甘々と稲妻（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

土鍋ごはん

第一話で、小鳥と公平が作ったご飯。
炊飯器がある現代にわざわざ土鍋を使う家庭は多くは無い。
小鳥は土鍋でご飯を炊くのが初めてであり、電話で母に確認したり、少々頼りなかったが美味しい土鍋ご飯が完成した。
お味噌汁やお漬物などもなく白いご飯だけの夕飯となったが、つむぎは目を輝かせ美味しいと感動し、その姿に公平も感動してしまう。
このご飯への反応から、公平は料理をする事をつむぎに約束するのであった。

ハンバーグ

つむぎは幼稚園でゆうかとハナから粘土を分けて貰うがそれをミキオに泥棒だと騒がれ、落ち込んでしまう。
公平と小鳥はつむぎの好物であるハンバーグを作る事にし、恵に作ってもらったレシピを参考にしながら、二人は頑張ってハンバーグのタネを作る。
公平はハンバーグの形を整える際に、粘土が好きなつむぎに手伝ってもらおうとするが、つむぎは乗り気では無い。
つむぎは自分が貰った粘土を使った後に返さなかった事を認め、悪いことをしたと後悔していた。
公平に自分は悪い子なのかと聞くと、公平はつむぎの手を握り、つむぎはお手伝いもしてくれる良い子で、自分に元気もくれるし、大好きだと伝える。
するとつむぎは笑顔になり元気を取り戻し、公平と一緒にハンバーグの空気抜きをして形を整えた。
出来上がった煮込みハンバーグを食べると、つむぎは思わず泣いてしまうが、公平は「つむぎがどんな子でも、お父さんは大好きだよ」と言う。
つむぎが粘土を分けて貰ってまでして作ろうとしたのは公平の誕生日プレゼントであり、まさに今日公平の誕生日なのであった。
誕生日だと知らなかった小鳥は何も用意できておらず、自分のハンバーグの卵の黄身の絡まった一番美味しい所を公平にあげようとするが、つむぎの健気さにデレデレになっていた公平にはいらないと言われた。

グラタン

ある日、公平は体育教師の桃矢からピーマンのお裾分けを貰う。
さらに家には田舎から野菜がいっぱい届き、冷蔵庫は野菜だらけになってしまう。
残っていたハンバーグのタネを使ってピーマンの肉詰めを作るが、それを見たつむぎは硬直してしまう。
つむぎはピーマンが嫌いなのであった。
公平に一口食べるように言われ、ピーマンに挑戦するつむぎであるが、一口食べて泣き出してしまう。
翌日、公平はその話を小鳥にすると、小鳥は小さい子は舌が敏感で苦かったり酸っぱいものを危険なものかもしれないと判断してしまうことがあり、大人になると食べれるようになる事もあると話す。
野菜を余らせるのは勿体無いが、無理やり嫌いな物を食べさせるのも違うと思う公平。
ピーマンを食べなくても生きていけるのに、何故自分はピーマンを食べさせたいのかと考え、美味しいという気持ちをつむぎと共有したいのではないかと思う。
ならば美味しく食べてもらおうと、小鳥はつむぎがピーマンを食べられそうなレシピを考える。
公平は幼稚園の同級生のママ達から助言を貰い、ピーマンをみじん切りにして野菜炒めに混ぜるが、つむぎはピーマンを全て弾いて食べた。
小鳥はしのぶに助言を貰い、公平と一緒にグラタンを作る事にした。
作る過程であえてつむぎにピーマンを見せ、種を取ったピーマンをコップにしてジュースを飲んでもらい、ピーマンへの悪いイメージを和らげた。
つむぎも一緒にグラタンを作り、完成したグラタンを食べると美味しいと喜んだ。
ピーマンが口に入ると嫌がり、公平にピーマンをこっそり食べさせたりもしたが、ピーマン入りのグラタンを完食したのであった。

餃子

ある日、公平・つむぎと小鳥が恵で料理をしていると、小鳥の友人しのぶがやってきた。
小鳥はしのぶに公平との関係を話しておらず、一緒に料理していることを説明する。
しのぶは自分も一緒にやりたいと言い、つむぎに人数が増えてパーティみたいだと言うと、つむぎはパーティという言葉に目を輝かせた。
後日しのぶを交えて料理を作ることになった。
つむぎはパーティと聞いて友達達に招待状を書いてしまうが、公平は他人の家に勝手に知らない人を呼んではいけないと言う。
その代わり犬塚家に呼ぶための招待状にするなら良いと言われ、2回パーティが出来る事につむぎは大喜びした。
そしてつむぎが餃子が食べたいと言いだしたため、しのぶを交えた料理会は餃子を作る事になった。
当日小鳥・公平・つむぎ・しのぶが集まっていると、つむぎから招待状を貰った裕介も恵に現れた。
5人で餃子パーティする事になり、料理に慣れているしのぶと裕介はテキパキと下ごしらえをこなしていく。
小鳥と公平は自分達のペースで作業を進め、つむぎも餃子を包むのに参加した。
それを見ていたしのぶは、小鳥が公平たちとの料理の時間を大事にしている事に気づく。
しのぶは裕介が公平たちの作業を先回りしないようにし、小鳥の気持ちを尊重した。
裕介の持ってきたテバサキや、しのぶが余った皮で作った水餃子なども完成し、5人で餃子パーティをしたのであった。
小鳥はしのぶにまた一緒にやろうと言うと、しのぶは空気を読み「私も忙しいからさ、お前らがもうちょっと上達したらな！」と笑った。

