ゼノブレイドDE(Xenoblade)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゼノブレイド(Xenoblade)』とは、2010年に任天堂から発売されたWii用ロールプレイングゲーム。3DSやWiiUにも移植され、国内外から高い評価を受けている。2020年にはNintendo Switchで追加シナリオを収録したリマスター版『Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)』が発売された。巨大な神の骸の上に築かれた世界を舞台に、人間と機械との戦いを壮大なスケールで描く。

機神界人(マシーナ)

リナーダ

cv:佐藤麻子 種族:マシーナ 性別:女性
マシーナの医師。ホムスの医療にも明るく、機械化されたフィオルンの治療を行う。フィオルンの体を取り戻すため手を尽くし、エンディングでは無事ホムスの体に戻ったフィオルンが登場した。

ミゴール

cv:宮澤正 種族:マシーナ 性別:男性
落ちた腕にあるマシーナの隠れ里の長。エギル・ヴァネアの父であり、古代二神戦争の時代から長い年月を生き続けてきた。他のマシーナと比べてかなり巨大な体躯を有している。
復讐を止めようとした同胞さえ手にかける息子エギルに胸を痛め、モナドを持つシュルクたちにエギルを葬ってほしいと依頼する。

ヴァネア

cv:甲斐田ゆき 種族:マシーナ 性別:女性
エギルの妹であり、彼を支える副官。兄の暴走を止めたいと思いシュルクたちに協力する。
メイナスが自由に動くための体として、機神界に回収されたフィオルンにメイナスの魂を移植した。また、フェイス・ネメシスを製造し、その中枢ユニットとしてフィオルンを組み込む。
兄エギルが亡くなった後はその意思を受け継ぎ、シュルクにモナドレプリカを提供するなど一行のサポートに回る。

エギル

cv:桐井大介 種族:マシーナ 性別:男性
機神界盟主として多くの機神兵を制御するマシーナ。機神メイナスの代行者と称し、巨神界への侵攻を開始する。
元々は心優しい人物であり、巨人族のアガレスとも親交を結んでいた。しかし、アガレスがザンザに乗っ取られ、多くの同胞が殺されたことで巨神を滅ぼすことを決意する。
巨神への復讐に囚われた結果、父ミゴールや妹ヴァネアの声も届かず、かつて奉じていた機神メイナスさえ彼を止めることができなかった。
それでも、モナドを持ちながら自分を保とうとするシュルクの姿に心動かされ、巨神界と手を取り合おうとする。しかし和解直後に目覚めたザンザに斬り捨てられ、機神界と共に散った。死の間際、エギルの最期の攻撃が巨神を傷つけ、その大穴が巨神胎内へと通じるルートとなった。

メイナス

cv:梅田未央
世界創生と共に生まれた機神の魂。機神界に生命を生み出し、マシーナたちの文明を見守っていた。心優しく、美しい女性の姿をしている。
巨神が突如攻めてきた際は、機神界の生命を護るため大剣を手に戦う。結果的にザンザを封印させることに成功するも、自身も力を使い果たして深い眠りについてしまう。
巨神の復活を予感して目覚めたメイナスの魂は、ヴァネアによりフィオルンの体に移植された。そして機神と巨神との戦いを繰り返させないため、シュルクに接触を試みる。
メイナスがフィオルンの体を乗っ取る形になっていたものの、フィオルンの体に無理をさせないよう常に配慮していた。また、フィオルンの思いに同調してシュルクを助けたことも。
メイナスの持つモナドは赤い光を放ち、数々の奇跡を引き起こしたほか、フィオルンのエネルギー源にもなっていた。
ザンザが復活すると、双剣型のモナドを手にして激闘を繰り広げるが、最後にはザンザの攻撃からシュルクを護るため身を挺して消滅した。その間際、シュルクたちに「神など必要としない世界を創ってください」と言い残す。
前世はザンザ(クラウス)の同僚として相転移実験に関わる研究者だった。『ゼノブレイド2』でメイナスの前世の名が「ガラテア」であることが明かされる。

巨人族

アガレス

エギル(左)と語り合うアガレス(右)

cv:谷口節 種族:巨人族 性別:男性
モナドを手にしたことでザンザに支配された巨人族。かつてのエギルの盟友であり、共に2つの世界に生きる生命の未来について語らっていた。
ザンザに人格を乗っ取られた後は、機神界へ攻撃を始め古代二神戦争を引き起こした。メイナスから重傷を与えられた隙に、古代ハイエンターの始祖たちによって監獄塔へ封印される。
長い年月の後、シュルクによって解き放たれるが、直後に黒いフェイスの放った槍に貫かれる。アガレスの肉体は消失したが、ザンザの魂はすでにシュルクの内側に宿っていた。

巨神とその使徒

ザンザ

cv:谷口節・浅沼晋太郎(シュルクから抜け出た後)
機神メイナスと対を成す巨神界の創造主。慈愛を持ってマシーナを見守ったメイナスとは違い、巨神界の生命をエネルギー源か、自身が活動するための依り代としてしか考えていない。自分以外の存在を一切認めようとしない傲慢な神。
機神界のマシーナたちが文明を発展させ、神を必要としない段階へ進もうとしているのが許せず、突如機神界を攻撃する。その後ザンザの肉体は監獄塔に、魂はモナドと共にオセの塔に封印されたが、“未来視”で見た新たな依り代が現れるまで眠りについていた。
14年前、シュルクを依り代として選びその内側に潜伏する。シュルクが自身の器としてふさわしく成長すると、シュルクの体から抜け出し完全復活した。その際の外見は、シュルクに瓜二つの顔だが、髪が少し伸びて背中に羽が生え、より神々しい姿をしている。
ザンザとメイナス2つのモナドを手にした後は、世界の破壊と再生を宣言。監獄塔を巨神胎内に沈める。そして巨神界の生命を刈り取るため、ハイエンターをテレシア化させ使役した。
しかし、神の力も巨大であるが無限ではなく、シュルク自身が生み出した第三のモナドの前にザンザは敗れ去り、跡形もなく消滅した。
ザンザ自身も覚えていないが、かつて存在した世界ではクラウスという研究者だった。クラウスはガラテアの制止を振り切って相転移実験を強行。その結果、クラウスとガラテアの世界は消滅し、シュルクたちのいるこの世界が誕生した。クラウスは、新たな世界でザンザという名の神となり、同じく転生したメイナスと共に巨神界と機神界を創り上げたのだった。

minami619o5
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@minami619o5

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