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Tommy_1031のレビュー・評価・感想

WHITE ALBUM2
10

胃が痛くなる名作

この作品の最大の特徴は人間模様の丁寧な描写です。脚本は「冴えカノ」などでも有名な丸戸史明氏。3人の男女の恋愛模様をこれでもかというくらい丁寧に描写していきます。生死にかかわるようなことは起きませんが、誰もが不安定で鬱になります。このゲームをプレイして胃に空いた方もいるくらいですが、文句なしの名作です。
前作「WHITE ALBUM」と物語自体につながりはなく、世界設定は共通していますが、何年も経過した時代になっているので、前作未プレイでも楽しめます。
もちろん前作をプレイした方は、三角関係の恋愛や冬が舞台ということも共通していたり、人物名や楽曲名など、前作を知っているとニヤリとしてしまう要素もあり、楽しめること間違いなしです。
このゲームの最大の見どころは主人公の親友です。主人公が2人の女性の間で揺れ動いている間も常に味方でいてくれ、時に本気で怒ってくれます。このゲームをプレイして、この人物を嫌いになる人はおそらくいないでしょう。
不安定な三角関係やそれにかかわる人間模様が見たい方は、ぜひプレイしてみてください。本作は高校生編、大学生編、社会人編と通常の青春時代に比べ、さらに時間が進みます。登場人物の半生を見ることができる、おすすめの作品です。

文豪失格
8

天国でセカンドライフを過ごす文豪たちのギャグマンガ

夏目漱石や芥川龍之介、太宰治に宮沢賢治など国語の教科書はお馴染みの文豪が、死後天国でセカンドライフをエンジョイするギャグマンガだ。
ラノベ執筆のためにオタク文化に触れてみたり、コミケに参加したり、ホストクラブでバイトしたり、婚活パーティーに参加したり、
天国でも締め切りに追われて編集者から逃走したり、あの手この手で編集者をやり込めようとしたりなど、とにかくフリーダムに過ごす文豪たちのストーリーが面白い。
SNSをやったり、ネット掲示板で自分のアンチスレ見つけてキレたりとネット文化をナチュラルに使いこなしてるのも笑えた。
ギャグネタだけでなく、文豪のエピソードも作品に盛り込まれているから、ギャグで笑いながら文豪について勉強もできて正に一石二鳥な作品。
特に「ドストエフスキーについて論議する」と称して、参加した文豪の生前残したラブレターを公開したり、
幼少期のエピソードをそれぞれ語る回は個人的には必見。
作品紹介や登場した文豪の解説もあるので文豪のちょっとした入門編にもなるかも。
ただ、終始ギャグで展開されるので、特定の人物がイジられたりするような場面も出てくるため、ギャグマンガが苦手な人は楽しめないかも。

チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory
9

ティム・バートン大好き

子どもたちが、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学する話です。児童書が原作ですが、監督がティム・バートンということで、とてと毒のあるいいさくひんにしあがっています。まず、工場の色合いがおかしい。おいしそうでありますが、派手です。大人が見ると、うわー、なにこれと思うし、子供が見るとお菓子の家みたいで行きたいと思えるような工場内部に仕上がってると思います。ティム・バートンっぽいなと思いました。そして、最初から人形が燃え出すという。ああ、ティム!ティム・バートンですなと思いました。その後も、子供たちはひどい目に遭うわ、歌やダンスを踊るのは可愛らしい人形とかではなく、同じ顔したおっさん風民族やわ、癖の強い作品です。でも、そこがよいという感じです。要所、要所におじさん?の歌う歌は、なかなか的を得た歌詞でおもしろいです。私はリスのところの歌が好きです。曲調は毎回違っててすごいなと思いました。ウォンカはジョニー・デップが演じているのですが、なんだかとても変です。かっこよさのかけらもありせん。もともも個性的な役者さんですが、個性爆発という感じです。見ていて、とてもおもしろいし、ティム・バートンらしさが味わえるので、彼の映画が好きな人は必見です。

