孫悟飯(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟飯(そんごはん)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、主人公孫悟空(そんごくう)の長男である。初期は泣き虫で甘えん坊だったが、強敵たちとの戦いの中父を超える潜在能力を見せ、戦士として成長を遂げた。全ての潜在能力を引き出された「アルティメット悟飯」は、単体で最強の戦士である。戦闘民族サイヤ人の血を引いているものの、悟飯自身は争いを好まない穏やかな性格で、平和な時代が訪れると幼い頃からの夢だった学者の道を歩むようになる。

孫悟飯の来歴・活躍

『ドラゴンボールZ』

サイヤ人編

ピッコロ(右)に庇われる悟飯(左)。

孫悟飯(そん ごはん)は、武道家の孫悟空(そん ごくう)とその妻チチの長男として生まれた。母であるチチの教育で、幼いながら学者を夢見ており、礼儀正しい性格に成長する。
4歳の頃、悟飯は父の悟空に連れられ、彼の武術の師匠である亀仙人(かめせんにん)の家に挨拶に訪れた。亀仙人の下には悟空の友人で天才科学者のブルマ、兄弟弟子のクリリンらがおり、孫親子を歓迎する。悟飯の尻には、生まれた時から猿のような長いしっぽがあった。
その場に悟空の兄を名乗る男ラディッツが現れた。
悟空を仲間に引き入れようとするラディッツにより、悟飯は誘拐される。悟飯はこの時泣き虫な甘えん坊で、泣き喚くばかりであった。自分を助けに来た父悟空がラディッツに痛めつけられる様を見た悟飯は、秘められた力を開放してラディッツに頭突きを食らわせるがそのまま気を失ってしまう。かつて世界を恐怖に陥れたピッコロ大魔王の分身であるピッコロと悟空の共闘によりラディッツは撃破されるが、悟空も共倒れで死亡する。

目を覚ました悟飯にピッコロは、悟空の死を告げる。また、ラディッツから聞いた通り1年後彼よりもさらに強いサイヤ人が2人やってくることも伝え、悟飯に戦うための修行をしろと言った。ピッコロは、悟飯には自覚していない潜在能力があるという。
初めは修業を拒んでいた悟飯だが、ピッコロの脅しに近い説得で渋々修業を受け入れる。その中で、少しずつピッコロを慕う気持ちも芽生えていった。
尚、悟空はピッコロ大魔王の半身である地球の神によって更なる高位の神である界王(かいおう)の下で修業をしていた。地球には7つ集めることでどんな願いも叶える龍を呼び出せるドラゴンボールがあり、それで修業した悟空を生き返らせ、サイヤ人と戦わせる為であった。

1年後、ラディッツとのやり取りを聞き、ドラゴンボール目当てで現れたサイヤ人のベジータ、ナッパとの力の差は歴然だった。悟飯たちは仲間を次々と失う。悟飯にとっては初の実戦であり、恐怖心が先に立ってしまうこともあって中々実力を発揮できなかった。
ピッコロは、ナッパの攻撃から悟飯を庇い「お前(悟飯)といた数カ月、悪くなかったぜ」と言い残して息を引き取った。ピッコロの死が引き金となり、悟飯は秘められた力を解放するもナッパにかなわず倒される。
復活した悟空によりナッパが倒れるが、止めを刺したのはベジータだった。仲間だろうと役に立たない者は殺してしまうサイヤ人の残忍さに、悟飯たちは戦慄する。この戦いの中で、サイヤ人が満月を見るとしっぽに反応して大猿と呼ばれる巨大な猿に変身することが分かる。
ハーフとはいえサイヤ人の血を引く悟飯も大猿となったことがあり、月はピッコロが破壊していた。ベジータは人工的に作った満月で大猿化するが、悟空の仲間であるヤジロベーにしっぽを切られ元に戻る。悟飯は、クリリンに言われて人工の満月を見、大猿化を始める。かつての父悟空と同じく理性を失い暴走するが、半分流れる地球人の血がクリリンの声に反応。ベジータを敵と認識し、攻撃する。
重傷を負ったベジータは、逃げ帰る形で地球を去った。

ブルマたちの迎えで病院に向かう途中、クリリンはサイヤ人に殺された者たちを生き返らせる方法があるかもしれないと口にする。戦う前、ベジータたちの言葉からピッコロがナメック星人という異星人であること、彼の故郷ナメック星にもドラゴンボールがあることが分かった。界王との通信でナメック星の場所が分かったかつて神様が乗ってきた宇宙船が見つかり、それを改造すれば1カ月でナメック星に行けるという。
悟飯は母のチチから勉強を優先するように言われるが、初めて母に反発。ナメック星に行ってドラゴンボールを手に入れ、ピッコロを生き返らせたいと言った。その強い意思にチチも折れ、悟飯はクリリン、ブルマと共にナメック星へと向かった。

ナメック星編

ナメック星で、悟飯たちはベジータを上回る宇宙人フリーザという脅威に出くわす。非戦闘員でも容赦なく殺す残忍な性質と、ベジータ以上の戦闘力を持つフリーザは、部下を従えナメック星のドラゴンボールを奪いに来たのだった。悟飯たちは、「気」と呼ばれる生命エネルギーで相手の位置や力量を測るが、フリーザたちは「スカウター」という機械で生命体の位置、戦闘力の測定を行う。スカウターには通信機としての性能もあり、フリーザはベジータたちの会話からドラゴンボールの存在を知ったのだった。

