ドールズフロントライン(ドルフロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドールズフロントライン』とは、中国のサンボーンが開発しているスマートフォン用のゲームアプリである。民間軍事会社の指揮官であるプレイヤーは、第三次世界大戦により荒廃した近未来を舞台に、人工知能の反乱により襲い来る機械の兵士たちを撃退するため、銃の名前を冠する戦術人形と呼ばれる機械の少女を率いて戦うことになる。

声:なし
「DJMAX RESPECT」収録曲「I want You」のPVに登場するキャラクター。とある南の島の守り神の一族で、ウサギから人の姿に変化した特別な存在。
コラボストーリー内では、記憶を失った音楽の妖精として登場。ATK小隊によって記憶を取り戻しエル・フェイルに立ち向かうが、彼女に吸収されてしまった。その後、フェイルが記憶を取り戻しエル・クレアとなったことでポケットシティが救われたため、他の妖精たちと共にデータをサルベージされてグリフィン所属の妖精となった。

セラ&ニーナ

声:なし
「DJMAX RESPECT」収録曲「Ladymade Star」のPVに登場するキャラクター。双子の少女アイドル。
コラボストーリー内では記憶を失った音楽の妖精の一人として登場。ATK小隊の活躍によって記憶を取り戻し、自分の歌でエル・フェイルの支配に立ち向かう。その後はスイ同様にグリフィン所属の妖精としてATK小隊が製作する音楽番組に協力している。

フレイヤ&カミリア

声:なし
「DJMAX RESPECT」収録曲「OblivioN」のPVに登場するキャラクター。ゴシックロリータファッションに身を包み洋館に住まう双子の少女。
コラボストーリー内では、「霊園」を守る墓守として登場した。その後は他の妖精たちと同様にデータをサルベージされてグリフィン所属の妖精となっていた。

GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)

相田裕により2002年から2012年まで月刊コミック電撃大王に連載されていた漫画作品。全15巻。
2003年と2008年にアニメ化されており、「ドールズフロントライン」とのコラボは2008年に放映されたアニメ第二期「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」の名義で行われている。そのため、登場キャラクターのキャスティングは2008年版のアニメ作品に準じている。
舞台は2000年代の架空のイタリア。南北経済格差から豊かな北部イタリアを独立させることを目標に掲げる極右テロ勢力「五共和国派」と、障害者支援団体に偽装した政府の非公然対テロ組織「社会福祉公社」の戦いを描く。
社会福祉公社が使役する「義体」と呼ばれる少女たちは、事件や事故、難病などで死を待つだけだった少女たちを引き取り、機械の身体を与え「条件付け」と呼ばれる薬理洗脳で記憶を操作したサイボーグである。

ヘンリエッタ

声:阿久津加菜
「GUNSLINGER GIRL」に登場。社会福祉公社の義体1期生。担当官はジョゼ。
かつては裕福な家庭で幸せに育っていたが連続殺人犯に家を襲撃され家族は全員惨殺、自身も苛烈な暴行で瀕死の重傷を負う。その凄惨な記憶から自死を願っていたが社会福祉公社に引き取られ、薬物による「条件付け」で記憶を消去され機械の身体となる。純真で感受性豊かな性格だがジョゼに対して盲信的な愛情を向けており、ジョゼに危険が迫ると自制が利かなくなるという欠点も持つ。ジョゼもヘンリエッタに対して五共和国派のテロで死んだ妹エンリカの面影を重ねて溺愛しており、二人は共依存に近い関係にあった。
終盤では条件付けの悪影響で記憶が欠落するようになり、ジョゼのために戦えなくなることを怖れて自身の意志で条件付けの強化を要請。それにより自我の希薄な戦闘マシーンとなる。しかし、原子力発電所占拠事件において射殺したテロリストの死に顔を間近で見たことから家族を殺害した殺人犯の顔を思い出し、錯乱してジョゼを撃つと同時にジョゼと過ごした日々の記憶を取り戻す。ヘンリエッタは瀕死のジョゼに自分を射殺するよう頼み、かつてヘンリエッタから「ジョゼが死んだら後を追う」と聞かされていたジョゼもそれを受け入れてヘンリエッタを撃った。公式記録ではテロリストとの交戦による戦死となっている。