ポリスアカデミー
8

おバカでちょっと下品、アメリカンな80sMovieです

1980年代にアメリカで公開されたコメディ映画、ポリスアカデミー。
舞台はアメリカの警察学校。新しい市長の就任により警察学校への入学基準のハードルが下がったため、
さまざまな経歴を持った(変)人達が警察官を目指して入校してきました。皆警察官になるために厳しい訓練の日々を送ります。
一人前のポリスオフィサーになるため奮闘する訓練生達に待ち受ける試練とは…?
とにかく皆さんキャラが濃いです。女の子大好きいたずら好きおバカなマホニーや、「社会経験」として軽く入校してきた美人お嬢様カレン、異常な銃マニアのタックルベリー、元花屋だけど強面な大巨人ハイタワー、声帯模写が得意なジョーンズ、また憎たらしいけど憎めない意地悪なハリス教官など。
くだらないけどついつい笑ってしまうネタ満載な映画です。
特に笑えるのが、マホニーがハリス教官にしかけるいたずらの数々。ハリス教官は入校してきた生徒を、厳しい訓練と嫌がらせで辞めさせようとやっきになっている、なんとも陰湿な憎い役柄なのですが、嫌いになれないんです。むしろこの映画には彼の存在は欠かせません。
なぜならいつも、あまりにも酷い(色んな意味で)いたずらを仕掛けられるんです。どれだけ嫌がらせしても空回りしちゃうんです。だんだん彼が可愛いって思えてきます。

そしてこの映画、全体的にお下劣。下ネタが満載なので、苦手な方にはお勧めできないですね…ただ好きな方には最高にお勧めする、絶対に見て欲しい作品です。
落ち込んだとき、悲しいときに観れば、おバカ映画すぎて元気になること間違いなしです!シリーズものなので、毎回違う強烈キャラが現れ、全く飽きないです。

是非、何も考えずに爆笑したいときこの映画を観てみてください!

YOASOBI
10

ボカロPから生まれた、令和の2人組ユニット

“ボーカロイド”や“ボカロP”と聞いて「オタクだ」と感じるのは、もう古い考えなのかもしれない。
コロナ禍の中、日本中に認知度を広めた2人組ユニット「YOASOBI」のコンポーザーであるAyaseは、学生時代に軽音部などのバンド活動にて本格的に音楽活動を始めた。
そしてバンド活動後はボカロPとして作曲・作詞を行いYouTubeなどに楽曲を投稿する。
それまではボーカロイド楽曲にあまり触れたことがなかったAyaseだったが、持ち前の音楽センスやバンド活動で培った経験などから、メキメキと人気を伸ばしていった。

そして、音楽好きなら聴いたことがない人などいないであろう名曲『夜に駆ける』が 爆誕した。
ボカロPならではの、人間が歌うことを前提としないようなメロディーと高音で歌われる歌詞。
また、そんな難しい曲を心地よい美声で歌うボーカルのikura。
歌っているとき以外は、どこか天然でとても可愛らしいikuraだが、歌う姿は凛々しく、息継ぎする箇所が見つからないような歌詞も見事に歌い切る。

また、『夜に駆ける』、『三原色』、『怪物』などの有名楽曲は歌詞が完全に英訳されたEnglish ver.も配信されている。
『夜に駆ける』のEnglish ver.である『Into The Night』は、日本語の原曲にしか聞こえないような面白い英訳がされており、何度も繰り返し聴いてしまうような中毒性がある。その他の英訳楽曲もぜひ一聴の価値ありだ。

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-
9

嫌悪感を感じさせない痛快なスタイリッシュグロ

吉祥寺を舞台に繰り広げられる、オカルティックな事件の数々と科学が連なって広がる奇想天外なストーリー。
「STEINS;GATE」などで有名な志倉千代丸の未完結ライトノベルを原作としたアニメーションで、監督は「四月は君の嘘」などを手がけたイシグロキョウヘイ。
グロテスクな表現を多分に含む作品ですが、演出の妙でコミカル且つスタイリッシュに描かれており、グロテスクな画が苦手な人でも楽しめてしまう不思議な作品になっています。
いくつもの謎と個性的なキャラクター達それぞれの視点が絡み合う息もつかせぬ展開に、気付けばその世界観に飲み込まれていました。
声優さんたちのお芝居も圧巻です。異常な速度で進むセリフの応酬に、当然のように乗る感情。アップテンポな劇伴と共に繰り出されるオタク感の強いまくし立て会話に思わず楽しい気分にさせられます。
全力でコミカルに不謹慎で、とてもリアルなのにスタイリッシュ。そして、どこか優しく温かい。
アニメだからこそ出来る、映像作品として突き抜けた作品です。
但しひとつだけ留意して欲しいのが、あくまで映像作品として突き詰められているものであり、謎解きモノではないというところ。ハッキリした結論があるわけではないので、謎解きをするような俯瞰した気持ちで見ると裏切られた様な気持ちになるかもしれません。
ジェットコースターに乗る様な気持ちで、直感任せにイッキ見して欲しい作品です。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

