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Anise

Aniseのレビュー・評価・感想

邪神ちゃんドロップキック
8

邪神ちゃんドロップキックについて

個性の強い可愛い女の子が沢山でてくる、ドタバタ日常ギャグ漫画です。
ロリィタ女子大生ゆりねの住む神保町のアパートを舞台に、悪魔や天使等がドタバタ劇を繰り広げます。全体的にシュールでカオスでバイオレンスなギャグセンスですが、だれが見てもくすっとするような内容に仕上がっています。

ある日ゆりねは神保町の古本屋で見つけた悪魔召喚の書を使い、どう見ても美少女の悪魔『邪神ちゃん』を召喚します。
しかし召喚の書は上巻のみしか見つからず、悪魔を帰還させる下巻が見つかりません。その為召喚された悪魔は召喚した者を殺すことでしか魔界に帰れないのです。
そうしてゆりねと、ゆりねの命を狙いながらも毎回ゆりねに返り討ちにあう邪神ちゃんとの日常が幕を上げるのです。
ゆりねとワンルームで同居する邪神ちゃんの元には、魔界から幼馴染の美少女悪魔たち、天界からは悪魔と敵対する美少女天使たちが次々やってきます。
男性キャラは徹底して出てこないので、「美少女がわいわいしている作品に男性が絡むのが苦手!」という方にも自信をもっておすすめできます。主人公の邪神ちゃんがダメ男、クズ男、ヒモ男の属性を揃えたかなりの役満である為、他の美少女の美少女らしさを際立たせてくれます。
可愛い女の子の面白ドタバタギャグ漫画を読みたいならぜひおすすめした漫画です。

G-FREAK FACTORY
10

オールドルーキー

1997年地元群馬県で結成の4ピースバンド。活動停止期間やメンバーチェンジを乗り越え、レゲエを取り入れたロックサウンド「DREAD.ROCK」を確立し、活動再開。自らを「群馬のオールドルーキー」と名乗り活勢力的に活動中。
10-FEET TAKUMAが「もっとも敬愛するバンド。」と称するように他のバンドとの繋がりも深く、多大な評価、支持を受けている。2012年に自身主催のロックフェスイベント「GUNMA ROCK FESTIVEL 2012」を開催しソールドアウト。
2016年からは「山人音楽祭」と名前を変え、群馬だけに留まらず日本有数の人気ロックフェスへと成長させている。
唯一無二とはこの様な事なのでしょう、その楽曲は幅広く、レゲエ調だけに捉われず聴くものを選ばないポップなもの、ダイブ&モッシュを巻き起こす疾走感のあるロックナンバーから合唱コンクール等で歌われても遜色のないような壮大なメロウミュージック調のものまでと、多彩なサウンドを取り込み多くの年齢層からの支持を集め、各地のロックフェスやライブハウスを席巻している生粋のライブバンドである。
ロックバンドと聞けば近寄り堅いイメージを持つ方も多いだろうが、その激しいライブとは裏腹にメンバーからは険のあるような印象は一切感じられない。
時にはステージから降り観客の上で歌うという一見荒々しいパフォーマンスを見せるvo.茂木だが、その姿からはまるで悪意を感じられず、むしろ温かく神々しささえ感じられる。
その人間性は必然的に彼等の創り出す詩に、曲に反映されており、ライブで涙を流す人を見なかった事は一度足りともない。
G-FREAK FACTORYと言うバンドに興味を持ち、このレビューを読んでいるあなたは、必ず彼らの持つ魅力に引き込まれ、生涯胸に刺さる曲に出会うであろう事を、私は確信している。

Vivy -Fluorite Eye's Song-
9

AIと人間との違いが!?

「歌でみんなを幸せにする」を目的として作られたAIが100年後から来たAIと共に未来に起きる「人類とAIとの戦争」を防ぐ為にAIの発展するという歴史を修正する物語。

100年と聞いて長い話かと思いましたが歴史の修正点が4箇所しか無く、ヒロインの活躍の場が少なく感じました。
話は4箇所のシンギュラリイポイント毎に事件や事象を防ぐストーリー。各ストーリー毎にテーマ曲があり挿入歌で使用されています。それぞれ感情移入出来る曲となっています。

主人公ビビ達の活躍で事件は防がれたり、変遷されていきますが観ていると逆に発展が進むのでは?と思うことがありますが、その辺は気にせず各ストーリーを集中してみた方がいいと思います。
タイムリープものやパラドックスものは深く考えたりしない方が楽しめるものです。そもそも何で100年前なのって事になると話が成立しませんので。
その分曲や歌がこの作品の魅力をカバーしてくれていると思います。