コラボストーリーにおける事件の主犯。記録を基に構築されたデータベース内の仮想人格として存在していたが、自分たちが暮らしているデータベース内の仮想空間が規格の老朽化により崩壊の危機にあることを知り、データベースを発見した戦術人形たちのメンタルモデルを捕獲、その演算能力を利用して仮想空間の維持と修復を行っていた。戦術人形たちが囚われていることを知り救出にやってきた指揮官がジョゼ名義のアカウントでログインしてきたため、指揮官が本当のジョゼではないと知りつつジョゼにそうしてきたように献身的に振る舞う。しかし、指揮官が人形たちを救出したことで仮想空間の崩壊が決定的になったと思い込み、最後はかつて自分がジョゼを撃った末に共に死んだ原子力発電所占拠事件をシミュレーション上でやり直し、ジョゼと共に生還した記憶を持って消えようとする。しかし、指揮官に説得されたことで、他の義体の仮想人格と共にグリフィン内に移設再構築された仮想空間で新たな生を送ることとなった。グリフィンで暮らすようになってからは、指揮官にジョゼの面影を重ねている。

作中ではFN P90をメインアームとして使用していたこともあり、ゲーム内では★EXTRAのSMGとして実装された。

トリエラ

声:榎本温子
「GUNSLINGER GIRL」に登場。社会福祉公社の義体1期生。担当官はヒルシャー。
マフィアによるスナッフフィルム(殺人ポルノ)撮影のため誘拐されてきたチュニジア人の少女だったが、撮影途中で欧州刑事警察機構の捜査官だったヒルシャーにより救出される。瀕死の重傷であったがその事情から各病院をたらい回しにされ、最終的に社会福祉公社に引き取られる。公社では改造と記憶操作により義体となり、そのことを知ったヒルシャーも公社による殺害か公社に加入するかの選択を迫られたことで担当官となり、トリエラを守るために側に居続けることを決意した。
義体の中では年上であり、皆の姉代わりのポジションを務める。戦闘能力や決断力も義体の中ではトップクラスである。条件付けはヒルシャーの意向もあって軽度に留まっているため、精神的に不安定な者が多い義体の少女には珍しく自我や善悪の判断がしっかりしている。自身の過去を知り、また義体の寿命があと僅かであることを知った後もそれを受け入れ、またヒルシャーへの愛情が条件付けによるものではなく自身の意志であることを確認した上でその想いを諦める決断を下した。
原子力発電所占拠事件ではテロリストによる狙撃で左腕と左足を失いながらもヘンリエッタとリコを発電所中枢へ突入させるための盾として立ちはだかり、救援に駆けつけたヒルシャーと共に奮戦し通路を守り抜いた。事件解決後、ヒルシャーと折り重なるように死んでいる姿が確認された。

コラボストーリー内ではヘンリエッタ同様の仮想人格として登場。かつて敗北したことがある五共和国派の殺し屋「ピノッキオ」との戦いを未練と感じており、データベースの仮想空間内で戦いをやり直し続けていた。空間内でヒルシャーを演じることになった指揮官と共に戦ったことで勝利し、過去の未練を克服したことで仮想空間での戦いを止めた。その後はグリフィン内に移設された仮想空間で暮らすようになったが、指揮官がヒルシャーを騙ったことに対しては今でも少し根に持っているようである。

作中ではウィンチェスターM1897をメインアームとして使用していたことから、ゲーム内では★EXTRAのSGとして実装された。サイドアームとして多用していた銃剣は専用装備として実装されている。

