケで2人が対決して黒崎君がバスケで勝つけどあそこは大人げないなと私は感じた。芽衣子は黒崎君にプールで足をつったのきっかけに助けられて、去年の夏に彼氏と別れて好きになってしまう。由宇がお互い同じ黒崎君を好きになったそこで女の友情が壊れなかったのは良かったな。黒崎君と梶君と芽衣子と由宇が4人で電車にのって遊園地に行くシーンが物語の中で一番印象に残っているし黒崎君が由宇を一緒に観覧車に乗ってキスをするシーンはあそこが物語で一番盛り上がる所だなと思った。最終的に由宇と黒崎が結ばれて幸せになる。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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ザ・ジャンプ作品!バレー好きじゃなくても楽しいスポーツ漫画!

男子バレー漫画というのでどんなのかな?と思い読み始めました。はじめはよくあるスポーツ漫画な展開なのかな~(ただ熱いだけ、みたいな)ものかと思いきや、王道な展開も抑えつつギャグ要素も多く、テンポが良いので面白い!絵柄もきれいなので見やすく、アニメにっても甲乙つけがたい仕上がりです。
各キャラクターの個性がしっかり設定されているのでどのキャラクターがメインとなってもつまらないということがないんです。試合等で主人公コンビが必ず活躍するということでもなく、きちんとチームとしてのバレーが繰り広げられているので毎度展開が気になります。敵チームも設定がしっかりしており、ときにどっちも負けてほしくない…と思ってしまうほど感情が入って応援してしまします。高校スポーツ(バレー)での盛り上がりであるインターハイと春高以外の部分も多いのですが、普通に面白いです。練習試合や合宿なのに普通に面白いというのは珍しいかもしれません。
本誌(ジャンプ)のほうではたまに描き間違い(ポジション違いなど)があるようですが、単行本ではそこは修正され「実はこうでした…」と作者様のコメント付きなので比べて読むのも面白そうです(笑)
バレーの基本知識があったほうが楽しめそうですがなくてもしっかり楽しめる作品だと思います。

Destiny 2
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Destiny2プレイして

Destiny2をプレイして現在ストーリを進めつつ公開イベントなどに参加してレベルを上げている最中です。
今回はDestiny2シーズン4の紹介をしていきます。
新しく追加されたギャンビットは4VS4とチームでモンスターを倒し、どちらのチームがモンスターをたくさん倒したかで競います。もちろん、別のモードで普通の対人戦もあったり純粋にモンスターを倒すモードもあります。
キャラクターは三種類ありましてハンター、ウォーロック、タイタンなどのものから選べます。
それぞれ違う必殺技などがあるため私は全種類育てている最中です。
また、武器も特徴的でドロップするまたは貰えたりする武器のパークの効果がランダムであり欲しい武器がドロップしても効果が残念なときもありまた、その逆もあったりするなどギャンブル性があり楽しめます。
ただ、今回は武器を強化する際にシーズン3にくらべシーズン4は素材を多く使うなど多少の不便さを感じてしまいます。
ストーリーなどはDestiny1からのプレイヤーが奮い立つようなまたは初見でも楽しめるような内容となっておりまた、たまにある誤りのある翻訳など見つけてみるのも楽しいです。FPSに興味があるかたなどはプレイしてみてください。

銀魂 / Gintama
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アニメとはまた違った面白さ

あのアニメの世界観をどう表現するのかと期待してはおらず、一作目も観ずにいましたが、二作目が出ると聞きあわてて一作目を見ました。
何よりあの福田雄一が描き出すコメディーが銀魂とばっちり合っていて、そこに加えてそうそうたる出演者が銀魂のコメディーに染まっていて、想像以上に楽しめる作品でした。

神楽のなまりもしっかり再現されていて、他のキャストもアニメのキャラクターになりきれていて、アニメが実写化された中でも一番ガッカリ来ない作品でした。

ましてや実写版の銀魂が気に入りすぎてdTVのアカウントでYouTubeより配信されている銀魂の短編動画を見つけては観ているほどです。

アニメでの内容に加え、それにはなかったシーンが映画の方では観れるのが、もう一つの楽しみで、ナウシカが乗っていた乗り物が出てきて、それに対してアドリブのようなやり取りでキャラクターたちがうだうだ話すシーンは、いかにもアニメの方でもありそうな内容で、でも実写オリジナルのシーンだったのでとても面白かったです。

アニメと実写の同じシーンを比べたり、違うシーンを探したりするのが楽しいなと思える作品です。

2作目ではさらに有名キャストも出演されているので、また新しい実写の銀魂の世界観が楽しみです。

グリーヴァ
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90年代のヴィジュアル系好きにおすすめ

2012年7月に結成され、2017年12月に惜しくも解散するまでの5年半の活動期間の中で、ダークなヴィジュアル系ブームを再構築したバンドでした。
衣装は基本的にエナメル素材が使用されており、まるで1990年代に流行ったヴィジュアル系の再来か!?と思えます。
楽曲も当時のバンドを連想させるような曲が多いです。

90年代のヴィジュアル系ファンには、1stアルバムの『鬼ト影』をおすすめします。
『解離性同一性障害』や、『中絶』はあの頃の曲と言っても過言ではありません。
後期のグリーヴァの楽曲は、古き良き時代と新しい時代が入れ混じったロックテイストの曲が多いですが、これもまたライブで盛り上がるナンバーが揃っています。
また、グリーヴァの特徴としてメンバーの大半が作曲できることが挙げられます。
シングル『Liar…』では、ボーカルの狂鬼、ギターの碌、陽、ベースの緋雨がそれぞれ作曲した4曲が収録されているので、違ったテイストを楽しみたい人はこれを手に取ってみてください。

そしてなんと言ってもグリーヴァはライブバンドです。
ライブでは、ヘドバン、モッシュ、逆ダイの嵐なので、暴れたい人には楽しめると思います。
男女問わず逆ダイをする姿は圧巻です。
惜しくも解散してしまっていますが、グリーヴァの軌跡は確実にヴィジュアル系界を変えたことでしょう。