ハルク(Hulk)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ハルク』とは、2003年のアメリカ映画。アメコミ『超人ハルク』を原作とした実写映画化作品。監督はアン・リー、出演はエリック・バナ、ジェニファー・コネリーら。
若き科学者ブルース・バナーは偶然の事故により大量のガンマ線を体に浴びてしまう。その事故をきっかけにブルースは怒りを抱くと緑色の怪力・ハルクに変身してしまう体となってしまった。理性が働かず、本能のままに暴れて街を破壊するハルクに政府は兵器を投入して捕獲しようとする。しかしブルースの同僚であるベティーだけは彼を救おうとしていた。

『ハルク』の概要

『ハルク』とは、2003年に公開されたアメリカ映画。キャッチコピーは「彼の中の何かが覚醒する時、【変身】が始まる !! 彼はまだ知らない その悲しい運命を…」。
原作は1962年にマーベルコミックに登場する。主人公ブルース・バナーは不幸な事故により怪物ハルクに変身してしまう。ブルースは自分の意志に関係なく怪物となり街を破壊してしまうので変身が解けると人目を避けて逃亡を繰り返す。父親デヴィッド・バナーとの確執、ハルクに変身せぬよう人目を忍ぶ逃亡者としての生き様がドラマの軸となっている。
興行収入は芳しくなかったがキャラクターグッズの売り上げが好評だった事、マーベルシネマティックユニバースがスタートした事により2008年に原作を同じくする「インクレディブル・ハルク」が製作・公開されたが本作「ハルク」とは設定上のつながりはない。
アメコミヒーローの中では最強の力を持つ、という設定からか新しい強力な戦闘力を持つキャラクターが登場しても筋力においてはハルクには敵わないことになっている。
アメリカ人の人気プロレスラー、ハルク・ホーガンのリングネームは「ハルク」から引用している。

『ハルク』のあらすじ・ストーリー

ブルース・バナーの生い立ち

1966年、砂漠基地。生理学者のデヴィッド・バナーは軍事目的で研究をしていた。その研究とは細胞を強化し、免疫システムを構築する遺伝子の開発だったが、危険すぎる為、軍人で研究責任者のロスはデヴィッドに研究中断を命令する。しかしデヴィッドが反抗的な態度をとったため、ロスは強制的に研究所を閉鎖、デヴィッドを自宅に軟禁する。それでもデヴィッドは個人で密かに研究を続け、遂には自分の体を使い実験を行っていた。
同時期、デヴィッドの妻は妊娠し息子ブルース・バナーが産まれる。しかしブルースはデヴィッドの変異遺伝子を受け継いでしまった。幼いブルースにモンスターの兆候を見出したデヴィッドは恐れおののき、発作的にブルースを殺害しようと包丁を持ち出すが、止めようとする妻ともみあいになり、妻に包丁を刺し死なせてしまった。ブルースと引き離されたデヴィッド。ブルースは全てを目撃していたが、まだ幼かったので「両親は事故で死んだ」と教えられ、親戚に引き取られた。

運命の事故

成長したブルースは生理学者となりナノメットの研究を行う。ナノメットは傷を瞬時に治癒する技術だ。またロスは将軍へと出世しており、彼の娘ベティーも学者となりブルースと同じ研究所で働いていた。ブルースは同僚ベティーと恋仲になるが、二人とも幼少期に両親の愛情に恵まれなかった心の傷を持っており、付き合ってもただ傷の舐めあいをするだけで建設的なことはない、と関係は続かなかった。しかしブルースもベティーもお互いを良き研究パートナーとして尊重しあい協力は続いた。
軍事関係企業の研究者であり、ベティーの元恋人グレン・タルボットが研究所にやって来た。タルボットはナノメット研究に興味を持ち、ベティーをスカウトするが断られた。ベティーは父親ロスの軍人としての権限を借りてタルボットを研究所に出入りできないように頼もうとするが内心は気が乗らない。何故ならばベティーが幼少のころからロスは激務に追われ娘と触れ合う時間はなく、父娘の関係は疎遠だった。それでも久しぶりに父親と会うことで関係を修復できるとベティーは期待したが、ロス将軍の態度は任務を遂行する軍人そのものでベティーを失望させた。
後日研究所でナノメッドの実験中に機械のトラブルが発生して大量のガンマ線が放出されそうになった。ブルースは同僚ハーパーにガンマ線が放射されるのを防ぐため発射装置の前に立ち塞がり、ガンマ線を浴びてしまった。気を失って入院したブルースだが、異常は見つからず、さらには膝の古傷も治癒された。

ブルースの秘密

その夜、病室に一人の老人が現れた。老人はデヴィッドだった。デヴィッドはブルースに自分が父親であること、驚異的な能力を受け継いでいることを話し、ナノメット研究は単なる治癒能力の増幅ではなく、肉体が強大な力を生み出すものでありベティーとの共同研究はやめるべきだと忠告しそしてベティーがロス将軍の娘であることもあり彼女には近づくなと告げる。ブルースはその言葉を信じられず感情の怒りが爆発すると緑色の巨大な怪物ハルクに変身した。ブルースはガンマ線が原因で、怒りや憎しみの感情が高ぶるとハルクに変身してしまう肉体となっていたのだった。警備員を蹴散らし設備を破壊して研究所を飛び出したハルクは夜の街に消えた。
翌朝、ブルースは自宅のベッドで目覚めた。昨夜何が起きたのか覚えていない。そこへロス将軍が現れた。昨夜、破壊された 研究所にブルースの身分証が落ちていた。ロス将軍はかつてデヴィッドが命令に反抗したため軍の監視下に置いて自宅に監禁したのは自分であること、娘のベティーに近づいたら父親と同じ目に合わせるとブルースに警告した。