脅し、殺すという悪質なやり方でドラゴンボールを集めるフリーザたちのやり方に怒りを覚え、悟飯はフリーザの部下であるドドリアを攻撃。襲撃された村の生き残りであるデンデを救った。デンデは、その後のやり取りで悟飯たちが悪者ではないと認識。ナメック星の最長老に会ってほしいと言った。ナメック星の長である最長老はクリリン、悟飯の潜在能力を引き出し、彼らにドラゴンボールを託した。
潜在能力を上げてもらったものの、ベジータを超えるギニュー特戦隊がナメック星に現れた。隊長のギニューがすべてそろったドラゴンボールを奪い、フリーザの下へと去る。悟飯とクリリンは隊員の一人であるグルドと戦うが、超能力を使うグルドに苦戦する。ベジータの不意打ちによりグルドが倒され、別の隊員のリクームがベジータと戦う。リクームはベジータ以上の力で彼を圧倒した。
戦闘の場所に、遂に悟空が到着する。悟飯やクリリンはおろか、ベジータでさえ苦戦したギニュー特戦隊だが、修行を積んだ悟空は彼らを軽くいなしてしまった。

他者と肉体を交換する能力を持ったギニューにより、一時悟空の肉体が奪われる事態も生じたが、悟空の機転によりギニューはカエルと体を入れ替え戦闘不能になった。ドラゴンボールはフリーザの宇宙船の近くに埋められていた。ベジータはフリーザがいない間にギニューとの戦闘で傷を負った悟空をメディカルマシンと言う機械で治療し、悟飯たちにはフリーザ軍で支給されている戦闘ジャケットを与えた。
クリリンはナメック星の神龍を呼び出す方法を聞くために最長老の下へと向かう。その最中、まさに召喚方法を教える為に来ていたデンデと出会い、戻ってきた。2人を迎えた悟飯は、ベジータが眠っていることを教え、クリリンたちと3人でドラゴンボールを持ち出した。同時に、すさまじい力を感じる。フリーザが近づいてくることを感じたクリリンは、デンデにナメック星の神龍「ポルンガ」を呼び出させた(ナメック語でないと呼び出せない)。

叶えられる願いは3つだが、一度に生き返らせることができるのは願い1つにつき1人だけだった。誰を生き返らせるか迷っていると、ピッコロの声がした。界王を通じ、直接心に話しかけているという。ピッコロは1つ目の願いで自分を生き返らせるように言った。そうすれば神様も生き返り、地球のドラゴンボールも復活する。2つ目の願いは、ピッコロをナメック星へと呼ぶことだった。願は叶えられたが、今悟飯たちがいる場所ではなく別のどこかに飛ばされたらしかった。
悟飯たちの前に、目覚めたベジータが現れる。まだ願いが1つ残っていると知ったベジータは、自分を不老不死にしろと言ったが、最長老が死亡した為ドラゴンボールはただの石となり、願いを叶えられなくなった。怒るベジータだが、その怒りもすぐに恐怖に変わった。
そこには、フリーザがいた。不老不死の夢を打ち砕かれ、自分よりもはるかに格下の者にしてやられたことに怒るフリーザは、ほんの少し気合を入れただけですさまじい力の差を感じさせた。悟飯、クリリンは勝てるわけがないと絶望するが、ベジータは「3人でかかれば何とか勝てる」と口にした。ベジータは、悟飯とクリリンが戦闘力を上げてきており、自分自身はフリーザが怖れているという超(スーパー)サイヤ人になりつつあると言った。「いちいち癇に障るヤローだ!」ととびかかってきたフリーザは、満更ベジータの言うことが嘘ではないと確信。フリーザもまた変身しするごとに力を上げる生命体であることを聞いていたベジータは、変身をしろと挑発する。

実際に変身したフリーザの戦闘力は、変身を促したベジータの予想を超えていた。クリリンはデンデを庇い、深手を負って水中に没した。悟飯はクリリンを助けに向かうが、フリーザに邪魔をされる。怒った悟飯はフリーザに攻撃を食らわせた。悟飯の力は、ベジータも驚かせるものであった。それでもフリーザには適わず逆転される。デンデには傷を治す力があり、クリリン、悟飯ともに傷を負いながらもフリーザと戦い続けた。
そこに、ピッコロが加わる。ナメック星人には、同胞と融合することで格段にパワーアップするという特性があった。ナメック星に着いたピッコロは、フリーザに倒され死にかけていたナメック星人のネイルに誘われ彼と融合したのだった(人格はピッコロのもの)。パワーアップしたピッコロは変身したフリーザと戦うが、フリーザはさらなる変身とパワーアップを遂げる。
痛めつけられたピッコロを見て、悟飯はフリーザに攻撃を仕掛ける。それは、初めよりも数段強くなったフリーザでさえ驚くほどの力であった。フリーザは、死にかけた状況から蘇りさらに強くなった悟飯がサイヤ人だと認識する。
伝説的な存在である超サイヤ人のことは信じていないが、ベジータや悟飯が強くなっていることからサイヤ人の血を根絶やしにしようと考え、フリーザは最終形態に変身を始める。悟飯は重傷を負ったピッコロをデンデの下へ連れて行き怪我を治させた。
変身が完了したフリーザは、角などの余計なパーツがなくなり、サイズも縮んであまり迫力はなかった。それでも戦闘力はそれまでの比ではなかった。回復能力を持ったデンデを血祭りにあげると、フリーザは4人がかりの攻撃を余裕で躱し、反撃をする。ベジータは圧倒的な戦力差に絶望し、涙を流す。桁違いの戦力に、悟飯たちは身動きすら取れなくなった。