アジ

海へ遊びに行った公平とつむぎ。
しかし最近甘えんぼなつむぎはどこか元気がなく、自分は猫だと言って公平に甘えた。
海に長居することなく帰ることになるが、釣りをしていた人たちからアジを分けてもらった。
一方小鳥はしのぶと一緒に家で宿題をしていた。
そこへ公平から魚を貰って料理したいというメールが届き、「恵」に公平とつむぎがやってきた。
公平は魚が捌けず、事前に魚を捌ける裕介に連絡するも、裕介は店が忙しくてそれ所ではなかった。
しのぶは公平が捌けば良いと言い、しのぶの指導や動画サイトを参考にし公平がアジを捌くことになった。
つむぎは魚をあまり食べないが、ハンバーグが好きであるため、さんが焼きを作る事になった。
つむぎは公平が魚を捌くのを凝視し、アジの切断された頭や内臓を見てしまい公平は心配するが、つむぎは熱中して様子を見ていた。
三枚に下ろされたアジが刺身になり、つむぎも一口貰う。
するとつむぎは生きていたアジが捌かれ自分のお腹に入った事に感動し、「怖いし、面白いし、凄いんだよ」と言う。
つむぎは子供ながら生き物を食べて成長するという事を体感し、これまでのどこか憂鬱な顔から一変し明るくなった。
途中で裕介も現れ、アジのなめろう・さんが焼き・アラ汁が完成した。
つむぎは「今日すごいね！海も、魚もね、凄い面白かった！」と笑った。

お好み焼き

公平の妻・多恵の一周忌の夜、公平は疲れてしまい夕飯は外に食べに行く事になった。
つむぎが興味を示したのはお好み焼き屋で、お好み焼きとは何かと公平に聞く。
公平は具を混ぜて鉄板でジューっと焼くと説明すると、つむぎは喜び自分で混ぜたりジューっと焼きたいとワクワクする。
しかしそのお店は店員が用意してくれるタイプのお好み焼き屋であり、自分で焼くことは出来なかった。
つむぎは公平に嘘つきと言って拗ねてしまい、青海苔を必要以上にかけようとする。
公平は食べ物で遊んではいけないと注意するが聞かず、青海苔のケースをお好み焼きの上に落としてしまい、大泣きしてしまう。
結局あまり食べることができずに店を出る事になった。
翌日、つむぎはまだ拗ねていた。
公平は学校で小鳥につむぎの事を話し、小鳥は次はお好み焼きを作ろうと提案する。
そして次のご飯会では小鳥の母も来ると話す。
当日、しのぶも恵に来ていて、小鳥の母が居ると聞いて裕介も現れたが、小鳥の母はドタキャンとなってしまった。
調理は公平と小鳥、しのぶと裕介に別れて行った。
小鳥は母が仕事で来られなくなったのを、自分の事を蔑ろにされたような気がすると公平に話すが、公平は耳が痛いと笑った。
公平は蔑ろにしたわけではなく余裕が無かったのでは無いかと話し、昨夜の自分の事を思い出していた。
すると裕介としのぶの所にいたつむぎの足がキャベツの入ったボールに当たってしまい、キャベツが散らかってしまう。
公平はつむぎと向き合い、怒られるのは嫌いかと尋ね、つむぎは肯定する。
公平は自分も怒るのが嫌いだが、つむぎが悪い事をしたら頑張って叱りますと語り、昨夜は自分の叱り方が悪かったと謝った。
父は好きで怒っているのだと思っていたつむぎは意外に思い、つむぎも公平に謝り、そして裕介としのぶにも謝りに行った。
つむぎは念願のお好み焼きのタネを混ぜるのと焼くのを体験し、笑顔になる。
そこへ小鳥の母・恵が帰宅し、皆で作ったお好み焼きを食べた。
つむぎはお店で食べたお好み焼きよりも今食べているお好み焼きの方が美味しいのは何故かと疑問に思う。
すると恵は「つむぎちゃんへの愛情を、た～くさん込めて作ったからですよ～」と言う。
恥ずかしいセリフに一同は黙ってしまうが、つむぎは納得し愛情をいっぱい食べていると公平に笑いかけた。
公平も笑い、つむぎの頭を撫で「美味しいな」と言うと、つむぎは「美味しいね」と答えた。

『甘々と稲妻』の主題歌

オープニングテーマ

みみめめMIMI：「晴レ晴レファンファーレ」

作詞・作曲：ユカ
編曲：CHRYSANTHEMUM BRIDGE
歌：みみめめMIMI

エンディングテーマ