アリス・ギア・アイギス(アリスギア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アリス・ギア・アイギス』とは、コロプラより配信されているスマートフォン用ゲームアプリである。機械生命体ヴァイスの襲撃により地球を捨て宇宙船団による航海を続ける人類は、ヴァイスに対抗し得る高次元兵装「アリスギア」を開発。それから3世紀、若い女性だけが操作できるアリスギアによって宇宙船団の平和は守られてきた。その船団の一つ「東京シャード」のヴァイス対策企業「成子坂製作所」に新たな隊長が赴任したことで物語が始まる。

ヴァイスコロニー

小惑星などを改造して形成されたヴァイスの巣であり前線基地でもある。ヴァイスはムーンシャード船団を追跡し、移動先にヴァイスコロニーを作っては執拗に人類を追撃している。内部にはヴァイスの増殖培地であるヴァイスミディアムが作られており、それらを守るために通常はシャードには現れない強力な大型ヴァイスとヴァイスの大群が配置されている。動力は重力子縮退炉であり、大型ヴァイスが制御装置の代わりとなっている。これを破壊することで縮退炉が暴走しマイクロブラックホール化により自壊させることができる。
成子坂製作所が発見したヴァイスコロニーは観測史上過去5番目の巨大なものであり、それが東京シャードの絶対防衛圏内で今まで見つからないまま放置されていたことは防衛担当各所にとって大きな衝撃となった。
ヴァイスコロニーは脅威でもあると同時に大量のヴァイス由来技術やシェルが獲得できる資源採掘場でもあり、その利権を巡って多くの国家や企業が暗闘を繰り広げている。

ヴァイスミディアム

ヴァイスコロニー内部のヴァイス増殖培地。銀色に輝く不定形の液塊に見えるが、その実体は高エネルギーの集合体である。原理的には金属の粘土細工でヴァイスを生成しているという喩えが近いらしい。
防衛機構であるヴァイスセルベートは通常のアリスギアでは傷つけることすら不可能であるが、比良坂夜露だけがヴァイスセルベートを破壊することが可能であり、ヴァイスセルベートを破壊するごとにヴァイスミディアムは交叉汚染を起こしていき遂には自壊に至った。

ネウロイ

「ストライクウィッチーズ」コラボに登場。
本来はヴァイスではないが、今コラボにおいてはヴァイスのコントロール下にあるためヴァイスとして扱う。

ネウロイとは「ストライクウィッチーズ」世界において有史以前から人類を脅かす異形の軍の呼称である。人類に対し敵対的であり、金属を吸収することで増殖・自己強化する。また、瘴気と呼ばれる有毒ガスを放出し、占領下の土地を荒廃させてしまう。
以前はそれほど多く出現することはなかったが20世紀に入って東欧に出現して以降は大規模な攻勢を仕掛けてくるようになり、欧州各所を制圧するに至った。
六角形の模様のついた黒い金属状の外皮で覆われており、内部または外部に赤い宝石状の「コア」と呼ばれる部位を持つ。再生能力が高く通常の攻撃を受けてもすぐ再生するが、コアを破壊されると粒子のようになり消滅してしまう。魔力を帯びた攻撃に弱いため、ネウロイとの戦闘は主にウィッチが担当している。外見は人類側の兵器を模した姿をとることが多い。
ネウロイは水を嫌う習性があり、渡河行動を取らず長時間の水上飛行も嫌うためその能力に比して侵攻速度は遅い。

イロウス

「バトルガール ハイスクール」コラボに登場。今コラボではヴァイスを侵食して出現した。
イロウスとははるか昔から人類を脅かしてきた謎の生命体である。2040年に「審判の日」と呼ばれる大攻勢をかけてきたイロウスは地球全土を支配下に置き、人類は月面やスペースコロニ―に脱出せざるを得なかった。イロウスに支配された地域は「瘴気」と呼ばれるガスに汚染されてしまい、これを浴びた人間は死に至る。また、瘴気に汚染された機械は暴走してしまう。イロウスは通常兵器で倒すことができないため、彼らと戦うことができるのは神樹に選ばれた星守だけである。
下級のイロウスは様々なモンスターの形状を取り、また人間の姿を模倣するイロウスも存在する。中には、心の闇を利用して人間に憑依するタイプのイロウスもいる。
今コラボではヴァイスの一部がイロウスに汚染されており、汚染されたヴァイスを倒すために星守の力が必要となったという設定になっている。イロウスに汚染されたヴァイスはコアが鈍い青に変色し、体表にはイロウスの紋章が浮かんでいる。