悟空対フリーザ

ようやく治療を終えた悟空が戦いの場に現れた。本気ではないとはいえ、フリーザの攻撃を全て片手で弾き飛ばした悟空を、ベジータは「お前の怖れていた超サイヤ人だ」と言った。フリーザの攻撃を受け、致命傷を負ったベジータはサイヤ人の故郷惑星ベジータがかつてフリーザに破壊されたこと、それを知らずそれまで通り働かされていたことを語り、サイヤ人の仇討ちを悟空に託し息絶えた。
一度は地球に侵攻に来たベジータの涙にサイヤ人としての誇りを感じ、悟空はベジータを埋葬。フリーザに宣戦布告をした。悟空とフリーザの戦いは一進一退といったところで、悟飯たちは助太刀に入る余地すらなかった。
悟空は、「元気玉(げんきだま)」と呼ばれる技でフリーザを倒そうとする。威力が強すぎて星そのものを破壊してしまう恐れがある上、星中のあらゆるものから元気を分けてもらうこの技は、気を貯めるのに時間がかかる。悟飯たちも協力するが、フリーザにバレてしまい失敗した。
未完成の元気玉でいくらかダメージを負ったことに怒り、フリーザは見せしめでクリリンを殺してしまう。悟空が怒り、突如髪の毛が金色になって逆立ち、とんでもない気を発した。今まで以上のパワー、スピードで悟空はフリーザを圧倒し始める。悟飯は、悟空にピッコロを連れて逃げるように言われる。悟飯は、ピッコロを抱えて飛びながら呟く。父の悟空は、ベジータの言っていた超サイヤ人になったのだ。

地球では、ピッコロの蘇生に伴い地球の神も蘇っていた。神様は従者のミスター・ポポに地球のドラゴンボールを集めさせ、界王に連絡を入れた。界王はナメック星の様子を見る。神様と一心同体のピッコロ、悟空、悟飯、ブルマの生存が確認された。
しかし、ナメック星はフリーザの攻撃で中枢が破壊され、あと5分で爆発してしまう事態に陥っていた。悟飯は悟空の乗ってきた宇宙船にピッコロを運び込み、ブルマを迎えに行った。星の変動や大きく膨れ上がったフリーザの気を感じながら、悟飯はブルマを抱えて宇宙船へと急ぐ。

地球のドラゴンボールが全て揃った。地球とナメック星のドラゴンボールは死者蘇生に関するルールが少し違っており、地球のドラゴンボールでは同じ条件で死んだ者は何人でも生き返らせることができる。界王は地球の神に「フリーザ一味に殺されたものをすべて生き返らせる」と願わせた。これでナメック星人は最長老も含めて生き返る。最長老が復活すれば、3つ目の願いも叶えられるというのが界王の考えであった。
蘇った最長老は界王からのテレパシーを聞き、ポルンガに一番近いデンデに連絡を取ろうとした。最後の願いは「ナメック星にいるフリーザ以外の者を地球に移動させる」であった。そこに、テレパシーを聞いていた悟空が割って入る。フリーザとの決着をつけたいと言うのだ。最長老、界王ともに悟空の言い分を聞き入れる。
ポルンガに気付いたフリーザが「このフリーザを不老不死にしろ!」と言ったが、デンデがナメック語で言った願い(悟空とフリーザ以外を地球に飛ばす)が叶えられた。

悟空とフリーザの戦いに決着はついたが、悟空は星から脱出する術を失いナメック星もろとも爆発したかに思われた。ところが、復活したポルンガから悟空が生きていることが明らかになる。ナメック星人たちはカプセルコーポレーションで生活をし、新天地を見つけてドラゴンゴールの力で去って行った。

人造人間編

ナメック星での戦いから1年後。悟飯たちはフリーザが地球にやってくるのを感じる。悟空との戦いで負傷したものの一命をとりとめたフリーザが、父のコルド大王や部下たちと共にやってきたのだった。しかし、フリーザたちは、悟飯らの目の前で超サイヤ人に変身する謎の少年により全滅させられる。間を置いて悟空が現れた。瞬間移動という新しい技を身に着けており、さらに強くなっていた悟空に、謎の少年は「二人だけで話がしたい」と言い、必要事項を話すと一度未来に帰還した。
悟空が言うには、その少年は未来人で、自分がもうすぐかかるウイルス性の心臓病の薬を渡し、未来世界が人造人間と呼ばれる敵により脅威にさらされているらしい。3年後の5月12日、2人の人造人間がジンジャータウンと呼ばれる街に現れるという。悟飯も人造人間と戦うべく修行をしたいと言うが、チチの反対にあう。「3年後には辞めさせる」との条件でチチが折れ、悟飯は3年間の修行を積んだ。