漫画『鬼滅の刃』

アニメ放送から、コミックの売り上げ数がうなぎ上りの『鬼滅の刃』、その魅力を今回レビューさせていただきます。

~『鬼滅の刃』の簡単なあらすじ~
時は大正時代、炭焼きで家族を支えていた主人公・竈門炭治郎が炭を売りに下山して家を空けたある日、家族は鬼に惨殺される。また唯一の生き残りであり、鬼と化してしまった長女・竈門禰󠄀豆子に襲われてしまう。必死で止めようとした炭治郎を救った鬼切の剣士・冨岡義勇の導きのもと、禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探すため、鬼切の剣士を目指すことになる。

~この漫画の魅力~
その1:わかりやすくシンプルな王道ストーリーと、繊細な感情表現
あらすじのとおり、話の大筋は良く言えば王道、悪く言えばありがちな少年漫画のストーリーですが、主人公や周りの個性的なキャラクターが背負う過去や複雑な人間関係、そして兄妹の絆が細やかに描かれています。
少年漫画の王道なストーリー展開と、大人になったからこそわかる人間臭さを織り交ぜた作品です。
少年も、かつて少年だった大人も楽しめる内容になっています。

その2:ハードな世界観とコミカルなギャグ
血で血を洗う殺伐とした命のやり取りが行われます。それ故ハードな表現も多々ありますが、コミカルなギャグシーンがちょうど良い中和剤となり、サクサク読める軽さも魅力の一つです。

Nirvana / ニルヴァーナ
9

初めての洋楽

Nirvanaはアメリカ・シアトル出身の3ピースバンドです。
グランジロックという新しいジャンルを作り出した先駆者と言われています。
メンバーは、Gt vo.カート コバーン Ba.クリス・ノボセリック Dr. デイブ・グロールの3人となっております。
カートとクリスは親友同士の中で2人でバンドを結成し、幾度ものドラム変更をしデイブに落ち着きます。
デイブとの出会いもとても面白く、カートがたまたま見に行ったライブでデイブが叩いており、それを観たカートがクリスに電話で「世界一のドラマーを見つけたよ!」とまるで子供の様にはしゃいだというエピソードがあります。
この3人の青年たちが後に音楽業界をひっくり返すことをするのだから、まさに運命的な出会いだと言えます。
90年代初頭に突然現れ、当時の退屈なダンスミュージックやポップカルチャーを叩き壊し、カートの死をもって突然去っていった、音楽業界にとって嵐のような存在だったことが考えられます。
カートは、27歳の若さで猟銃で自殺をしてしまいます。彼は苦悩・絶望を繰り返しながら音楽に全てを捧げてきました。彼が作った楽曲からはその情熱が強く感じ取ることが出来ます。
死の直前のインタビューで彼はこう答えました。
「だんだん燃え尽きてしまうくらいなら、一気に燃え尽きてしまった方がマシだって俺の頭でも分かるぜ」
この言葉を体現するかの様に、短いバンド人生の中で一気にスターダムまで駆け上がり、一気に去っていきました。
ただ今言えることは、彼の残していった楽曲はとても暖かく、とても寂しく、とても人間らしいと感じられるということです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