ピグマリオン

「プロジェクト東京ドールズ」コラボに登場。今コラボでは、時空を捻じ曲げてドールズチームCのメンバーたちを東京シャードへと引き込み、自分たちも東京シャードへと転移して出現した。
2014年に突如出現、新宿区一帯を人の住めない「魔都アタラクシア」へ変貌させた奇怪な生命体。通常の人間には視認することができず、また人間を捕食してその存在した痕跡ごと消滅させてしまう。出現時には「プシュケー」と呼ばれる青白く光る蝶が前兆として現れる。人体の一部を極端にデフォルメしたり人体と無機物を融合させたような不気味な外見を持つ。
ピグマリオンを倒すことができるのは「ギア」と呼ばれる未知の遺物の力だけであり、日本政府の国土調査院特別課は「ギア」を死んだ少女たちの心臓に埋め込んで転生させた殺戮人形「ドール」を運用してピグマリオンと戦っている。後に、自衛隊内にも「ギア」を組み込んだ兵器を運用する部署である「害獣駆除特任部隊」が設立され、自律駆動型の多脚戦車「オートギア」でピグマリオンとの戦闘を行うようになった。
今コラボではヴァイスに憑依して操っているだけでなく、大型ピグマリオンの「デュラハン」が登場。また、「イーター」「ウォッチャー」と2種類の小型ピグマリオンも登場した。

シェル

ヴァイスを破壊した際に稀に排出される残骸の一部で、ヴァイスが取り込んだ物質が内包されている。専用の装置で解析することによって、アリスギア製造に使用するパーツやアリスギア強化用のパーツ、アクトレスの身体能力を強化するエネルギーである「アニマ」や換金素材などが排出される。
また、AEGiSから特定ミッションの報酬として支給されるコンテナ型のシェルも存在し、これらのシェルからは特別なアリスギアや景品交換メダル等が排出される。

アニマ

シェルから抽出できるエネルギー。アクトレスの身体能力を強化することができる。
ゲーム的にはアクトレスのレベルアップに使用する消費リソースである。
アニマはただの栄養ドリンクでありアクトレスの能力強化は高次元への接続による経験の共有ではないかという説もあるが、AEGiSはそれを否定している。

ゴールド

各シャードで使用される通貨。単位はシャードが再現している国と時代に合わせたものが使用されるため、21世紀初頭の日本を文化モデルとしている東京シャードでは「円」となる。
ゲーム的にはアリスギアの強化に使用する消費リソースである。

解析でんち

AEGiSから各企業に貸与されたシェル解析装置に使用するバッテリー。ヴァイス討伐の報酬として支給される。
「でんち」はひらがな表記。

高次元兵装・アリスギア

アリスギア

3世紀前に人工知能「アリス」が開発した高次元兵装。「ショットギア(火器)」「クロスギア(白兵武器)」「トップギア(上半身装備)」「ボトムギア(下半身装備)」の4つで1つの組み合わせとなり、現在人類が使用できる兵装で唯一ヴァイスの攻撃無効化能力を相殺することができる。アリスギアもまた次元を遮断する能力を所持しており、一定量のダメージを受けるまでは装着者の身体に危害が及ぶことはない(衝撃や痛みは感じるが肉体が損傷することはない)。ダメージが限界値を迎えたアリスギアは出撃停止措置が取られ強制的に後方の出撃母艦へと撤退させられる。このため、アリスギア装着者は複数名での出撃(3人1チーム編成が主流)を推奨されている。
アリスギアは10代~20代(稀に30代)の女性かつエミッション能力と呼ばれる特殊能力を持つ者しか装着することができない。これらの女性は「アクトレス」と呼ばれる。エミッション能力は加齢により減衰するため、アクトレスとしての活動期間は長くはない。
アリスギアにはヴァイスと同様に「焼夷」「冷撃」「電撃」「重力」の4属性が存在している。
アリスギアの中枢をコントロールする「エミッションコア」の理論についてはアウトランドの重要機密とされているがその制御システムについては公開情報となっており、多くの国や企業がアウトランドより提供されたエミッションコアを使用してアリスギアの生産を行っている。エミッションコアの秘密を解明しようとした者はこれまでも少なからず存在したが、いずれも彼らの研究成果や資料含めて全く所在がわからなくなっている。
アリスギア同士の戦闘は公的機関による対ヴァイス訓練を除いては国際的な重犯罪とみなされているが、一部紛争地域においてはアリスギア同士の実戦が行われている。

アリスギアの所持にはアクトレス免許が必要だが、アリスギア販売免許や整備士免許を所有していれば非アクトレスでもアリスギアを所持できる。

専用ギア

大部分が企業製の量産品であるアリスギアだが、それをアクトレス個々の好みや特性に合わせて改造したものをそう呼ぶ。最終段階まで改造された専用ギアは外観や性能も量産品とは大きく異なり、ギアスキルもアクトレスの技量や特性に完全合致した強力なものに置き換えられている。
生体認証により他のアクトレスが装着できないようになっているが、これは操作系統を極限まで特定個人に合わせた調整のため他のアクトレスの使用を想定しておらず、事故を防止するのが目的である。

ショットギア

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@yukusa_kana

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