3年後。現れた人造人間は気を持っておらず、悟飯たちには人造人間の場所の特定ができなかった。ベジータが超サイヤ人となって現れ、人造人間19号を破壊する。人造人間たちとの攻防の中、悟空が心臓病の薬を飲まずに病気の症状が出始める。悟空は薬を飲むため一度戦線から離れた。
ところが、再び未来から来たトランクスは19号を知らず、もう一体の20号(人造人間を作ったドクター・ゲロが自らを改造した姿)もまたトランクスが知らない人造人間だった。未来トランクスの時代にいるのは少年型の17号、少女型の18号であった。自分が来たことで歴史が変わってしまったのかもしれないとトランクスは言う。
この時点での17号と18号はまだ目覚めていない為、悟飯たちは今のうちに破壊してしまおうとの結論に至るが、ベジータは人造人間と戦うべくブルマから研究所の場所を聞き出し向かって行った。トランクスは2度も父を殺させはしないと後を追う。
悟飯たちは、悟空とトランクスの会話を遠方から聞いていたピッコロからトランクスがベジータとブルマの息子であることを聞く。悟飯は17号と18号のことを悟空に知らせてもらうべくブルマを家まで運ぶ。17号、18号は目覚めてしまい、親ともいえる20号を破壊すると、もう一体休眠状態の完全ロボットタイプの人造人間16号を起動させた。

クリリンたちと合流した悟飯は、人造人間たちが超サイヤ人化したベジータでも勝てないほど強く、「世界で一番強い奴だから」との理由で悟空を倒そうとしていることを知る。トランクスは、タイムマシンでさらに前に言って17号たちを破壊することを提案するが、過去の人造人間を破壊しても今の時間軸には何の影響もないことも思い出す。それでもトランクスがこの時代にやってきたのは、「人造人間にやられっぱなしでは悔しい」「平和な世界があってもいいのではないか」という母の考えに沿ってのことだった。
それにしても、トランクスの知らない人造人間までがいる理由が分からなかった。ブルマから連絡が入る。山の中にトランクスのタイムマシンと同じものがあったという。トランクス、悟飯はタイムマシンのある場所へと向かった。そこでブルマと合流する。
未来のブルマが作ったタイムマシンは1機のみで、機体にはトランクスが書いた「HOPE」の文字があることから、トランクスがこの時代にやってくるのと同じタイムマシンであることは分かった。ところが、数年は放置されたようになっており、内側から高熱で溶かして開けたような跡がある。コクピットには何かの卵があり、近くには虫の抜け殻のようなものがあった。中身は抜け出して間もないとトランクスは言う。

中に入っていたのは、セルという究極の人造人間であった。悟空やピッコロを始め、あらゆる強者の細胞を集め、合成して作られたもので、他者のエネルギーを吸収することで強くなる。悟空の細胞が使われていることから彼の必殺技である「かめはめ波」を放つこともできる。

ピッコロは、人造人間たちとの戦いに備え神様との再融合を果たす。セルと出会ったのは融合の後で、ピッコロは神様の持っていた知恵を使いセルから目的を聞き出すことに成功した。悟空たちは神殿にある「精神と時の部屋」で修業することとなる。精神と時の部屋は外と時間の流れが違っており、外での1日が中では1年間となっていた。ベジータとトランクスに続き、悟空も悟飯と中に入って修業を開始する。

人造人間セル

悟空は、まず悟飯に超サイヤ人になってもらうと言った。悟空は超サイヤ人を更に超える力を手に入れるつもりだが、悟飯にはそんな自分を超えてもらおうと思っていた。怒りをきっかけに超サイヤ人に変身するとはいえ、元々が温厚な性格の悟飯には難しいことだった。
それでも超サイヤ人化に成功し、寝る時以外は超サイヤ人でいて、それが当たり前の状況にしてから改めて本格的な修行をすることとなった。

セルには、17号と18号を吸収し、完全体と呼ばれる形態になる野望があった。悟飯たちは、目的を人造人間との戦いからセルの完全体への変化阻止に切り替える。しかし、健闘も虚しく17号、18号が吸収されセルは完全体へと変貌を遂げる。超サイヤ人のベジータでも適わない力を手に入れたセルは、「セルゲーム」と呼ばれる試合の開催を提案。
悟空たちは精神と時の部屋での修業を終え、外に出てセルゲームのことを聞いた。
悟飯はピッコロと同じデザインの服をもらい、悟空と共に神殿を去る。悟空は、聖地カリンの管理者で武の神と呼ばれた仙人カリンに力を見せ、自分とセルとどちらが上かを聞いた。カリンが言うにはセルの方が勝っているとのことだが、何故か悟空は失望せず家に帰った。「3日休んで3日修業し、また3日休む」という父の真意が、悟飯には分からなかった。

セルがテレビ局に乗り込み、セルゲームのことを伝え自身の力を見せたため、セルの下に軍隊が差し向けられる。ニュースを聞いた悟空はピッコロの下へと向かった。セルとの戦いで、必ずドラゴンボールは必要になってくる。ところが、神様がピッコロと融合したためドラゴンボールはもうない。
そこで、新たなナメック星から1人ナメック星人を招き、ドラゴンボールを管理する神様になってもらおうとした。ナメック星人たちはデンデを推薦し、悟飯、クリリンは神殿でデンデと再会する。地球にある石化したドラゴンボールをデンデが強化し、神龍が3つの願いを叶えられるようになった。
悟空は、悟飯に修行はもういいからデンデと遊んでやれと言って去って行った。

セルゲーム

セルJr.(右)を倒す悟飯(左)。

セルゲーム開催当日。参加者は悟空たちだけではなかった。格闘技の天才と称されるチャンピオンのミスター・サタンが現れ、カメラの前でセルに猛攻を仕掛ける。しかし、一般人に限りなく近いサタンの攻撃はまるで効かず、セルはサタンを放り投げた。
次いで悟空が武舞台に上がる。セルは悟空との戦いを最も楽しみにしていた。凄まじい戦いが繰り広げられるが、悟飯には皆が驚くほどすごい戦いには見えなかった。ピッコロの細胞も使われている為、セルは上半身を吹き飛ばされても核が破壊されない限りすぐに元の姿になる。
全力で戦った後、悟空は降参を宣言。自分よりも強い者に後は任せると言った。この時、悟空が挙げた自分より強い者とは悟飯のことであった。父に指摘された通り、悟飯には悟空が本気を出しているように、つまり大した強さには見えなかった。
悟空は悟飯に眠る潜在能力に期待し、悟飯もそれにこたえるべく武舞台に上がる。悟空との戦いで体力を消耗しているセルに仙豆が与えられた。体力を消耗しているセルと悟飯を戦わせるのはフェアではないというのが悟空の言だった。