登場人物がAI中心で人類の登場人物が少ないです。AIの方が純粋で使命に対して邁進しているのに対し、人の方が残酷であったり、弱く脆かったりする様に感じてしまうので、もう少し人類が出てると見応えが増したかも知れません。AIの見た目も主要キャラは人間そのものなので人類の出番は無かったのかも知れませんが。
AIでもビビやオフィーリアの様に悩みや葛藤が描写されてるので人間との違いが曖昧になってしまいます。人類側よりAIの方が感情移入してしまいます。

全体を通しての感想は曲が非常によく、感情移入出来るアニメだと思います。ビビとマツモトの掛け合いが非常によいです。
人類とAIを創造主と人間に視点を換えて見てみるのも面白いかと思います。

座敷娘と料理人
9

心温まる日常。神様専属料理人。

「座敷娘と料理人」(著:佐保里)のストーリーは、バイト先の先輩に教えられ「住み込みで田舎で神様のお供えものを作るバイト」を請け負う。その額、なんと一週間で100万円。貯金が趣味の主人公、菅波多緒(通称タオ)には魅力的だった。そうして移り住んだ、バイト先の日本家屋。そこで神様——「姫さん」に料理をつくりながら暮らすことになる。姫さんは美味しいものが大好きで、タオの作るものを「美味じゃ! 」と言って食べるさまが非常に可愛らしく、心温まる。また姫さんだけでなく、近くのお稲荷さんの眷属の狐、金華、その妹弟たち、その「上の者」である万時も屋敷を訪れ、あるいはお稲荷さんの境内でピクニックとして料理を食べるようになる。しかし、そんなのんびりスローライフを過ごす中とある異変が起きるようになっていた。タオのみ、お屋敷や姫さんに関する事に限ってだが、時折タイムスリップのような現象に見舞われるのである。一見楽し気にみえる姫さんがこれまでであった事柄、切ない過去を垣間見る中で、タオは万時の助言を受け、ある可能性に気が付く。それは、「屋敷は姫さんのために作用する。タオを取り込もうとしているのかもしれない。早く姫さんの願いをかなえることだ」というもの。さて、姫さんの「タオの願い事を叶えてやりたい」という願いにタオはどう動くのか——。
ほっこりスローライフ×ファンタジー、とってもお勧めです。2020年三月に四巻で完結済、手に取りやすい巻数です。

テイルズ オブ デスティニー2 / Tales of Destiny 2 / TOD2
10

有名RPGテイルズオブシリーズの戦闘が楽しくやり込めるゲーム

有名RPGシリーズであるテイルズオブシリーズのマザーシップ作品の一つ。タイトルに2と冠されているが、デスティニー1を飛ばして2からプレイしてもストーリーがわからなくなるということはない。もちろん1との繋がりがゼロというわけではないので、1をプレイしてから始めれば、なお楽しめるようになっている。
テイルズオブシリーズには他のRPGシリーズと比べて、特徴的で魅力的な戦闘システムLMBS(リニアモーションバトルシステム)というものが搭載されている。このLMBS戦闘が非常に楽しく、RPGで戦闘をすること、ただそれだけでも楽しいのである。
各テイルズオブ作品ごとにLMBS戦闘を軸とした様々な戦闘システムが搭載されているが、このデスティニー2は戦闘が非常に奥深く、またスピード感に溢れていて数十作品あるテイルズオブの中でも特にオススメできる作品だ。特に、戦闘中にキャラクターが喋りながら掛け合いするのだがこのテンポが非常に小気味よく、内容も楽しい。キャラAがBを追い越す時に「ここは任せた!」「任せろ」といったように細かい状況でも掛け合いをしてくれて、正に仲間と共に戦っている感覚を味わえる。
ストーリーは王道のボーイミーツガールものである。

