Caligula Overdose(カリギュラ オーバードーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Caligula Overdose』とは、フリューから発売されたPSvitaのRPGソフト「Caligula -カリギュラ-」のリメイク版であるPS4作品である。ストーリーはPSvita版と同じ、主人公とその仲間たちが現実に帰還するべく「帰宅部」を結成し、仮想世界からの脱出を図る物語となっているが、本作では帰宅部の宿敵的存在「オスティナートの楽士」のストーリーが追加されているのが大きな特徴となっている。

デジヘッドの装備

一部のデジヘッドは、ビットのような装備を持っている場合があり、左右で形が違っていたり、片方しかない場合も多い。これらの装備を持つデジヘッドは特殊かつ強力な攻撃が使用可能となっており、効果発動中は「ダメージの一部をこちらも受ける」「広範囲に連続攻撃を仕掛ける」など、基本的に厄介な特性を持っている。

未来予測(イマジナリーチェイン)

自分のターンが回ってきて行動を選択する際、「その行動を選択した結果、理想的な場合どのような流れになるか」という、その名の通り未来を予測した映像が数秒間流れる。そして、その予測がどの程度の確率で実現されるかは、画面下に表示されている。

この映像を確認し、そこでどのような行動を選択すれば有利な状況を作り出せるか判断できるが、あくまでその時点での予測で確定というわけではなく、他のキャラや敵の行動次第で別の結果が出てしまう場合もある(特に、攻撃を回避したりされたりするケースは考慮されない)。

そのため、このシステムについてあまり過信はせず、全体の流れを見極めながら行動を選択する必要がある。また、敵とのレベル差が大きくなると回避される可能性が高くなり、高いレベルの敵との戦闘は極力避ける必要がある。

オーバードーズスキル

本作の一般RPGにおける秘奥義に相当するもので、敵からダメージを受ける、もしく敵にダメージを与えることで蓄積するストレスゲージを消費して発動する超強力な攻撃。

ストレスゲージはキャラ名下にあり、このゲージが満タンになった瞬間にオーバードーズスキルは使用可能となり、発動するとそのキャラのカットインが入る。

リスク

敵の名称の右横に表示されている数値で、最小の「0」から最大の「5」と表示される。そして、「5」の状態で攻撃がヒットすると「Break」の表示に変わり、「Break」になると敵は一定時間無防備になる「リスクブレイク」となり、連続攻撃やオーバードーズスキルを叩き込むチャンスとなる。

『Caligula Overdose』の登場人物・キャラクター

帰宅部

主人公

これが男主人公のバージョン。基本的な外見はVita版と同じで、声優はあの沢城みゆきの弟である沢城千春が務めている。

こちらが女主人公のバージョン。声優は誰もがよく知るあの沢城みゆきと豪華なチョイスである。

CV:沢城元春(男)/ 沢城みゆき(女)

メビウスにある吉志舞高校に通う2年生で、帰宅部の2代目部長。
メビウスが現実ではないと気づいて動揺し、デジヘッドに襲われかけたところを笙悟に助けられ、それがきっかけとなって帰宅部に入部し、急遽2代目部長の座を託されることになった。

男性版・女性版ともにクールな外見で、常に多くを語ることはなく主張も大して強くはないが、人の懐に自然と入り込めるタイプらしい。
また、本作では選択肢によってはその素質を見込んだソーンに誘いをかけられ、帰宅部に所属しながら楽士の味方となり、帰宅部と敵対しながら楽士たちの真相を探っていくことになる。

アリア

これがアリアのデフォルトバージョン。基本的な外見はVita版と同じである。

これが人間バージョンのアリア。Vita版ではエンディングしかその姿を見られなかったが、本作は楽士ルートで主人公の叛逆という土壇場の展開でその姿を現し、主人公と悲痛かつ壮絶な一騎討ちを繰り広げることになる。

CV:下田麻美

主人公の前に現れた妖精的な少女。μと同じバーチャルアイドルで、彼女と共にメビウスを創り出したが、人間をいつまでも閉じ込めようとするμと考え方が食い違ったことで亀裂が生じてしまう。
そして、μに考えを改めて欲しいと説得を試みるが失敗し、別行動を取らざるをえなくなってしまう。その後、暴走していくμを止めるべく、主人公たち帰宅部に戦うための力「カタルシス・エフェクト」を与えた。

純粋無垢である意味「アイドル」らしいμと違い、明るく親しみやすいが、思ったことをはっきりという性格。相手を「YOU」と呼ぶなど、時折発言に英語が混じる。
主人公や帰宅部の面々とも打ち解けているが、ただひとり、鼓太郎との関係と相性は最悪と言っても過言ではなく、顔を合わせるたびにしょっちゅう喧嘩している。

本当の姿はμと同じ人間の姿をしているが、μに人気を奪われたことで小型の妖精のような外見になってしまっている。しかし、部分的な記憶改竄・カタルシスエフェクトの発現・メビウスのセキュリティへの干渉など、ある程度の管理者権限を行使することはできる。
帰宅部ルートのエンディングで本来の姿を取り戻し、街頭のテレビジョンでμと一緒に楽しそうに歌うシーンが入るが、楽士ルートでは主人公の叛逆という土壇場に待ち受ける予想外の展開に本来の姿を取り戻すことになる。

佐竹笙悟(さたけ しょうご)

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