セルの猛攻を受けるが、悟飯はあまりダメージを受けていなかった。「ボ…ボクはほんとうは闘いたくないんだ…殺したくないんだよ…たとえ、おまえみたいにひどいヤツでも」と悟飯はセルゲームの終了を申し出る。自分でも、カッとなると意志を超えてとんでもない戦いを始めてしまうのが分かっていた。ところが、その言葉は却ってセルに「悟飯を怒らせたくなった」との気持ちを抱かせることとなった。
セルの攻撃で痛めつけられても、悟飯は怒らなかった。それは優しさというより、悟飯が戦士というにはあまりに幼く、自分でもコントロールできないことを自覚している為だった。セルに向かって行った悟飯だが、返り討ちにされた。突如、セルを抱きすくめた者がいた。16号であった。18号吸収の後、カプセルコーポレーションでブルマたちの修理を受けた16号は、自身の体内に埋め込まれている自爆装置でセルもろとも自爆を試みる。しかし、それは危ないからとブルマたちに取り除かれていた。

自爆に失敗した16号は、セルにボディを破壊される。悟飯自身を痛めつけても意味はないと、セルは自分と同程度の力を持ったセルJr.を生み出し、悟空たちを攻撃させる。物陰から全てを見ていたサタンは、頭部のみになった16号に悟飯の下まで運んでほしいと頼まれる。一緒にいたテレビクルーに制止されるが、名前も知らない者たちが戦っているのに逃げるわけには行かないと16号を悟飯の近くに投げる。
16号は「正しいことの為に戦うのは悪ではない」と言い、自身の好きだった自然や動物を守ってほしいと口にした。セルが16号の頭を踏み潰したのを見た途端、悟飯は怒り、超サイヤ人の上を行く超サイヤ人2に覚醒した。

セルJr.を次々倒し、悟飯とセルとの一騎打ちになる。セルは渾身のかめはめ波を放つが、悟飯は更なる威力を持ったかめはめ波で打ち消し、セルに大ダメージを与えた。悟空から止めを刺すように言われた悟飯だが、「あんなやつはもっと苦しめてやらなきゃ…」と返した。
悟飯の攻撃で18号を吐き出したセルは完全体を維持できなくなった。セルは自らの体を膨らませ、自爆を図る。それは、地球もろとも心中する為だった。悟飯はセルを追い詰めたことを後悔する。悟空は「これしか…地球が助かる道は思い浮かばなかった」と言い、瞬間移動でセルもろとも界王星へ向かった(他に場所がなかった為)。悟空はセル、界王星もろとも爆発する。

それでもセルは死ななかった。核が偶然無傷だったのだ。「死にかけた状態から復活するとパワーアップする」というサイヤ人の血を引いていた為か、18号を欠いた状態でも完全体を維持し、悟空の瞬間移動も覚えパワーアップして戻ってきたのだった。
不意打ちでトランクスを殺したセルに、ベジータが向かっていく。妻子への情よりも人造人間との戦いを優先させていたベジータに父性が芽生えたのだ。それでもセルには適わなかった。悟飯は止めを刺されそうになっていたベジータを庇い、左腕を負傷する。
パワーアップしたセルは、太陽系をも破壊するほどの気力を溜め、かめはめ波を撃とうとしていた。悟飯は抵抗は無駄だと悟る。その時、悟空の声がした。界王を通して、あの世からエールを送ってきたのだ。悟空はセルのように思い切りかめはめ波を撃つように言う。自分の力を信じろとの父の言葉に、悟飯はかめはめ波を撃つ決意をする。死なせてしまったことを詫びると、悟空は「気にすんな!オラはこっちで界王さまとたのしくやっからよ!おめえは地球で楽しく生きるんだ!わかったか!!」と言った。
気を溜めるが、それでもわずかにセルの方が勝っていた。放たれたかめはめ波の衝撃に押されそうになったが、悟空のエール、ベジータの援護でセルを完全消滅させた。

神殿で18号が目を覚ました。セルに吐き出され、眠っている間に破壊をすることもできたが、クリリンが懸命に18号を庇ったのだ。悟飯は、クリリンが18号を好きなんだと口にするが、18号は悪態をついて去る。
神龍を呼び出し、セルに殺されたものを生き返らせるとの願いでトランクスが蘇る。一度ドラゴンボールで生き返ったことがある為、悟空は復活できなかった。悟空は界王を通し、前ブルマに自分が悪者を引き寄せてると言われ、それも一理あると言った。また、何度か地球を救ったことから死人だが体をつけてもらうなどの特別扱いを受けており、あの世の達人たちと楽しくやるから生き返らせてくれなくていいとのことだった。
神龍に掛けた2つ目の願いは、17号と18号の体内にある爆弾を取り除くことだった。一旦神殿から去ろうとした18号だが、辺りが暗くなったために引き返し、クリリンがその願いを言うのを目撃。「体の中に爆弾があるなんてかわいそう」との言葉に、18号は姿を現し、「感謝なんかしてない」と言いながらも再会を仄めかして改めて去って行った。