James Blake / ジェイムス・ブレイク / Harmonimix
10

2010年代以降の最重要ミュージシャンの一人

ジェイムズ・ブレイクは1988年にイギリス・ロンドンで産まれた、シンガーソングライターである。2011年にデビューアルバム『ジェイムス・ブレイク』をリリースし、R&Bミュージックと最新のダヴミュージックを融合したこれまでにない新しいサウンドで注目され、英国内で最大の音楽賞であるマーキュリー賞にノミネートされた。2013年に発表した2作目のアルバム『オーヴァーグロウン』では同マーキュリー賞で大賞に輝き、その年の第56回グラミー賞でも最優秀新人賞にノミネートされた。他アーティストへのプロデュースにも数多く参加し、2019年までに4枚のフルアルバムを発売したほか、定期的に実験的なサウンドを収録したEPも発表している。
いわゆる「宅録」といわれる自宅での制作環境を駆使して制作されるブレイクの音楽は、ダブステップと美しい旋律の融合を特徴としている。突然の沈黙や普遍的なリズムと、その前衛的なリズム感に反するほどの調和のとれたハーモニクスが最大の特徴である。従来のR&Bやエレクトロ界の特徴であった均一的なリズム感に、アンビエントやダブの特徴である「リズムからの乖離」を取り入れたブレイクの楽曲作りは、それまでの音楽の流れを大きく変えた。実際に2010年以降の音楽シーンに大きな影響を与え、ブラッド・オレンジやフランク・オーシャンやウィークエンドなどのポップな楽曲にもその特徴が引き継がれている。またウェットなビブラートを特徴としたブレイク自身の唯一無二の歌声はほぼ生音もしくは僅かな加工のみで収録され、デジタルによる変声が主流であったエレクトロ界の音楽作りと異なる特徴で、斬新な音楽性ながらも声を最大の魅力として捉えるR&Bの伝統的なスタイルを正当に継承している。重厚なシンセサイザーのサウンドで観客を魅了する、独特のライブスタイルも人気のひとつ。2010年代以降の最重要ミュージシャンの一人である。

彼氏彼女の事情 / カレカノ
10

こんな青春送ってみたかった!

人生のバイブルといっても過言ではないとても好きな作品です。初めてみたのはアニメでしたがその後原作の漫画を集め、原作の大ファンになりました。
アニメはあの、有名なエヴァの監督と同じと言うこともあり、ちょっと癖のある感じですが、それがまた良いです。作品としてはアニメは物足りないのですが、原作のセリフ回しや絵を完璧なまでにアニメ映像に出来ていて良いのです。
もちろん好き嫌い別れる作品ではありますが、オススメするなら原作です。アニメでは描かれていない、一番盛り上がるお話がきちんと載っていますし、話もアニメと違ってまとまっています。
原作は文化祭のお話がファンの間でも一番盛り上がる話であり、その後の話の鍵になる話です。
主人公が見栄を張り、褒められて生きていたいという特殊な子ですが外では良い子であろうとし、努力を欠かしません。が、目の敵にしていた男の子に誰にもバラす事のなかった本性がバレてから…と話が始まるのですがその男の子も優等生でとても良い子であるにかかわらず一番闇が深い。
その後、男の子と主人公はもちろんくっつくわけですが文化祭がきっかけで男の子側に闇が見え隠れするようになります。
主人公も男の子と付き合うようになってから今まで隠していた本性を見せるようになりますし、だんだん増えていく友達達の恋愛模様もとても素敵です!
最終回は巻きでしたが伏線を回収しきちんと終わるのでおススメです。

きみのまち ポルティア
8

自分のしたいことができる世界

PS4、NintendoSwitchで発売されているゲームです。マーベラス社のルーンファクトリーシリーズのような内容です。
ほのぼのとした農場生活の中で、住民からのコミッションと呼ばれる依頼をこなしていったり、はたまたモンスターとのハラハラする戦闘もあったりと、やり始めると気づくとかなりの時間が経っています。
メインストーリーは、親が昔住んでいた土地をどのように自分が開拓していくかという内容で、自由度はとても高いです。
住民からある品物が欲しいと依頼があれば、その品物を作るために設備を作らなくてはなりません。その設備を作るためにも部品を集める必要があるため、廃遺跡に潜ってつるはしでどこまでも掘ってみたり、危険なダンジョンに潜り込んで敵と戦いながらレアな部品を集める必要があります。
また、牧場物語シリーズ同様に恋愛、結婚、出産システムもあります。海外製なので、キャラクターに好き嫌いが分かれるかもしれませんが、それを抜いても素晴らしい作品だと思います。まず主人公の性別はもちろん、外見に関しては、目の大きさ、眉の位置、色などとても細かく決めることができます。お気に入りの顔ができたら、早速楽しい冒険の始まりです。ハマること間違いなしのゲームです。