予測不能のシナリオ

進撃の巨人はまず舞台設定が今までに無いものだった。この世界の人間は、自分たちより大きな巨人に食われないようにするため、大きな壁の中で暮らしている。
その壁が物語の冒頭から簡単に壊され、主人公の男の子の母親がエグい食われ方をしてしまう。こんな過激な始まり方でこの後どうなるの?巨人って何?などの疑問が次々と出てくる。
導入部は謎の連続で、次は何が起こるのか?ハラハラドキドキするし、そもそも展開が全く読めない。しかし序盤に感じた疑問などは後半でサラッと伏線回収してくれて、そういうことだったのか!とかなりスッキリさせてくれる。
こうなると面白くて続きが気になって仕方なくなる。具体例として、なぜマルコは死んだのに漫画の登場人物の欄にずっと出てきているのか?疑問だったが、これも後にきちんと回収してくれた。
この漫画のすごいところは、毎回毎回全く展開が読めないので、この後どうなると思う?とファン同士でいくら話し合ったとしても、予想を軽く裏切る展開が盛りだくさんなところだろう。
唯一欠点があるとすれば巨人に食われて人が死ぬ時などがエグすぎるところ。頭と胴体をちぎって食べられたりするので、感受性の強い子どもにはあまり見せたくない。
大人が展開予想しながら見ていくのは十分過ぎる程面白い。また、漫画が嫌な人はアニメもやっているので、こちらからなら入りやすいと思うのでおススメする。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
8

SLAM DUNKのリアリティ

バスケットボール漫画は売れない!そう囁かれていた時代に一つの名作が生まれた。
1990年に週刊少年ジャンプで連載がスタートしたスラムダンクだ。
井上雄彦の圧倒的な画力は言うまでもなく、ストーリーにリアリティがある。
人間離れした必殺技などは存在せず、現実的なプレイがベースに描かれている。
NBAが好きな人などはご存じであると思うが、スラムダンクに出てくるキャラは実際のバスケットボール選手をモチーフにある程度設定されている。
主人公桜木花道はデニス・ロッドマン、ライバルの流川楓はマイケル・ジョーダンなどが有名だ。
なので、突拍子もない必殺技などは存在しない。高校生にしてはハイレベルでは多少あるが…。
スラムダンクというタイトルからすると、派手なダンクなどを想像してしまうが、なんと主人公が得意とするシュートはそうではない。
作中では「庶民シュート」という誰もが最初に練習するであろう、ドリブルシュートとジャンプシュートである。
このたった二つの基本的な攻撃が主人公の武器である。
むしろ主人公の力が発揮されるのが、ディフェンス面である。
リバウンド(シュートミスによってゴール板やリングにはじかれたボールを取る)という一見地味な行為に見える。
しかし、このリバウンドはバスケットボールではとても重要視されている。
「リバウンドを制する者は、試合を制する。」という名言すら作中では出てくる程だ。
こういったバスケットボールをしている誰もが基本としているプレイを中心に描かれているので、スラムダンクを読んでバスケットボール人口が急増したことは言うまでもない。
バスケットボールを題材にはしているが、コツコツ努力していくことが、結果的に大きな成果を生むというストーリーは他のスポーツはもちろんのこと、仕事や人生にもとても大切であることを教えてくれる。
初めて読む方も、もう一度読み返す方も、大人になったからこそ何か一歩踏み出せる勇気を与えてくれる。
そういったストーリーにスラムダンクはなっている。

DARK SOULS III / ダークソウル3
10

㎰4 ダークソウル3

今回ご紹介させていただくのはpsソフト、ダークソウル3になります。ダークソウルシリーズは死にゲーと言われており難易度が高くなっておりクリアするのがとても難しい作品のためやりこみ要素が満点です。
また、敵を倒す事によりソウルと言う物が取得でき、ソウルを使い自分好みのキャラに育成する事が可能です。
ダークソウルは、魔法、直剣、大剣、槍などたくさんの戦闘スタイルがあり、スタイルに合わせてレベルをふることが出来て他とかぶりにくくなっています。
他とかぶりにくいと言いましたが、マルチプレイも可能です。
対人戦や協力プレイなどがあり、ストーリーを進めている他のプレイヤーの世界に入り込むことも可能でテクニックやレベルが必要とされるのでますますやりこみ要素が増大されますね。
グラフィックもとても綺麗な作品で、臨場感を感じる事できなすね。
ストーリーに出てくる敵キャラクターもとても個性的で、敵が使っている武器がそのままドロップすることもあり武器をコレクションとして集めるのも楽しさの一つではないでしょうか。
防具装備品も多く自分好みの見た目にすることも出来るのでそこも楽しみの一つだと感じます。
また隠しアイテムなどもあるので隠しアイテム探しに没頭するのもどうでしょうか。