トランクスは一晩寝てから未来に帰り、ピッコロは神殿で暮らしていくという。悟飯は、ピッコロに「時々遊びに来てもいいですか」と尋ね、了解を得た。悟飯は母に悟空の死を伝え、トランクスを未来に見送った。ここから7年ほど、平和な時間が流れていく。

魔人ブウ編

セルゲームから7年。悟飯は都にあるオレンジハイスクールという学校に入学した。都会には治安があまり良くない場所もあり、悟飯は超サイヤ人に変身してこっそり悪人退治を行う。目立たない生活を送りたいが悪人も見逃せない悟飯は、ブルマに頼んで一瞬で変身できるヒーロースーツを作ってもらう。
「グレートサイヤマン」と名乗り悪人退治を始める悟飯だが、クラスメートでサタンの娘であるビーデルに正体がバレてしまった。父サタンから武術の手ほどきを受けていたビーデルは、警察に協力して悪党を倒せる力量を持っていた。次の天下一武道会に出場するのに骨のある相手がいないから、一緒に出場しようというのがビーデルの言であった。
天下一武道会の賞金額を聞いたチチは、「勉強は後から取り戻せばいい」と出場を快諾。あの世から悟空も「1日だけ現世に帰って出場する」と言った。ピッコロの他18号、クリリン、悟空が出る事を知ったベジータも出場を決意する。
セルゲームの後生まれた弟の悟天(ごてん)と出場することになった悟飯は、悟天が幼いながら特別な訓練なしに超サイヤ人になれるなど尋常でない力を持っていることに驚く。悟天は、現在時間のトランクスと戦いごっこをして戦闘力を上げたようだった。
悟飯が空を飛べることも知ったビーデルは、孫家に通い舞空術の特訓を受ける。比較的一般人寄りのビーデルだったが、気を操作する才能があったようで舞空術をマスター。悟飯も自分の特訓に入り、やがて大会当日がやってくる。ビーデルは対戦相手のスポポビッチに叩きのめされ重傷を負うが、悟飯が仙豆を食べさせたことで傷が全快した。
この大会には、界王よりもさらに高位の界王神という神が人間のふりをしてこっそりエントリーしていた。対戦相手となったキビトから超サイヤ人になるように言われた悟飯は、ためらいながらも超サイヤ人2に変身する。場外から現れた出場選手のヤムー、スポポビッチが突如悟飯に襲い掛かり、エネルギーを吸い取り去って行った。
界王神はスポポビッチらを追い、悟空、ベジータ、ピッコロ、クリリンも後を追った。悟飯はキビトによって回復し、ついてくるように言われる。「聞きたいことがある。危なくなったら帰る」とビーデルもついてきた。

かつて、ビビディという極悪な魔導士がおり、偶然から「ブウ」という魔人を生み出した。ブウの力はすさまじく、フリーザ程度なら一撃で倒せる力を持った界王神4人を殺害。生みの親のビビディでさえブウは制御しきれず、一時的に封印しなくてはならなかった。地球をターゲットにしたビビディをどうにか倒すことには成功したが、ビビディの息子バビディが親の遺志を継いでしまった。
悟空たちを連れてきたのは、ブウの復活を阻止する為で、スポポビッチたちはバビディに操られブウを目覚めさせるのに必要なエネルギーを奪って行ったのだ。バビディ自体の戦闘力は皆無だが、邪悪な心に付け入り自分の手下にするなどの魔術を持っていた。
飛ぶスピードを上げた悟飯たちにビーデルはついていけなくなる。ビーデルは、かつてセルを倒したのが父ではなく悟飯であることを指摘する。父親に対し幻滅させてしまったかと謝る悟飯だが、ビーデルはかえってすっきりしたと言い、悟飯にエールを送って別れる。

バビディは地中に基地を作っていた。既に界王神たちが来ていることを知っていたバビディは、魔界の王ダーブラのみを残しアジトへと入る。ダーブラの唾を掛けられたピッコロ、クリリンは石化してしまう。ダーブラを倒せば石化が解けると知り、悟空たちは罠と知りながらアジトへ入って行った。悟空、ベジータ共にバビディの部下と戦うこととなる。バビディの目的は悟空たちのエネルギーだったが、現れた部下は悟空たちの敵ではなかった。
悟飯は、バビディの部下で最も強いダーブラと戦うこととなる。ダーブラは魔界の王だが、悟飯との戦いは一進一退といったところであった。ダーブラは、ベジータが悟空と戦いたがっていること、ベジータの持つ邪心に目を付ける。ベジータをバビディの配下にすれば同士討ちで強いエネルギーを得、ブウを復活させられると踏んだのだ。
ベジータはバビディに付け入られたがあくまで悟空と戦いたいだけであり、ブウの復活などどうでもよく、心までは乗っ取られなかった。悟空とベジータは一対一で戦い、悟飯と界王神でブウの復活を阻止することとなる。
ところが、バビディの部下となったベジータとの戦いで悟空のダメージがブウの封じられている玉へと注がれ、ブウが復活してしまう。とてつもない気を持ってはいるが、ブウはあまり脅威ではないように見えた。それでもパワー、スピードいずれも悟飯を上回っており、悟飯は重傷を負って飛ばされた。
この間、ベジータはブウと戦い自爆したが心中には持ち込めなかった。