おいでよ どうぶつの森 / おい森 / Animal Crossing: Wild World
7

忘れていたのにまた会いたくなるゲーム

「どうぶつの森」は2001年に発売されました。その後も進化しながら新作を世に出し、DSが大流行した時期に合わせ、爆発的な売り上げをのばしています。以前から「どうぶつの森」シリーズはあったのにも関わらず、不思議な魅力で、子供から大人までがふいに手に取り、いつのまにか夢中になってしまう、まさに、忘れていたのにまた会いたくなるゲームなのです。
ゲームのタイトルそのままで、可愛らしい動物たちが私たちのコピーのようにちょこちょこと動きまわっているのです。
特別派手な戦いがあるわけでも、素晴らしいイベントでにぎわうわけでもないのです。いうなれば、私たちの日常そのものがゲームになり、人と出逢い、会話をして、友人を作ります。また、自分の所有物を増やしながら生活していきます。デザインした自分の自慢の部屋に人を招いたり、どこかへでかけていったりします。
とにかく、とてもほっこりするゲームなのです。
流行りというものは、その時代に皆を楽しませ駆け抜けるように過ぎ去っていくものですが、この「どうぶつの森」は皆が遊び疲れ、流行りを追いかけ回し疲れ、そして、自宅に戻りいつもの平和な日常に帰ってくる。そんな感覚のゲームなのです。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

アカデミー賞6部門受賞の名作

第89回アカデミー賞において監督賞をはじめとして6部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」は2016年に公開されたミュージカル映画です。この映画は、アメリカのロサンゼルスを舞台として、カフェでアルバイトをしながら女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、ジャズを愛するピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が運命的に出会い、やがて恋に落ち、お互いの夢に向かって進んでいく様子を描いています。

私は友人に「観た後こんなに気持ちを引きずる映画は初めてだ」と聞いて、そんなに印象に残る映画なら観てみたいなと思い、映画館で鑑賞しました。
私がこの映画でまず印象に残ったのは、劇中で流れる音楽です。アカデミー賞においても作曲賞、歌曲賞を受賞し高く評価されましたが、ただ音楽がいいだけではなく、それぞれの音楽がストーリーの中で意味を持つため曲自体に思い入れができ、映画を見終わった後にも曲を聴くだけで映画の場面を思い出し楽しむことができます。
また肝心のストーリーについてですが、前半はミアとセバスチャンが出会い、恋に落ちる様子が描かれていますが、物語の後半、愛し合っているはずの二人が、お互いを思い合うあまりに少しずつすれ違っていく場面が描かれます。前半が明るく幸せな雰囲気だっただけに、後半は切なく辛い気持ちになる場面が続きます。最後には5年後の二人の様子が描かれますが、なぜこんな結末になってしまったのだろう?どこで間違ってしまったのだろう?と思わずにいられない切ない結末が待っています。5年間の様子が描かれておらず想像するしかないという空白の部分があるのも、この映画にハマる人が多い理由かもしれません。
結果、映画を勧めてくれた友人の言う通り見た後も気持ちを引きずり続け、映画館で2回観て、オーケストラの生演奏で見るシネマコンサートで1回観て、DVDの発売後買って4回観て、計7回以上観るくらいハマってしまいました。観る度に新しい発見があり、気持ちが揺さぶられる映画はなかなかありません。ぜひ一度は観て頂きたい作品です。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!
10

見事、ブルーアイズ・オルタナティブホワイトドラゴンをゲット。

このゲームは、ニンテンドー3DSのダウンロードソフトです。実際のカセットは無く、3DSの「ニンテンドーeショップ」から無料ダウンロードで購入できます。内容は、実際のカードゲームの「遊戯王デュエルモンスターズオフシャルカードゲーム」と同じ物なのですが、このソフトの場合スマホアプリの「遊戯王デュエルリンクス」と同じ「スピードデュエル」の対戦方法になります。ただ、デュエルリンクスと違うのが、このソフトには「ペンデュラム召喚」が使えるようになっています。ペンデュラム召喚とは、このゲームが開始された当時に流行していたオフシャルカードゲームに導入された、新しい召喚方法です。まずこの召喚を使うには、ペンデュラムモンスターというカードをペンデュラムゾーンに置きます。そのカードにはスケールという数字が書いていて、0以上の数字があります。例えば、実際のカードの「星読みの魔術師」はスケール8、「時読みの魔術師」はスケール1になっています。この2枚が揃ったときに、手札のレベル2〜7のモンスターをそのまま特殊召喚することをペンデュラム召喚と言います。さらに、破壊されたペンデュラムモンスターは、墓地に行かずエクストラデッキに表向きにして置くことができます。そこからまたペンデュラム召喚ができるので便利です。まだ、このダウンロードゲームにはペンデュラムのカードは入手していませんが、そういうシステムが存在するので使ってみてください。このゲームには、初代「遊戯王デュエルモンスターズ」に登場していた、武藤遊戯や海馬瀬人も登場します。本編を最後まで進めて優勝するとあの「劇場版遊戯王ザダークサイドオブディメンションズ」に登場した「ブルーアイズ・オルタナティブホワイトドラゴン」というカードが入手できます。このカードは「ブルーアイズ・ホワイトドラゴン」の強化版です。内容を説明すると、手札にあるブルーアイズ・ホワイトドラゴン」を相手に見せることで特殊召喚できるモンスターです。さらに、1ターンに1度フィールドのモンスター1体を対象にして破壊することができます。なので、自分の勝てそうなデッキで挑戦してみてください。自分がこのゲームをやってみようと思ったきっかけは、楽しむ範囲を広げようと思ったからです。最初はダウンロード限定だったので、手つけない方がいいかなと思ったのですが、最近は3DSの操作が分かってきたので、気分転換のために「ニンテンドーeショップ」でダウンロードしてみました。実際にやってみると、「ブルーアイズ・オルタナティブホワイトドラゴン」が入手できることを知って、特別にやりこんでみたらおおよそ2日ぐらいで物語をクリアしました。それで、無事にオルタナティブが入手できて、また新しい楽しみ方法ができました。