リコ

声:塩野アンリ
「GUNSLINGER GIRL」に登場。社会福祉公社の義体1期生。担当官はジャン。
先天性の全身麻痺患者であったが、長い入院生活の末に両親に見放されたため、社会福祉公社に引き取られ義体となった。生まれてからずっと病室のベッドの上にいたため、あらゆる物事に対して好奇心旺盛。しかし、失われたはずの過去の記憶が残っているのかジャンに見放されてまたベッドの上に戻ることを何よりも怖れている。そのため、義体を完全に仕事の道具として扱い感情移入しないジャンとも良好な関係を保っている。
原子力発電所占拠事件では事件の主犯であり、かつてジャンとジョゼの家族を殺害したテロリストのジャコモ・ダンテと対決。負傷したジャンを人質に取ったジャコモをジャンの求めに応じて撃ち、発電所の外へと転落させた(ジャコモは生きていたが軍警察に逮捕される)。その後、重傷を負って死を望むジャンに対し「私のために生きて」と叫び、ジャンを生へ繋ぎとめた。その後、縮小改組が決まった社会福祉公社が対テロ組織として行った最後の作戦で、五共和国派の黒幕であった大物実業家カノーヴァを逮捕したのはリコであった。
社会福祉公社が義体の研究組織に改組されてから1年後、義体の寿命が尽きてその短い一生を終えた。

コラボストーリー内ではヘンリエッタ同様の仮想人格として登場。仮想空間内では当初は「ホテルのウェイトレスとしてアルバイトをしている幸せな女学生」として登場するが、それは仮想空間内における「夢」であり、リコ本来の人格はジャン以外の者と交流することを拒んで繭のような小屋に閉じこもり眠っていた。しかし、仮想空間に残されていたデータからジャンがリコの幸せを願っていたことを知った指揮官は、リコに外へ出るよう呼び掛ける。そして、ジャンの願いを受け入れたリコは独りで閉じこもるのを止めた。その後は、他の義体の仮想人格たちと共にグリフィンに移設された仮想空間で暮らしている。

作中ではSVDドラグノフをメインアームとして使用する場面が多かったため、ゲーム内では★EXTRAのRFとして実装された。

アンジェリカ

声:花澤香菜
「GUNSLINGER GIRL」に登場。社会福祉公社の義体1期生。担当官はマルコー。
本名はアンジェリーナ。事業に失敗し保険金殺人を目論んだ両親によって轢殺されかけたところを社会福祉公社に引き取られ、記憶の消去と改造を受けた義体第一号。初めての義体であったため手探りの状態で運用されたこともあり、不安定な動作が多く実戦への投入はほとんどなかった。穏やかで優しい性格であり、担当官のマルコーとも当初は良好な関係であったが。しかし、条件付けの悪影響で記憶の欠落が激しくなったため、いたたまれなくなったマルコーからは次第に距離を置かれるようになる。その後、官公庁を狙った五共和国派の爆破テロからマルコーを庇って重傷を負い、その際に義体の寿命が近いことが発覚。記憶を完全に失い昏睡状態に陥るが、最後は面会に訪れたマルコーに、かつて彼がアンジェリカのために作った創作童話「パスタの国の王子様」を最後まで語り終えると静かに息を引き取った。その遺体は公社敷地内の修道院墓地へ埋葬された。

コラボストーリー内ではヘンリエッタ同様の仮想人格として登場。マルコーの意向により「両親に愛され普通に暮らしているアンジェリーナ」としてメンタルデータを設定されていたが、仮想空間内での劇中劇を終えたことでアンジェリカとしての記憶を取り戻した。その後は、他の義体の仮想人格たちと共にグリフィンに移設された仮想空間で暮らしている。

作中ではメインアームとしてステアーAUGを使用していたことから、ゲーム内では★EXTRAのARとして実装されている。所持スキルの性能も戦術人形のAUGと近い使用感になっている。

クラエス

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@yukusa_kana

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