界王神、キビト共にダーブラやブウに殺されたが、ドラゴンボールで「今日死んだ者を生き返らせる」との願いで生き返り、悟飯を界王神界と呼ばれる神の世界へ連れて行った。界王神の狙いはゼットソードという剣を悟飯に使わせることだった。ゼットソードは手にした者に世界一の力を与えるアイテムで、今まで大勢の界王神が挑戦したがどうにもならなかった伝説の剣であった。キビトは「人間には扱えない」と反対する。しかし、悟飯の力を間近で見た界王神は悟飯を信じ、岩に刺さっているゼットソードを抜くように言った。
超サイヤ人に変身するとゼットソードは抜けたが、とんでもない重さで持つのがやっとであった(キビトには持つことすらできなかった)。
それでも、あの世で修業を続けてきた父に少しでも近づくべく剣を振り回す修業をし、短時間で振り回せるようにはなった。
しばらくすると、悟空が界王神界に現れた。あの世に帰る時間が来たので閻魔大王の所に戻ったところ、悟飯が死んでいないことが分かった。界王神界から気が漏れていたのか、悟飯の気を辿ってきたという。
ブウはバビディを殺し、好き放題殺戮や破壊を楽しんでいるようだった。悟空は、あの世で超サイヤ人を超える超サイヤ人3という形態に変身できるようになっていたという。

食事の後、悟空は悟飯の修行に付き合うこととなった。だいぶんゼットソードを扱えるようになった悟飯は、界王神から宇宙で一番堅い「カッチン鋼」を斬ってみるように言われる。ゼットソードは折れてしまうが、剣に封印されていた15代前の界王神(以下老界王神)が現れた。
悟空の不意打ちの攻撃を受けてしまう、下界の女性の着替えを覗くなど胡散臭い印象の老界王神だが、潜在能力を限界以上に引き出す能力を持っていた。ゼットソードを抜いた悟飯の潜在能力を上げると言った老界王神だが、その方法が儀式(奇妙なダンス)に5時間、能力上げに20時間かかるというものだった。
この間地上では、悟天とトランクスが合体して1人の戦士となることで数倍に戦闘力を上げる「フュージョン」という技を使って「ゴテンクス」という合体戦士になった。セルの脅威から世界を救ったということになっているサタンはブウに接触。戦力では適わない為懐柔する中で殺戮や破壊は遊びではなく悪いことだと教えた。ブウは「行けないならやめる」と殺戮や破壊をやめた。元々ブウは純粋な性格で、傷を治す力で怪我をした子犬を(殺す目的で)治したが殺すことより犬に好かれたことを喜ぶ感性も持ち合わせていた。
脅威ではなくなったブウだが、ブウ騒ぎに乗じて殺人を楽しんでいた男に子犬を撃たれ激昂する。男のことはサタンが叩きのめしたものの、銃でサタンが撃ち抜かれたことでブウの怒りが爆発。純粋悪が具現化したブウが現れ、今までのブウを圧倒し、吸収してしまう。

アルティメット悟飯

界王神が、地球人がほぼ全滅させられたと言った。地球は無傷だが、地球人だけが虐殺されたらしい。未だ悟飯の潜在能力は上がっていないようで、老界王神は「それだけお前さんの潜在能力が凄いってことじゃろ」と口にした。その呑気な物言いに怒った悟飯は、湧き上がるようなパワーを感じる。老界王神は漫画を読みながら座っているだけに思われたが、ちゃんと成果は出ているようだった。余計なことをしていると時間がなくなると言われ悟飯は座り直すしかなかった。
悟空たちは、老界王神に渡された水晶球で地上の様子を見る。ゴテンクスとブウは互角の戦いを繰り広げていたが、ゴテンクスの方はパワーが落ち始める。老界王神は、もう潜在能力あげは終わっているから早く行けと言った。
超サイヤ人になる時のように気合を入れると、見た目には変化がないものの信じがたい気(悟空曰く「めちゃくちゃ」)を発していた。悟空は悟飯にエールを送り、親子は抱き合って別れた。悟飯はキビトの力で界王神と同じ服を着せられていたが、「おとうさんの道着で戦いたい」と頼み、同じ服装にしてもらった。

ゴテンクスのフュージョンが解け、ピッコロ、悟天、トランクスは適わないと感じながらもブウと戦おうとしていた。そこに悟飯が現れる。ここにいる3人以外をブウに倒されたと知った悟飯だが、かすかな気を感じる。余裕の笑みを浮かべ、悟飯はブウと戦う。力の差は明らかだった。悟飯に勝てないと悟ったブウはすさまじい爆発を起こし姿を消した。
悟飯はデンデは生きていると言い、気を頼りに探し出す。その途中で同じく生き残っていたサタンを拾い、悟飯たちは付き人のミスター・ポポに逃がされたデンデと再会を果たした。ドラゴンボールがあれば皆生き返ることができる。そこに、ブウが現れた。
ブウはゴテンクスと戦いたいと言って彼らをおびき出し、ゴテンクス、次いでピッコロを吸収した。ブウには吸収した者の力を扱う能力があった。ゴテンクスのパワー、ピッコロの頭脳を得たブウに、悟飯は苦戦する。