活撃 刀剣乱舞 / Katsugeki/Touken Ranbu
9

自由度の高い原作ゲームを掘り下げた、重厚な解釈の一つ

人気ゲームである刀剣乱舞をアニメ化した作品のうちの一つです。「刀剣乱舞花丸」が本丸の日常を切り取ったキャラクターものなのに対し、こちらはがっつりとストーリーをつけ、ゲームの目的である「歴史を守ること」にフォーカスしています。
元の主が死ぬ歴史を守らねばならないのはなぜか、という、原作ゲームでもふわっと触れられているジレンマに特に焦点が当たり、思い悩む刀剣男士の姿を見て一緒にナーバスになれるのは「活撃」の特徴だと思います。
また、原作ゲームではふわっとしている「歴史を守るためにどのように戦っているか」「各時代へどのようにタイムスリップするか」というものを明確に表現されていて、ゲームをプレイする際の想像(妄想?)の一助になりました。

劇場版につなげるためか、歴史についてはところどころ意味深なセリフがあり、その謎が明らかにされることはありませんでしたので、劇場版への期待が高まります。

余談ですが、原作がニトロプラス、アニメーション制作がufotableという、何かと気が滅入るFate/zeroと同じスタッフ陣なので、誰か折れてしまうのではないだろうかと毎週ハラハラしながら見られるのもメリットといえばメリットだったと思います(笑)その点は、誰がどうなった、とは言いませんが、ひとまず大丈夫、とだけ申しておきます。推しが折れるのは無理!という人は安心してご覧ください。

鉄コン筋クリート / Tekkon Kinkreet
9

変わらないもの

パッケージのイラストに惹かれて観たので、最初は正直面白くなさそうだと思っていました。ですが実際に観てみたら、想像していた以上に物語に深い意味があり、強い中毒性のあるアニメ映画であったと言えます。
登場人物の名前がなんとも変わっているのですが、そこにもちゃんとした意味があると知りました。正直シロとクロが本当の兄弟かは分かりませんが、二人はどちらかが欠けてしまったら自分ではなくなってしまう、二人で一人なのだと思いました。人間に誰しもある白と黒い部分、その感情の動きを二人の子どもで表しているのではないかと思いました。そして、自分たちが愛する街が崩れ去ろうとするのを放っておけないと立ち向かうクロの姿、クロを心配しながら傍にいたいと願うシロの姿に目が離せませんでした。
ヤクザである鈴木と、その舎弟頭である木村との関係性がとても素敵です。恐れられる存在であるヤクザの二人も、自分たちが住んだ「宝街」を開発されてしまうことには猛反対をするところが、本当は義理人情のある繊細で心の優しい人たちなのではないかと思いました。
いろいろな物事が騒々しく移り変わってしまう世の中だからこそ、このアニメ映画を観ると感慨深いものがあると思います。

映画刀剣乱舞-継承- / TOUKEN RANBU THE MOVIE
10

宣伝の通りの「歴史ミステリー」

兎に角凄かったです。特に、三日月宗近役の鈴木拡樹さんの殺陣やお芝居、所作、その全てが圧倒的人外感を醸し出していて、人外なのだけれど、でも、人外の感情というものを表現しているという……技量がとてつもなかったです。
それ以外にも、光や音、世界観の演出と言った部分も、細部に至るまでものすごく丁寧で繊細に作り込まれた作品だったなぁと思います。
なにより、ストーリーが凄まじかったです。織田信長といえば本能寺の変で死んだというのがあまりにもメジャーな定説ですが、真実がどうであったのかという事は、今を生きている人間にはどう逆立ちしても確認しようがない。今回の映画は、そういった歴史の特性をふんだんに生かした作りになっていたなぁと思います。まさに、宣伝の通りの「歴史ミステリー」でした。また、作品テーマとして、「正しさとはなにか」「守るとはどういうことなのか」といった重厚なテーマも散りばめられ、何度も感涙してしまいました。
一ヶ月という短いスパンで撮影されたとの事でしたが、この熱量と分量の作品を一ヶ月で撮り終えたというのは、本当に凄まじい話だと思います。
次回作があるならば、ぜひまた劇場に足を運びたいと思います。