捕らわれたブルース

ベティーはデヴィッドの住所を突き止め、ブルースのことを尋ねる。デヴィッドはブルースの体内に何が起きているのかを話そうとはせずベティーは帰宅するが、デヴィッドは変形させたナノメット遺伝子を植え付けた凶暴な犬をベティーの自宅へ向かわせて、そのことをブルースに電話した。デヴィッドはブルースをハルクに変身させて自分の理論が正しいこと、ハルクの強大な力を証明しようと計画したのだ。デヴィッドの罠に対してブルースの怒りが爆発しハルクに変身する。ハルクがベティーを救出に向かおうとすると偶然にもタルボットが現れた。彼はナノメットの研究成果の権利とベティーを莫大な金銭と引き換えようと交渉に向かうところだった。邪魔なタルボットを弾き飛ばしてベティーのもとへ向かうハルクは犬と格闘してベティーを助けると、彼女の目の前でブルースに戻り倒れこんでしまった。
ブルースがベティーの自宅で療養しているところ、ロス将軍により派遣された軍隊がベティーの自宅に乱入し、ブルースを拘束すると軍の研究所に運びこんだ。

暴走するハルク

軍の研究所でタルボットがサディスティックにブルースを傷めつけて実験する。昏睡状態になるブルースだが幼少期のかつての記憶が悪夢となりよみがえると感情の高ぶりが起こりハルクへと変身する。ハルクは研究施設を破壊して脱出すると戦車やヘリコプターが追跡して攻撃するが、ミサイルも砲撃もハルクには効かない。超人的な脚力で跳躍してサンフランシスコに辿り着き街を破壊するハルク。するとハルクの目の前にベティーが立ちはだかった。彼女の姿を見るとハルクは落ち着きを取り戻し息切れを始めひざまずくとブルースの姿に戻った。一方、デヴィッドは研究所に忍び込みナノメッド装置を起動させ自身を全ての物質と融合出来る体に改造した。研究所の警備員に見つかると研究所を破壊してデヴィッドはその場を脱出する。

父親との再会

研究所を破壊した罪で警察から追われるデヴィッドだが基地に出頭した。ロス将軍はかつての因縁を思い出し今回の騒動の元凶であるデヴィッドを苦々しく思うが、ブルースの体内に起きた秘密を全て知るのは自分だけだ、というデヴィッドの言葉のもと彼の希望するブルースとの対面を渋々許可する。デヴィッドはブルースに二人の力を併せれば無敵となり軍隊はおろか地球の支配者になれる、と説得するがブルースは断固として拒否する。業を煮やしたデヴィッドは軍の研究所から脱出するため、おもむろに近くにあった電気ケーブルを口に咥えて大容量の電気を吸収して怪物になろうとした。雷の怪物となったデヴィッドを見たブルースも感情が爆発しハルクに変身する。雷の怪物はハルクとつかみ合って研究所を破壊しハルクと共に空を飛び遠い湖へ舞い降りる。雷の怪物は岩や水と融合することで次々と姿を変えてハルクを苦しめる。怪物はハルクのすべてのエネルギーを吸収しようと試みたが、あまりにも強大なエネルギー故取り込むどころか爆発してしまった。一方ロス将軍はハルク抹殺を決意、飛行機を飛ばして湖に爆弾を落とす。

生きていたブルース

爆撃により変身が解けたブルースは静かに湖に沈み行方不明となった。1年後研究を続けるベティーにロス将軍から電話がかかってきた。もしブルースが生きているならば教えてくれないか、と聞くがベティーは断った。
南米の奥地、難民に薬を提供するブルースがいた。そこへ武装したゲリラが現れ難民から物資を略奪する。「怒らせるんじゃない」ブルースの瞳が緑色に光った。

『ハルク』の登場人物・キャラクター

ハルク/ロバート・ブルース・バナー(演:エリック・バナ)

ハルクに変身したブルース

本編の主人公。若くして優秀な頭脳を持つ生理学研究者。ナノメットの治癒能力を日々研究する。父親デヴィッドの変異した遺伝子を受け継ぎ、さらに偶然の事故でガンマ線を浴びたことで変異遺伝子が細胞を活性化させた。感情が高ぶると無敵の超人ハルクに変身する(但し本編では「ハルク」という呼称は使われず「緑色の怪物」と呼ばれた)。感情が落ち着くと変身は解けるが、ハルクとして行動していたことを記憶はしていない。元々ブルースは内向的で平和主義者だがハルクに変身することがわかると一層感情を抑えようと努める。
ハルクは若干言語を理解し、会話が出来る。空を飛ぶことは出来ないが強力な脚力により飛翔に近いジャンプをする。傷を負ってもすぐに回復する。

ベティー・ロス(演:ジェニファー・コネリー)

ブルースの同僚である生理学者。ブルースと共にナノメットの研究を行う。かつてはブルースと恋仲になったこともあった。父親であるロス将軍は幼少時の彼女にかまうことが出来ず、ベティーは成長しても心に傷を負っていた。ハルクとなったブルースが爆撃を受けて行方不明となるが、今もなお生きていると信じている。

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