魔人ブウ撃破と大団円

デンデの治癒能力や天津飯の攻撃といった助けはあったが、ブウを倒すには至らなかった。そこに、老界王神の命をもらい現世に戻ってきた悟空が現れる。悟空は老界王神からもらったポタラというアイテムを使い、悟飯と合体することで数段パワーアップするという。
しかし、落としたポタラを拾った悟飯はブウに吸収されてしまう。悟空の前に現れたのは、肉体を与えられ一時的に現世に戻されたベジータであった。悟空とベジータがポタラで合体した戦士「ベジット」は、悟飯を吸収したことで格段のパワーアップを遂げたブウを圧倒する。
ベジットをも吸収しようとしたブウだが、取り込まれる直前にバリアを張った為吸収されなかった。ブウの体内には、取り込まれた悟飯、悟天、トランクス、ピッコロと初めに現れた無邪気なブウが肉に取り込まれたような姿で保存されていた。悟空たちが彼らを体から引き剥がすと、ブウの気が小さくなった。
ブウは分身体のようなものを体内に出し、悟空たちを倒そうとする。しかし、無邪気なブウを剝がそうとすると「俺が俺じゃなくなる」と必死になって止めようとした。構わず引きはがすと、ブウが苦しみ出す。悟空たちが体外に出ると、ブウは小柄な姿になっていた。

悟飯たちが戦ってきた魔人ブウとは、界王神たちを吸収した姿であった。今いる小柄なブウが本来の魔人ブウ(以下純ブウ)で、心を持たずひたすらに破壊と殺戮を繰り返す獣のような存在といえた。ブウの放った気弾で地球は破壊され、悟飯は一度死んだ。

ところが、次の瞬間には地球は元通りになり、悟飯やピッコロたちも生きていた。悟空と共に瞬間移動をしたベジータの提案で、ナメック星のドラゴンボールを集め、地球を戻し、天下一武道会の日から死んだものを極悪人以外すべて生き返らせたためだった。
ベジータは、界王神を通して全地球人に元気玉を作る為の協力を頼むが、いきなり空から聞こえる怪しい声に耳を貸す者はいなかった。ベジータ、無邪気なブウが純ブウと戦い気を逸らすが、ベジータはもとより単体で純ブウにかなわず、無邪気なブウは分離の際に悪のブウに力を持っていかれたことで弱体化していた。
ベジータやブウの戦いを見たサタンは、地球人たちに協力を要請する。救世主のサタンの呼びかけには皆応じ、すさまじい元気が集まった。元気玉を放つ悟空が体力切れ状態にあったが、ポルンガにかけた最後の願いで体力が回復し、純ブウを完全撃破した。
無邪気なブウはサタンの家で引き取り、地球のドラゴンボールで魔人ブウの記憶を消すことで一件は幕を閉じた。

10年後。悟飯はビーデルと結婚し、武道を辞め夢だった学者となった。悟飯の娘パンは、4歳ながら舞空術で地球を一回りし、天下一武道会で大人を倒すほどの強さを見せる。悟飯は10年後の天下一武道会には出場せず、観覧席にいた。
悟空は、ウーブという少年と戦うこととなる。遠い南の島からやってきたウーブは、武道会の空気に緊張しているようだった。それでも、悟空に家族の悪口を言われ怒ったことで悟空と互角に戦う力を見せる。悟空は悪口を言ったことを詫び、悟飯たちの下へとやってきてウーブに修行をつける為、彼の家に行くと言い出した。実は、ウーブは純ブウの生まれ変わりで、内に秘めた潜在能力はかなりのものだった。悟空は、悟飯を始め呆然とする皆を残し、ウーブと共に去って行った。

『TRUNKS THE STORYーたった一人の戦士ー』 / 『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』

「人造人間編」の未来のトランクスがいた未来世界での悟飯の戦いを描く。
7歳の時、ウイルス性の心臓病で父悟空を失う。10歳の時、人造人間17号、18号との戦いにより、ベジータを始めとする仲間の戦士が次々命を落としていく。ピッコロの死に伴い神様も死んでドラゴンボールも消滅した。
悟飯は、トランクスを最後の希望として戦い方を教える。未来世界では仙豆が取れなくなってしまい、悟飯は左腕を失うが、決して希望は捨てなかった。
人造人間たちが暴れ出したとの情報を得た悟飯は、トランクスを最後の希望として気絶させることで同行させなかった。人造人間たちは、たった1人でやってきた悟飯のことを敵ではなく体のいいおもちゃと見ており、今まで本気など出していなかったと語る。未来世界の悟飯は、味方の援軍もないまま1人で戦い続け、殺された。

えどまち
えどまち
@edono78

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モロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

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モロとは、鳥山明原案の漫画『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、「星食いのモロ」の異名を持つ悪役である。見た目には青いヤギを思わせる獣人。1000万年前、大界王神(だいかいおうしん)という神に力を封じられ銀河刑務所に収監された。わずかながら力を取り戻すと、他の囚人クランベリと共に脱獄。非道な性格で自分以外は餌と見なしており、部下も捨て駒にする。他者や星のエネルギーを奪うことでパワーアップを繰り返し、神の域に達した戦士の孫悟空(そん ごくう)たちを苦しめた。

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バーダック(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

バーダック(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

バーダックとは、『ドラゴンボール』に登場する主人公・孫悟空の実の父親で、戦闘民族サイヤ人の下級戦士。サイヤ人は宇宙の帝王フリーザに裏切られ滅ぼされようとしており、バーダックはこの事にいち早く気付き仲間を引き連れて対抗しようと試みたが、誰もバーダックを信じず、たった1人でフリーザに戦いを挑んだ。そして力が及ばずに返り討ちにあって死んでしまい、一族や故郷である"惑星ベジータ"の敵討ちを息子の孫悟空に託すこととなった。

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