ディア・ハンター
7

戦争と男たちの友情を描いた佳作

ベトナム戦争で傷ついた男たちを描く名作。前半の「君の瞳に恋してる」を歌う若者たちが一転戦場に送りこまれ、ベトナム人の捕虜となりロシアンルーレットを強制させられるシーンは観る者に忘れがたい印象を残します。狂気すら感じられる場面は本作のハイライトともいえるでしょう。この極限状況から何と抜けだす訳ですが、私のように肉体も精神も脆弱なものにとっては絶対に生きては帰れないでしょう。ただ、この映画は3時間を超す作品なので観る側にも相応の気合が必要となることでしょう。これは「天国の門」についてもいえることでしょう。そして2度目のロシアンルーレットのシーン。やりきれない思いが観る者に重くのしかかってきます。そして、ベトナム戦争を題材にしながら戦闘シーンが出てこないのもこの作品の特徴です。前述したこととは相反しますが、とかくロシアンルーレットのシーンばかりが語られがちですが(たしかにこのシーンはインパクトがある)、これはこの映画のワン・オブ・ゼムであってメインテーマは前述の男たちの生き様を描いた作品だと私は感じました。そして哀愁のあるメイン・テーマはスタンリー・マイヤーズの「カヴァティーナ」、アコースティック・ギターはジョン・ウィリアムズ。映画にマッチングした音楽です。

C
8

自分の未来を担保にデイトレード!?アニメ[ C ]の魅力を教えます!

2011年4月に放送されたノイタミナのアニメ作品[ C ] 。
主人公で大学生の余賀公磨は、アルバイトを掛け持ちするほどお金に困った生活をしつつも、慎ましく暮らしていた。そんなある時、突然表われた謎の男・真坂木に「未来を担保に、ご融資させていただきます」という謎の言葉をかけられる。
それを訝しく思った公磨はその時の誘いを断るが、翌日に自分の口座に100万円が振り込まれていた。
お金に困っていた公磨は何気なくそのお金を使うが、その瞬間に公磨は「アントレプレナー」となり、自分の未来を担保に「ディール」と呼ばれる戦いをしなければならなくなってしまうのであった。

このアニメの最大の特徴は、自分の未来を担保にお金を借りれることです。
いきなり100万円が振り込まれていたらあなたは一体なにをしますか?夢が広がるばかりです。
しかし、自分の未来という不確かなものを担保にするとは一体どういうことか?と思う人もいるかもしれません。これもまた面白い理由の一つで、主人公がアンプレトレナーとして翻弄されていくうちにその真実がだんだんと明るみになっていきます.
ディールと呼ばれる戦いを行うのですが、ディールを共に戦う相棒である「アセット」達もまた魅力的です。
様々な困難にぶつかり、アセットと共にアンプレトレナーとして戦う公磨。その先に彼が手にするものは?

是非視聴していただきたい作品です。

ゴールデンカムイ / Golden Kamuy / 金カム
10

知ってるはずなのに全く知らない世界観!

日露戦争、新選組、アイヌ、北海道、熊とどれも皆知っているワードであり、実際の日本の歴史をベースにした話なのに、今までされてない所にフォーカスされており、とても新鮮な漫画作品です。
あらすじは、金塊の隠し場所を見つける為に暗号化した刺青を入れた脱獄囚達を探し出す、という明治時代末期が舞台のもの。仲間になる者、裏切る者、邪魔する者と様々な思惑を持ったキャラクターが出て来ます。

この作品で印象的なのは、細かな描写のアイヌの文化です。
ヒロインのアイヌの女の子が語るアイヌ文化は、信仰・食事・生活様式など多岐に渡り、その神秘的で目から鱗の内容に興味がつきません。
この作品を知る前に阿寒湖周辺に旅行をしたのですが、当時はアイヌ文化に興味が無く立ち寄らなかったので、今度改めて阿寒湖のアイヌコタンに行きたくなりました。
単行本の巻末には多くのアイヌに関する参考文献が載っており、作者の勉強っぷりが窺えます。
そして、何よりキャラクターが皆魅力的です。

それぞれ理想を持った芯の強い人物達で、簡単に善悪では分けられない所が物語に深みを与えています。
主人公の杉元は、普段は三枚目キャラですが戦いに強く男気があり優しさも持ち合わせて文句なしにカッコイイ!
そんな主人公は、日露戦争に出征した作者の曽祖父と同じ名前だそうです。
脱獄王や凄腕スナイパー、マタギなどバラエティ豊かなキャラが出て来ます。その上を行く脱獄囚達のキャラも必見です。

日向坂46 / けやき坂46 / Hinatazaka46
7

可愛いだけじゃない。

欅坂46の妹分という扱いで選ばれましたが、二期生までいます。正直メンバーの実力が高いです。特に二期生の実力は高いのでだいぶレベルを上げていると思います。
アルバムに関しては可愛い感じの曲が多いですが、様々なユニットの曲があったりして、色々と楽しめます。
最初のアルバムということで彼女たちの成長を感じられるアルバムになっています。
欅坂46よりも全然上だと思います。欅坂46みたいに1人に頼りすぎていないので、みんなのバランスが良く、仲も良さそう。衣装や曲調もアイドルらしい感じで、聴いていくと歌詞の良さも感じられます。何度も聴いたほうが良さがわかるスルメのようなアルバムになっています。
最初のアルバムでこの完成度なので、次のアルバムにはどうなるのか今から期待が高まるます。曲によってセンターを変えたりしているので、メンバーの個性が生かされていると思います。ダンスも上手なのでダンスナブルな曲調だったり、ソロを任されている3人は個性を発揮して、その子に合った感じの曲になっているので、グループを全く知らない方でも、アルバムを聴いて、そこからメンバーを知ってグループを好きになっていってほしいです。

ROBOTICS;NOTES
3

瑞榎の死はいるのか

ROBOTICS;NOTESは、種子島にある高校を舞台にしたアニメです。
主人公である瀬乃宮あき穂は、姉が昔所属していたロボット部に入部するのですが、部員が一人もおらず廃部寸前。そこで幼馴染の八汐海翔を誘います。海翔はキルバラの世界五位という実力をもっており、あき穂になにか頼まれるたびに勝負をしかけそれに自分が負けたら、お願いを聞いてやると言って入部を交わしていきます。結局は海翔も入部をして、その他に日高昴、大徳 淳和、キルバラの製作者であ神代 フラウも入部をします。最初は部の目標である巨大ロボットを、制作しロボット展示会に出すというのがあき穂の夢でした。物語もそれに沿って進行します。しかし途中でAIである愛理が、海翔の前に現れます。海翔は、あき穂に黙って愛理に会い、「君島レポート」という物を集めていきます。ここまでよかったのです、高校生の青春物語に、「君島レポート」という気味の悪い物が絡み、互いが距離を保つように物語は進み、いつ交差するのかとワクワクがありました。しかし中盤で物語は加速します。種子島にはあき穂の姉の親友である瑞榎という人物がいます。この瑞榎という女性は、昔下半身不随になってしまいそれからは、あき穂の姉が所属する会社が作った「HUG」という義足を使用して生活をしていました。しかしある回で、海翔に「君島レポート」のことで話があると、崖の前に呼ぼ出すシーンがあります。そこで急に「HUG」が暴走し、瑞榎を崖の下に落としてしまい、瑞榎は死んでいます。そこから物語はいつの間にか、高校生の青春ストーリーから大ロボット大戦へと移行します。最後は大きいロボットを、部活でつくったロボットで倒してハッピーエンド! 誰も瑞榎の死には触れていませんでした。瑞榎の死の必要性がわからず、それからは物語に集中できませんでした。普通に高校生の青春を描いていたら、いい作品になっていたのに勿体ないです。

ソードアート・オンライン / Sword Art Online / SAO
10

ゲーム経験者の夢

ソードアート・オンライン、通称SAOはフルダイブ型のVRを装着してゲームの世界に入るところから物語が始まります。VRというものが開発されてからゲームに対する夢が広がった中、このアニメは、完全に自分がゲームの世界の中に入るというさらなる大きな夢が実現されています。βテストのときからSAOをプレイしていた主人公のキリトは周りプレイヤーよりも強く、仲間達からも頼られる存在です。一般への販売が開始した当日からゲーム開発者によってキリトはじめプレイヤーたちはSAOの世界に閉じ込められてしまいます。そして、普通ならゲーム内で死んでもまた生き返ることができる中、このゲームでの死は現実での死も意味するようになります。主人公のキリトは自分の能力を活かし、ゲームの世界から脱出するためにゲーム攻略を様々な仲間達と目指すことになります。ゲーム攻略までには、パーティの仲間、パーティでなくとも共に戦ってきた仲間の死にも直面することになります。その悲しみを味合わないためにパーティを組まずソロでプレイしていくことを選ぶキリトでしたがゲームの中愛する人を見つけ、その愛するアスカと共にゲーム攻略を目指します。このアニメはゲーム経験者の夢が詰まったアニメと言えるでしょう。

ナードマグネット
10

遅咲きの日本語パワーポップバンド・ナードマグネット

苦節十余年、着実にファンを増やし続けているナードマグネット。その名前の通り、サラリーマンながら年間約100本のライブをこなすナードっぷり。
そんな彼らが作り出す楽曲の主人公たちはどこかカッコがつかなくて、ライブハウスに集まった華やかな世界には混じれない私たちの心に酷く響きます。耳馴染みの良いポップなメロディラインと、力強いギターサウンドも相まって、気がつけば私たち観客も拳を挙げて、声を上げて、全身全霊で楽曲を感じています。
まだまだ発展中のナードマグネット。魅力のひとつはバンドと観客の近さです。ライブハウスの規模など物理的なものもありますが、私がオススメしたいのはアンコール。なんと、観客のリクエストを聞いて、その場で決めるのです。初めてライブに参加したときは驚きました。何聴きたい?カポの関係で順番逆でもいい?と、セトリを客と相談するのですから。観客との距離の近さと、十余年の積み重ねの賜物だと私は思っています。
ナードが共感できる楽曲に、距離の近い熱いライブ。親近感がナードマグネットの魅力です。華やかな世界には混じれない、そんなあなたにこそオススメのバンドです!

劇場版 SPEC〜結〜
6

ドラマが好きな分の期待感が大きくなる

SPECシリーズが好きで、連ドラ、スペシャル、天と見続けている人からすると、どんな風に完結していくのかは見物でした。ただ、終わり方はよく分からなかったというのが本音です。
当麻がセカイ達を倒し、自分が未詳で生きてきた時間は無かったことになり、只1人時間の流れをさまよい続けるという説明が最後に出てきますが、何故そんな風になってしまったのかはよく分かりません。瀬文に撃たれて死んだような描写の後がそういうシーンなので余計に疑問が残りました。
当麻が地球を救うためには自分が犠牲になるしかなかったのかもしれませんが、結末としては残念でした。やっぱりSPECファンとしては、当麻には今まで通り、未詳で瀬文と一緒に事件を解決して貰いたかったです。今まで登場した、死んだSPECホルダーを味方につければ当麻は無敵だと思います。
結は前編と後編に分かれていましたが、前編の展開は好きでした。中でも野々村係長の刑事魂と男気溢れる姿が強く観られたのが良かったです。係長が死んでしまうシーンは悲しくて泣けましたが、それでも最後まで刑事魂を持って自分の体を仲間に撃たせた事、危険を冒してまで未詳のメンバーを救おうとする姿は本当に格好良かったです。おちゃらけた姿だけではなく、ちゃんと刑事であるんだなという部分を改めて感じさせられました。漸の編までは良い流れで、ファンからしても良かったですが、結末がちょっと物足りない部分もあっての評価になりました。

ばらかもん / Barakamon
7

のんびりしたいときに読みたい漫画。

舞台となっている長崎県の五島列島に旅行したことがきっかけで読んでみました。

主人公の”先生”こと半田清舟は有名書道家を父に持ち、自身も若き天才書道家として知られています。それゆえプライドが高く、自分の作品に否定的な意見を言った書道業界の偉い人を衝動的に殴ってしまい、父親から”島流し”の罰をうけます。その島流し先が長崎県の五島。

この漫画には”ここ!”とい盛り上がりはないですが、クスッと笑えて、じんわり泣けるとても心が温まる話ばかりです。
まず村人のキャラクターがいい!主人公の先生はいわゆる都会の若者という感じですが、村人たちはみんな個性的でおもしろくてかわいらしい人ばかり。
遠慮なくズカズカ入り込んでくる子供。怖いのかと思いきや、気持ちのいいおじさん。がっしりした男よりも頼りになるおばあちゃん。こんな人たちに囲まれて島暮らしができたら、幸せだろうなぁ。

とくに先生になついている”なる”がとっても可愛い。
元気で無邪気で表情豊かで大人も手を焼くやんちゃな子供。でも、大人がハッとするようなことを言ったり、知らないところで我慢していたり、読者を泣かせてくれます。
なるがサンタクロースに飛行機のおもちゃをお願いした話は、ボロボロ泣いてしまいました。

ちょっと疲れているなぁと思うときに読むと元気がもらえる良い漫画だと思います。